概要

Last-modified: 2020-12-01 (火) 18:07:43

スィーザーラント王国、またはスィーザーラントとは、トーザラス大陸北西部に位置し、アスハーシナ・ステップ、バズーラ山脈西部、ナジギ・オテマ平野、および北トルトーラを領土とする立憲君主体制を取る国家。首都はヴェレーン
最北部のゲルビス平野では温帯、北部ではステップ、山岳部では高山気候、北部トルトーラではサバンナやモンスーンが降る熱帯雨林、砂漠などが見られる。国内には行政区分として12の州が存在し、そのうち4つはトルトーラ人自治州として指定されている。
人口はバズーラ山脈以北ゲルビス平野以南の丘陵地帯やステップ地帯、さらにそこに存在する都市に集中している。スィーザー人、トルトーラ人が人口のほとんどを占め、公用語としてスィーザー語西端ローナ語?が使用される。

1971年の硝子戦争?の終結により、NINP諸国?ログロムヌス共和国?統一ジョルゴワ国家連合?の後押しで独立した。
その後、ロマーシャ戦争?と続く10月戦争?の後に、民族的スィーザー人優位な憲法であったスィーザー共和国憲法から、各民族の融和を図った全スィーザーラント人の憲法?が施行。科学技術は一部グラス社会主義共和国の物を受け継いでおり、特に軍事技術やそれの基盤となる重工業においては世界レベルであるが、その高い貧困率(29%)や2つの格差?問題、権威的政治とも解釈できる特定政党への異常な人気などから、発展途上国指定される場合もある。

概要

正式な名前はスィーザー語でSwillzerrant KinigiwaNartin、西端ローナ語で’’Tasenshk’Milanod Bazureva’’。「全国民には敵対勢力への抵抗の権利があり、軍と民衆の団結による戦力で以って永世中立を国是とする」、としているが、その過激な軍拡体制や1000万人を優に超える動員可能兵力、政党支持工作、暗殺などの政治工作や内政干渉(スィーザーラントによる内政干渉の一覧?)、特殊部隊や民兵による非正規戦を一切厭わない姿勢、旧構成国兵器制限条約に違反する火炎放射器の大々的な使用(スィーザーラント郷土防衛隊による火炎放射器の使用問題?)、トルトーリア民族主義の徹底的弾圧(トルトーリアの戦い?)、戦争犯罪が指摘されるグランダパ朝ツェパクメポタン亡命政府?トンブ社会主義共和国?への積極的援助(スィーザーラントODA物資兵器混入事件)、スィーザー人PMCの現地での戦争犯罪を黙認すること*1などから「攻撃的な国家」として否定的に見られることも多い。
スィーザー語を通用するスィーザー人?が国民の約65%、30%は西端ローナ語トルトーラ方言?(トルトーラ語)を通用するトルトーラ人?が占める。北にエスティオ連邦共和国、ログロムヌス王国、東に中央州連邦、西に評議会人民共和国、南にトルトーリア帝国、サレヒローニア、クルーダー朝と国境を面する。
古くからグラス公国?などの北西トーザラス国家と関係が深く、スィーザー王国?時代には傭兵輸出・武器輸出を積極的に行っていた。グラス公国によるスィーザーラント編入戦争?を機にグラス敵対勢力に対する傭兵輸出は途絶えたが、グラス文化の流入やその高い軍事的ノウハウからグラス革命?までスィーザーラントはグラス公国内で”遠征部隊”としての一定の地位を得ていた。

言語

ナジギ・オテマや北方のアスハーシナ平野、バズーラ山脈や北側の丘陵地帯(スィーズラマウンツ)ではスィーザー語が主に話され、トルトーラ人自治州であるバズーラ山脈南部の丘陵地帯ではトルトーラ語が話される。ナジギ・オテマではエスティオ語話者も散見されるが、スィーザー語が多数派である。
バイリンガル教育に力を入れており、スィーザーラント王国の国民は義務教育としてスィーザー語、西端ローナ語、エルヴァーサ三光語を受講することが多い。

歴史

ログロムヌス・スィーザーラント蜂起?においてスィーザー人が結成した「スィーザーラント独立自由政府」が政府の源流となっており、独立記念日はスィーザーラント独立が正式に決定した硝子戦争終結時(1971年8月23日)とされている。

