スタートカード

[常]スタートカード(このカードをプレイヤースクエアに置いてゲームを開始できる。)

1101 スタートカード
1101.1 スタートカード能力は、ゲームの準備の際に参照される常在能力です。
1101.2 「スタートカード」は「このカードを自分のプレイヤースクエアに置いてゲームを開始することができる。」を意味します。

(総合ルール Ver. 1.24より抜粋)

ゲーム開始時にプレイヤースクエアに置く事ができる常在能力。また、その能力を持つカードの俗称。
現状、コスト3のゼクスのみが持つ能力。

ルール

• スタートカードは「ゲーム開始時にプレイヤースクエアに置いてよい」という能力であり、ゲーム中においては一切の効果を持たないに等しい。
  そういった意味では、伝説の魔神 百騎兵などが持つデッキ構築時にのみ効果を発揮する能力に近い。
  • 強制ではないので、「スタートカードをデッキに入れない」「ゲーム開始時にプレイヤースクエアにスタートカードを持つゼクスを置かない」ということもできる。
  • 複数枚のスタートカードをデッキに入れることも可能。
    その場合、ゲーム開始時に1枚だけを選んでプレイヤースクエアに置くことができる。
    事前に対戦相手のデッキが分かっていれば、相性によってスタートカードを替えるといったプレイングもとれる。
    • 覇王の腹心ブケファロスのようなデッキの戦術の核となるスタートカードは、チャージ除去対策として複数枚デッキに投入されることがある。
    • 2018年のルール改正によってプレイヤーカードを表向きにしてゲームを開始するようになったため、それによって相手のデッキの傾向をある程度判別できるようになった。
      そのため、初見の相手でもプレイヤーカードに応じてスタートカードを変える戦術がとりやすくなっている。

• 勘違いしやすいが、スタートカードは常在能力である。
  しばしばスタートカードのみを持っているゼクスを「バニラスタートカード」と呼ぶことがあるが、厳密には間違っている。
  そこまで大きな問題ではないが、お手入れの時間のようにバニラを対象とした効果は受けられない点に注意したい。

カードデザインなど

• スタートカードのデザインには大きく分けて3つのタイプが存在する。

1. バニラ
   • スタートカード以外の能力を持たず、代わりにパワーが5000と一般的なコスト3ゼクスより高い。
     パワーが高いため攻撃で破壊されにくく、序盤のライフ消耗を抑える目的で採用されることが多い。
     また、雲を貫くセコイアビートルのようなスクエアに特定のゼクスがいる事を能力の条件とするカードを採用する場合、その条件を満たすために破壊されにくいバニラがスタートカードに採用されることがある。
2. チャージで有効な能力を持つもの
   • 復讐の魔人ウルティオーなど。
     多くは起動能力であり、「ゲーム開始時点から手札に持っておけるイベント」のような感覚で運用することができる。
   • 当初は「チャージの自身をトラッシュに置く」ことをコストとする起動能力が大半を占めていた。
     覇王の腹心ブケファロス以降は自身をトラッシュに置かずにプレイできる能力を持ったスタートカードが増えている。
     • これらの自身をトラッシュに置かないスタートカードは、プレイヤーや種族などに指定が設けられたものがほとんどである。
       特務天使アドミラシオンは種族の指定こそあるものの、リソースにエンジェルが1枚あれば能力を使えたため、少数のエンジェルとセットで頻繁に採用された。
3. 「このゼクスが破壊される」ことを誘発条件とする自動能力を持つもの
   • 絶望の扉ボーンゲートなど。
     破壊された時点でその役割を終えるためチャージ除去に強く、ディンギルの能力をはじめとするチャージコストに使いやすい。

• いずれのタイプの能力も使うためには相手に破壊されるか降臨条件などで自分から破壊する必要がある。
  強力な能力を持つスタートカードほど相手に破壊されづらく、能力を思い通りに運用するのは難しくなる。
  • 初期のスタートカードの大半は「イグニッションがヒットした時の保険」程度の能力が多かったため、スタートカードはほぼ確実に攻撃されていた。
    先述した覇王の腹心ブケファロス以降のチャージに残るスタートカードの登場以後は、序盤に相手のスタートカードを破壊せず、チャージ除去ができるタイミングまで待ってから破壊するプレイングが主流となっている。

• リソースの支払いとチャージからトラッシュに置くコストを必要とする起動能力を持っている場合、支払うリソースと同じコストのイベントに同一または類似した効果を持つカードが存在する場合がある。
  以下にその例を挙げる。
  • 変幻の三節棍 山吹と武皇剣閃撃（全く同じ効果）
  • 復讐の魔人ウルティオーと魔人の目覚め（全く同じ効果）
  • 骨牙犬ボーンキーパーとカーズディフュージョン（前者のみ自分のゼクスを破壊できない）
  • 拳銃職人クイックドローと覇者激震槍（前者は後者に比べパワーをプラスする値が低い）

• 初期のフリーカードにはイグニッションアイコンを持つスタートカードが存在した。
  別の能力を持たないにもかかわらずパワーが通常より500低いが、デッキのイグニッションアイコンを持たないカードの枠を増やせるという利点もある。

リンク

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