登録日:2011/10/08Sat 22:21:41
更新日:2024-03-18 (月) 09:49:07
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Tag: 機動武闘伝Gガンダム ガンダム ガンダム主人公 Gガンダム 関智一 キングオブハート 俺のこの手が光って唸る 俺のこの手が真っ赤に燃える 日本 日本人 ネオジャパン 流派東方不敗 弟子 馬鹿弟子 肉体言語 結構暗い過去持ち 弟 母は死に、父は冷凍刑 意味ある『代表』 明鏡止水 ガンダム・ザ・ガンダム 史上最強の弟子 アニメ史上三大恥ずかしい告白 戦争の被害者 ブラコン ドモン・カッシュ ゴッドガンダム シャイニングガンダム シャッフル同盟 ツンデレ 根が良すぎた人 悲劇の一族 十字傷 ハチマキ 師匠殺し 大食い 長身 本当は優しい人 最強の男 ガンダム登場人物項目 錆びた刀 若者の人間離れ 悲劇の主人公 超人 キン肉スグル ✕熱血漢〇熱血バカ 愛すべきバカ 脳筋 変態 松岡修造 キン肉マン 庄司智春 明鏡止水→友情パワー、真・友情パワー、火事場のクソ力 サンシャイン池崎 春日俊彰 暑苦しい むさ苦しい 横川尚隆 なかやまきんに君 江頭2:50 柳沢慎吾
《遠からん者は音にも聞け! これがドモンのプロフィールだ》
生年月日:F.C39年7月24日
年齢:21歳
星座:しし座
身長:180cm
体重:78kg
血液型:O型
出身:ネオジャパン
搭乗機:シャイニングガンダム?、ゴッドガンダム?
《轟け概要! ドモン・カッシュという男!》
学者の家系に生まれながら、父ライゾウと兄キョウジに反発し家出。東方不敗マスター・アジアに弟子?入りし、流派東方不敗とキング・オブ・ハートの紋章を受け継ぐ。
その後アルティメットガンダムを奪い地球へ降下したキョウジを追うために、ネオジャパン代表のガンダムファイターとして第13回ガンダムファイトに参戦。
キョウジを捕まえるため、そして事件の責任を取らされ冷凍刑にされたライゾウを救うため、パートナーのレイン・ミカムラと共に地球に降下する。
物語序盤はぶっきらぼうで身勝手、またどこか他人を寄せ付けないところがあったが、それは上述の事情で心がささくれていたためであり、
本来は真面目で明るいお人好しの正義漢。
またアニメシリーズでは珍しく成人している主人公で(20歳というのは今の所TVシリーズでは最年長主人公)、身長も大人フリット?などを除けば一応一番高い。
拳を交わし認め合った多くの強敵(とも)とは固い友情で結ばれている。
また、多くの戦いや修行、様々な人達との出会いと別れを通して人間的に成長していく姿も見られた。
さらに面倒見も良く、アクの強い新シャッフル同盟メンバーのまとめ役であり、子供にも慕われるタイプ。
島本和彦氏による漫画版『超級!機動武闘伝Gガンダム』ではアニメよりかなり丸い性格に変更されており、
かつサイ・サイシーの作った料理をがっつきまくったり賭博に負けてパンイチになったりと、ギャグシーンも多く明るくコミカルになっている。
ただしメンタル的には未熟かつ純情。幼馴染のレインのパンチラ?に赤面するなど、戦闘以外の事に関しては年齢未満の情緒のようだ。
歴代ガンダム主人公では、生身での戦闘力がぶっちぎりで最強である。というのも単純明快で、こいつは生身でモビルスーツを破壊できるからである。
何を言っているのか分からない人のためにもう一度言おう。
生身でモビルスーツを破壊できるからである。
何?それぐらいガロード・ラン?やシロー・アマダ?もやっているって?
