スィーザーラント王国

Last-modified: 2022-10-08 (土) 10:24:17
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この記事は2013年の再統一以後のスィーザーラント王国について記載しています。1991年から2005年のスィーザーラント王国についてはカーラニザン政府?を参照してください。

スィーザーラント王国(すぃーざーらんとおうこく、:Swillzerrant Kinig'iwa Nartin[sɯɪːzɜr.rʌnt kʰɪnɪg.ɪɯʌ nʌrtɪn]、?:Tasenshk Millanodo Bazureva)、通称スィーザーラントとは、トーザラス大陸北西部に位置し、アスハーシン平野?バズーラ山脈?西部、ナジギ・オテッマ?、および北トルトーリア?を領土とする立憲君主制国家。首都はヴェレーン?。嘗ては「スィーザー」とも呼ばれていたが、現在ではトルトーラ系反政府組織による「スィーザー人の国」というニュアンスの蔑称として使われる場合が多いため、同国政府は「スィーザーラント」及びの呼称を呼び掛けている。
1971年の硝子戦争の終結により、スィーザーラント独立自由政府?が帰還、NINP諸国?ログロムヌス共和国?統一ジョルゴワ国家連合?などの後押しで独立した。
その後、ロマーシャ戦争と続く10月戦争の後、1980年に空軍とイザラート家?のクーデターによる王政復古が宣言され、ソヴェル人、トルトーラ人といった少数民族の権利保証を図った全スィーザーラント人の憲法?が施行。一部とはいえグラス社会主義共和国の科学技術やノウハウを受け継いでおり、特に軍事技術やそれの基盤となる重工業において世界的に有名であるが、その高い貧困率(29%)や山岳・遊牧スィーザー人の間における格差問題、権威的政治とも解釈できる特定政党への異常な人気などから後進国として扱われる場合もある。

1.概要

正式な名前はスィーザー語でSwillzerrant KinigiwaNartinまたはSwillzerrant kinigiwa Nartin、西端ローナ語で’’Tasenshk’Milanod Bazuraba’’。Swillzerは旧スィーザー語?での"Swaizela"(傭われ兵)、Bazurabaは西端ローナ語?で"バズーラの民"を指す言葉から転じ、スィーザー人を指す言葉となった。
「全国民には敵対勢力への抵抗の権利及び義務があり、軍と民衆の団結による戦力で以って永世中立を国是とする」、としているが、その過激な軍拡姿勢や3000万人を優に超える動員可能兵力、政党支持工作、暗殺などの政治工作や内政干渉の多数の疑惑*1、特殊部隊や民兵による非正規戦を一切厭わない姿勢や共和国時代のトルトーリア民族主義の弾圧*2旧構成国兵器制限条約に違反する火炎放射器の大々的な使用*3、戦争犯罪が指摘されるグランダパ朝ツェパクメポタン亡命政府トンブ社会主義共和国?への積極的援助*4、スィーザー人PMCの現地での戦争犯罪を黙認すること*5などから「攻撃的な国家」として否定的に見られることも多い。
スィーザー語を通用するスィーザー人?が国民の約67%、32%は西端ローナ語トルトーラ方言?を通用するトルトーラ人?が占める。北にエスティオ連邦共和国ログロムヌス王国?、東に中央州連邦、西に評議会人民共和国、南にトルトーリア帝国サレヒローニア?クルーダー朝?と国境を面する。
古くからグラス公国?などの北西トーザラス諸国と関係が深く、スィーザー王国時代には傭兵輸出・武器輸出を積極的に行っていた。グラス公国によるスィーザーラント編入戦争?を機に親グラス勢力以外に対する傭兵輸出は途絶えたが、グラス文化の流入やその高い軍事的ノウハウからグラス連合?の成立まで、スィーザー人はグラス公国内で"戦士階級"としての一定の地位を得ていた。
最北部のナジギ・オテッマでは温帯、アスハーシン平野ではステップ、バズーラ山脈西部では地中海性気候や樹海、北部トルトーラではサバンナやモンスーンが降る熱帯雨林、砂漠などが見られる。国内には行政区分として8つの県、3つの州、1つの特別管区?が存在し、3つの州はトルトーラ人自治州として指定されている。
人口はバズーラ山脈近郊の丘陵地帯(山岳スィーザー地域?)や、さらにそこに存在する都市に集中している。スィーザー人?トルトーラ人?が人口のほとんどを占め、公用語としてスィーザー語西端ローナ語?(トルトーラ方言)が使用される。

