登録日:2014/09/06 (土) 15:42:27
更新日:2024-03-11 (月) 17:56:24
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よく見ておけ………
覇気は大きく2種類に分けられる
●目次
■概要
元々は「溢れる意気込み」「野心」といった意味だが、漫画『ONE PIECE』にて同名の能力が登場してからはそちらに引っ張られがち。
悪魔の実?の能力や、六式と並ぶ強力な戦闘能力として登場した。
- 見聞色
- 武装色
- 覇王色
という3種類の「色」があり、それぞれで異なる特性を持つ。
新世界の実力者は必ずと言っていいほどこの覇気を修得していることから、一つの強さの指標ともなっている。
覇気を会得していない海賊は「ルーキー」扱いであり、習得していない自然系能力者は格好のカモとなるため「自分を無敵と勘違いしてきた”自然系”の寿命は短い」と言われることもある。
海軍においても、中将昇格の条件として覇気の習得が必要である。
海賊王ゴールド・ロジャー?の右腕だった元ロジャー海賊団?副船長シルバーズ・レイリー?曰く、個人差はあるものの覇気の才能自体は覇王色を除き誰もが持っているらしい。
しかし、大抵の場合はその才能は一生目覚めることなく終わってしまうという。
実際、作中でも覇気に目覚めているのは戦闘に身を置く立場の者が圧倒的多数を占めている。
主な覇気の修得方法は、
- 数年の修行
- 強い精神的なショック
などがあるが、稀に先天的に修得しているケースもある。
血統も大きく関係し、カイドウの娘ヤマトは幼少期に「覇王色の覇気」に目覚めている。
ほとんどの場合が修行による修得だが、それまでには長い歳月を要する。
強い才能を持ち、レイリー?直々の修行を受けたルフィ?でも、完璧にコントロールするまでに2年かかったこと、一兵卒からのたたき上げで海軍大将にまでなったゼファー?も習得時には34歳だったことから、非常に難しいものであることがわかる。
また、「精神的ショック」「先天的なもの」もコントロール自体はできない場合がほとんどなので、実用に値する能力を身に着けるならばどの道修行が必要になってくるらしい。
個人によって色ごとに得意なものがあり、得意な色を伸ばして行くことが重要らしい。
麦わらの一味?ならば、「ルフィは覇王色」「ゾロは武装色」「サンジは見聞色」がそれぞれ得意。
ただし、得意な系統があるからといって別の系統が不得意になるわけではなく、例として上記の3人とも武装色、見聞色を遜色なく使えたり、シャーロット・カタクリ?の武装色、見聞色はルフィのそれを上回っている。
例え悪魔の実を食べていなくても、覇気の練度次第では能力者を上回ることが可能な点が覇気の最大のメリット。
その象徴と言えるのが『海賊王』ゴールド・ロジャーであり、彼は無能力者でありながら数多の能力者達を圧倒し、海賊王の称号を手に入れ海の頂点に君臨した。
四皇のカイドウも覇気の重要性を最も熟知している人物の1人で、「“能力”が世界を制することはない!!!」「世の中はうまくできてる」と述懐している。
■覇気の「色」
【見聞色の覇気】
相手の「気配」をより強く感じられるようになる覇気。
これを修得すれば、広範囲の相手の気配を感じたり、相手の動きの気配を読んで直後の行動を予測したりすることができる。
生まれつき持っていたり、なにかのショックで覚醒したりする者も多く、そうした者は
- 「声」が聞こえる(消えていく)
- 人々の悲しみの「声」が勝手に聞こえる
感覚を覚える為、非常に感受性が強く、戦いや動乱に対して敏感となる。
詳細は項目を参照。
【武装色の覇気】
使用者の「気合」で見えない鎧を纏うイメージを持つことにより「攻撃力」「防御力」を飛躍的に向上させることができる。
また、悪魔の実の能力の実体を捉えることができるようになる。
基本的に「覇気を使える」というとこの覇気を指すことが多い。
海楼石や能力固有の弱点を突くことを除けば悪魔の実の能力に対抗しうる唯一の手段であり、自然系や超人系の能力者の実体にも触れることが可能となる。
そのため、自然系の流動する肉体や超人系の特異体質にも攻撃を通すことができる上、覇気が相手より上回っていれば一部の悪魔の実の能力による攻撃を完全に防御しきることができる。
詳細は項目参照。
【覇王色の覇気】
自分より格下の相手を「威圧」する能力。
戦うまでもないほど圧倒的に実力差がある相手は気絶してしまう。
作中でも「覇王色の覇気」を持つルフィ、レイリー、シャンクスなどがこれを披露している。
詳細は項目参照。
■登場
「見聞色の覇気」は、”心綱”の名前で空島編から登場。
「覇王色の覇気」については、シャンクスと白ひげの対面より(45巻)明確に登場。
「武装色の覇気」が登場し始めたのはシャボンディ諸島編のシルバーズ・レイリーあたりから。
「愛ある拳は防ぐすべなし?」という人は45巻で本格登場。
■余談
【六式】
公式図鑑『VIVRE CARD』では六式は覇気と関連があるとされているが、詳細は不明。
「覇気」登場以前の描写として、W7編におけるロブ・ルッチ?の人型での指銃はルフィを吹き飛ばしたが、後の戦桃丸戦とは違い喰らったルフィは違和感を覚えていなかった(通常の「指銃」は覇気を纏った技ではない?)。
アニオリでは覇気と六式は別物で重ねがけできていた他、『ONE PIECE FILM Z?』での作者描き下ろしゼファー?の過去では「下士官の時点で六式を修得し、34歳で覇気を修得。」と説明され、別枠の技術として扱われていた。
一方、ワノ国編ではジンベエが「武装色の覇気」を使い「これを鉄塊と呼べばええか?」とさも六式が覇気の一部であるかのような発言をしている*1。
なので、現状は両者の「何が」「どのように」関連しているのかは不明のまま。
一応『VIVRE CARD』では覇気の修行と六式の鍛錬が似ているともされているので、少なくとも原理的に近いものなのは確かなようである。
【ティーチの発言】
アラバスタ編?後のジャヤ編でも「あの覇気で3000万はねェと思ったが…」と黒ひげ?が発言しているが、この時点でルフィは覇気を知らないし使ってもいない。
上記の覇気の事か、オーラ的な意味なのかは不明。
覇気という言葉本来の意味である「溢れる意気込み」「野心」として使っていても文脈は通るシーンでもあった。
【無意識下での覇気】
覇気のことを知らず修練していない者でも覇気を発動する描写が何回かあることから、過去にもそういったことがあったのではないか?という推論もある。
例えば、ゲッコー・モリアがルフィを殴った際これを「ゴムゴムの実」の能力で無効化しているが、モリアが怒りのせいで覇気を使わなかった可能性以外に、無意識にルフィが覇気を発動して相殺していた、とする説もある。
追記、修正は、遠くの気配を感じ、“黒腕”と呼ばれ、10万人以上の荒くれ者を一瞬で気絶させてからお願いします。