ガラスの仮面

Last-modified: 2008-09-29 (月) 16:53:09

ガラスの仮面/美内 すずえ

437 :ガラスの仮面 1/4 :04/01/31 22:19 ID:???
北島マヤは容姿も日常生活もごく平凡な少女で、母子家庭でラーメン屋に住み込みで働く中学生。
ドジでいつも母親に叱られています。しかし彼女はいわゆる演劇基地外という奴で、
一度みたドラマや舞台は二度と忘れないという超人的な才能をもっていました。
ある日ちびっこにドラマのマネを見せていた彼女は、黒づくめで顔半分爛れたオバサンに目をつけられます。
「見つけたわ…千の仮面を持つ少女」 コワイ。


大晦日にラーメン屋の娘と舞台のチケットを賭けたマヤは、大晦日分のそばを一人で全員分配り、挙げ句
真冬の海にとばされたチケットをとりにダイブするという偉業を成し遂げ「椿姫」を見に行くことに成功します。
生舞台に感動しその後の生活もそぞろなマヤ。
ある日ラーメンを届けに行った先が例の黒夫人の屋敷で再び彼女に出会います。偶然ではなく夫人の執念です。
そしてそこで夫人にせがまれ、「椿姫」の舞台をそのまま披露してみせます。
演技こそヘタクソでしたが、舞台丸々覚えていた特異的な才能に夫人は舌を巻き、本格的にゲットしにかかります。


実は彼女は往年の大女優・月影千草といい、演劇界幻の名作「紅天女」の上演権を持つ唯一の人物でした。
劇団つきかげを起こした彼女は、マヤに演劇を教え始めます。
怒った母親は夢見てんじゃねーとマヤを連れ帰りに来ますが、先生は熱湯を浴びせられてもマヤを返しませんでした。
マヤは先生の元で演劇を学び始め、才能を開花させていきます。


そして周りが未だ気づかないうちにいち早くマヤの才能に気づいた少女・姫川亜弓。
芸能界のサラブレッドであり容姿才能共に優れた彼女でしたが、今後マヤをライバル視し
その影に脅かされるようになります。さらにマヤに興味を持ち惹かれていく少年・桜小路優。
また、紅天女の上演権を狙う芸能会社の若き社長・速水真澄。
冷徹無比な彼はマヤの演劇への情熱に自分に持ち得なかった何かを見いだし、影からファンとして紫のバラを送り、
足長おじさんとして高校へ出してやったりと色々見守っていきます。
今後彼はマヤと敵対するようになっていくのですが、
ロリコンと保護者と敵という複雑な関係に板挟みで悶々と悩むお人となってしまいます。



438 :ガラスの仮面 2/4 :04/01/31 22:20 ID:???
その後マヤは高熱で舞台に出て演じきったり、コンクールで罠にはめられ唯一人で舞台を成功させ
投票一位になったりとその超人ぶりを発揮しまくります。
しかし劇団つきかげは速水真澄に罠にかけられ解散。マヤと真澄の確執が始まります。
マヤは色んな舞台に出るも、強烈なその才能で舞台を引っかき回し「舞台荒らし」として恐れられ
敬遠されるようになりますが、亜弓とのW主役で「ヘレン・ケラー」を演じ助演女優賞を勝ち取ります。


名声を得たマヤは、月影先生の命令で大嫌いな速水社長の会社・大都芸能に入ることに。
テレビドラマや映画の仕事もこなすようになりブレイクするマヤ。
アイドルに初恋をしてファンにボコられたり、嫌がらせを受けますがめげません。
恋人も出来たりして幸せ一杯でした。しかしそんな彼女に最大のピンチ到来。


速水真澄はマヤのさらなる宣伝のために、行方不明の母親との再会というシナリオを練っていました。
そして結核で盲目の母親を、静養を兼ね山奥に軟禁していたのです。
しかし娘の情報をふと得た母親は脱走し、ムリをして事故に遭います。
そして見えない目でマヤ主演の映画を見ながら、映画館で息を引き取りました。
連絡を一切とりつがなかった月影先生にも多分に責任があると思うのですが、
とりあえず再会を引き延ばし直接原因を作った速水社長に矛先は向きます。怒り嘆き抜け殻状態のマヤ。


スキだらけの彼女は、付き人の娘に罠にかけられ舞台をすっぽかしてしまい、とって代わられてしまいます。
大幅にイメージダウンしたマヤはドラマの主役も降ろされ、色々な契約を切られて女優生命を断たれかけます。
再起に望んだ舞台すら、付き人娘の罠にはまり演技が出来なくなってしまい失敗。演劇をやめる決心をします。
色々な舞台を用意しマヤの再起を辛抱強く待つも、ますます嫌われる社長。トホホ。
また、亜弓はマヤにかけられた罠を知り、烈火のごとく白目をむいて怒ります。
そしてライバルを貶めた付き人娘に演劇勝負で怒りの鉄槌。
こてんぱんに叩きのめして仇をとり、マヤの再起を待ち続けます。
そして最後のつもりで演劇の舞台に立ったマヤは、泥団子を食い演技の本能に目覚めます(どんな人間だよ)。



439 :ガラスの仮面 3/4 :04/01/31 22:21 ID:???
新たに一から出発するマヤは、高校の文化祭で一人舞台をやって成功。
実力を認められ高校の演劇部に客演したり次々に成功への道を開いていきます。
しかしマヤが再び歩み出している頃、亜弓はさらに厳しい訓練を重ねて実力を増していました。
真澄はマヤを亜弓の舞台へ連れて行き、マヤはその実力に愕然とし月影先生の元へと泣きつきにいきました。
その場でマヤは亜弓に自分の演技を見られたりして散々なのですが、亜弓は相変わらずのマヤの本能に脅威し、
月影先生は真澄に「北島マヤ…あの子は天才よ」と告げます。