2.言語

ナジギ・オテッマや北方のアスハーシン平野、バズーラ山脈や北側の丘陵地帯ではスィーザー語が主に話され、トルトーラ人自治州であるバズーラ山脈南部の丘陵地帯ではトルトーラ語が話される。ナジギ・オテッマではエスティオ語話者やログロムヌス語話者も散見されるが、スィーザー語が多数派であるとされることが多い。
バイリンガル教育に力を入れており、スィーザーラント王国の国民は義務教育としてスィーザー語西端ローナ語?を”日用言語”として学ぶ。

3.歴史

  詳細はスィーザーラントの歴史?も参照
第一次スィーザーラント独立戦争?後に残存勢力が組織した「スィーザーラント独立自由政府」が政府の源流となっており、独立記念日はスィーザーラント独立が正式に決定・承認された硝子戦争終結時(1971年8月23日)とされている。

3-1.四望時代

スィーザー北部のアスハーシナ平野やバズーラ山脈には早くから人間が住み始め、平野では遊牧を、山岳では傭兵業や鋼業などを営んでいた。
西トーザラス帝国?時代以前より都市国家が存在しており、2世紀ほどかけて各勢力同士が争っていた。また、三光星帝国?の支配に置かれた後から三光教?を信仰していることも確認されている。
10世紀ごろになるとそれまで都市ごとに分かれていたスィーザー人国家の統一・統合が進み、ヴァル王国?ロマーシャ=フォーン王国?スクウェニール共和国?サウサザン共和国?の4か国が”4望国”として台頭する。4か国は属国や配下の都市を従え互いに戦闘を繰り広げ、さらにこのころには既に傭兵輸出を行っていたとされる。しかし、14世紀ごろに最も偉大なる大トルトーリア帝国?の攻撃によりロマーシャ=フォーン王国の領土の9割が占領され、ヴァル市王国にロマーシャ=フォーン王ロスレイブス4世?が亡命、救援を要請する事態となると、トルトーリアに危機感を抱いたスィーザー諸国は合同で援軍を三光騎士帝国に要請する。

スィーザーラント王国
彗:Swillzerrant Kinig'iwa Nartin
戸:Tasenshk Milanod Bazureva

 スィーザーラント王国.png 

(国旗)

swillzer koksho2.png
(国章)
国の標語:Sylaz Azbalyg, Sylaz Stryah
(彗:誇り高くあれ、力強くあれ)
国歌:Swillzerrantia Fulya!
(彗:スィーザーラントは屈せず)
Swillzer_Map.png
公用語スィーザー語
西端ローナ語?(準公用語)
首都Veyrelln?(ヴェレーン政令市)
最大の都市Nervish?(ネーヴィシュア市)
政府
国王ヴィスマーク・イザラート
大統領スィッヒ・ヘルマナ?
筆頭議員エジェル・シャルミール?
王立司法閣長アレイ・ジャラフーディン?
面積
総計2,265,989km²
水面積率0.7%
人口
総計55,921,004人
人口密度26人/km²
GDP
合計1兆3980億エルヴァーサ・ドル
一人当たり25,651エルヴァーサ・ドル
建国
SPFN?設立1952年
スィーザーラント共和国承認1971年
全スィーザーラント人の憲法?制定1981年
スィーザーラント再統一?2013年
通過Markallna?(MAR)
国名コードSWT