彼らは沢山の火器や道具を駆使し、コクピットを破壊したりパイロットを脅したり?という比較的現実的な方法。
だがドモンの場合はそれを素手、しかも完膚無きまでに破壊する為レベルが違う。
作中では刀?を素振りするだけで三機のモビルスーツを撃破し、漫画版においてはラスボスのデビルガンダムの一部であるガンダムヘッドを
石破天驚拳で破壊するといった、おおよそ人間業とは思えない偉業(?)を成し遂げている。
おまけに乱射されたマシンガンの弾を素手で受け止めたり、2000倍の重力に耐えたり、
モビルファイターの振り下ろした剣を真正面から受け止めたり、鉄骨と共に羽交い絞めされた時は先に鉄骨が折れたり、岩を肘打ちで破壊したり、車より速く走ったり、
足を負傷した師匠と共に100メートル以上の(しかも地下深くに埋まっていた)廃ビルを文字通り蹴っ飛ばす等々、
正直こいつらガンダムいらねぇだろと突っ込みたくなるような事を何度もやらかしている。
挙句の果ては、最終回のあの恥ずかしい告白シーンする前にコックピットから出てくるシーンをよく見ると
「デビルガンダムのビームを腕で軽く振り払っている」というとんでもないことやっていたりする。
もはやキン肉マンや北斗の拳とかの世界である。
そしてガンダムに乗った場合も歴代主人公で最強クラスに位置すると思われる。
Gガンのガンダムはモビルスーツではなくモビルファイターと呼ばれる代物であり、パイロットの動きをそのままトレースして動く物なので、
単純な話本人が巨大化?してそのまま戦っているようなものなのだ。しかもエネルギー弾も素で放てる。ウルトラマンである。
銃弾を素手でキャッチしてモビルスーツを生身で粉砕するような変態が巨大化したらどうなるかは想像に難くなく、
下手すりゃアムロやメタル刹那ですら一撃も当てられず轟沈する可能性が高い(別作品なので比較は難しいが)。
たぶんアクシズでさえ気合で押し戻せるだろう。いや、デビルガンダムコロニーでの描写からして木っ端微塵に破壊できるのが予想できる。
そもそもF91みたいな一種のトリックでの分身ではなく、素で分身ができるという時点でどれだけとんでもないかわかるだろう。
…と、ここまで書いておいて何だが、実はこのドモン、作中において生身ではそこまで突き抜けて強い描写はされていなかったりする。
シャッフル同盟の面々は抜きにしても、ゼウスガンダムのマーキロットに完敗し、コブラガンダムのシジーマには全身を締め上げられている姿を子供に見られて幻滅され、ジェスターガンダムのロマリオ?に至っては自身の必殺技であるはずの爆熱ゴッドフィンガーを生身で完コピされる始末。
ただし前述のように彼らはいずれもガンダムファイターであり、この場合ドモンが弱いのではなく、彼らもまた十二分に超人的な身体能力・戦闘能力の持ち主であるという見方が正しい。
また、「前半苦戦→後半打開策を見出し逆転?」という格闘モノの作品における様式美に沿っているため、物語の進行上致し方なしとも言える。
アムロらと同じく最終話に至るまで終始成長し続けている主人公なので、作中の苦戦イメージだけで見下げた評価を下すのはGガン・ドモンだけに限らず全ての作品・キャラクターに対して避けるべし。
作品のノリから脳筋野郎と思われがちだが実際のところはそうでもなく、ガンダムの整備やボートの運転など一通りの事はこなせ、
わずかなやり取りから相手の癖を見抜くなど頭脳戦も得意。
しかしやはりどこかぶっ飛んだ思考をしているのか、対チボデー戦にて「お前が一度に10発のパンチ?を打つならば、俺は10体のガンダムになって受け止める!」と言い出し
自ら分身?してやってのけてしまう。要は常識では考え付かないことをふとしたことから閃いてしまうタイプ。そして気合と根性でやり遂げる。
《男の戦い! 長く短い1年間!》
ガンダムファイト予選にあたるサバイバルイレブンでは、11ヵ月に渡って地球全土を周りながら各国のガンダムファイター達と激闘を繰り広げた。
基本的にガンダムファイトに持ち込むまでは手段を選ばないが、ガンダムファイト自体はクリーンな正攻法で闘う。
序盤は戦う前や戦いで勝利を確信した時、または戦いが終わった後で「この男を知っているか?」とキョウジの写真を突き付けるのがパターンだった。
ネオアメリカ代表チボデー・クロケット、ネオチャイナ代表サイ・サイシー、ネオフランス代表ジョルジュ・ド・サンド、ネオロシア代表アルゴ・ガルスキーらとは
