AAR/大スラヴィア帝国/ボヘミア王国時代

Last-modified: 2020-11-05 (木) 23:38:06

骨肉相食の時代

ボヘミア国王の座は長男ナディジに継承された。しかし先代国王の北方遠征により大きく領土を拡大したため次男ポジヴォイはアンハルト公領を、三男ジリックはマイセン公領を継承した。
ボヘミア王ナディジとアンハルト公ポジヴォイは年齢も近く関係は良好であったがマイセン公ジリックとは20歳もの年齢が離れていたことやジリック自身が野心家だったこともあり、関係は非常に険悪だったとされる。
反国王派の諸侯は兄弟の不仲を利用し自らの権利を拡大すべくマイセン公ジリックに接近していくこととなる。
反国王派の諸侯にそそのかされたマイセン公ジリックはついに反乱を決行、さらにボヘミア王国の内乱を好機と捉えたバイエルン諸侯がボヘミアに対して侵攻を開始した。

ボヘミア王ナディジはアンハルト公の協力を取り付け反乱を鎮圧、侵攻してきたバイエルン諸侯も地の利を活かし退けることに成功する。
勝利した国王ナディジはマイセン公から領土を剥奪、自らの次男を新たなマイセン公として封じた。
しかしこの戦乱鎮圧の際に後継者、長男イェネッツが討ち取られる。
イェネッツは聡明にして勤勉、さらには勇敢であると理想の後継者にして清濁併せ吞む非情さも兼ね備えたまさしく君主の器であった。
優秀な跡継ぎを失った直後、国王ナディジは老衰により16年の治世に幕を下ろす。

国王ナディジと協力した王弟アンハルト公ポジヴォイは後に分家を創設、彼の子孫は東フランク諸侯を次々に征服しボヘミア王国において王に匹敵する大領有す西の大諸侯として200年以上の繁栄を極めいくこととなる。