色違いキャラ

Last-modified: 2024-06-12 (水) 09:52:09

登録日:2018/08/21 Tue 14:05:09
更新日:2024-06-12 (水) 09:52:09
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Tag: 2Pカラー カラーバリエーション カラーパレット ゲーム用語 コンパチ ルイージ 格ゲー 色違い 色違いキャラ



色違いキャラとは、通常とは色の異なるキャラクターのこと。
ここでは主にゲームにおける色違いキャラを説明していく。
ポケットモンスター』シリーズにおける色違いは色々と専門的なので、色違い(ポケモン)?を参照。
ゲーム以外でも、玩具においても製品のコストの問題から色違い商品というものが多数存在する。
そちらに関しての詳細はリデコ・リペイント製品を参照。
また、特撮作品においてもスーツの色を変えて別のキャラやフォームチェンジを作る場合がある。
そちらに関してはスーツの改造・流用(仮面ライダーシリーズ)着ぐるみの改造・流用(ウルトラシリーズ)?を参照。

概要

『ドラゴンクエスト』シリーズ?スライムでいうスライムベス、メタルスライムなどが該当する。
ゲームを作る側からすると、この手の色違いキャラというのは手間、容量節約のためには大変有効である。
元デザイン1つあれば別キャラとして流用できるからだ。
特に容量がカツカツな初期のゲームではこの色違いを上手く使わないことにはどうしようもなかった。
近年は容量の問題は解決しているものの、今度は3Dモデルを用意するのに非常に手間がかかるため、その色を変えることで別キャラにできる色違いがやはり多用されている。

また色違いではないが、3Dモデルだと元とは別にモーションを設定できるため、モーションが同じだが3Dモデルが違う色違いならぬ「コンパチ」「モデル替え」も常用化されている。詳しくは下記参照。
ちなみに3Dモデルの場合、同じキャラの別衣装も厳密には「色」ではなく「モデル」を替えている。

色が違うだけのそっくりな存在がいる事に対し、凝った理由付けがされている事もある。
パラレルワールドからきた同一人物」「偽者?ドッペルゲンガー?」「実は親族」「単なるそっくりさん?」「化け狐・化け狸?」「試作機量産型・型番違い」等々…。

主な色違いキャラの使い方

アクションゲーム、RPG

色と名前を変えることで同じ敵でもより格上に見せる、というテクニックが常套手段となっている。
例えば、ドラクエのモーモンならピンク色にすることでピンクモーモン、黄色にすることでマポレーナとランクアップしていく。
これにはもう一つ副次効果があり、「同じデザインなら戦い方や弱点も似たものになる」ということをプレイヤーに覚えさせる効果があるのだ。
さらに「赤なら火属性、青なら水属性」といったイメージを持たせる意味もある。
また、単に色を変えただけではなく、体の部位や装備武器・防具のデザインも変えたりしてさらに印象を変えることもある。

中には、色が違うだけで弱めの雑魚が(リンク先に載っているようなもの程ではないにしろ)強い雑魚>や中ボスに、そこそこの強さの雑魚が裏ボス?になることもある。
例:ゴブリン→リルマーダ(FFシリーズ>) や マスタードビー(ロマサガ3>?)
  ブローウェル→ブローウェルカスタム(スパロボシリーズ>?)

どう鍛えたらそんなに強くなるんだ?データ調整しただけなんだがと言いたくなるが、プレイヤーキャラもレベル1のときは弱かったし、成長(メカなら改造やアップデート)すれば大抵強くなるのだから、ごく自然な流れである。多分...

格闘ゲーム

初期の格ゲーでは「同じ画面に同一人物が二人いるのは不自然」というごく当たり前の理由から、同キャラ戦は搭載されていなかった(リュウケン?がほぼ同じ性能なのは、初代ストリートファイターにおいて1Pキャラと2Pキャラであったため。要するにマリオとルイージの関係)。
一部同キャラ対戦ができた作品もあったようだが、当然どちらも見た目は同じだったので使っている内こんがらがるという弊害が存在していた。
しかし、「持ちキャラ」の概念が広まるにつれて、「自分の持ちキャラが対戦相手に既に使われている」事態が頻発するようになった。
そのような場合の対処法として、「同じキャラを色違いにして、見た目を変える」やり方が一般的になっていった。
このような由来もあって「2Pカラー」と呼ばれることも多い。また「決定時に押すボタンにより色が変わる」場合「弱Pカラー」などの呼称で呼ばれることも。
初期は適当に決めていたため、化け物のようなとんでもない色合いのキャラクターも存在していたが、最近は割とそうでもない。
後述のナコルルに対するレラのように、色違いから独立したキャラクター性を確立し、少し違う性能になることも。
また大抵の場合は1Pカラーが持ちキャラとなることが多いが、中には色違いをあえて持ちキャラにする人も多い。
大規模なゲーセンでの有名プレイヤーだと「色違いキャラ=そのプレイヤー」として認識され名前が売れることもある。
また、「鉄拳>?」「バーチャファイター」のような3D格ゲーだと単なる色違いよりは持ち物や服装で個性を出すことが多い。