3-2.星の聖軍とヘルマン・イザラート

三光騎士帝国の三光教組織が主体となって編成された星の聖軍?は、スィーザー領内でトルトーラ軍と対決。初戦は互角の戦いを繰り広げるも、大トルトーリア帝国の背中をサチェン・パンディタ王?政権グランダ王国?が奇襲したことにより戦況は一変。トルトーリアは対応のために兵力を二分し、結果星の聖軍とスィーザー人民兵によって押し返され、トルトーリアはスィーザー諸国や後援者の三光騎士帝国、グランダ王国と和議を結ばざるを得なくなった。
その後、星の聖軍は成功したと判断され星帝より撤収命令が発せられたが、スィーザー人の戦争による貧困が原因となり、約束された通りの報酬が得られなかった現地の星の聖軍の一部が略奪を開始。ヴァルなどは大きな被害を被り、三光正教?の設立の一因となる。
また、これで大きな被害を受けたヴァル王国のヘルマン・イザラート?がスィーザー人を率いて蜂起し、ゲリラ戦で星の聖軍を苦しめたため、14世紀末にはほぼすべての星の聖軍が撤退した。

3-3.統一と傭兵輸出

星の聖軍の後処理があらかた完了すると、スィーザー諸国で"諸州統一"の動きが高まった。スィーザー諸国は会合を行い、”星の聖軍時代”に大きな戦果を挙げたヴァル市イザラート家のイザラート派?、星の聖軍を発案したロマーシャ=フォーン王国のロズレイブス派?に分かれた。
しかしロマーシャ=フォーン王国は星の聖軍やトルトーリアによる同化政策によって極度に疲弊しており、さらにロスレイブス4世の後継者にロスレイブス5世?が指名されると、スィーザー諸都市のほとんどがロマーシャ=フォーン王国を見限り(ロスレイブス5世は悪食と宗教嫌いで嫌われていた)、殆どがイザラート派に味方した。結果として、この決定に反発したロマーシャ=フォーン王国と戦争に発展したが呂武戦争?、戦力差からわずか1か月で終戦。スィーザーラントはイザラート家?によって統一され、スィーザー王国を名乗ることとなる。

3-4.スィーザー王国時代

スィーザー王国として統一に成功したヘルマン・イザラートであったが、度重なる戦火で国土が疲弊しており、元から貧弱であった産業基盤は壊滅寸前の状態であった。
ヘルマンは改革を試みるも、3か月後にロスレイブス派残党の襲撃で重傷を負い、そのまま衰弱死することになる。
新たに王位についたエルンゲル・イザラート?は、精密産業や鉱工業発展、傭兵産業の強化を採用して産業基盤の確立に努めるとともに、ロスレイブス派の貴族の粛清も行った。
また、"Gilld?"と呼ばれる当時としては異例の実力主義的かつ効率的な官僚制度(中央州評議会のヴィシャグラーメ思想や初期アイレク主義との相似点が多数見つかっており、派遣されていた傭兵が持ち帰ったのではないかという説が有力)や、エルヴァーサ南部のプランテーションの礎となったプランテーン?と呼ばれるエリート奴隷もこの時期に登場し、経済的にも軍事的にもスィーザー傭兵?の名声を高めた。グラス公国との友好的関係もこの時期より始まっている。

3-5.グラス公国時代

1732年、グラス公国が世界初の"小銃"であるドライネンセ・ウラーナ?を用いた「ラド・ペラーナ・トラス」(携行式軽砲連隊)を編成。当時強大化を続けるグラスの脅威を確認したジョゴルワ、中央州の主導により対グラス包囲網?が結成される。これを受け、グラス公国は軍事力強化に舵を切ることとなる。
その一環として、グラス公国はスィーザー王国へ「貴国の保有する戦力のすべてをこちらの管轄下に置く」ように最後通牒(スィーザー傭兵を打ち破り周辺国へ威信を示すことや、ジョゴルワと中央州の主導でア・イローナ・ケトル?と呼ばれるドライセンネ・ウラーナに影響された銃器が設計され、グラスの優位が崩壊したことも大きいと考えられる)。
スィーザー王国は殆どの要求を認めたものも、グラス公国は"拒否に値する"と判断し、グラス公国によるスィーザーラント編入戦争?が勃発する。
戦争自体は半年も立たずに終結、スィーザー王国領を"直轄地"としたが、蜂起や一揆、反グラスのテロが相次ぐ事態となる。
事態を重く見たグラス公国は"スィーザーラント辺境伯"をイザラート家に任命し、自治と条件付きで傭兵稼業の継続を認めた結果、即座に治安悪化は解決。
時のスィーザーラント辺境伯エミリアは「最初からこうすりゃよかったのに」と発言していたと伝わる。
以後、スィーザーラントはグラスの"戦士階級"として地位を保証されていたが、ソヴェル地域の労働者による暴動が激化し、グラス全域が内紛状態に陥ると、比較的安全かつ王党派が多いスィーザーラントにグラス皇帝が亡命する事態となる。
スィーザーラント辺境伯はこれを保護し第一次スィーザーラント独立戦争?を戦うも、ソヴェル地域の工業地帯を抑えたグラス連合に敗北。一定の地位は保障されたが、グラス新政府とは深い軋轢を生むこととなる。

