第49回衆議院議員総選挙(だい49かいしゅうぎいんぎいんそうせんきょ)は、2020年(万和2年)11月29日に日本で行われた衆議院議員の総選挙である。
第49回衆議院議員総選挙 | |||
内閣 | 第1次涼宮内閣? | ||
解散日 | 2020年(万和2年)10月30日 | ||
解散名 | 直観解散 | ||
公示日 | 2020年(万和2年)11月17日 | ||
投票日 | 2020年(万和2年)11月29日 | ||
選挙制度 | 中選挙区制限連記制 | ||
改選数 | 465(—) | ||
議席内訳 | |||
有権者 | 満18歳以上の日本国民 | ||
有権者数 | 1億562万2758人 | ||
投票率 | 67.42%(▲13.74%) | ||
各党別勢力 | |||
党順 | 第1党 | 第2党 | 第3党 |
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党名 | 国民保守党 | 中央党 | 日本社会党 |
党首 | 涼宮春日 | 柔速出やる夫 | 伊井野御子 |
就任日 | 2020年9月 | 2019年4月 | 2019年5月 |
前回選挙 | 284 | 105 | 31 |
選挙前議席 | 276 | 105 | 31 |
獲得議席 | 297 | 80 | 40 |
増減 | ▲21 | ▼25 | ▲9 |
得票数 | |||
得票率 | |||
得票率増減 | |||
党順 | 第4党 | 第5党 | 第6党 |
画像 | |||
党名 | 協和党 | 日本共産党? | 民主党? |
党首 | 博麗霊夢 | 田所浩二 | 小沢一郎 |
就任日 | 2016年8月 | 2001年7月 | 2016年10月 |
前回選挙 | 23 | 10 | 6 |
選挙前議席 | 23 | 10 | 6 |
獲得議席 | 20 | 12 | 10 |
増減 | ▼3 | ▲2 | ▲4 |
得票数 | |||
得票率 | |||
得票率増減 | |||
党順 | 第7党 | ||
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党名 | 護國同志會? | ||
党首 | 新城直衛 | ||
就任日 | 2019年4月 | ||
前回選挙 | 新党 | ||
選挙前議席 | 新 | ||
獲得議席 | 1 | ||
増減 | ▲1 | ||
得票数 | |||
得票率 | |||
得票率増減 | 新 |
背景
2020年8月28日、安倍晋三首相は持病の悪化を理由に退陣を発表。後任決定には官房長官の菅義偉への禅譲も取り沙汰されたが、菅は「総裁選を経ずに総理総裁にはなれない」として総裁選の実施を希望した。9月14日に総裁選?が行われることとなった。
菅の主張により行われた総裁選であったが、無派閥である菅は推薦人集めに苦労し、結局出馬を辞退することになった。一光会からは防衛大臣の加賀美咲?が出馬し、双葉飛奈?率いる日興会が支持。安倍が所属する護皇会では元厚労大臣の朝倉涼子と元デフレ脱却担当大臣の涼宮春日が争い、領袖の鶴屋瑞希?の支持を取り付けた涼宮が公認候補となった。また、水月会から石破茂?が4度目の出馬を表明した。
総裁選では涼宮が地滑り的勝利を収め、新総裁に就任。記者会見では2021年9月の総裁任期満了まで務める旨を語ったが、10月26日の臨時国会冒頭で「10月30日解散・11月17日公示・29日投票」を宣言。30日に衆議院は解散され、各党は事実上の選挙戦へと入った。
記者会見で解散の意図を問われた涼宮が「直観です。解散すべしとの直観を得ました」と答えたことから、本解散は直観解散と通称される。これを受け、古泉一樹政調会長は「古泉純一郎元首相が増税に踏み切らなかった理由を『勘』と説明したのを真似ているんでしょう」と評した。
主な争点
- 7年8か月に渡った安倍?政権での種々の政策への是非。
- 涼宮総裁が掲げる経済電撃復興政策への是非。
- 自協連立政権の継続か野党への政権交代か。
- 初の女性首相による本格的政権運営への是非。
選挙結果
- 与党
- 国民保守党 - 絶対安定多数を大きく超える297議席を獲得し比較第一党を維持。
- 協和党 - 涼宮保守党総裁の方針で選挙協力がおざなりにされ、会員の票が分散した結果3議席を失うこととなった。
- 野党
- 中央党 - 25議席減の敗北を喫する。柔速出代表は辞任を否定し、「この難しい時期をどう乗り越えるか、党全体で話し合っていく」と述べた。
- 日本社会党 - 都市部での票を回復し、反中央の票を受けることで9議席増の40議席と健闘した。
- 日本共産党 - 2議席増の勝利。得票数もわずかに増加しており、依然として一定の影響力を維持する。
- 民主党 - 小沢一郎代表が最下位当選するなど波乱の選挙であったが、4議席を増やす形となった。
- 護国同志会 - 結党後初の国政選挙。代表の新城直衛が3位で当選し議席を得、国政進出を果たした。
全体を概観すると野党第一党の中央党への批判票が与党や他の野党に流れた形である。中央党は2016年に結党して以降対案提出型の政治を進めてきたが、与党の補完勢力に成り下がっているとの不満が左派の支持者から上がっていた。