登録日:2009-09-11 (金) 07:37:23
更新日:2024-05-03 (金) 22:18:24
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Tag: ガンダム Ζガンダム ティターンズ MS 鉢かぶり姫 ダブルゼータくんここにあり 今更 ターンが速い! やはり新型か!? アメリアッー!! カクリコーン!! 兜かぶったザク ザクⅡ×ハマーン 量産機 魔羅砕 いまさら HGUC_052 ブラッドサッカー ジェリド カクリコン マラサイ マキシブースト復活参戦 ドミンゴ アナハイム・エレクトロニクス社 機動戦士Ζガンダム ジェリド・メサ カクリコン・カクーラー マー坊
マラサイとは、機動戦士Ζガンダム?に登場する機体の一種である。
ティターンズ?の量産型?MSとして登場した。
型式番号:RMS-108
頭頂高:17.5m
全高:20.5m
本体重量:33.1t
全備重量:59.4t
ジェネレーター出力:1,790kw
スラスター総推力:74,600kg
装甲材質:ガンダリウム合金
武装
ビームライフル
60mmバルカン砲×2
ビームサーベル×2
シールド
搭乗者:
ジェリド・メサ?
カクリコン・カクーラー
サラ・ザビアロフ
シドレ
ジョナサン
ティターンズ一般兵
ネオ・ジオン一般兵
ジオン?残党兵
【概要】
設計・製造はアナハイム・エレクトロニクス社?(より正確にはAEグラナダ工場のジオン系開発陣の製作物)。
マラサイはエゥーゴがティターンズから奪取したガンダムMk-Ⅱのムーバブルフレーム構造と、
同じくエゥーゴを通じてアクシズ(後のネオ・ジオン)からもたらされた新装甲材ガンダリウムγを採用した本格的な第2世代MSとして完成した。
ベースとなった機体は、地球連邦軍?及びティターンズの主力MSハイザック。
モノアイカメラ内蔵の頭部と右肩のシールド、
左肩の格闘用スパイクアーマーなどの外見にハイザック(及びザクⅡ?系統のMS)の面影が現れている。
ビーム兵器の同時ドライブが可能になり、ハイザックの弱点(ビームライフルとビームサーベルを同時使用出来ない)を克服した。
機動性の面においても、メインバーニアは高機動型ザクⅡ?一機分の推力を発生させる高出力なものを採用しているなど、
一年戦争?当時の機体とは完全に隔絶した性能を有する「傑作機」として多くのパイロット達から支持された。
上記の高性能に加えて、ハイザックがベースとなっている為、部品の流用・整備性が容易である点も、当機が「傑作」たる所以である。
当初、ハイザックはアナハイム社製のジェネレーターの搭載される予定で設計が行われたが、
直前に地球偏重派の連邦政府高官のゴリ押しにあって地球企業タキム社製のものに変更され、予定の出力を発揮できなかった経緯を持つ。
元はと言えばRX-106ハイザック試作型の開発時から、アナハイム社主導で進められていたガンダム開発計画?のフィードバックも活かし、
連邦とジオンの技術を融合した新世代MSとして完成するはずであったが、デラーズ紛争?における相次ぐ不祥事や、
出自が宇宙企業であるアナハイム社の台頭を快く思わない地球派の政治家や軍人の思惑によってガンダム開発計画そのものが凍結・無期延期とされた。
この二重の政治的思惑にグラナダ兵器開発局とAE社が振り回された結果出力不足という評価を受けたハイザックの弱点である出力の改善を行うと同時に
ハイザック開発当初のコンセプトを復活させる意味合いも含まれており、隠蔽されたガンダム開発計画の成果の代わりにガンダムの完全量産を目指した
RX-81のスタッフを取り入れてムーバブル・フレーム技術も追加し、第二世代MSの始祖となるべくして開発が行われたものである。
高出力ジェネレーター(当時)とムーバブルフレームによる優れた運動性を有しながら、コスト・整備性の両面でも優秀であり、大きな仕様変更を行わずとも大気圏内・外の全領域で運用できる。
更には、バリュートパックを使用する事で大気圏突入さえも可能になっているなど、欠点の無い優秀な設計であり、第二世代モビルスーツを代表する傑作機として評価された。
元々はエゥーゴの次期主力MS(リック・ディアスが高価だった事も有ってその代替機)として「ドミンゴ」の開発コードと「MSA-002」のナンバーを与えられて開発されていた。
ネモのコスト・パフォーマンスが悪いと後世に評価されるのは、エゥーゴが主力MSにドミンゴを採用する予定だったことから起因するものである。