3-6.硝子戦争まで

グラス連合による狭苦しい監視社会は反政府運動や貧困問題と結びつき、スィーザー人に「自分たちはグラスの植民地になった」と考えさせることとなる。
劣悪な居住・労働環境はその考えを加速させ、1960年代、ついにスィーザー人鉱夫によるストライキが発生。しかし、グラスの法で保護されているはずのストライキをグラス軍部(正確にはグラス軍部の右派軍閥所属軍)が弾圧、裁判なしに虐殺したことをきっかけにログロムヌス・スィーザーラント蜂起?が発生。スィーザー人はこの際「スィーザー解放軍」を組織し、当時グラスと対立していたUJSU(統一ジョゴルワ国家連合)へ支援を要請。が、グラスに支援内容が露呈し、UJSUが介入できなくなると解放軍は瓦解。上層部は中央州連邦?経由でUJSUに避難する羽目になった。また、この際国内に残ることを決意した構成員はフォーン軍団?(のちのサーナラーヒ旅団?)を結成、以後長きにわたりゲリラ戦を戦うこととなる。

3-7.硝子戦争とスィーザーラント独立自由政府

硝子戦争が勃発すると、UJSUに残留していた解放軍メンバーがスィーザーラント独立自由政府?(SPFN)を結成。同日クーロンブ諸国率いる北西方面国家連合軍?への加盟・対グラス戦争への参加を表明した。
しかしながら、初戦はグラス軍の進撃が続き、兵員不足も相まって独立自由政府は戦闘に参加しない日々が続いた。SPFNは好機と捉え、当時三光騎士帝国に在住していた元スィーザーラント辺境伯・イザラート家?当主のエルンゲル2世?と接触。エルンゲル2世はSPFNへの支援を快諾し、エルヴァーサ合衆国東帝国?などのスィーザーラント人移民の多い地に赴き、「父祖の土地の危機」を訴え、戦後の市民権と生活保護を提供することを条件として多数の義勇兵を集めていった。
こうして準備の整ったスィーザーラント独立自由政府はジョゴルワ軍やNINP軍の指揮下の元で各地を転戦。特に重視したのがグラス軍スィーザー系部隊の引き抜き活動で、硝子戦争中に動員されたスィーザー人兵士のうち27万人を引き抜き、懐柔に成功している。
また、UJSU軍の攻勢と同時にスィーザーラント国内のサーナラーヒ旅団?も大規模活動を開始。特にサーナラーヒ旅団の内通者はグラス系部隊の引き抜きのみならず、UJSUのスパイとも接触し多数の破壊作戦や救出作戦を展開している。

3-8.ロマーシャ戦争と九月戦争

ロマーシャ戦争九月戦争も参照。
統一後、領土的問題や民族的・政治的反発を受けることの多かったスィーザーラントは、特に対立していたトルトーリアとロマーシャ戦争で対決。初戦は押されに押され、南部をほぼ失う大敗を喫したものの、ログロムヌスの援助や中央州によるトルトーリア支援の停止(来中戦争)の結果スィーザーラント側が優勢を確保、結果として現在のスィーザーラント・北トルトーリア地域を確保した。
また、間髪を入れずに奇襲戦争をかけてきた中央州連邦?軍を撃破(九月戦争)、対空火器や対空ミサイルを一個車両単位で確保する"砲と銃の屋根"作戦で中央州連邦相手に優勢を保った。
これらの戦争においてのスィーザーラント軍の迅速的な行動とゲリラ戦、動員率の高さは今尚スィーザーラントが警戒される要因となってしまっている。
ロマーシャ戦争及び九月戦争を経て、元SPFN首班によるカデア共和制体制が確立。いわゆる開発独裁であり、戦後スィーザーの復興を支えた。