四望時代

スィーザー北部のアスハーシナ平野やバズーラ山脈には早くから人間が住み始め、平野では遊牧を、山岳では傭兵業や鋼業などを営んでいた。
西暦3年ごろ、三光星帝国に対して蜂起を起こしたウィーリアム・マルカーナー?がスィーザー一帯のステップを”解放”しスィズ共和国を建国するも、身内の裏切りでスィズは分裂し、大量の都市国家が乱立する。(仮)
10世紀ごろになるとそれまで都市ごとに分かれていたスィーザー人国家の統一が進み、ヴァル市王国、ロマーシャ=フォーン王国、スクウェニール共和国、サウサザン共和国の4か国が”4望国”として台頭する。4か国は属国や配下の部族を従え互いに戦闘を繰り広げ、さらにこのころには既に傭兵輸出を行っていたとされる。しかし、14世紀ごろに最も偉大なる大トルトーリア帝国?の攻撃によりロマーシャ=フォーン王国の領土の9割が占領され、ヴァル市王国にロマーシャ=フォーン王ロスレイブス4世が亡命、救援を要請する事態となると、トルトーリアに危機感を抱いたスィーザー諸国は合同で援軍を三光騎士帝国に要請する。

星の聖軍とヘルマン・イザラート

三光騎士帝国?の三光教組織が主体となって編成された星の聖軍?は、スィーザー領内でトルトーラ軍と対決。初戦は互角の戦いを繰り広げるも、大トルトーリア帝国の背中をサチェン・パンディタ王?政権グランダ王国?が奇襲したことにより戦況は一変。トルトーリアは対応のために兵力を二分し、結果星の聖軍とスィーザー人に押し返され、トルトーリアはスィーザー諸国や後援者の三光騎士帝国、グランダ王国と和議を結ばざるを得なくなった。
その後、星の聖軍は成功したと判断され星帝より撤収命令が発せられたが、スィーザー人の戦争による貧困が原因で約束された通りの報酬が得られなかった現地の星の聖軍の一部が略奪を開始。ヴァルなどは大きな被害を被り、三光教東方教会?の設立の一因となる。
また、これで大きな被害を受けたヴァル市王国のヘルマン・イザラートがスィーザー人を率いて蜂起し、ゲリラ戦で星の聖軍を苦しめたため、14世紀末にはほぼすべての星の聖軍が撤退した。

統一と傭兵輸出

星の聖軍の後処理があらかた完了すると、スィーザー諸国で"諸州統一"の動きが高まった。スィーザー諸国は会合を行い、”星の聖軍時代”に大きな戦果を挙げたヴァル市イザラート家のイザラート派?、星の聖軍を発案したロマーシャ=フォーン王国のロズレイブス派?に分かれた。
しかしロマーシャ=フォーン王国は星の聖軍やトルトーリアによる同化政策によって極度に疲弊しており、さらにロスレイブス4世の後継者にロスレイブス5世が指名されると、スィーザー諸都市のほとんどがロマーシャ=フォーン王国を見限り(ロスレイブス5世は悪食と宗教嫌いで嫌われていた)、殆どがイザラート派に味方した。これに抵抗したロマーシャ=フォーン王国と戦争が発展したが(呂武戦争)、戦力差からわずか1か月で終戦。スィーザーラントはイザラート家?によって統一され、スィーザー王国?を名乗ることとなる。

スィーザー王国時代

グラス公国によるスィーザーラント編入戦争

カーラニズ・グラナド共和国時代

スィーザーラント独立自由政府

ロマーシャ戦争と10月戦争

全スィーザーラント人の憲法

政治

1991年に全スィーザーラント人の憲法?が施行され、現在ではイザラート家?の君主を元首に戴く立憲君主制であり、内閣が議会の信任に基づいて存在する議院内閣制を採用している。
スィーザーラント人の直接選挙で選ばれ、イザラート家の承認(儀礼的な)を受けた摂政?は、議会の解散権や軍の統帥権などの権限が与えられており、他国の大統領に相当する。現在の摂政はアレイ・ジャラフーディン?

内政

立法権は議会に、行政権は首相及び内閣に、司法権はスィーザーラント司法閣?によって運用される。
立憲君主制を採用しており、王は象徴的な概念だとされている。立候補などの手続き費用が極めて安く、国民の政治参加が行いやすい国の一つだとされる。
スィーザーラントの議会は一院制で、任期は3年である。基本的に再当選は無制限とされるが、5回まで許されるという慣例が存在する。
現在の主要政党はKinigiwa Swillzerrant(王のスィーザーラント)?。主要な野党として民主スィーザー党?愛国戦線?、及びトルトーラ自治を望む会?が存在する。

地理

スィーザーラントは中部のアスハーシン平野(アスハーシン・ステッパ)、北部のナジギ・オテッマ、バズーラ山脈西部と周囲の丘陵地帯(スィーズラマウンツ、北トルトーリア)で構成されている。北部に共和制連邦?、西部に評議会人民共和国?、東部に中央州連邦?、南部にトルトーリア帝国?クルーダー朝?サレヒローニア?と国境を接する。