だがティターンズからアナハイムがエゥーゴとの関与を疑われた際、ティターンズとの裏取引により、「RMS-108」のナンバーとなりティターンズへの無料供給となった。*1
またこの機体がティターンズに渡った事によりガンダリウムγの精錬技術をティターンズ、ひいては連邦軍が手にする事となった。
尤もエゥーゴからは「こんな量産機よりもっと強力なモビルスーツが欲しい」という意見が出てきたり
「量産機だったらアンマン製のネモでも充分だしジオンの二の舞にはなりたくない」という評価だったり
と散々なためザクレロ?のように碌に使われず処分されるよりはマシだが。
性能自体はエゥーゴのガンダムMk-IIやリック・ディアス、百式とほぼ互角*2であり、オーソドックスでシンプルな武装と、癖の無い素直な操縦特性。
バランスが良く新兵からベテランまで十分満足させる良機体で、第二世代モビルスーツの「傑作機」として名高く素晴らしい完成度を誇る。
ハイザックを指して「こんなガラクタに乗ってやがるから負けるんだ!」とまで言い切っていたヤザン?も、マラサイの性能は認めていたらしい。
だがアナハイム社が宇宙の企業なためティターンズと対立していた事や、後継機にしてはコストがやや高い(それでもリック・ディアスよりは低コスト)ため、
主力機としては一時的な物になり、後にガンダムMk-IIの基本設計を元にした傑作量産機のバーザムが作られる事となった。あんまり活躍しなかったけど。
【武装?】
◆ビームライフル
型式番号BR-87A。出力2.2MWのEパック式ビームライフル。
アクト・ザク?やハイザックと共通。予備のEパックを右肩シールド内にマウント可能。
◆60mmバルカン砲
側頭部に2門内蔵する。 対空・牽制用の60mm機関砲。ジオン系の意匠を持つ機体が装備するのは極めて稀。
一部機体ではこれを小型ミサイルポッド(2発×1双)にしたものもある。
◆ビームサーベル
専用近接白兵武装。
ゲルググ系のデバイスを採用した実体グリップ部の長い本機固有のビームサーベル。
シールド裏面に2基装備している。
◆シールド
右肩に装備された大型化のシールド。
上下2枚の装甲板で構成され、基部でフレキシブルに可動し折り畳む事も可能。
先の通り裏面にサーベルを二本設置。
◆フェダーインライフル
ガブスレイ?が装備していた長銃身のビームライフル。
大型ライフルなのでEパックは採用されていない*3、出力は6.6MW。
ライフル後部にサーベルのエミッターが装備されており、ランスや薙刀のように使用することが可能。
『劇場版機動戦士Ζガンダム?』や『機動戦士ガンダムUC』にこのライフルを装備した機体が登場する。
この他ヒートホークやチェーンガン、マシンガンなどジオン系の武器や、ハンブラビ?の電磁ムチ「海ヘビ」?を持った機体なども存在する。
【原作での活躍】
第10話「再会」にて、ジェリドとカクリコンの愛機として登場。
「二機を一機に見せる」時間差攻撃によりカミーユ?のガンダムMk-Ⅱを翻弄するが、
ジェリドの出るタイミングがずれて二機いるのがバレてしまった。
その後、エゥーゴのジャブロー降下作戦を阻止するため、バリュートパックを装備して出撃。
カクリコン機は危険高度ギリギリまで粘るが、危険高度まで下がってしまい、機体のオート反応によりバリュートが強制展開。
近づきすぎた為にMk-Ⅱのフライングアーマーの翼端(劇場版ではビームライフル)でバリュートを切り裂かれ…
「仇は取るぞカクリコン!!」
ジャブローに無事降り立ったジェリド機は、
ジャブロー内部でMk-Ⅱとタイマン勝負した。
この際にビームライフルの撃ち合いを演じ、片腕ながらもカミーユのガンダムMk-Ⅱと渡り合う。
「瞬間沸騰湯沸かし器ニュータイプ」
の猛攻撃に完敗。
互いのビームの衝突により生じた衝撃波により壁に激突→ドカーン→大☆爆☆発→ジェリド「クソー!」
な酷い目にあっている。
(※この様子は初代Gジェネにおいてムービーとなっている)
本作戦をティターンズ視点で描いたEVOLVE../13では、ジョナサン機もカクリコン機同様バリュートが自動展開、さらに大気圏突入中に破損してバリュートを喪失してしまうトラブルに見舞われたが、突入中のリック・ディアスに組み付いて降下しつつ撃破した直後にイジェクションポッドで脱出という荒業で何とか生還している。
「逃げろジョナサン、核で死ぬぞ」
「俺はティターンズとして、筋を通すんだあああ!」
その後はジェリドの部下になったサラ・ザビアロフやシドレが乗り込みΖガンダムと戦うが、歯が立たずに敗北。