3-9.全スィーザーラント人の憲法

1980年、開発独裁でスィーザーがある程度の豊かさを得ると、政治家・官僚による汚職や賄賂、献金問題が横行した。これらは政府の硬直化や経済の停滞を招き、またアレーナ・ヴァーマスの死と共に大統領に就任した後継者のエベル・アレーナはこれに対して有効な対策を打ち出せなかった。
経済不況を背景にトルトーラ人やアスハーシン・コサック(ナジギオテッマ人)による反政府闘争が活発化を見せると、それらとの融和を唱えていたヴィスマーク・イザラートが陸空軍を味方につけて政権を強引に奪取。つまるところの実質的なクーデターの後、トルトーラ人やナジギオテッマ人との融和を図り、また「カデア(権威)の元に保証されたゲラノド(民権)」を記した全スィーザーラント人の憲法を発布。ヴィスマークはその後ザーラント国家摂政選挙を発令し、国王として即位している。

3-10.第二次北西戦争と分断

3-11.再統一と2021年大改革

3-12.第三次北西トーラサズ戦争

4.地理

スィーザーラントは北西トーザラスに属し、北に共和制連邦ログロムヌス王国?、東に中央州連邦、西に評議会人民共和国、南にトルトーリア帝国サレヒローニア?クルーダー朝?と国境を面する。
標高は最高峰のグラン・アズバル山(3012m)から、ナジギ・オテッマのゲルビス平野の低地地帯に及ぶ。ロマーシャ・ロマーシュナ区の山間部にフォーン川?の上流が存在している。
主な天然資源は木材、石炭、鉄鉱石、岩塩、タングステン、ニッケル、チタン、ベリリウム、銅、粘土、可耕地、水である。
雪解け水が小麦栽培に向かないほど多いため「農業に向いている土地は少ない」と言われることが多いが、1400年代にエンディレヴァ・トルトーリア帝国?のもたらしたトルトーラ米が普及して以後の食糧自給率は高い数値を保っていた。グラスによる併合後に一時的に食料輸入をエスティオに依存したが、現在では品種改良や丘陵の開墾などの結果として食料自給率は87%と向上している。
スィーザーラントはナジギ・オテッマ、アスハーシン平野、バズーラ山脈西部とその北部側に広がる丘陵地帯(スィーズラマウンツ)からなるスィーザー地域、ロマーシャ、バズーラ山脈南部の丘陵地帯、さらにその南の熱帯地域からなるトルトーリア地域に分けられ、スィーザー地域のうち6割の山岳および丘陵地帯を山岳スィーザー、残りの北部のステップや平野を遊牧スィーザーと呼称する。

4-1.気候

アスハーシン平野の大部分はステップ気候、山岳スィーザーの丘陵部は温暖湿潤気候、場所によっては地中海性気候を見せることもある。トルトーリア地域は主にサバナや熱帯雨林、一部では砂漠が占めている。
独立直後、度重なる戦災や開発独裁による公害が原因で一時期はアスハーシン平野の砂漠化が進攻していたが、現在では自然回復に任せてよいとされるレベルまで回復している。
最南部のトルトーラ人州においてはサバナ・ジャングル系気候、中部の山岳スィーザー地域は温暖湿潤気候を局所的に示す箇所が多く(農耕も可能)、北部の遊牧スィーザー地域(アスハ―シン平野)はステップ気候を示す。

4-2.自然

スィーザーラントの自然はナジギオテッマ・アスハーシン平野の平原、山岳スィーザー地域の森林・沼地地帯、北トルトーリアの山岳地域と三分される。
1990年時点で全土の3分の2が田園、森林、平野となっており、全土の11%ほどが市街地である。
動植物はアスハーシン平野と山岳スィーザー・ナジギオテッマで大きく異なるが、山岳スィーザーの気候は(本格的な山間部を除き)温暖湿潤であるために中央トーラサズと似た生物圏を示す。
野生動物にはシカ、イノシシ、ムフロン、狐、アナグマ、ノウサギであり、樹木類は特に松やブナが豊富である。
また、山岳スィーザーの山間部の高標高地域ではユキヒョウを見かけることができる。ユキヒョウはスィーザーラントの国獣であり、イザラート家の紋章に使用されている。

