登録日:2012-05-29(火) 20:12:34
更新日:2024-04-29 (月) 22:37:12
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▼初めに
本項目では二次元における黒い長髪を持つ女性、ロングの黒髪の持つ魅力について記載する。
本項目では黒い長髪のことを黒髪ロング。
黒髪ロングを持つキャラのことを黒髪ロングキャラと表記する。
▼歴史
まずは、二次元――特に我々の好むような漫画、アニメ、ゲームなどの中から黒髪ロングの歴史を紐解いこうと思う。
●90年代 ~オタク文化の幕開け~
スタジオジブリ?などの出現で、アニメなどが一つの文化として認められ始めたこの時代。
この時代について語るのならば、まずはこの二人の人物をあげるべきであろう。
比良坂初音(ひらさか はつね)
ランスシリーズやエスカレイヤーシリーズ、近年では超昴閃忍ハルカなどで有名な、アリスソフト発の18禁ノベルゲーム『アトラク=ナクア?』の主人公。
陶磁器のような白い肌。燃えるような真紅の瞳。
そして何よりも特徴的なのがシンプルゆえに魅力的なセーラー服と、腰まで伸びた艶やかな黒髪であろう。
そしてもう一人
高城千砂(たかしろ ちずな)
冬目景の著作『羊のうた?』に登場するどこか儚げなヒロインで、彼女もまた長い黒髪を持ちセーラー服?に身を包んでいる。
この二人を見て、何か気づいたことはないだろうか?
そう、この時からすでにセーラー服に黒髪ロングという、至高にして究極の組み合わせは生まれていたのだ。
羊のうたの発表は1996年。
アトラク=ナクアの発売は1997年。
黒髪ロング界において鉄板ともいえるこの組み合わせは、1996年の時点で世に生を受けていたのである。
比良坂初音
高城千砂
この二人は、黒髪ロングの歴史を語る上では外すことのできない人物である思われる。
●00年代前半 ~エロゲ、ラノベの台頭~
00年に入り、成人向けPCゲーム――俗にいうエロゲと、キャラクターに重きを置いた挿絵付き小説――俗にいうラノベが、
漫画、アニメ、ゲームに続く第四、第五の文化としてその規模を拡大し始めた。
この時期にも、たくさんの黒髪ロングキャラが現れた。
ラノベでは日本刀?+セーラー服+黒髪ロングという、戦闘ものに登場する鉄板の組み合わせを広めた灼眼のシャナ?のシャナ?
漫画ではセーラー服+黒髪ロングというオーソドックスな組み合わせを踏襲しつつ、和服?+黒髪という組み合わせを再び世に提示し、
また、黒髪ロングキャラの声優=能登麻美子?という定式を生み出した地獄少女?の閻魔あい
アニメでは年上属性と黒髪ロングの見事な調和で視聴者を魅了したゼーガペイン?のミサキ・シズノ
他にも無数のキャラが生まれ、さながら超新星爆発のように、弾け、跳ね飛び、様々な方向性からのアプローチを行われだしたそんな00年代前半最後の年、2004年。
それは、起こった。
アダルトゲームブランド Innocent Greyの発足だ。
やがて、黒髪ロング史に名を残すカルタグラ?、殻ノ少女?などの名作を生み出し、黒髪ロング界に多くの貢献をすることになる会社の設立。
それは00年代後半を目前に迎えた黒髪ロング界にとっての、大きな一歩だった。
●00年代後半 ~そして、黒髪ロング界の現在は~
Innocent Greyの処女作、カルタグラの発売から幕を切った00年代後半。
ペルソナ4の天城雪子?、キミキス?の二見瑛理子、SHINOの支倉志乃、
紅の九鳳院紫、けいおん!の秋山澪?、ぬらりひょんの孫?の羽衣狐?など、
様々な名キャラクター達が生まれていった。
が、これといった大きな動きがないと言えばそれもまた事実である。
人間、何かに頼りきりのままでは堕落する一方だ。
愛する黒髪ロング界のために。
自分たちの居場所を守るために。
我々は、立ち上がらなければいけないのかもしれない。
▼特徴
黒髪ロングのキャラには、最早古典的といっても過言ではない付加属性がいくつある。
それが
- 和服
- 巫女装束
- セーラー服
- 帯刀
などだ。
今、「巫女?装束と和服は同じだろ」って思った人は早く日本国籍を手放してください。
前者三つは王道中の王道であるし、後者は戦闘美少女におけるオーソドックスなパターンキャラだ。
諌山黄泉、櫻井螢、青山素子など、多少なりとも戦闘の要素が入った作品には必要不可欠で、
逆にアーカード?等の黒髪ロングで槍や銃などを装備したキャラを見つけることのほうが難しいだろう。
外見以外での特徴をあげれば
- 素直クール?
- クーデレ
- 恥ずかしがり屋
- 男口調
などがあり、恥ずかしがり屋+男口調、素直クール+男口調などの組み合わせは、王道の中の至高といっていいだろう。
そして、 - 大和撫子?
この概念を語らずして、もはや黒髪ロングを語ることは不可能だろう。
大和撫子―――それは、日本人が古くから追い求めてきた理想の女性像である。
おしとやかで品があり、礼儀正しく落ち着きを持ち、おとなしくどこか儚げで、それでも心には強い芯をもっている。
黒髪ロングは日本の女性を象徴する要素である。
それに日本人女性の理想像である大和撫子が加わったら―――
結果は皆までいうまい。
我々はただ、この国の人間に生まれたことに深く感謝するのみである。
追記・修正は黒髪ロングをクンカクンカしながら、お願いします。