オーバーステア

Last-modified: 2024-01-05 (金) 19:42:12

オーバーステア

オーバーステア ( 英語 : Oversteer ) またはオーバーステア傾向とは、通常レベルの直進安定性を持った自動車が、定常円旋回で一定の舵角のまま駆動力 ( 速度 ) を上げていった際、後輪の接地摩擦力が遠心力に負け ( 後輪のスリップ角が前輪のスリップ角よりも大きくなり )、車両が円の内側に巻き込まれる挙動を示すシャーシ特性を指す。特にモータースポーツではルース ( loose ) とも呼ばれる。

オーバーステア傾向の車両は速度が上がり、運動エネルギーが大きい状態でスピンに陥りやすくなる。そのため一般向けの自動車では、運転者の対処が難しいオーバーステア傾向を避け、弱アンダーステア傾向に設計されている。

オーバーステアになり、特定の R の旋回目標を越える度合いになった場合、コーナーの向きと反対側にハンドルを切るカウンターステアを用いて軌跡の修正 ( スピン回避 ) を行なう必要がある。

引用元 : オーバーステア - Wikipedia


( ? ) オーバーステア傾向にも種類があるようで、コーナリングでの 「 ターンイン区間 」,「 旋回区間 」, 「 加速区間 」 それぞれにおけるオーバーステア傾向が存在するらしい ( ? ) ←真偽不明

参考文献 : 減衰力で学ぶロール剛性配分と操舵特性