凡人に毛が生えた程度のサラや、一話限りのソバカス面のフルネームもわからない木っ端ごときがカミーユに勝てるわけも無く、
ソバカスは宇宙の塵に、凡人は木星帰りの変態?に泣きついた。
ジムⅡやハイザック、バーザムと一緒に、ΖとかMk-Ⅱとか金ピカに纏めて
「ひでぶっ」
される理不尽な生活を余儀無くする日々……
ハマーン様?騎乗のキュベレイに蜂の巣にされるのはまだ許せるが、
ガザC?にまで蜂の巣にされるのは屈辱極まる。
グリプス戦役?終結後は、ネオジオンに接収された機体が引き続き第一次ネオ・ジオン抗争?に投入された。
『機動戦士ガンダムUC』にもジオン残党?の手によりザクと同じ緑色に塗装された機体が登場。
この機体は同じティターンズから流れてきたのか、フェダーイン・ライフルや海ヘビを装備していた。
あの有名なバイアラン・カスタム?と交戦しダメージを与えるも頭を斬られる。
また、別機体が撤退中に背後から胴体をビームで貫かれていた。
【余談】
当初はエゥーゴの量産機としてデザインされたが、「友軍量産機はGM顔、敵量産機はモノアイにしてね」との意見があったので、急遽ティターンズの機体になった。
そして先述したように、この経緯は「エゥーゴに供給する予定を大人の事情でティターンズに変更した」という作中設定に落とし込まれることとなる。
初期設定の名前は「ドミンゴ」であったが名前を変えることになり
「今更変えられるか」
↓
「今更」を取る
↓
「いまさら」を並べ替え
↓
「まらさい」
にしたとかなんとか
小説版Ζガンダムではマラサイを「鉢かぶり姫」と呼んでいる。
ちなみに左利きなMSだが、スパロボだと右になったりする。
また、『装甲騎兵ボトムズ?』に登場するブラッドサッカー?の元ネタの一つらしい。右肩のアーマーの形状がそれに当たる。
『機動戦士Ζガンダム Define』では設定に変更があり、リック・ディアスがベースの機体となった(というより中身は一緒)。
ちなみにリック・ディアスを開発したのもAEグラナダのジオン系開発陣の設定であるのでほぼ「兄弟機」状態になっている。
機体のスペックが互角なのを逆手に取った本作でのアレンジとも取れる。コックピットが頭部に移動した他、肩部前後にスラスターが追加されている。
クワトロ?曰く「装甲の増加によってリック・ディアスの長所が台無しになっている」ため総合性能ではリック・ディアスに劣るとされている。
ちなみに、本編設定においてもリック・ディアスより重量が重く、出力と推力では劣るとカタログスペック上では負けている。この辺りの設定を上手く利用したアレンジとも言える。
「ドミンゴ」の名はギャプランの先祖にも使用されており、背中のアクティブバインダーを盾代わりに腕に装備したリック・ディアスはギャプランによく似ている。
アクションフィギュア『MOBILE SUIT IN ACTION!!』では「外見はザク系だが、その仕様はガンダムの完全量産を目指したRX-81計画の流れを引き継ぐもので、その為バリュート・システムや専用形状のダミーバルーン等の豊富なオプションが初期から開発されていた」
と解説されており、「装甲の増加」はRX-81 ジーラインの、リック・ディアスの名は「γガンダム」になりそうになったこともあり「ガンダムの完全量産」と言えなくもない。
更に言うとリック・ディアスの源流であるドム系列はツィマッド社製、ハイザックや本機を含むザク系列はジオニック社製、かつこの二社はIGLOOなどで対抗意識を持っていたとされているので、
もしかするとエゥーゴにすり寄ってドム系列のリック・ディアスを開発したAEツィマッド系エンジニア陣に対して、AEジオニック系エンジニア陣がワザとコピーし、外装をザク・グフ?系のデザインにして開発した機体の可能性もある。
シェリー機など初期ロットタイプは性能が良かったが、量産化の見積書を見てバスクがコストの高さに驚愕。量産化のためには性能のデチューンもやむを得ないという判断を下すなど、哀れな巡りあわせにも遭っている。
またアニメではティターンズの量産型MSであるが、一部別設定の作品ではジオン軍で開発されたMSなどとして登場する事も多い。
その場合、上記の通りヒートホークやチェーンガン、マシンガンなどを装備している。
ただしΖガンダムなど、アナハイム製でありながらジオン系MSを髣髴とさせる機体の多くは、前述の通り一年戦争以降にAEに参入したグラナダのジオン系技術者が関わっているというのが通説であり、まるきり的外れな設定というわけではない
【立体物】
- ガンプラ?