Swillzerrant map.png
スィーザーラントの大まかな区分

4-3.地方行政区分

8つの県、3つの州、1つの特別管区?が存在する。
スィーザー人首都であるヴェレーン、トルトーラ人首都であるカーブール、人口最大のネーヴィシュと、発展著しいロマーシュナを含めたものが"四望都市”(星の聖軍以前の”四望時代”とかけたもの)とされる。

4-3-1.県区行政区分

地図名称人口
gyousei2_0.png
スィーザーラントの州区分
ネーヴィシュ県?
ヴェレーン特別県?
カーブール特別州?
ロマーシャ・ロマーシュナ特別管区?
スクウェニア県?
フォーン県?
ノーズヴェレーン県?
サウッサフォーン県?
トルトーラブール県?
アル・ゲッ・ハラー県?
北スクウェニ県?

4-3-2.主要都市

地図都市人口都市人口
gyousei32.png
スィーザーラントの州区分
1ネーヴィシュ4,125,7619テッフェラーナ982,313
2ヴェレーン3,941,33410スクウェニ769,139
3カーブール3,702,19511ニイカ・ヤ・タマ710,491
4フォーン3,204,30112トーヴァー677,192
5ロマーシュ2,301,57113クスノク611,291
6ヴァル1,705,10314スクウェニ・ルーティ531,233
7トルトーラブール1,491,74115ナハル491,211
8ウォッラー1,195,17116エルゲ・ノルグ440,202

5.政治

スィーザーラントはイザラート家?の君主を元首に戴く立憲君主制、議院内閣制、直接民主制の王国である。1978年に思考された全スィーザーラント人の憲法?に基づいて運営される。
ジョゴルワ式の保守ゲラノディズムにカデア的権威思想とレープスツ主義的思想を練りこんだ自立ゲラノディズムと呼ばれる政治体制である。
国家元首たる国王は儀礼的な権能のみが与えられており、実質的な国家元首は摂政?である。
摂政?(KinigiwaNartinIwaTollp)は全「スィーザーラント人?」の直接選挙で選ばれるとされ、議会の解散権や軍の統帥権などを有し、任期は3年。他国の大統領に相当するといえる。
摂政に次ぐ序列は筆頭議員?(GillrdiwaTollp)であり、連邦議会によって選出され、議会運営の監督責任を持つ。"選挙のたびに再選される"と記載されているため、実質的な任期は3年であるといえる。
行政府の長はスィーザー人代表?トルトーラ人代表?特別管区代表?として地域ごとに存在し、それぞれの行政府の長として、摂政や筆頭議員、司法閣の指導の下、行政権を執行する。
現在の国王はヴィスマーク・イザラート。摂政はレフ・エームサナ?
スィーザーラントの議会は一院制で、任期は3年である。基本的に再当選は無制限とされるが、5回まで許されるという慣例が存在する。
議席を持つ主要な政党は全スィーザーラント人の集会?スィーザーラント・レープスツ党?少数民族戦線?遊牧党?など。
国政に影響を及ぼさないものには愛国戦線?ゲラノデレヴ連盟?ロマーシャはトルトーリア?などが存在する。そのどれもがテロリストや海外からの支援を受けているとされ、"過激派"と呼称される。

5-1.警察・司法

司法機関についてはロマーシャ・ロマーシュナ最高裁判所?が違憲審査権などを有している。
治安維持は郷土防衛隊?傘下の警察兵団?によって各管区ごとに行われる。スィーザーラント警察局?は複数の州や他国が関係する事件において現地部隊とともに出動する。
対テロ作戦も担当しており、有事の際にはスィーザーラント特殊軍?も動員される。