闘いの中で互いを認め合い、奇妙な友情を結んだ。
なお、サイ・サイシー、アルゴ・ガルスキーの二人とは引き分けている。
そして廃虚と化した東京?を訪れ師匠マスターアジアと再会、共にデビルガンダムと闘う。
その最中、DG細胞?に侵されたかつてのライバル?達と再会。そしてマスターアジアがデビルガンダムと繋がっていた事を知る。
その後、旧シャッフル同盟とシュバルツ・ブルーダーの介入、そしてシャイニングガンダムの怒りのスーパーモードの発動によって、
デビルガンダムをあと一歩で破壊できる所まで追い詰めたが、コックピットで廃人と化したキョウジを見て衝動的にコックピットではなく頭部を攻撃。
破壊どころか自身のエネルギーをデビルガンダムに与え取り逃がしてしまう。
さらにシュバルツとの戦いでガンダムファイト初の敗北を喫する。
シュバルツに自身の弱さ、甘さを指摘されたドモンは、シャイニングガンダムのスーパーモードを使いこなすため、
かつて師匠と過ごした思い出の場所・ギアナ高地で修行を行うことに。
この地で再びチボデー、サイ・サイシー、ジョルジュ、アルゴらと再会。修行を重ねて明鏡止水を体得。
そしてマスターアジア、デビルガンダムと再戦。真のスーパーモードを使いこなしてこれらを撃破するものの、シャイニングガンダム?が限界を迎えてしまう。
レインによって送り届けられたゴッドガンダム?に乗り換え、追いすがるマスターアジアを振り払い、
ガンダムファイト決勝大会が行われるネオホンコンにタイムリミットギリギリで到着した。
開会式での全勝宣言、アレンビー・ビアズリー?、チャンドラ・シジーマ、キラル・メキレル?といった新たなライバルや
シャッフルの紋章を受け継いだ仲間達との熱戦の中、ネオホンコン首相ウォン・ユンファの陰謀に苦しめられながらも勝ち進む。
そしてマスターアジアの真意を知って流派東方不敗の最終奥義「石破天驚拳」を伝授され、シュバルツとの再戦に勝利。
ランタオ島での決勝バトルロイヤルを迎えるが、ギアナ高地からウォンが回収して復活させたデビルガンダムが出現。
そこでシュバルツがドモンを助けるために産み出された兄のコピーである事を知る。
デビルガンダムとの三度目の戦いで、シュバルツは自らを犠牲にしてデビルガンダムの動きを止め、自分ごととどめを刺す事を促す。
ドモンは涙と共に石破天驚拳を放ち、キョウジとシュバルツごとデビルガンダムを再び倒した。
そして迎えたマスターアジアとの最終決戦。師匠と弟子が己の全てをぶつけ合い、拳と拳で語り合ったこの戦いは、ドモンの勝利に終わる。
デビルガンダム、マスターアジアとの宿命に決着をつけ、第13回ガンダムファイトを制したドモン。
これで全てが終わったと思われたが、デビルガンダムの残骸を回収したネオジャパンのウルベ少佐は、レインをコアにしてデビルガンダムを再起動。
ネオジャパンコロニーをデビルガンダムと融合させる。
一連の事件がウルベとレインの父であるミカムラ博士によって仕組まれていた事だと知ったドモンは、ネオジャパンコロニーに向かう。
そしてシャッフル同盟の仲間達と共に、全世界のガンダムファイターの援護を受けてコロニー内部に突撃。
シャッフル同盟拳でウルベを撃破した後、ついにデビルガンダムのコアユニットと化したレインと対峙する。
父の犯した罪に対する自責の念からドモンを強く拒絶するレイン。
成す術もないドモンだったが、自らに好意を寄せてくれていたアレンビーやミカムラ博士の最期の贖罪によって冷凍刑から解放されたライゾウのアドバイスもあり、
宇宙一熱く恥ずかしい告白でレインをデビルガンダムから解き放つ。
そして「二人の初めての共同作業」として石破ラブラブ天驚拳を打ち込みデビルガンダムを撃破。
今度こそ全てに決着を付け、全宇宙の人々に祝福されながらレインと共に兄とシュバルツと師匠の愛した地球へと凱旋。希望の未来を勝ち取ったのであった。
《極めし知識! 余談も忘れるな!》
▼普段の兄に対する呼び方は「キョウジ」だが、本来の呼び方は「兄さん」。
▼普段の一人称は「俺」だが、ランタオ島でのデビルガンダムとの戦いで、とどめを促すシュバルツに「『僕』にはできない」と漏らす。これは関氏の言い間違いが採用されたもの*1。ドモン本来の繊細な性格がよくわかるだろう。