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スィーザーラントの州区分

スィーザーラントはナジギ・オテッマ、アスハーシン・ステッパ、バズーラ山脈西部とその北部側に広がる丘陵地帯(スィーズラマウンツ)からなるスィーザー地域、ロマーシャ、バズーラ山脈南部の丘陵地帯、さらにその南の熱帯地域からなるトルトーリア地域に分けられ、スィーザー地域のうち6割の山岳および丘陵地帯を山岳スィーザー、残りの北部のステップや平野を遊牧スィーザーと呼称する。トルトーリア地域はロマーシャ戦争?で獲得したもので、主にサバナや熱帯雨林、砂漠が占める。

山岳スィーザー

山岳スィーザー地域は”ヴェレーン以南バズーラ山脈以北”とされ、スィーザー人人口の7割が居住する。山岳スィーザーはヴェレーンやウォッラー、スクウェニア・ルーテアやネーヴィシュテなどの主要都市を抱え、鉱工業や林業、下町工業を基盤とした経済発展が著しい。

遊牧スィーザー

遊牧スィーザー地域は”ヴェレーン以北”とされ、アスハーシン平野、ナジギ・オテッマなどがおおよその範囲に含まれる。ナジギ・オテッマやフォーン北部の地域ではモロコシやトルトーラ米の栽培が行われている。
ステップ地域(アスハーシン平野)では遊牧スィーザー人?により、古くから遊牧が営まれていた。
ナジギ・オテマは硝子戦争などの戦災やロマーシャ戦争での大規模徴兵などの影響で過疎化が進み、山岳スィーザーと比べて経済格差が著しい。しかし、"スィーザー文化"は主にこの遊牧スィーザー文化が上げられることが多く、スィーザーラントの顔としての印象は強い。

主要都市

スィーザー人首都であるヴェレーン、トルトーラ人首都であるカーブールにネーヴィシュとロマーシュナを含めたものが"四望都市”(星の聖軍以前の”四望時代”とかけたもの)とされる。

ヴェレーン(Veyrelln)

ヴェレーンはスィーザー王国時代に建設された、”山岳スィーザーと遊牧スィーザーの中間”に位置する都市。
遊牧民登録を提出しているスィーザー人の”道の駅”と、山岳スィーザー人の集う首都としての役割を同時に担っている。

カーブール(qaaboul)

カーブールはトルトーリア帝国?の元首都でもあり、トルトーラ人自治州の州都でもある。
トルトーラの文化が保全され、かつトルトーリアやサレヒと違い治安が良いので観光客にも人気。
スィーザー人はあまり良い目で見られないことは事実で、多数の地下組織が存在する地区があることは有名。

ネーヴィシュ(Nellvys)

ネーヴィシュはスィーザーラント随一の都市で、商業に限らず下町工業などが盛ん。
人口も最大規模で、多数の工業地帯が存在する一方、仮想敵国であり関係の悪い中央集連邦と国境を接しているため、軍人や軍事基地も多く存在する。

ロマーシュナ(Romalshna,Romaash)

ロマーシャはトルトーラ人の信仰するトーラ信仰トゥル・タウラー派の聖地であるニイカ・ヤ・タマのあるニイカヤタマ県、スィーザー人の多いロマーシュナ県で大別される。
ニイカ・ヤ・タマに巡礼するトルトーラ人観光客が多いが、その多くはトルトーラ人の旅館よりロマーシュナ県のスィーザー人の運営する旅館を選ぶため、スィーザー国内で最も民族差別が少ない場所として有名。
マーヴ(トルトーラ系とスィーザー系のハーフ、どっちつかずの意)のうち6割はこの近辺で出生している。

気候

外交

経済・国内

宗教

科学・技術

教育

文化

スィーザー文化?トルトーラ文化?も参照。バズーラ山脈以北のスィーザー人州ではスィーザー文化が根付いているが、ロマーシャの一部やトルトーリアではトルトーラ文化が支配的である。
スィーザー人は他国文化を”合成”するのが得意とされ、サレヒローニアの王室がスポンサーに着いた世界的に有名な飲料「スィザコーレ?」はスィーザー人の発明でもある。

社会

軍隊

スィーザーラント王立国防軍も参照。
陸軍、空軍、特殊軍、および郷土防衛隊から構成される。
50万の現役軍人と450万を優に超える予備兵力を有し、各家庭に対戦車ミサイルや全員分の歩兵装備が配給され(弾薬は銀行や市役所、交番で管理)、シェルターの設置が義務付けられるなど国防意識が非常に高い。

国民

スポーツ

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*1 スィーザー人PMCの戦争犯罪一覧?