珍しい例では「ブレイカーズ」では「CPU戦の同キャラ戦の場合のみ2Pキャラに名前と個別設定が存在する」。
対人戦では色変えのみで名前は変化しない。

戦略シミュレーション

大抵は敵と味方が同じユニットを使って戦うことになるので、格ゲーと同じ理由で区別のために同じユニットでも色違いになる。
この場合は「所属勢力=その軍のイメージカラー」というケースになることが多い。
例としては、「タクティクスオウガ?」だと「ウォルスタ=青」「ガルガスタン=黄色」「ローディス=赤」といった感じ。
味方サイドは青がイメージになることが多い。

有名な色違いキャラ

マリオルイージ?

一番有名な色違いキャラ。色違いの理由付けで兄弟となっている。
初期は本当に色が違うだけだったが、スーパーマリオブラザーズ2?では「ルイージはジャンプ力が高い代わりにダッシュ後のブレーキが利きにくい」という差別化がされた。
そしてアニメ版のスーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!?を機に体格も変わり、ルイージは痩せののっぽへと体型も変じている。
ちなみに今でこそルイージの服装は「緑の帽子とシャツに青色のつなぎ」だが、
FC時代初期ではつなぎと帽子は白、シャツは緑であった(今のファイアルイージに似ているが、こちらはシャツとつなぎの色が逆)。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

原作に元ネタのある色違いから、ネタのような色違いまで毎度バリエーションが豊富。シリーズが進むごとにネタが増えている。
例としては原作の「ゴロンの服」「ゾーラの服」がモデルになる赤、青リンク、「ブラッキー」という超マイナーキャラそっくりになる茶マリオ(初代のみ)など。
ネタ色違いとしてはなぜかドピンクの赤ルイージ(通称イチゴルイージ)、額のファルコンマークがハートマークっぽく見える白キャプテンファルコン(通称愛の戦士)など。
また、色分けを利用したチーム戦もあるが、チームカラーに指定されている色がキャラクターの元々の色と合わない場合は強制的に色違いにされてしまうことになる。
ただし『for3DS/WiiU?』からはキャラクターについた外縁による色分けがなされており、キャラ本体のほうは好きなカラーを選べるようになっている。
また、この作品からカラーバリエーションが8つに統一された。

X?』以降はコスチュームの変化も見られる。
たとえばワリオは1Pカラーはメイドインシリーズのものだが、
色替え(SPでは偶数カラー)でマリオシリーズにおけるオーバーオール姿を選ぶこともできる。

また、単なる色替えやコス替えではないキャラも幾人か存在するので以下を参照。

ピカチュウプリン?ピチュー?
本体の色は多少濃さなどが変わるだけであり、基本的には装飾品で区別される。
『DX』以降は色ごとに装飾品の種類も変化し、本編に登場するトレーナーやアイテムにちなんだものもある。
『SP』ではピカチュウ及びピチューのバリエーションに「マスクドピカチュウ(尻尾の形も違う)」や「ギザみみピチュー」が存在している。

●アイスクライマー
2人1組のファイター。
通常はポポが操作キャラだが、赤系色のカラー(SPで言うところの5~8Pカラー)だとナナが操作キャラとなる。性能はどちらも一緒。

●リトル・マック
forでは唯一16カラーが存在していた。
9~16Pカラーだと初代AC版準拠のワイヤーフレームとなり、ボイスが無くなってノイズSEが鳴るようになる。また、勝利演出におけるドック・ルイスのセリフも変化する。
SPでは他ファイター同様の8カラーに整理され、ワイヤーフレームは7,8Pカラーに割り当てられている。

ルフレ?、むらびと、WiiFitトレーナー、カムイ、インクリング?、ポケモントレーナー(SPのみ)、ベレト/ベレス?
原作で男性版と女性版が存在するキャラ達。男女ごとに4つのカラーが用意されている。
また、WiiFitトレーナーとインクリングは女性がデフォルト(1P)になっている。