1/220、1/144、HGUC、MGで発売。
1/220、1/144は放送当時発売されたもの。
前者は当時としては画期的だったスナップフィットのもの。
HGUCは初めて表情付き手首を採用したキットになっており、これは以降のHGUCの標準となった。
新訳版で明らかになったシールドの折り畳みギミックが追加され、脚部カバーの分割が目立たない構成になった良キットになっている。
通常版の他、劇場版公開期限定のエクストラフィニッシュ版も発売された。
ガンダムUC仕様も発売している。こちらは海ヘビとフェダーインライフル付き。
MGも良キットで、またバリュートパックの取り付けが可能。
膝立ちも容易に行える。また、フレームや関節パーツはABS樹脂ではなくKPS素材を使用しているためパーツ割れしにくい。
こちらもガンダムUC仕様はプレバン限定で発売しており、MGサイズでは唯一のフェダーインライフルとウミヘビが付いている。
- MS in Action
劇場版公開時に通常版が発売。ビームライフル、ビームサーベル、バリュートパックが付属。
限定品でガルバルディβとセットでのティターンズカラーが発売されている。
【ゲームでの性能】
- ギレンの野望系?
ファーストガンダム級の機体が三機編成の鬼畜ユニット。
水中に潜れない以外、戦場を選ばない。
…のだが生産できる勢力こそ多いものの、普通に進めていた場合、連邦系勢力ならハイザックカスタムやガルバルディβ、ジオン系勢力の場合、ガルスJ?、ズサ?等の数がそろっているため使われる機会が少ない。
脅威の場合、ハイザック・カスタムやガルバルディβと違い近代改修が出来ずここでストップしてしまうのもマイナスポイント。
- 機動戦士Ζガンダム エゥーゴvsティターンズ?
安い、速い、強いの三拍子揃った「修羅の機体」シリーズ最強の地位を欲しいままにしている漢のMS。
32連射可能のビームライフル+カユい所を補うバルカン砲+格闘派生技の豊富さ等、使い勝手が良すぎる。
本機体を最強たらしめているのは「特格連撃+フィニッシュ」が、あまりにもカッコヨスぎる事に尽きる。
Iフィールド持ち相手だと辛いが、ビームサーベルのメッタ斬りで全て解決。
一撃の威力が高く、ほとんどが連撃に派生するので
ナニモモンダイナイとまあ冗談はさておき、真面目な話をすると実際のところはまるで環境に顔を出せなかった底辺クラスの機体である。
メイン射撃はよろけを取りづらい代わりに3連射できるという特殊なタイプになっており、今で言うところのビームマシンガンの開祖となった存在である。
が、このメイン射撃がとにかく悲惨の一言で、BRのリロードの遅さとマシンガンのよろけにくさ、誘導の弱さという双方の悪いところ取りをした射撃でしかなかった。
ろくに当たらないにもかかわらずすぐに弾が枯渇するため、当時の文字通り豆鉄砲でしかなかったバルカンすら織り交ぜなければならなかった、と言えばどれほどのものだったか伝わるだろうか。
唯一火力のみは優れていたがそもそも当たらないのだからどうしようもない。「当たらなければどうということはない」というセリフを逆の立場から体現している体たらくだった。格闘もコスト相応、機動力には多少優れていたがそれも非可変機としてはの話。可変機ゲーのZDXでは取り立てて見るべきほどではない。
元々微妙な機体が集まっていたコスト225の中でも特に最下層クラスの機体として、一切日の目を見ることなく消えていった。ちなみに、知る人ぞ知る昔話だが、ロケテの段階では相方のバウンド・ドック?共々最弱どころか最強クラスの機体として大暴れしていたようである。
ロケテでの暴れっぷりを見て過剰な下方修正を受けた結果本稼働の性能になってしまったであろうことは想像に難くない。
ちなみにエゥーゴのミッションモードであるモビルスーツテスト襲撃ミッションをクリアすると鹵獲機体が入手出来る。
- 機動戦士ガンダム EXTREME VS.?シリーズ
初登場はシリーズ第3作『マキシブースト』。2015年7月解禁。コストは2000。
今までのシリーズにない、「マラサイで出撃し、撃墜後の再出撃時にガブスレイ?と交代するか自由に選択できる」という特徴を持った変則換装…というか「交代」ギミックを持った機体。
戦闘開始時はこちらに搭乗。こちらは射撃寄りの万能機。
エウティタシリーズと同じ連射式のビームライフルと、『劇場版Z』『UC』で装備していたフェダーイン・ライフル照射・単発撃ち、
