概要
マリオシリーズの外伝作品の一つ。マリオたちがカートレースでアイテムをぶつけ合う、アクションレースゲーム。
レースゲームとしては異例の作品であり、パーティゲームとして位置づけられることもよくあるシリーズだが、近年は純粋なレースゲームが下火傾向にあり、本シリーズがレースゲームの代表みたいな顔をしていることもよくある。
マリオ外伝の中でも特に人気の高い作品であり、売られれば大ヒットが約束される。任天堂が不調だった時期に発売されたGBA版やGC版、WiiU版でも100万本前後の売り上げが保証され、Switch版が現在世界で一番買われたゲームとして名をはせているレベルである。
マリオカートのヒットを受けて、便乗したパーティ系アクションレースゲームが多々発売されたが、チョコボレーシング(ファイナルファンタジーの派生作品)は良い意味で有名、ドラえもんカートは悪い意味で有名と、開発者のセンスが問われるジャンルだったりする。
シリーズ一覧
家庭用
- スーパーマリオカート
1992年発売の第1作。スーファミで発売されたがためにシンプルな設計ではあるが、おもしろさならば最新作にも引けを取らない。
- マリオカート64
1996年発売の第2作。4コース×4カップの新規コース収録、という法則は今作から始まり、アドバンスを除いてWiiU版8まで続いた。
- マリオカートアドバンス
2001年発売の第3作。携帯機史上初のマリオカートで、マリオのGBA完全新作ソフトの中では一番のヒットと、任天堂冬の時代でもマリカーが強いことが証明された。オンラインでのタイムアタックデータ共有、過去作コース収録。ランク評価追加とマリオカートの現代化が進んだ。
- マリオカートダブルダッシュ!
2003年発売の第4作。2人乗り、キャラ固有アイテムと異例尽くしの珍作。アーケードやツアーへの道を切り開いた要素が多い。そしてカスタムはキャラ選択だけでなく、車を選べるようになった。
- マリオカートDS
2005年発売の第5作。レトログランプリ本格実装、オンライン対戦開始といった要素がお目見え。そして世の中は大直ドリ時代と、マリカー史上まれにみる腕前も重視される環境に。アイテム関連はキラーやゲッソーが追加、ボム兵の全キャラ共通アイテム化が行われたほか、アイテム関連の処理がGBA版ベースのものに戻り、7まで続いた。ただしミッションモードは本作限定。
- マリオカートWii
2008年発売の第6作。8DXが出るまで一番売れたマリオカートどころか一番売れたレースゲームとして扱われていた。バイクが初お目見えだが、大味なゲームバランスとなり、世の中は最高速カスタム時代へ。ファンキーコングの天下に。
- マリオカート7
2011年発売。本作よりナンバリングが行われるように。空中・水中も新たなレースの舞台となり、リメイクコースへのテコ入れも行われ始めた。カスタムはフレーム、タイヤ、カイトの3つを組み合わせるものに進化し、よりプレイヤーの個性が重視された。最高速重視、重量級の時代は相変わらずで、サイズの小さいメタルマリオが最強扱い。いちおうマリオの派生なのでついに主人公が最強の座を獲得した、といいたくなるが… 一応ゲームバランスは良好だが、8、8DXへのプレイヤー移行に伴い人口が減り、チートや妨害厨などのモラル面に問題のあるプレイヤーが多く残ったままサービス終了を迎えた。
- マリオカート8
2014年にWiiUで発売、2017年に8DXとしてSwitchで発売。元祖とDX通算で10年の歴史を誇ろうとする、家庭版では一番息の長い作品。そのためかDXは2022年3月から2023年11月までさらに48コース及び新キャラ8名などをDLCで追加した。元祖は若干調整不足や発売ハードに恵まれなかったが、DXで見事にリベンジを果たした。当面新作発売の知らせもないため、2010年代から2020年代を代表するマリカーとしてしばらく君臨するだろう。
番外編
- マリオカートライブホームサーキット?
カメラ付きラジコンでマリオカート。
- マリオカートツアー
スマホ版
- マリオカートアーケードグランプリ1・2
2000年代に稼働開始したアーケード版。
- マリオカートアーケードグランプリDX
2013年に稼働開始したアーケード版。
- クッパの挑戦状
USJのアトラクション。