ピクミン?&オリマー?クッパJr.?勇者?、スティーブ
色どころかキャラそのものが替わるお方達。当然ボイスもキャラごとに違うものになっている。
なお、あくまで姿とボイスのみの変更であり、性能は据え置き。
ピクミン&オリマーは5~8Pでオリマーが『ピクミン3』のアルフになる。
勇者は1~4Pでそれぞれ????の主人公になる。5~8Pはそれぞれの色違い。
スティーブは2,4,6Pでアレックスに、7,8Pでそれぞれゾンビとエンダーマンになる。
クッパJr.に至ってはなんと1P以外の7カラーが全てクッパ7人衆?に割り振られている。

サムライスピリッツ?シリーズ

ナコルル?、紫ナコルル、レラ
『初代』において、2Pカラーのナコルルは1Pとはキャラクターカラーだけではなく、体型がよかったり、勝利デモでは勝気な表情であったりと、若干の違いが持たされていた。
この2Pナコルル、清楚な1Pナコルルとは真逆のダークなイメージが受けたのか、カラー由来の「紫ナコルル」と呼ばれ親しまれることになった。
後の『斬紅朗無双剣』において剣質システムが実装された際に、紫ナコルルがベースとなったであろう羅刹ナコルルが登場し、ドSというキャラクター付けがなされた。
『零』において剣質システムは削除されてしまったが、羅刹ナコルルはその性能を引き継いだレラという別キャラとして独立することになった。
さらに『天下一剣客伝』においては、原点回帰ともいえる紫ナコルルが、ナコルルともレラとも異なる、一人の独立したキャラクターとして復活した。

元々は一人のカラーバリエーションが、後に独立したキャラクターとして三者三様の人気を博していったという、非常に稀有な例であろう。

モンスターハンターシリーズ

メインシリーズでは、「亜種?」という色違いモンスターが登場。さらに珍しくて強大な「希少種」もいる。

初期は「リペイントモンスター」とも呼ばれており、例えばモノブロス?の亜種であれば「白モノブロス」と呼ばれることの方が一般的だったりと、より色違いとしての認識が強かった。海外展開が本格化した後も、英語ロケールでの亜種や特殊個体のネーミングルールにその名残が見られる。
シリーズ初期は「色が変わって能力値が変化し耐性が若干変わったぐらい」で、「通常種よりもちょっと強くて珍しい個体」程度の扱いだったが、後年の作品では使用属性から根本的に変えて全く別物のモンスターに仕立て上げるケースが増えた。

また「骨格が共通している」「共通モーションを使っている」という意味でのコンパチは非常に多いが、独自モーションやステータスでちゃんと差別化されている。ちなみに古参の飛竜は多くがリオレイア?の骨格がベースである。

他にも、ランポスの白い色違いを当初は「白ランポス」と呼んでいたが、のちに「ギアノス」なる別種で再定義されたという例もある。

外伝作品では『ストーリーズ?』のオトモンに色違いの概念が存在する。
詳細は個別項目に譲るとして、属性変化で5属性分(元が無属性の場合は6属性分)の体色パターンがある。

ファイアーエムブレムシリーズ?

個性豊かなキャラクターが多数登場することが特徴の作品だが、初期のファミコン時代の頃は容量の壁にぶち当たり、全く同じ顔の人や色違いの人が多数存在していた。
1作目の『暗黒竜と光の剣』では仲間キャラではサジマジバーツ?*1、オレルアンの騎士の皆さん*2など。ロレンスは敵の汎用グラフィックに眼帯を付けただけ。一方女性キャラの色違いはパオラ?エスト?の姉妹くらいだったりする。
2作目の『外伝?』では胴体のみで顔がそっくりさんはほぼいなくなった…只、顔の向きが同じ人が多く容量を抑えつつ個性を伸ばすのに苦労した様子がうかがえる。使い回しされているキャラクターについても血縁関係にある者に限定すると言った配慮がされている。
『紋章の謎』では全キャラに専用グラフィックが与えられたがサジマジバーツのように相変わらず似たような顔の者もいれば、双方がまるっきり別デザインになったナバール?ミシェイル?のような場合もある*3
なお、味方キャラやストーリー上重要な敵はともかく、出てきて倒されるだけの中ボスや小悪党、一般市民等については頻繁に流用が行われている。容量が増えた後の作品でも、『聖戦の系譜?』の七三軍団?の様に容赦なく流用されていた。
秘密の店のおねーさん?」?彼女は作品を超えても同じ容姿であって色違いではないので…

草(スーパーマリオブラザーズ)