特殊射撃で呼び出すカクリコンのマラサイの援護攻撃(ライフル連射or格闘コンボ)と、射撃武器が充実している。
他の2000射撃機同様これらの射撃武器を生かしての援護がマラサイの本領であり、決してジェリドよろしく前に出て戦う機体ではない。
格闘は2000相応の性能。特殊格闘のサーベル投げから派生できる飛び蹴りが優秀で、伸びがよく速度も早め、ヒット後はコンボも伸ばせるといたれりつくせり。
特殊格闘はメインのBRからキャンセルできるため、BR→サーベル→蹴りの3段構えで強引に相手の着地を取ったり、相手への接近手段に使うなど、用途は多い。
力の入った雄叫びとキックのモーションのせいか、声の人が同じ某天空宙心拳伝承者?を思い出したプレイヤーも多いという
バーストアタックは「フェダーイン・ライフル【最大出力】」。フェダーイン・ライフルから高威力の照射ビームを放つ。
覚醒技の例に漏れず技の終了まで一切キャンセルが効かないため、性能自体は優秀なのだが使用はハイリスク。
家庭版の新作『GUNDAM VERSUS』、および次々回作『機動戦士ガンダム Extreme vs. 2?』では1500コストに降格し、ガブスレイとはプレイアブル機体が分離した。
コスト相応に性能はダウングレードされており、これまでと違い試合後半にガブスレイで巻き返せないので、より使い手の腕が問われることに。
中間アップデートで4連射ビームライフルのダウン値が下がり、追撃を入れられやすくなったが弾幕の濃さの割にダウンしにくくなる微妙な調整が成された。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST?では再びコストアップされ2000へ昇格。
4連射するメイン射撃のダウン値がそのままなど1500コストの時期の性能が据え置きの部分はあるが、フェーダイン・ライフルの攻撃がサブ射撃に統一され、特殊射撃はハイ・ザック呼出に変更された。
マラサイ呼出は格闘CSに移行され、追従系アシストへと変更。継続時間は短めだがクールタイムが存在せず、時機のメイン射撃に合わせて2連射してくれるためひっかけ性能が高い。
弾幕の濃さは前作と比べ増加し攻め手が増えるなどの恩恵は受けたが自衛力は確かなものがあるので、そこを頼りに高コストのバックアップに専念するのがいいだろう。
中間アップデートでサブ射撃の弾数が増加し発生や標準性能も上昇。特殊射撃のハイ・ザックは2基呼出となったり、後格闘からサブ射撃へのキャンセルルートが追加されている。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOST?では、覚醒技が新規の格闘乱舞となりアシストのリロード時間も半減。
安定したダメージを取りやすくなり前作以上に盤石な後衛射撃が可能となった。
- 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2
コスト450の汎用機体として参戦。同コストのガルバルディβ辺りが競合相手か。
主兵装はマラサイ用ビームライフル*4と、劇場版ΖやUCで使っていたフェダーイン・ライフル(本作では先行型扱い)を選択可能。
副兵装はおなじみ頭部バルカンに加え、UCで使用したウミヘビを使用可能。
格闘武器は専用ビームサーベルで、フェダーイン・ライフルを装備すると付属ビームサーベルが追加される。
特徴的な兵装を多く持ちながらも機体性能自体はあまり癖がない方である。
欠点としては射撃寄りの性能なのに射撃武器が微妙に癖が強めな点か。
専用ビームライフルは即ヨロケが優秀だが、発射間隔が長いせいで外すと苦しくなり、一発当てて格闘を入れた後の追撃コンボに使えない。そして威力もあまり高くない。
ついでに言うと下位コストのハイザックも本兵装が持てるためそちらとの兼ね合いがあるのか性能調整の対象から外され続けている。
フェダーイン・ライフルは発射時に足が止まる、収束打ちとなるとさらに静止を余儀なくされるのが弱点。
ウミヘビは命中時大ヨロケを付与、さらに敵機のレーダーを使用不能にする付随効果がある。ただし外すと大きな隙を晒し、しっかり当てるには少し慣れが必要である。
射撃と格闘をうまく織り交ぜればなかなか戦えるが、格闘威力は高いと言えない。
- スーパーロボット大戦シリーズ?
