基礎知識
主砲の弾には通常弾・榴弾・徹甲弾の3種類が存在する。
通常弾はその名の通り平均的な性能を持ち、弾道が比較的安定しているが、相手の装甲が厚くなるほどダメージが減ってしまう。
榴弾は弾速が遅い代わりに通常弾よりもダメージ補正が高く、一定確率*2で相手を炎上させてスリップダメージを与える。
徹甲弾は弾速が通常弾より速い上に敵1体を貫通する仕様となっており、更に相手の装甲が厚いほどダメージが上がり、薄いほどダメージが下がる。
これらの弾種をよく覚え、相手の編成や艦隊の運用法に合わせて装備を選ぼう。
なお、これら以外の特殊な弾も存在するが、それは該当する各装備の項目で語る。
各主砲には個別の射角と射程距離が設定されている。
イメージとしては、艦の前方に扇型の射撃可能範囲が存在すると思ってもらえればいいだろう。
当然射程が長く、射角が大きいほど、広い範囲を捉える事ができる。
後述する主砲の特性についてこの範囲が重要となる為、覚えておきたい。
ただし射程距離に関しては数値が殆ど当てにならず、撃っても届かないケースがままある。
実際に使用して慣れてゆくのが一番か。
主砲には弾の種類の他に追尾・拡散・通常という主砲の特性が記されている。
追尾主砲は射撃可能範囲内の最も近い敵に向けて弾を発射する為、命中率が高い。
拡散主砲は射撃可能範囲内に敵がいる場合に自分の正面へ向けて発射する為、敵がナナメ方向にいると当てにくい。
通常主砲は射撃可能範囲内の敵の方へ向けて大雑把に発射する為、ギャンブル要素が高い。
とはいえ殆どの主砲は追尾なので、あまり気にする必要はないだろう。
なお、戦艦主砲は基本的に投射という特性になる*3。
重桜における主砲
重桜艦隊では雷撃と航空攻撃が核となるケースが多く、主砲はやや軽視されがちである。
しかし長門の弾幕や三笠のバフに代表される、主砲発射をトリガーとするスキルはそれなりに多い。
基本的に、そういった艦には装填の早い主砲が載せられる。
また、単純に砲撃が主体となる北風のような艦も存在するので、そういった艦にはDPSの高い主砲を載せてやりたい。
主な主砲一覧
ここでは頻繁に使われる物をピックアップして紹介する。
- 76mm砲T3
最高の攻撃速度と最低の威力を持つ星3通常弾主砲。
発生率が低めの主砲発射トリガー系のスキルを持つ艦や、全弾発射が強力な艦に搭載される事が多い。
主砲の威力を減らしてでも回転率を上げたい場合に使われる。
適性のある艦は夕立、神風など。 - 100mm二連装九八式高角砲T3
高めの攻撃速度と安定した威力を持つ星5通常弾主砲。
金装備の中では射程が最も短く、火力補正も15と低いが、対空が30と大きく上がる点が特徴。
威力と攻撃速度を両立したい場合や、対空を伸ばしたい場合に使われる。
適性のある艦は北風、五十鈴など。 - 127mm連装両用砲MK12T3
高い水準の威力や弾速を持つ星5榴弾主砲。
火力が20、対空が25とバランスよく上がる事もあり、汎用性に優れた装備である。
攻撃速度は遅めなので、回転率よりパワーを重視する艦と相性が良い。
適性のある艦は新月、涼月など。 - 138.6mm単装砲Mle1929T3
『光と影のアイリス』D2にて掘れる星5榴弾主砲。
威力と弾速に優れた、汎用性の高い優秀な主砲。
戦艦の副砲として搭載しても強いが、数を集めるのが面倒な代物。
MK12のほぼ上位互換なので、適性艦も同じ。 - 130mm連装砲B-2LMT3
『凍絶の北海』ポイント交換で入手できた星5通常弾主砲。
凄まじいDPSを誇り、射程も非常に長い為、北風や涼月の主砲候補に挙げられている。
火力+35という補正も優秀だが、射角が限定されている点と攻撃速度の遅さに注意。
現状、再入手手段はない。
- 150mmTbtsKC/36連装砲T3
安定した性能と弾道を持つ星4徹甲弾主砲。
軽巡の徹甲弾主砲は軽装甲相手の減衰がない為、極めて汎用性が高い。
適性無関係に、広く様々な軽巡に搭載できる優秀な装備である。
