at
指定された日時にコマンドやプログラムが実行されるようにスケジュールするコマンド。
at コマンドはWindows8およびWindows Server 2012以降では廃止されている(代わりにschtasks コマンドを使用する)。
用例
- 現在登録されているATコマンドを表示
at
- ID1の登録内容について詳細を確認
at 1
- ID1のスケジュールを警告なしに削除
at 1 /delete /yes
- 指定したバッチファイルを本日18時に実行
at 18:00 C:\StartBackup.bat
- 画面を表示させた状態で、毎月1日1時にxcopyコマンドを実行する
at 01:00 /interactive /every:1 cmd.exe "xcopy \\Server1\Share\* D:\Backup /D /S /R /Y /I /K"
- Server1上でセッション情報を毎日2時に取得してServer2に保存するするよう登録する
at \\Server1 02:00 /every:M,T,W,Th,F,S,Su cmd.exe /c "net session >> \\Server2\log\netsession.txt"
書式
at [ComputerName] Time [options] Command at [ComputerName] [id] /delete [/yes]
options
\\ComputerName | リモートコンピュータを操作する場合は指定。 |
/delete | スケジュールされているコマンドを削除。 |
/yes | /deleteと一緒に使うことで確認せずに削除。 |
/interactive | ジョブ実行中のログオンユーザとの対話を許可。 |
/every:DAY | 毎週・毎月など定期的に実行する。日付省略時は作業日が登録される。 |
/next:DAY | 指定した曜日・日付に一度だけ実行する。日付省略時は作業日が登録される。 |
説明
指定された日時にコマンドやプログラムが実行されるようにスケジュールするコマンド。
at コマンドはWindows10では廃止されている(代わりにschtasks コマンドを使用する)。
- コマンドの実行には管理者権限が必要。
- コマンドを使用するには、「スケジュール(task scheduler)」サービスが実行されている必要がある。
関連
- schtasks
参考リンク
- Windows10のatコマンドは廃止になった。代わりに、SCHTASKSコマンドを使用しなければいけない・・・らしい
- AT コマンドが廃止されてた。 – 良くはないけどまあ、いいか。
- Windows 8の新しい(削除された)コマンド
- タスクスケジューラに残された使えない機能の怪:その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(9) - @IT
- タスクスケジューラ、スタートアップ、JP1、at コマンドの違い | 自動プログラム実行方式の違い
- AT | Windows コマンドプロンプト(cmd.exe) | プログラム言語 | KANTENNA.COM
- at | Microsoft Docs
- コマンドプロンプト at - [指定日時にプログラムを実行する]
- 【windows】atコマンド - オープンリファレンス
- Windowsコマンド集:(at)
- [at 実行時刻]予定した時間にコマンドを実行 | 日経クロステック(xTECH)
- ・Windowsタスクスケジューラ at, schtasks の悪用 - パブリックコメント対応
- at【コマンド】とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
- タスク・スケジューラをコマンド・プロンプトから制御する:Tech TIPS - @IT