スーパーマリオカート

Last-modified: 2024-05-29 (水) 14:55:57

概要

1992年8月27日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された、任天堂の人気パーティーレースゲーム、マリオカートシリーズの記念すべき第1作。スーパーマリオ・カートなのか、スーパー・マリオカート*1なのか、区切りは不明。
スーファミ初期のソフトゆえか、「Bキーで決定やアクセル操作」をはじめとした、右手の独特のキーコンフィグがあったが、後発の作品では見直されている。ほかにも、レースにおいては一度通過したアイテムボックスが復活しない仕様だったりする。
レースゲームにアイテムの要素を有機的に取り込んだシステムはプレイヤーを虜にし、スーファミで一番売れたソフトになった。そしてマリオカートはマリオ第2の主力シリーズとして位置づけられるようになった。

GBAでは隠しステージで本作の全コースが、DS以降の各作品では一部が復刻コースとして、さらにWii以降はSFC版自体の移植版が配信されているため、スーファミ世代じゃなくても本作のコースを遊んだことのあるプレイヤーは少なくないだろう。

キャラ

64やGBA、DSでおなじみのメンバーのうち、クッパを除く重量級メンバーが登場していない。
なお、ワリオはここから約2か月後のマリオランド2で華々しくデビューのため、本作にはタッチの差で間に合わなかったようなものだが。
本作では性能が4タイプあり、それぞれにキャラが2人ずつ割り当てられる。

キャラ名解説
マリオ器用貧乏バランス型。本シリーズでは不遇といわれることが多いが、初代は奇跡的にも他シリーズよりキャラ格差が薄めなため、扱いやすさとしてはまあまあいいほう。
ルイージマリオと同一性能。マリオ兄弟はNPCの時はスターだけ使うが、スピードだけは接待してくれる。
ヨッシー加速重視型。しかしハンドリングは弱め。NPCの時は卵を置いて妨害する。
ピーチヨッシーと同一性能。プレイヤーが使うとクッパが上位に入りがちなため、ハードモードになる。NPCの時は毒キノコ*2を置いて妨害する。
キノピオハンドリング重視型。しかし加速性能もまあまあいいので初心者向け。NPC時はピーチと同じく毒キノコで妨害。
ノコノコキノピオと同一性能。しかし彼はワリオに座をしばらく奪われる。カメが何をしたというのか。NPC時の妨害は緑甲羅を置く。投げてこないのでご安心を。
ドンキーコングJr.?最高速重視型。このタイプはタイムアタックで真価を発揮する。NPCの時はバナナで妨害する。64以降は現行の短気で損気なタンキーコングドンキーコングが出てきたのでおとなしく座を譲った。
クッパDKJr.と同じ性能。NPCの時は火の玉を置いて妨害する。プレイヤーとして使うとマリオ兄弟が上位に入ってくるのでピーチと同じくらいしんどくなる。

コース

本作はハード性能、ソフト容量が現代とは異なり限られていたため、最終コースのレインボーロードを除き、同一のスキンで2~4のコースが作られている。バリエーションの乏しさからか、Wii以降のリメイクコースとしての登場は控えられる傾向にある。

コース名カップリメイク解説
マリオサーキット1キノコDS・ツアー
ドーナツ平野1キノコDS・ツアー
お化け沼1キノコツアー
クッパ城1キノコ
マリオサーキット2キノコ7・ツアー
チョコレー島1フラワーツアー
お化け沼2フラワーwii・ツアー
ドーナツ平野2フラワーツアー
クッパ城2フラワー
マリオサーキット3フラワーwii・ツアー・8DX
ノコノコビーチ1スター
チョコレー島2スターDS・ツアー
バニラレイク1スターツアー
クッパ城3スターツアー・8DXクッパ城シリーズは何故かリメイク封印されていたが、8DXのDLC最終弾でついに復活。
マリオサーキット4スター
ドーナツ平野3スペシャル8・ツアー
ノコノコビーチ2スペシャルDS・ツアー
お化け沼3スペシャル
バニラレイク2スペシャルツアー
レインボーロードスペシャル7・8・ツアー

アイテム

工事中


*1 当時のゲームソフトのうち、スーパーファミコンで発売するソフトはスーパーを冠にしたタイトルが少なくなかった。
*2 とるとサンダーを食らった時のように縮む