概要
1992年8月27日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された、任天堂の人気パーティーレースゲーム、マリオカートシリーズの記念すべき第1作。スーパーマリオ・カートなのか、スーパー・マリオカート*1なのか、区切りは不明。
スーファミ初期のソフトゆえか、「Bキーで決定やアクセル操作」をはじめとした、右手の独特のキーコンフィグがあったが、後発の作品では見直されている。ほかにも、レースにおいては一度通過したアイテムボックスが復活しない仕様だったりする。
レースゲームにアイテムの要素を有機的に取り込んだシステムはプレイヤーを虜にし、スーファミで一番売れたソフトになった。そしてマリオカートはマリオ第2の主力シリーズとして位置づけられるようになった。
GBAでは隠しステージで本作の全コースが、DS以降の各作品では一部が復刻コースとして、さらにWii以降はSFC版自体の移植版が配信されているため、スーファミ世代じゃなくても本作のコースを遊んだことのあるプレイヤーは少なくないだろう。
キャラ
64やGBA、DSでおなじみのメンバーのうち、クッパを除く重量級メンバーが登場していない。
なお、ワリオはここから約2か月後のマリオランド2で華々しくデビューのため、本作にはタッチの差で間に合わなかったようなものだが。
本作では性能が4タイプあり、それぞれにキャラが2人ずつ割り当てられる。
キャラ名 | 解説 |
マリオ | |
ルイージ | マリオと同一性能。マリオ兄弟はNPCの時はスターだけ使うが、スピードだけは接待してくれる。 |
ヨッシー | 加速重視型。しかしハンドリングは弱め。NPCの時は卵を置いて妨害する。 |
ピーチ | ヨッシーと同一性能。プレイヤーが使うとクッパが上位に入りがちなため、ハードモードになる。NPCの時は毒キノコ*2を置いて妨害する。 |
キノピオ | ハンドリング重視型。しかし加速性能もまあまあいいので初心者向け。NPC時はピーチと同じく毒キノコで妨害。 |
ノコノコ | キノピオと同一性能。しかし彼はワリオに座をしばらく奪われる。カメが何をしたというのか。NPC時の妨害は緑甲羅を置く。投げてこないのでご安心を。 |
ドンキーコングJr.? | 最高速重視型。このタイプはタイムアタックで真価を発揮する。NPCの時はバナナで妨害する。64以降は現行の |
クッパ | DKJr.と同じ性能。NPCの時は火の玉を置いて妨害する。プレイヤーとして使うとマリオ兄弟が上位に入ってくるのでピーチと同じくらいしんどくなる。 |
コース
本作はハード性能、ソフト容量が現代とは異なり限られていたため、最終コースのレインボーロードを除き、同一のスキンで2~4のコースが作られている。バリエーションの乏しさからか、Wii以降のリメイクコースとしての登場は控えられる傾向にある。
コース名 | カップ | リメイク | 解説 |
マリオサーキット1 | キノコ | DS・ツアー | |
ドーナツ平野1 | キノコ | DS・ツアー | |
お化け沼1 | キノコ | ツアー | |
クッパ城1 | キノコ | ||
マリオサーキット2 | キノコ | 7・ツアー | |
チョコレー島1 | フラワー | ツアー | |
お化け沼2 | フラワー | wii・ツアー | |
ドーナツ平野2 | フラワー | ツアー | |
クッパ城2 | フラワー | ||
マリオサーキット3 | フラワー | wii・ツアー・8DX | |
ノコノコビーチ1 | スター | ||
チョコレー島2 | スター | DS・ツアー | |
バニラレイク1 | スター | ツアー | |
クッパ城3 | スター | ツアー・8DX | クッパ城シリーズは何故かリメイク封印されていたが、8DXのDLC最終弾でついに復活。 |
マリオサーキット4 | スター | ||
ドーナツ平野3 | スペシャル | 8・ツアー | |
ノコノコビーチ2 | スペシャル | DS・ツアー | |
お化け沼3 | スペシャル | ||
バニラレイク2 | スペシャル | ツアー | |
レインボーロード | スペシャル | 7・8・ツアー |
アイテム
工事中