ちょっと例外だが、色違いキャラの特異な例の一つとして紹介。
初代スーパーマリオブラザーズは容量がびっくりするぐらい少なかったため、地面に生えている草に個別のグラフィックを設定できなかった。
そのため「空に浮かんでいる雲を色替えで緑にして地面に置くことで草に見せる」という変わった手法を使っている。

遊戯王OCGデュエルモンスターズ

初期のモンスターに色違いモンスターが多数いる。
なんでカードゲームに色違い?と思うだろうが、これには少々特殊な事情がある。
遊戯王はコナミがメインスポンサーになってからは紙のカードゲーム(いわゆるOCG)とTVゲームを同時進行で作成していた時期があった。
当時のカードはまずゲームで先行登場し、後にカード化という流れをとっていた物が多く、GB版『遊戯王1』で登場したモンスターの色違いがGB版『遊戯王2』で作成され、それらを後追いでカード化という流れで色違いモンスターも生まれていった。
この辺は近い時期に出た鬼畜ゲー『真DM1』が関係しているらしく、このゲームでポリゴンを色違い流用するために生み出されたのだろうというのが有力説である。

ただこれらのカードは色違い同士で何らかの関係があるものや設定がかぶりまくってるもの、色違い間の格差がすごいものなど統一された法則があるわけではない。

例えば「ホーリー・エルフ」の色違い「ダーク・エルフ」はそれぞれ攻守のステータスが真逆。
ラーバス」の色違い「モンラーバス」はラーバスの強化形態。
剣の女王」の色違い「女王の影武者」はその名の通り影武者のモンスターにということで色違いにストーリー性をもたせている。
設定がかぶってるのだと、どちらも気持ち悪いぐらいしか情報がない「ペイルビースト」と「ファランクス」。
どちらもくちばしで攻撃するヘビでしかない「くちばしヘビ」と「ディック・ビーク」。
猫の精霊でひっかき攻撃が共通している「キャッツフェアリー」と「キャットレディ」などがいる。

格差がすごいものになると、片やウルトラレアの融合モンスターである「双頭の?雷龍(サンダー・ドラゴン)」と片やただのコモンカードの「二つの口を持つ闇の支配者(ツーマウス・ダークルーラー)」が特に有名だろうか?
他にも片方の知名度が高すぎる「屋根裏の物の怪クリボー?」「さまよう亡者ワイト」「太古の壺/メタモルポット」などがある。

珍しい色違いだと「ワイルド・ラプター」と「トラコドン」がいる。
この二体、ぱっと見るとただの色違いなのだが、イラストが地味に複雑。
ワイルド・ラプターのイラストは原作でダイナソー竜崎に召喚されたときのポーズの再現である。
対するトラコドンのイラストはなんと「原作の『ワイルド・ラプター』カードのイラスト」のポーズなのである。
このようなややこしい関係にあるのはこの二枚だけ。

バトルスピリッツ?

このTCGではカードの属性を色で分類している。
バトスピにおける色違いとはイラストのキャラクターが色違いということではなく、この属性が別の色になったカードを指す。
つまり、全く同じカード名、コスト、BP、効果を持ちながら属性の色だけが違うというカードが存在している。
この色違いにより、コストの軽減や受けられるサポートも対応色によって変わってくる。
北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンなどが代表例で、キャンペーンカードなどで登場することが多い。
これは全ての色に同じ性能のカードを与えることで色の格差が出ないようにするための配慮である。
カード名が同じであるため、色違いであっても合計で3枚しか採用できない。
また、北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンが制限カードに指定されていた時代は6色全てのカードに制限ルールが適用されていた。

その一方で、アニメでスピリットを3DCGで表現していることもあって、原義の色違いスピリットも多数存在する。
《ブレイドラ》→《ライト・ブレイドラ》、《ナイト・ブレイドラ》を始めとして、《英雄巨人タイタス》→《光の闘士ランダル》といったXレアの色変えや《爆覇造神ビッグバン・ゴレム》→《炎怒の巨神フューリー・ゴレム》のようなメインキャラの切り札の色変えも割と躊躇なく行われている。

Magic the Gathering

エキスパンション『次元の混乱』では、「別の歴史を辿ったパラレルワールドのカード」として色の役割が通常とは異なるカードが多数登場した。
例えば緑の呪文の《巨大化?》が赤の呪文の《粗暴な力》に、白の呪文の《神の怒り?》が黒の呪文の《滅び》になるといった具合に、効果もマナコストも据え置きで色だけが置き換わっている。

人造昆虫カブトボーグVxV?