何故かスパロボはハイザックやガルバルディβが出る作品があまりないため、ティターンズの最弱ザコ?として扱われる場合が多い。
この傾向は『Z?』でもあまり変わっていない。
UC版設定の方は現時点では『DD?』で登場している。
- SDガンダムGジェネレーションシリーズ?
ごく普通の量産機。さっさと次の機体に開発してしまおう。オーバーワールド以後はロゼットの登場によりバウンド・ドックへのルートも開けている。
ジェネシスではフェダーインライフルと海ヘビを装備したジオン残党仕様も登場。
- GUNDAM EVOLUTION
先行体験版では無料、正式リリース版では有料で使える機体として登場。
なんとUC版がプレイアブルとして選定され、フェダーイン・ライフルやウミヘビを武装に持っている。
そうした武装による格闘攻撃はスタン属性が付いているので追撃がしやすく、Gマニューバに至っては範囲型のスタン攻撃なので上手くいけば複数機を絡め取れるチャンスが窺える。
ただインファイト偏重なため中距離での存在感が薄く、戦線が膠着していたり攻撃側で拠点に攻め入る時などでは使い勝手が難しくなる。
カスタマイズで選べる機体カラーには、そうとは書かれていないがΖ版のカラーリングを再現したものも含まれている。
【マラサイファミリー】
●RMS-156 グリフォン
空飛ぶレイバー?ではない。
近藤和久氏の漫画版Ζガンダムに出るマラサイのアップグレード機。性能はバーザムと同じ位に引き上げられた。
左肩のスパイクシールドが右肩にも装着され、カメラアイがモノアイからツインアイになった。
バーザム開発に従事したニューギニア基地工廠開発スタッフが改造を担当しており、
マラサイが本来、エゥーゴ用に開発された機体だったこと、内紛時に開発元のグラナダ基地がエゥーゴ側についたこと、
マラサイがエゥーゴの拠点であるグラナダ兵器開発局のナンバーが付けられていたことから
同機の由来を嫌ったティターンズ上層部の意向で、改修後、新たにRMS-156ナンバーが与えられ、
名称もマラサイとバーザムの折衷型MSという意味合いからギリシャ神話?に現れる合成獣に由来するグリフィンに改称された。
基本性能はマラサイやバーザムよりも高く、マラサイから受け継いだ操縦性の良さもあってティターンズ量産機の中では最高水準を持つ機体に蘇ったが
絶対数は決して多くなく、ティターンズ陣営の勝利に寄与することはなかった。
パイロットは音楽(DEEP PURPLE?のHighway Star)を流しながら戦うことで有名なドルク中尉。ヤザン?の代替キャラで、海ヘビを使ってカツを殺している。
原作キャラをオリキャラの手で殺すという本来なら顰蹙を浴びて然るべきシーンだが、カツだからか何も言われなかった模様
●RMS-106S ハイザックカスタム
またの名をかくれハイザック。アナハイム社がMSA-003ネモ開発のために改造した試験MSで、外見上はベース機と変わりないが、
エゥーゴに迎撃機として採用される予定のネモに導入されるジェネレーターを先行して在来機に搭載し、稼動テストを行ったもので、
排熱システムが一新されたジェネレーターの稼働率は高く、複数のビーム兵器のドライブが可能だった。
出力不足によって欠陥機の烙印を押されたハイザックがジェネレーター換装などの改造次第では優秀な高性能機に生まれ変わることも可能で基本設計自体は優秀であることを証明し、
得られたデータはネモだけでなく、後に開発されるドミンゴやマラサイなどのアナハイム社製量産型MSへフィードバックされた。
●RX-107 ロゼット
『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗の下に』に登場する機体。マラサイのプロトタイプ的ポジション。
地上用のホバーユニットがあり、これを装備すると地上でホバリング機動ができる。
外見はほぼドミンゴと同一だが、当時、ティターンズが開発していた大気圏再突入用オプション・メカの試験機として使用されるため、
関節部と一部装甲の強化と、ドッキングジョイントの増設が施されている。