しかし亜弓は最年少で最高の賞、アカデミー芸術大賞をとりマヤとますますその差を広げます。
そこで先生はマヤにハッパをかけるためとうとう最終条件を出します。
それは、自分の身に何か起こったとき(月影先生は病弱です。ゾンビのごとく死にませんが)、
また2年以内にマヤが亜弓と並ぶ賞を取れなかったとき、幻の名作「紅天女」は亜弓のものとする、という宣言でした。
舞台に出ることすらままならないマヤは、最後のチャンスを模索し始めます。


そして亜弓と月影先生の出る舞台「ふたりの王女」のオーディションを受け、その才能を見せつけw主役をゲット。
舞台で成功を収め、次の成功へと道を開きます。
また、速水真澄は義父の会長命令で、財閥のお嬢とお見合いします。
それを見てなぜかショックを受けるマヤ。やきもきする二人です。


ラストチャンスとして「忘れられた荒野」の主役・狼少女ジェーンを選んだマヤは、
桜小路優と共演し人外のものを見事演じきり、芸術大賞と並ぶ最優秀演技賞をとりました。
とうとう紅天女を演ずるチャンスを得ます。
ところが「忘れられた荒野」の最中に起こったハプニングのため、紫のバラの人=速水真澄 という疑惑が発覚し
大いに動揺するマヤ。私の足長おじさん=憎い仇のあの野郎だなんて…と悩みまくります。
さらに彼には今美人な婚約者までついているのです。前途多難すぎる。



440 :ガラスの仮面 4/4 :04/01/31 22:24 ID:???
マヤと亜弓は月影先生の待つ紅天女の里へと向かい、そこで特訓が始まります。
自然の化身・紅天女を演じるための課題、「風・火・水・土」を演じなければなりません。
高度な演技力と見せ方をする亜弓ですが、マヤの本能的な演技とインパクトに劣等感を隠しきれず悩みます。
そしてマヤの神がかった演技を目の当たりにし自信を失ってしまいます。


マヤはというと、マイペースに演技に取り組んでおり目下悩んでいるのは例の男のことです。
亜弓からしたら腹立たしい限りでしょう。
その頃例の男はというと、行方不明となった義父を捜し紅天女の里へと来訪中でした。
雨の中梅の林へ向かったマヤを追った真澄。
雨宿りする中マヤは自分の心に気づき、真澄もマヤハァハァのシチュエーションですが、生憎さしたる事件もなく終わります。
そしてマヤは思わせぶりに自分の心を伝え、真澄は「いやそんなまさかそんな期待しちゃイカンまさか」と悶々と悩みます。
月影先生の演技が披露され、一行は紅天女の里を後にしました。


*ここからは単行本として??の部分だったり(大幅加筆修正しまくってるから)本誌でチラ見した部分だったりです。
 なんか大きく雑誌掲載と変わっているらしいので色々間違いがあるかもしれません。


東京で紅天女の試演のため修行をつむマヤと亜弓にそれぞれ困難がふりかかります。
亜弓は練習中にライトで頭に怪我を負い、失明しかけてしまいます。
が、カメラマンといい雰囲気になったり、失明によって紅天女の何かをつかみかけたりと。


またマヤは真澄に告白しますが婚約者に邪魔されてしまい(ある意味当然)、
生憎意識を失っていた真澄には夢うつつの出来事として認識されてしまいます。
そして何度も婚約者の妨害にあい、すれ違い続け。
真澄は婚約者に本当のことを告げ別れようとします。ヤバイヤバイ。
マヤととうとう紫サンの正体明かしてご対面、という時になって婚約者の自殺未遂騒動が起こり、
再びすれ違いまくる二人。縁が無さすぎるんでしょうか。これに桜小路くんまで絡んでもう収集つきません。


この先、どうなるんでしょ。それは神様と交信中の先生次第のようです。



191 名前:ガラスの仮面[sage] 投稿日:2005/10/25(火) 20:57:39 ID:???
ガラスの仮面の風林火山の修業以降で、現在までの
すじを教えてください。
それから、単行本になっていない分があったら、それもどうかよろしく。。

あまりに続きが出ないのにブチ切れて、それまで持っていた分を
処分してしまったw のですが、どうしても忘れ切れず気になって仕方がありません。



192 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2005/10/25(火) 21:43:04 ID:???
>風林火山
∑(゚Д゚;)風火水土だろオイ。

取り敢えず風火水土の成果(紅天女を理解する為のエチュード)を
梅林にて大都関係者や他の出演者の前でマヤと亜弓がそれぞれ発表。
その後月影先生の最後の紅天女一人芝居をクライマックスの直前まで上演する。
(源造や劇団つきかげ+一角獣の協力もあるが)
月影先生は劇が終わった後、血を吐いて白くなりかける(矢吹丈現象)がアンコールの声に大復活。


速水マスミンへの恋心が募りに募ったマヤは告白しにマスミンに会いに行くが
マスミンとシオリーの婚約披露パーティーに大ショック(41巻まで)


(ここから42巻)
ショックのあまり芝居にも気合が入らないマヤに桜工事がすかさずアプローチ。
彼女がいるのにマヤを遊園地へ連れて行ったりお揃いのイルカのペンダントを買ったり
たまたま会った親戚の家に寄ってマヤの寝顔を自分の携帯の写真に収めたりとやりたい放題。
しまいにはその寝顔画像にキスしスレ住人を恐怖のドン底に突き落とす荒業も炸裂。


マスミンは2人の仲の良さを知りつつ余裕ぶってたものの
ヒジリーがこっそり抜き出した携帯のラヴラヴ写真の山にショックを受けたところで終わり。