アニメだが色違いキャラクターとして「クラスのマドンナさやかちゃん」が存在する。
「初回なのにまるで長期シリーズのクライマックスのような展開」というテーマである第一話に登場し、「傷つきボロボロの主人公が戦いに赴くのを止めようとする」というよくあるシーンを演じ、それっきり出てくることはほぼなかった*4。中の人は当時中学生だった鳴海探偵事務所の所長?
だが、その後も似たようなシチュエーションでさやかちゃんの色違いが「ブラスバンド部のマドンナ観音寺紀子ちゃん」「隣のクラスのマドンナ茨城まりこちゃん」などなど続々と登場。2クール目までは天丼ギャグとして多用された。

色違い以外の近似キャラ

分かりやすい装飾品などを付けて、差別化を図るケースは昔からある。「赤くて角付き?」とか。
季節限定イベントの存在するオンライン系のゲームではクリスマス限定イベントとして、「サンタ帽子を被った特殊キャラを倒すことで限定アイテムが手に入る」という流れも多い。
特にガチャのあるゲームでは季節イベント?で実装される季節限定版の配布キャラが「目玉」として実装されることも珍しくないため、通常版とは全く違う動き・性能・レアリティなど、手間の節約という面とは真逆の、気合の入ったキャラになることも多い。

また上記のように3Dキャラは「3Dモデル」と「モーション」で成り立っているため、そのモーション側を一部流用した3Dモデル違いのキャラを登場させるのも技法のひとつとなっている。

主流の物はコンパチで色違いとはちょっと違う。主に3Dゲームが主流になってきた頃から登場した概念。コンピュータ関連で互換性を意味する英語の「compatible」を略したもの。
基本モーションは同じものを使い、外枠を張り変えながら細かい動きなどで差別化することで容量や手間を節約しつつ、キャラクター数を増やすことができるのである。
「リュウとケン」はまさにコンパチであると言える。
スマブラシリーズの「マリオに対するドクターマリオ」「フォックス?に対するファルコ?」などが有名。
基本的には同じシリーズからの出典キャラがコンパチになるが、「キャプテンファルコンに対するガノンドロフ」のように完全別シリーズなのにコンパチということもある。
また、「無双シリーズ」「戦国BASARAシリーズ」のようなアクションゲームでも割とコンパチは多い。
意外なところでは戦国BASARA2?までの「真田幸村?浅井長政?」「上杉謙信?今川義元?」はコンパチであった。
前者は二槍流と一刀流、後者は長刀と扇子と使用武器は全然違うものの、違和感はそれほど感じられない。
あまり差別化されていないといい眼で見られないこともあり、シリーズが進むごとにコンパチキャラはコンパチ元からの差別化が進む傾向にある。
なお、ドクターマリオは旧世代のマリオのコンパチのままであり、ノーマルマリオの方が色々と改変を受けたため、「コンパチ元の方が差別化された」レアケース。

3Dのゲームならば敵キャラにも適用されることが多く、上記の『モンスターハンター』シリーズの他、『バイオハザード』シリーズのゾンビやガナードのバリエーションも色違いよりはモデル替えと言った方が正しい。
MHFでは、お遊びイベントとして制作者が着ぐるみを着た姿のモデル替えボスモンスターや、MHXRも含め以降のコラボイベントでもコラボ専用のモデル替えボスモンスターも登場した。
特に彼岸島?コラボでは、魚人型邪鬼(モーション元はガノトトス?)を相手に丸太で戦う、というやりすぎなものだった。
顕著な例では初代PSO?は進行と共にコンパチキャラが良く登場し、最高難易度では敵キャラの3Dモデルがほぼ全て一新される。そのバリエーションも「二足歩行で腕を振り下ろす攻撃をする」というキャラならばクマ、変異サメ、宇宙生物、亀、カマキリなどかなり自由。
また3Dモデルは2Dキャラと違いある程度拡大、縮小しても体は整うため、「サイズが大きく違うキャラも実はコンパチだった」というものもある。

一方で逆に「色違いを用意しない」という実例も存在し、サガフロンティア?シリーズが特に顕著。
色違いを作るだけでもドッターが死んでしまうということで、内部設定だけを変えたモンスターが多数出現する。




追記・修正は色を変えて印象も変わってからお願いします。


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*1 バーツだけ青くサジマジは完全に同じ顔
*2 ビラクはマチスと同じ顔、ウルフとザガロも色違いでゴードン及びトーマスのマイナーチェンジ
*3 ただし別デザインになってるのに髪型は(どちらもFC版から変更されているのに)相変わらずほぼ同じなので、流用グラフィックであったことを意識されてはいる様子。
*4 1度だけモブキャラとして再登場したことはある