●TR-4 ダンディライアン
大気圏突入用モジュール用に開発された機体。コアMSはロゼット。
旧ジオン公国軍が開発した大型MA?をベースとして空間戦では攻撃用MAとして使用可能、
当時連邦軍が開発を進めていたTMAのノウハウを利用して可変機構を導入して大気圏再突入機能を加え
大気圏再突入後の陸戦オペレーションに移行可能なように単独歩行が可能と、万能TMAを目指した機体。
RX-78-2ガンダムにおけるGファイター、戦後のガンダム開発計画におけるRX-78GP03デンドロビウムと設計思想を同一としている。
脚部ユニットはそのまま空間MA形態ではアーム、陸戦歩行MA形態では脚部として機能する。
背中にMSや、ロングブレードライフル等の武装を収納出来る。
空間戦もこなせ、ノン・オプションによる大気圏再突入を可能とし、なおかつ陸戦もこなせることから万能TMAとして期待がかけられたが、
一機辺りのオプション兵装としては高コストだったこと、強制排除後にMAユニットは戦闘後に回収しない限り再合体が不可能であるという
非可逆型合体システムが仇となって量産化は見送られた。バウンド・ドック?の原型機とも言われている。
●RMS-107 ハイザックとマラサイの経過タイプ
近藤和久『Zガンダム』2巻に登場する機体。B-CLUB 002で立体化された。
地球連邦軍が開発したモビルスーツ(MS)で、RMS-106ハイザックの発展型。
ハイザックは地球連邦軍が一年戦争後に開発したMSで、ジオン軍MSの技術を基にしていた。
ハイザックの開発は政治的思惑により影響を受け、ガンダム開発計画の中止とジェネレーターの供給元変更が問題となった。
ハイザックの弱点を改善してRMS-108マラサイへと発展する過程で開発された機体で、
出力不足を補うためにジェネレーターが改良され、ムーバブル・フレームの部分的採用など、最新技術が投入されている。
RMS-107AドミンゴとRMS-107Bダンディライアンの2つのバリエーションが存在し、ティターンズの試験部隊「ブラックオター隊」に配備されたり、大気圏再突入用オプション・メカの試験機として使用されたりした。
また、地球連邦軍教導団が拠点としている小惑星ペズン基地の内乱と、地球連邦軍MS教導団自体がティターンズ支持を表明してエゥーゴと敵対関係となりMS戦術データが得られなくなったエゥーゴは独自に創設した戦術教導団のアグレッサー機としてMSA-002Aドミンゴを使用しており、正確な総生産数は不明だが、少数が月面のエゥーゴ部隊に配備された。
●RMS-108S オライオン
近藤和久『Zガンダム』2巻に登場する機体。B-CLUB 002で立体化された。
マラサイに可変機構を導入し、ティターンズが可変MSを開発するための機構試験機として使用した機体。
ルナツーで改造された可変機構試作機。RMS-108Aマラサイを母体に、関節の自由度を向上させるための外装形状の変更や撤去、関節の強化が施された。
変形は複雑なものではなく、胴や足を折り曲げ、後頭部にバーニアのある頭部はむきだしの状態で背部へと移動させ、手足を折りたたんだ状態の飛行形態となる。
ORX-005ギャプランの影響を受けている一方で、脚部の折りたたみ機構はむしろエゥーゴ側で開発が続けられていたMSZ-006Zガンダムに似ている点を見出すことができる。
バックパックや脚部、腕部に備えられたバーニアは全て後方へ集中する形となり、MA形態での加速度は高く、一撃離脱戦が可能であった。
あくまでもデータ収集用で、ごく少数しか作られておらず、ルナ2基地で運用した。得られたデータを元に、RX-110ガブスレイ?やRX-139ハンブラビ?が開発され、ティターンズ空間戦型TMSの母体となった。
すでに連邦軍では大気圏内用としてNRX-004アッシマー、ORX-005ギャプランなどのTMAを実用化していたものの、
大気圏内での機動や運動性を重視した空戦型TMAと、空間戦での投入を検討していた汎用TMSでは基本的に設計思想がかけ離れていたため、
