エアバック

Last-modified: 2023-08-03 (木) 18:44:40

エアバック

エアバック ( エアバックシステム ) とは、事故衝突の瞬間、気体によって瞬時に膨らむバックで搭乗者の安全を守るための装置。
 
普段はステアリングホイール内にコンパクトに収納されており、ステアリングホイールにあるデザイン的な溝は、エアバック作動時に裂けるようになっている。
 
エアバックの安全な使用にはシートベルトの着用が義務付けられており、シートベルトをしないとエアバックでの安全が確保されなかったり、エアバックの衝撃で死にいたるケースもある。
 
そのため自動車に取り付けてあるエアバックには『SRSエアバック』と表示されている、これは『シートベルトの着用を前提とし作られたエアバック』と考えてもらえると簡単で、それ以外は先ほど紹介したようなことが起こる。
 
柔らかそうなイメージがあるエアバックだが、膨らむ衝撃はプロボクサーのヘビー級パンチなみの衝撃があり、実験でもタイヤ4本が宙に浮くほどの力があるので、衝撃を受けないためにもシートベルトの着用が必要。
 
少々恐ろしいエアバックだが、ガラス、ステアリング、ダッシュボードなどの硬いところに体を打ち付けるよりは、安全であるのは言うまでもない。

運転席エアバック

ステアリングホイール内部から膨らみ、運転者の顔面・胸部を保護する。

助手席エアバック

助手席前方のダッシュボードから膨らみ、顔面・胸部を保護する。

サイドエアバック

センターピラーから膨らみ、側面からの衝撃に腹部を保護する。

カーテンエアバック

フロントピラーから天井をつたって後席まで膨らみ、運転席・助手席・後席搭乗者の側頭部を保護する。