第2話 ウェールズ統一への道(867年1月1日-868年12月31日)
宰相Cwrig
「お初にお目にかかります。前任の宰相のマンハスレス町長アロド殿の、メールヴィン様の評議会へのご異動に伴って急遽後任の宰相に就任したスランデュドゥノ町長のCwrigです。
(せっかくの正月休みだからひぐらし業の予習のために旧作の1期と2期をアマプラで一気見してたんだけどなあ…)」
グウィネズ公ロードリII世
「急遽呼び出してすまぬな。早速だが我が義弟にして隣国のケレディギオン卿への宣戦布告文の起草を頼みたい」
宰相Cwrig
「それであれば案文を準備しております。ご確認ください。
『我が親愛なる義弟ケレディギオン卿Gwgan アプ・Meurigへ
貴家益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
早速だけど、貴卿は我がアベルフラウ家の正当な領地であるケレディギオンを不法に占拠しているので返してください。
Wikipediaとか漁ってみたけど、なんでケレディギオンがアベルフラウ家のものなのかは根拠はよく分かんなかったスマン。
Gwgon ap Meurig(Wikipedia英語版)
まあ請求権持ってるから使わせてもらうね。
いずれにせよ、将来的には貴家セイスィシュグ家の血を受け継ぐ我が息子たちが統治するから問題はないよね?
それでは戦場で会いましょー\(^o^)/
グウィネズ公ロードリII世より』」
グウィネズ公ロードリII世
「おお~!!いい感じじゃん!
グウィネズ公印をポチっと」
グウィネズ公ロードリII世
「じゃこの文書義弟に送っといて!
では兵を集めるぞー!」
ケレディギオン卿Gwgan アプ・Meurig
「正月早々訳わからん理由で攻めてきやがってあのクソ義兄!!!
兵を集めろ!返り討ちにしてくれるわ!」
長男にして元帥アナラウド
「敵は退避せずに迎撃の構えですね。
兵数で圧倒的不利なのに」
グウィネズ公ロードリII世
「うむ油断せずに野戦で撃破しよう。義弟自ら軍を率いているからうまくいけば捕縛して攻城戦しなくていいかも。
あ、息子よ。何か顔グラ変わった?」
長男にして元帥アナラウド
「お気づきになりましたか?
第1話の私の顔グラ、よく見たら瞬きした瞬間のスクショで目を瞑っていたので、執筆者殿に頼んで撮り直ししてもらったんですよ」
グウィネズ公ロードリII世
「へー、そうだったんだ。
あ、そんな話をしている間に間もなく会敵するぞ!」
長男にして元帥アナラウド
「武功を立てて兄弟たちに長兄としての面目を保たん!いざ!」
グウィネズ公ロードリII世
「あれ敵軍の指揮官が変わってる。これじゃ一発で終戦できんなあ。まあ仕方がない。」
長男にして元帥アナラウド
「敵は丘陵にて守りを固めていますが、父上の丘陵を得意とする地形補正や、君主自ら兵を率いているなどの補正に加えて軍事能力も圧倒していて、わが軍の有利に推移しています。
あ、終わった」
グウィネズ公ロードリII世
「敵は455人中152人を失って残党303人は敗走したか。
わが軍の死傷者は…52人か。
そなたたちの尊い犠牲は決して無駄にはせん!
平和なウェールズを必ず築こうぞ!
そして我が騎士たちの状況は…
密偵頭アイハンと元帥アナラウドがそれぞれ9人を討ち取って同点一位か。
そして敵の騎士を1名捕縛したようだな。
大儀であった。
それではこのまま城攻めに入る!
長男にして元帥アナラウド
「まだ攻城兵器持っておりませんしね。
そもそも技術開発すらできていないのでしばらくは今後も長い攻城戦を強いられそうです」
グウィネズ公ロードリII世
「今、「分割相続」(現状より後継者の取り分が少しマシな分割連合相続制の法律が施行可能になる)の研究してるけど、次は「オナガー(投石器)」(常備軍の兵科としてオナガーが採用可能になる)を研究するか…」
長男にして元帥アナラウド
「あ、先ほど蹴散らした敵野戦軍が態勢を立て直してまた挑んで参りましたぞ!」
また1名敵方の騎士を捕縛したようだな。
我が方も人材はいくらいても足りないくらいなので登用しよう。
うわっ、今捕まえたリワルなる者は先ほどの戦闘で左腕を失って不具になっているのか。
気の毒ではあるな…」
長男にして元帥アナラウド
「そうこうしている間にケレディギオンが落ちましたぞ!」
宰相Cwrig
「おめでとうございます。戦勝点が100となりましたので講和に入りましょう!」
グウィネズ公ロードリII世
「うむ。これでケレディギオンは我が公国のものだ!」
宰相Cwrig
「義弟殿はケレディギオンを失ったのでシール・カエルファルズィン卿と名乗りを改められましたな。
ここから5年間の停戦期間になります。」
グウィネズ公ロードリII世
「約8か月半に及ぶ戦争だったか。攻城戦に時間がかかるのがあれだな。
それでは停戦期間中は、他のウェールズ内の伯領を回収していく!
