マツタケ

Last-modified: 2024-05-16 (木) 21:13:48

登録日:2012-05-16 (水) 04:16:23
更新日:2024-05-16 (木) 21:13:48
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マツタケはキシメジ科のキノコ。
香り松茸味シメジというようにその独特の香りは古くから日本人に愛され、稀少性から高級食材の代表格ともいうべき存在である。THEキングオブキノコ

梅雨明けから秋にかけて、マツタケの名が示す通りアカマツ林に生える。どっかのバカは時期も集合場所も間違えたりするが。

国内での収穫量は長野県が最も高いが、丹波地方(京都府兵庫県)で採れるものが、最高級品として広く知られている。

マツタケ臭といわれる独特な菌臭をもつ。流石にマツタケに似た毒キノコ?は無いが、一応判断としては臭いを嗅げばマツタケ臭で判断できる。

たまにこのマツタケ臭を嫌う人もいるが大丈夫、その反応は間違いじゃない。

日本では秋の味覚、キノコの王様と持て囃されるマツタケだが、西洋に行くと、
「親父の靴下の臭い」(軍人の靴下ともいう)
「風呂に入ってない人の体臭がする」
などとかなり嫌われている。
マツタケを好んで食べるのは日本人くらいのもので、あまりにも日本人がマツタケを愛してやまないあまり、
Tricholoma matsutakeと学名までマツタケ、
臭いの成分を日本人科学者が分離に成功した際に付けた名前が「マツタケオール」「マツタケアルコール」という始末。
日本人ェ…。そしてバカマツタケはワールドワイドバカ

因みにスウェーデンで見つかった近種はTricholoma nauseosum(吐き気をもよおさせるキシメジ)と実に西洋人らしくはっきりした学名であった。が、このTricholoma nauseosum、後にスウェーデンの学者が調べたところ近種どころか全く同一のキノコと判明した。
その際、「こっちのほうが有名で通じやすいから」という理由でmatsutakeに統一されている。

海外では上述の通りの評判なため、世界でのキノコの王様は当然マツタケではなく、
世界的にはアミガサタケ?タマゴタケキノコの皇帝と称えられている。
 

そんなキノコのため日本人の技術の粋を尽くして養殖させようと頑張ってはいるがなかなか難しい。
というのはマツタケは栄養分の少なく乾燥した松林に生えるので松に依存しないと育成出来ないため。
勿論ただ依存するのではなくそのかわりマツタケは松の成長を助ける力をもっている。

松の側にいて甲斐甲斐しく成長を助けるといえば随分愛らしいキノコであるが成長を助ける力があまりにも強力な為。松を枯らす事もある。

「一人にしないで! 松くんの為なら私なんだってするから…」

「どうして…? 昔は松くん私のお弁当食べてくれたのに…」

「松くんなんか枯れちゃえばいいんだ!!」

なにこのヤンデレ?
 

じゃあ栄養が欲しいんだったら栄養のある松林に生えりゃいいじゃん。と思うだろうがなんと栄養分が高いとマツタケが生える事ができない。

そもそもマツタケは繁殖能力が強くない為、栄養があると他の菌類にテリトリーをつくられてしまい、割って生える力の無いマツタケでは生えることが出来ないのだ。

そのかわり一度テリトリーをつくってしまえば他の菌類が一切立ち入る事の出来ない強固な縄張りをつくりあげる。
こういったものをシロといい、一度マツタケを見つけたならそこを覚えておけば来年には同じ場所でマツタケを見つける事ができる。

まさに松とマツタケの愛の巣。監禁されてるだけかもしれないが

「誰も邪魔には入らない」
「松くんと私はずっとずっとずっとずっとずっと一緒だよ?」
 

さて今も昔も高級である事にはかわりないマツタケだが。
実はひと昔前まで割りと簡単に採れるキノコだった。

それこそ秋口、近くの里山に松茸狩りに家族でいくとかいうくらいに。

この背景には木炭が関係している。
かつてエネルギーとして高く利用されていた木炭は身近で作られ、木炭をとりやすい環境にするため森林整備が入念に行われていたのだ。

それはマツタケが育成出来る栄養分がなく乾燥した環境をつくりやすいものであった。

木炭が使われなくなった今、念入りに整備するのは限られており、マツタケの住みかは失われていった。
また同様の理由でカブトムシ?などの住みかも失われている。

現在マツタケの多くは採取用に私有林で育成されるものが殆どである。
松茸狩りがてらに家族でハイキングなんてことは今や行われることもなくなった事だろう。

勿論このことが悪いという訳ではない。
ただそういう時代も確かにあったんだよ。

というそんな昔話。

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因みに項目内で何度かバカにしたバカマツタケ?だが。
実はこのバカ、マツタケよりも香りが良く味も凄くうまかったりする。
こうなってくると香りバカ松、味もバカ松が正しいのかもしれない。

大したバカである。


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