惜しむらくは火力補正が25と低めな点か。 - 155mm三連装砲T3
広い範囲に攻撃できる星5榴弾主砲。
総ダメージ量が多く、肉薄して撃てば凄まじい威力を発揮する。
星5なので火力補正も45と高く、戦艦の副砲としての適性も高いが、装填速度の遅さに注意したい。
適性のある艦は最上が筆頭。 - 試製152mm三連装砲T0
軽巡主砲最高の射程を誇る研究産星5徹甲弾主砲。
弾道がバラけやすい点以外はほぼ最高峰の性能を持っている為、あらゆる軽巡に問題なく搭載できる。
また、何故か他の軽巡徹甲弾主砲よりも装甲補正が高く、Tbtsのほぼ上位互換と言える。
入手性に難はあるが、積極的に集めたい。 - 試作型三連装152mm両用砲Mk17T0
長い射程と当てやすい弾道か特徴の研究産星5榴弾主砲。
総ダメージでは155mmに劣るが、装填速度が改善されている他、命中精度もこちらに分がある。
その為、実戦における優位性はあちらよりも高い。
量産は難しいが、是非とも入手しておきたい。
- 203mmSKC連装砲T3
高いDPSを誇る星5徹甲弾重巡主砲。
通常入手できる重巡主砲の中では、現状ほぼこれ一択。
研究産の試作203mmSKC三連装砲がほぼ上位互換となるが、集まるまではこれで充分だろう。 - 試製203mm三連装砲
砲補正が高い研究産星5榴弾重巡主砲。
弾道が大きくブレる点以外は、榴弾重巡主砲の中で最も優秀な性能となっている。
重桜艦隊においてはほぼ愛宕の専用装備。 - 203mm連装砲Model1927T3
SAP弾という徹甲弾に似た弾を用いる星5重巡主砲。
中装甲に対して強力な砲であり、拡散もあまりしないので扱いやすい。
しかし撃ちきるまでが長い点には注意。
なお12章の敵は多くが軽・中装甲なので、12-4無心周回には相性が良い。 - 試作型234mm三連装砲
あらゆる装甲に有効な研究産星6重巡主砲。
炎上や貫通を捨ててでもDPSに特化したいなら候補として挙げられる。
攻撃速度がやや遅い為、装填を補える摩耶などに載せて肉薄砲撃をお見舞いしたい。
入手性も最悪なので、気長に設計図を集めよう。 - 試作型三連装310mm砲T0
吾妻専用装備である星5榴弾超巡主砲。
射撃特性が戦艦主砲と同じ投射になっているのが特徴。
攻撃速度が遅く、炎上率も4%と低い為、最初は慣れが必要となるだろう。
しかしやはりその威力は凄まじく、敵が文字通り蒸発してゆく様は圧巻。
重桜艦隊では長門・三笠・出雲など、主砲発射をトリガーとするスキルを持つ戦艦が主力となる。
なので、基本的には攻撃速度を重視した物が選ばれる。
- 榴弾
単純な速度だけで見れば381mm連装砲改が最適解となる。
しかし威力はかなり低い為、バランスを取るなら試作型406mmSKC連装砲T0が優秀。
威力を求めたいならば406mm三連装砲MK6T3を載せてもいいだろう。
なお、356mm四連装砲T3は攻速が遅すぎて使いにくい。火力:406三MK6>406SKC>410>381
攻速:381>406SKC>410>406三MK6
- 徹甲弾
火力面では、DPSが優秀な試作型457mm連装砲MKAT0が燦然と君臨している。
総威力が高い試作型406mm/50三連装砲T0もそれに並ぶ形。
最速の徹甲弾主砲である380mmSKC連装砲T3は装甲破壊効果を狙った運用が主となる。
その場合は381mm連装砲改より若干遅い点に気を付けたい。火力:457MKA>406/50>380SKC
攻速:380SKC>457MKA>406/50
- 通常弾
戦艦の利点が損なわれる為、基本的に使わない。
最速を追い求めたい場合にのみ283mmSKC34三連装砲T3が使われる程度か。 - 三式弾
410mm連装砲(三式弾)T0と霧島のみが扱える弾種。
三式弾は炸裂後に航空機へ攻撃できる他、破片を広範囲にばら撒いて敵艦に降り注がせる。
しかし破片ごとの威力は低く、大型の敵でない限りは力を発揮しきれない。
攻速は早いのでそちらを活かすか、霧島に載せて対空お化けにするのがいいだろう。