司教Friogよ!ドィーヴェド請求権捏造の進捗はどうだ?」
司教Friog
「ケレディギオンが公国領となって捏造先のドィーヴェドが隣接したことで、見込みの完了日が早まり、あと22か月で完了致します!」
グウィネズ公ロードリII世
「最初5年60か月かかる見込みだったが、既に経過した8か月を合わせても全期間30か月かだいぶ予定が早まるな。
その間次の戦に備えよう」
家令パウル
「とりあえずは獲得したケレディギオンが直轄領上限を超えておりやすから、誰かに任せないとですな。
それから獲得したばかりなので治安維持に元帥殿に支配度上昇の任務の下知も。」
グウィネズ公ロードリII世
「では新領ケレディギオンだが、三男のカデルに任せようと思う」
長男にして元帥アナラウド
「なっ!私に下さらないのですか!?」
グウィネズ公ロードリII世
「アナラウドについては考えがある。ここはこらえてくれ。
(何度かテストプレイしたらアナラウドと次男のメールヴィンが余が生きてる間から骨肉の争いをおっ始めてロクな事にならなかったからとは言えない…)」
長男にして元帥アナラウド
「父上がそう仰るなら致し方ありませぬ。
出過ぎたことを申しました」
グウィネズ公ロードリII世
「分かってくれればよいのだ。
(お前が継承したときに安定した状態で引き渡せるよう努力するからな)
さてケレディギオンを得たことでウェールズ王国創設に必要な伯爵領7つを満たしたようだ。
500Gあれば創設することができる」
家令パウル
「縁起でもねえ話ですが、今旦那に万が一のことがあった場合、
次男のメールヴィン様はポウィス公の称号を継承なさるので、
次期グウィネズ公の長男アナラウド様と同格の称号ってことで独立されちまいやすなあ」
グウィネズ公ロードリII世
「うむ。そうするとスタート時点よりも領国数が減り、また直轄地も他の3人の弟たちが分割相続するので苦しい治世の始まりとなってしまうな。
そうなる前に早めに他の兄弟に領土を配りつつ、王号創設を急ぎたい。」
長男にして元帥アナラウド
「(なんと父上はそこまで考えていてくださったのか…私の浅慮が恥ずかしい…)」
グウィネズ公ロードリII世
「うおっ!何かオカルト野郎が凶兆が見えると脅してきおった!
健康状態にペナルティがついちゃった!
これはマジで時間がないかもしれんね。
保留にしていたアナラウドの花嫁探しをせねばならんな」
グウィネズ公ロードリII世
「中世版マッチングアプリを開いてと。
三代目の指導者となる予定の子を産むことになるから天才とかの特性を持った女性が良かったが、
今後のことを考えると実家の兵力の太さも大事な要素になるな」
家令パウル
「おおっ!このロタリンギア王女のベルタ様ってえ子が良さそうですぜ!
「綺麗」(外交+1、魅了+10、生殖能力+10%)持ちの上に実家のロタリンギア王家は兵力2,500人の大国でさあ!
問題はまだ4歳なのと、「落し子」で継承権がないところでやすな」
グウィネズ公ロードリII世
「この場合、余が死んでアナラウドの代になった時に改めて同盟結べるんだろうか?
まだまだ仕様で分からんことが多いな。
それと大国とは言え、西フランク王国、東フランク王国、イタリア王国に囲まれていて大陸の戦乱に巻き込まれてしまう恐れもあるな。」
家令パウル
「変なしがらみのないところで行くとこのバイエルン人のジュディスって子がええですな。
庶民でやすが「聡明」(全ステ+3、ライフスタイル獲得経験値+20%)持ちで、人柄も「勤勉」(全ステ+1、獲得ストレス+20%)、「慈悲」(外交+2、策略-2、他)、「正直」(外交+2、策略-4、他)と非の打ちどころがねえ!
年齢も21歳とすぐに婚礼ができますぜ」
グウィネズ公ロードリII世
「うむ。安全保障のための大国との同盟はまだ他の子どもたちの婚姻で考えよう。
こちらで勝手に決めて相すまぬがアナラウドよ、このジュディスと夫婦となれ!」
長男にして元帥アナラウド
「ははあ!異存ありませぬ!