6.軍事

スィーザーラント王立国防軍陸軍?空軍?特殊作戦軍?郷土防衛隊?の4軍で構成される。2020年現在、スィーザーラントの軍事費は1278.3億ドルと高く、GDPの9.14%、国家予算の24%を占める。スィーザーラント王立国防軍は北西トーザラスにおいて共和制連邦コーペシャフト連盟?評議会人民共和国に次いで4番目に軍事力が高いとされている。平時、有事共に摂政が最高指揮官を担う。2020年現在、スィーザーラント王立国防軍は約65万人の志願兵と175万人の徴収兵からなる240万人の兵力を有している。スィーザーラント政府は220万人への削減計画を発表しており、「量より質」への転換が進んでいる。
しかしながら、"軍祭"の開催によるオリエンテーション兼広報活動や、兵役期間中であっても基地の外への外出や一時帰宅は日時を問わず可能であるなど、兵役担当者の負担の軽減に力を入れており、「風通しの良い軍隊」を目指している。
スィーザーラントは独立以前よりグラス政府によって何度も虐殺を繰り返され、独立達成後も4度の戦争を経験しており、非常に国防意識が高い国として有名であるとされる。
2000年代まで東西南北全てを仮想敵国に囲まれており、「国民総防衛?」というドクトリンを採用していたが、スィーザーラント再統一?ニイカ・ヤ・タマ合意?により仮想敵国が減ったことに伴い、徴兵制度は見直されつつある。しかしながら、二極条約?の盟主たる中央州連邦?と国境を接しており、冷戦の最前線であることは間違いなく、徴兵制の存続を訴えるデモ活動が行われている。
独立直後より女性軍人に対する制限はほぼ存在せず、身体的に前線活動が不可能とされた者も後方指揮官や事務として徴兵しているため、スィーザーラントは性差別や身体差別などの"マイノリティ差別が少ない国"として有名である。

スィーザーラントは世界有数の兵器輸出国であり、全地形に対応したと謳ったバズーリアや、信頼性を重視し堅牢なDr-99?自動小銃が有名。近年は軍用ドローンの運用研究に意欲を示し、いち早く専門的な「ドローン連隊」と、それに対応する「対ドローン連隊」を編成、陸空特郷全軍に導入している。PMCや指導武官も「輸出」しており、サレヒローニアやトンブ、アイレクやノローではよくPMC兵を見かけることが可能である。

Bazylya Mk2E photo - コピー (2).png

スィーザーラント王立陸軍のバズーリア主力戦車

Draizen-99.png

シガール社?製のDr-99?自動小銃

Ro-122.png

独立自由政府時代より使われ続けるRo-122?対戦車擲弾砲

徴兵

スィーザーラントには徴兵制度が存在し、17歳以上の男女ともに3年の兵役義務が存在する。兵役の延期は許可されているが、兵役逃れは違法とされており、厳重な兵役管理システムにより、兵役拒否や兵役逃れは不可能であるとまで言われている。
また、スィーザーラントでは15歳から60歳までの健康な男女は予備役として勤務しなければならず、有事の際は各家庭に配布される各種ミサイルや重機関銃を自家用車に備え付け、小銃を保持して兵士として赴かなければならない。
各家庭には徹甲弾対策済みのシェルターの設置や政府から配布される弾薬金庫(有事に配布される鍵で開錠する)の保持が義務付けられる。また、スィーザーラントの自家用車は有事の際にテクニカル運用を行うため、必ず野ざらしの荷台が設置されてなければならない。