TMAの技術をTMSへフィードバックすることは容易ではなく、AE社からのマラサイ供与後にガンダリウムγ合金の精錬技術を入手してティターンズ側でのTMS開発が本格始動。
開発にはゼダンの門から派遣された元MIP社のスタッフも関わり、可変機構やスラスターの集中配置においてMIP社の技術が生かされている。
彼らは後に本機から得られたデータとジュピトリスから派遣された技術者の助言を元に、RX-139ハンブラビを完成させている。
グリプス抗争終結後、ルナツーでテストが続行されていた残りの二機はエゥーゴに接収され、AE社に引き渡されたが、AE社側ではすでにMSZ-006C1ZプラスやMSA-005Sメタス改などの量産型TMSの実用化にこぎつけていたため、基本的な評価試験が行われたのみで、その後はアンマン支社のMS倉庫に保管され、研究用の教材として利用されているに過ぎない。
●RMS-108B キリマンマラサイ
ゲームブック?『機動戦士ガンダムΖΖ? vol.3「エニグマ始動」』に登場。
アナハイム社がエゥーゴについたため、マラサイのデータを失った連邦が残った機体を参考にして開発した機体。
ほぼ無償供与された初期生産分とは異なり、エゥーゴ側の要請もあって後期生産分はアナハイム側で意図的に納入を遅らせていた。
戦力強化を狙うティターンズは早々に見切りをつけ、ハイザックやジムⅢとの部品共用度を向上させるために設計の一部を変更して
ティターンズの地球上の拠点の一つ、キリマンジャロ基地で生産を開始した。
キリマンジャロ陥落時まで相当数が作られ、バーザムの支援機として多数が参戦したという。
●RMS-109 レギュシオ・ザック
小説『TOP GUNDAM』に登場。連邦軍に移った公国軍系技術者、F・レギュシオンが設計した機体。
ごく少数残っていたゼク・アイン?のデータとゼク・ツヴァイから引き継がれたサブ・アームが肩アーマーに一基づつ装備された他はツヴァイと逆行するスリム化、コンパクト化を目指しながらも製作中止されたゼク・ドライの概念をマラサイに融合し、連邦製ザク系MSの最終進化型をコンセプトにグラナダ基地兵器開発局で開発されたマラサイの後継機。
ムーバブル・フレームそのものはマラサイのものを受け継いだ設計となっているが、ゼク・アインの骨太で頑強なムーバブル・フレーム構造が参考に構造を簡易化し、より堅牢な構造に加えてゼク・アインよりもコストの低減に成功し、
ネオ・ジオン軍の主力機ガザ・シリーズ?はおろかバウ(MS)にも対抗できるほど基本性能は高く、0089年初頭に生産試作機がロールアウトしたが、ネオ・ジオン討伐艦隊への配備には間に合わず、その後グラナダ基地工廠において若干数が生産され、100機ほどがロールアウトした。
0090年時点での連邦の主力機で、上位1パーセントの候補生を集めたエリートパイロット養成機関「TOP GUNDAM」にもアグレッサー機としてカスタム機が所属している。
●MS-06FZ ザクⅡ改?
全く関係ないと思いきやデザイン上に接点があり
ザクⅡ?→ザクⅡ改→マラサイ
なのだそう(実際Bタイプはマラサイに似ている)。
マラサイさん
漫画『ダブルゼータくんここにあり』の登場キャラクター。
作品中最強の戦闘能力保持者にして、作中最高の漢。
変人が多いSD村の住民ですら「変わり者」と噂している。
森の中でテント生活しており、日々の糧は川釣りと山菜採り。
ほぼ仙人同然の生活をしている。
幼いZZやZ、アッシマーの相談役。
Zからは「渋いおじさま」と評価される。
が、その正体は「最強」の称号を手に入れた傭兵。
生きた伝説
砂利道を雑巾がけする虚しさを教えてくれた人
戦場の赤い光輝
とも呼ばれる。
数多くの勢力を渡り歩いた為か、左スパイクアーマーの下にネオジオンのマーキングがあったりする。
要するに戦場帰りのスナフキン?である。
また一部にはケンプファー?やガーベラ・テトラ?はデザイン当初、マラサイから逆算してデザインされたとする資料もある。
追記・修正は恋人の名を叫んで燃え尽きてからお願いします。