(自身の生涯の伴侶は自身で選びたくないと言えば嘘になるが、これも乱世の習い。
自身の気持ちより国の行く末が大事なのだ。
幸い、私には心に決めた女性もいないことだし、先方も人柄は悪い女性ではないようだしな…)」
グウィネズ公ロードリII世
「決まりだな。では早速使者を派遣する!」
そしてグウィネズ公国、次期後継者のアナラウドはバイエルンの庶人ジュディスと夫婦の契りを交わした。
その後特にこともなく月日が流れ、年が改まって868年1月2日、次男メールヴィンが元服した。
グウィネズ公ロードリII世
「我が次男メールヴィンよ、成人おめでとう!
くれぐれも今後とも兄弟仲良くするのだぞ。」
次男にして封臣ペーシュン卿メールヴィン
「ありがとうございます!はい、兄弟力を合わせてアベルフラウ家、ひいてはウェールズのために尽力致します!
(父上も呑気なことを…早く兄上に対抗できるよう力を蓄えなければ…)」
家令パウル
「(うーん、ありゃいけねえや。最初にメールヴィン様に2領も託したのはやり過ぎだったかもしれねえなあ。
三男カデル様の領国を狙わなきゃええんだが…)」
グウィネズ公ロードリII世
「メールヴィンも元服したことだし早速嫁探しをしようか。
家令パウルよ、候補者を挙げよ!」
家令パウル
「へへえ!3人おりまして「アマゾネス(ヘラクレス)」(武勇+8、魅了+15、健康+1)持ちの北イタリアチザルピーナの庶人アンナ(35歳)、
「天才」(全ステ+5、ライフスタイル獲得経験値+30%)持ちの同じくチザルピーナの庶人パオラ(44歳)、
「美人」(外交+3、魅了+30、生殖能力+30%)持ちの西ゴートの庶人レオデグンディス(27歳)でやす。
「天才」持ちのパオラは44歳ですが妊娠確率は中で、なぜかそれより若くて「好色」(策略+2、生殖能力+25%、他)持ちのアンナは妊娠確率低でやすね」
グウィネズ公ロードリII世
「甲乙つけがたいな。メールヴィンよ、お前の伴侶だ。希望を申せ。」
次男にして封臣ペーシュン卿メールヴィン
「お許しいただけるのであれば天才持ちのパオラを我が伴侶と致したく。
(たくさんの子供は望めないかもしれぬが、きっと優秀な子孫が私の家系を栄えさせてくれるだろう…)」
グウィネズ公ロードリII世
「よかろう!メールヴィンはパオラと契るとする!」
次男にして封臣ペーシュン卿メールヴィン
「ありがたき幸せ!」
宰相Cwrig
「ご家族の大事なお話の最中すみません。
年も改まりましたので周辺国の状況報告をさせていただきます。
昨年から始まっておりますデーン人の兄弟によるアングロサクソン4国との戦ですが、
デーン側有利なもののまだ決着はついておりません」
グウィネズ公ロードリII世
「ええっまだやってたのw
まあその間我が方へ矛先が向かぬから長引いてくれるのはありがたい」
宰相Cwrig
「さらにウェールズ諸侯たちですが、特に互いの間に戦や、また他国との同盟関係の構築等の動きは見られませんね。
報告は以上です」
グウィネズ公ロードリII世
「ウェールズ諸侯、たまにデハイバース公が他の諸侯を併合したり大陸の大国と同盟したりして手が出しにくくなったりするんだが、今のところは大丈夫か。
次なる侵攻先ドィーヴェドへの請求権捏造の目途はどうだ?」
グウィネズ公ロードリII世
「まだまだ次の戦いは先だな。
それまでは内治に集中しよう」
878年3月11日
宰相Cwrig
「スコットランド文化が形成されたようです」
グウィネズ公ロードリII世
「スコットランドってブリテン北部に住むアングロサクソン系の文化なのか。
ゲール系やピクト系かと思っていた。だから今の王国の名であるアルバはアイルランドから渡って来たゲール系スコット人(ややこしい)由来の国号なのだな」
スコットランドの歴史(Wikipedia)
宰相Cwrig
「左様で。CK3は勉強になりますなあ。受験生必修のゲームです」
878年某月某日
グウィネズ公ロードリII世
「そういやパウル何か爽やかになってね?イメチェンした?」
家令パウル
「お気づきになりやしたか。
いやー何でも騎士に叙任されたとかで騎士らしい装いになったんでさあ」
グウィネズ公ロードリII世
「前の頭巾被ったいかにも胡散臭い感じも好きだったけどなあ」
家令パウル
「へへっ、あっしもその方が性に合ってるかもです。
この格好はどうも落ち着かなくて」
※万が一戦死されでもして、本AAR一キャラが立っててかつ、おそらく一番まともな人間性をしている家令パウルが居なくなると進行に支障を来すので、後日騎士になるの禁止しました。
そうして678年は特に大きなトピックなく過ぎていった。
第3話へ続く。