7.国際関係

スィーザーラントは30カ国ほどと国交を有し、67箇所の在外公館を有する。

8.経済

スィーザーラントのGDPは2000年時点で1兆3980億エルヴァーサ・ドルであり、近年経済発展が著しい国家の一つである。CCUSに"加盟"しており、加盟国の中ではログロムヌス共和国に次ぐ経済力を保持している。
主要産業は工業、次いでIT産業、農業である。自動車やトラクター、鋼材、兵器などの重工業製品工業においてはミットリー&ホーン、シガール、建築物や農業においてはシェルタハウゼ、ナジギブロット、セキュリティソフトで有名なサイヴァイゼルなどが世界的に有名である。
1971年の独立以後長きにわたって経済が低迷していたが、1982年に王政復古による熱気の中で初の高度経済成長を達成した。2004年の北西トーラサズ戦争における分断不況・石油危機に端を発する世界恐慌により一時は経済が低迷したが、過去に積み上げてきた様々な生活資材の備蓄の管理ノウハウやトルトーリア・サレヒへの侵攻によってある程度経済は上向いている。
スィーザーラントは岩塩、鉄、レアメタルの輸出国の一つであり、ベリリウムにおいては特にシェア率が高い。
スィーザーラントにおける工業地帯は、ネーヴィシュ・スクウェニ一体のスクウェニール工業地帯、ならびにヴェレーン・フォーンに広がる"シリコンバナナ"が上げられる。スクウェニール工業地帯は重工業で有名であり、重機で有名なミットリー&ホーン財閥の本社はネーヴィシュに存在する。
"シリコンバナナ"はITベンチャー企業が多く、ハイテク産業を売り出しているスィーザーラントのシリコン・バレーとしての役割を担っている。

9.交通

10.治安

11.国民

12.文化

12-1.スポーツ

参考星帝国から伝わったクリケットとサッカーが伝統的に盛んであったが、近年では軍備拡張と国民総防衛?による影響から射撃が盛ん。スィーザーラントは射撃、エアソフトガン競技、Eスポーツ(FPS)の強豪国である。
近年ではエスティオ文化の流入により頭脳スポーツが盛んで、三光チェスやオセロが民間でもよく行われている。

12-2.美術

12-3.文学

12-4.哲学

12-5.音楽

12-6.映画とテレビ

12-7.食文化

スィーザーラント料理?も参照。
スィーザーラントの伝統料理は主に北部スィーザーの遊牧料理?、南部スィーザーの山岳料理?、北トルトーリアのトルトーラ料理?に大別される。本稿では主に現代スィーザーラントで食される食事について解説する。
どれらにおいても主食はローナ米?であり、スィーザーではローナ米を利用したべレッド?と呼ばれる米パンが、トルトーラでは窯で炊いたトーラ米が食されている。
スィーザーラント料理としてよく知られているのはブラッドソーセージ?ワイゼリアンチーズ?(ブルーチーズ)、べレッド?(米製とトウモロコシ製がある)、アップルワイン、どんぐりコーヒー、ジャッケー?(塩漬け馬肉)、タロイモケーキ、からす麦クッキー、コンポートやジャム、乳茶、羊の刺身などである。
また、遊牧スィーザー地域にては乳茶や甘酒が、山岳スィーザー地域では蜂蜜酒やワインが、トルトーラ地域ではコーラなどが嗜まれている。
遊山問わず"フィスケト?"と呼ばれるからす麦や大麦を粗挽きした粉を使い、乾燥果実を練りこんだクッキーは有名であり、スィーザーラントにおいては祝い事や贈り物として人気がある。
16世紀以後は新大陸産のトウモロコシやアークビール、ウィスキーが持ち込まれ、トウモロコシべレッドやからす麦ビールが製造されている。コーヒーはグラスによる禁令以後、どんぐりコーヒーが流行し、現代では定着している。北部スィーザー、特に北部ネーヴィシュアは岩塩の名産地として知られ、スィーザー料理に欠かせない調味料となっている。
スィーザーラントにおける人気の海外料理は順にアーク料理、僅差でトンブ料理、三位が三光料理である。特にアーク料理はヴィスマーク・イザラートが好んでいたために有名ブランドが多数存在する。

12-8.遺跡・遺産・観光地

ヴェレーンの三光正教大聖堂?遊牧の駅?、フォーンのフォートム・ロスレイブス城?、北トルトーリアのトゥルタウラー教?(トーラ信仰トゥル派)聖地であるニイカ・ヤ・タマ大礼館?などが有名。

13.治安

13-1.治安維持

13-2.人権

13-3.マスコミ


*1 スィーザーラントによる内政干渉の一覧?
*2 スィーザーラントによる人権侵害の疑われる行為一覧?トルトーリアの戦い?
*3 スィーザーラント郷土防衛隊による火炎放射器の使用問題?
*4 スィーザーラントODA物資兵器混入事件?
*5 スィーザー人PMCの戦争犯罪一覧?