▼媒体によっては極度のツンデレである(アニメ本編で既にその片鱗は見せていたが)。島本和彦版の第一話では敵の攻撃から街を守り、赤面しつつ「街を守るためにわざと受けたわけじゃないんだからな」という名言を残した。
▼コミックボンボン?増刊号に掲載された後日談『機動武闘伝Gガンダム外伝“ザ・ネクスト・ジェネレーション”』ではユウゴ・カガミという高い実力を持つ弟子をとったようだ。
▼父は無実の罪での永久冷凍刑(後に解放)、母の死因はウルベによる射殺、兄はアルティメットガンダムの軍事転用を阻止する為に逃亡したが逃亡先で暴走したガンダムに"取り込まれた"。この一連の原因がウルベ少佐とミカムラ博士の陰謀と知るまで、幻覚も相まって兄を全ての原因として憎悪していた。なんだか遣る瀬無いというか。島本版では真相を知った際に「俺はそんなでっち上げを信じてレインを巻き込んで1年間戦い続け、多くのファイターを地獄に落としてここまで来てしまったのか」と絶望しかけている。
▼ガンダムビルドファイターズトライ?にてOPに出ている主人公カミキ・セカイ?の師匠らしき人物のシルエットがどう見ても彼だったので、ファンの間で「あれってドモン・カッシュじゃないかな」と囁かれていた。
そして最終回において修行の出直しで戻ってきたイノセ・ジュンヤ?の先に見える“師匠”の影が薄くなり、遂に顔が露わになるが…。まちがいなくドモンです。ありがとうございました
▼SDガンダム外伝ではGガンを原作とした『黄金神話?』で実質的な副主人公「騎士ドモン」として登場する。
おまけ漫画では何でもかんでもユナイトしまくるデーモン族みたいなキャラにされていたが。
《本編外も大活躍! 希望の未来にレディー・ゴー!》
スパロボ?、Gジェネ?共に当てる、避ける、高火力を兼ね揃えたキャラクターとして安定した強さを誇る。
MSよりも運動性に優れ、必殺技?はスーパー系並の威力。ただし良くも悪くも気力などパイロットの状況に大きく左右される。
射撃値は極端に低く設定されているが、そんなもん必要ないくらいに強いので問題なかったりする。というかバルカンぐらいしかないし。
スパロボ補正?で師匠やシュバルツを生存させ共闘する事もできるため、スパロボで救われた人物とも言える。
絡みが多い他作品キャラクターとしては空手家仲間である『闘将ダイモス』の竜崎一矢やOVA版『ゲッターロボ』シリーズにおける流竜馬?、
弟分として『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ?や『GEAR戦士電童?』の銀河、『覇王大系リューナイト?』のアデューなど。
また、『宇宙の騎士 テッカマンブレード?』のDボゥイや『獣神ライガー』の大牙剣といった親しかった者を討つ宿命を持つキャラと絡む事も。
さらにタカスギ・サブロウタによる宇宙一恥ずかしい告白の暴露シーンは必見(MX?より)。
その分かりやすい熱血?格闘バカ的なキャラや、前半のなりふり構わないファイトを相手に要求する短慮思考からか
90年代のゲームのアンソロ?では「義務教育レベルの問題も分からない脳筋」のようにされたことも多い。
しかし上記にあるように、ガンダムの整備や運転も出来るし、東方不敗から兵法の心得を受けていることもあり、
アニメでそこまでの無知・無学・無教養であるような描写はされていない。
むしろ本来は繊細で陽気な人物であり、子供への対処も上手い。
だが女心に疎いというのはもっともで、OVA『GUNDAM EVOLVE』では嫁を放置して修行行脚していたらレインが激怒してケンカになっていた。*2
スパロボでもソーシャルゲーム?『X-Ω』における単発イベントでは、女心に悩む少年達に混じってたりとこの手のネタで弄られる事が多い。
また、『NEO?』や『OE』においては復活したデビルガンダムを追うためにレインをほったらかして単身旅に出るという行動を取っている。
ちなみに『OE』のドモンは新婚という設定である。
とはいえ、『NEO』ではその事で「レインに愛想を尽かれないように気を付けろ」と言われて閉口したり、
『OE』では「これで何の収穫もなく帰ってしまったらレインに顔向けできない」と言っているので思うところはあった模様。
『OE』のEDではレインをほったらかしにした穴埋めに悩む姿も見せている。
ガンガンではコスト3000のゴッドガンダムで、師匠と共に参戦。中々にアレなスペックなため、対戦で使う時は相手に気を使いましょう。