妖怪ハンター

Last-modified: 2010-06-19 (土) 13:03:18

妖怪ハンター/諸星 大二郎

324 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/22(土) 04:48:33 ID:???
諸星作品全部読んだ訳じゃないから、確実な事は言えないが
妖怪ハンターの「生命の木」のことだろうと思って投下。

「妖怪ハンター」こと「稗田礼次郎のフィールドノート」
シリーズについて

異様な事例や奇怪な事柄ばかりに手を出すがために、
学会から異端視扱いされ、マスコミには「妖怪ハンター」
という渾名まで付けられた考古学者・稗田礼次郎の調査
ノートから、彼が関わった事件を紹介していくという
体裁。そのため、稗田はお手紙紹介係なだけで本編には
まったく出てこないという話も有り。
現在、集英社より文庫版が三巻(地の巻・天の巻・水の巻)
講談社より単行本「魔障ヶ岳」発売中。
「生命の木」は集英社文庫の「地の巻」に収録されている。



325 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/22(土) 04:51:22 ID:???
超簡易版

東北に「アダムの他に”じゅすへる”って人間がいた」と
書いてある聖書異伝を信仰してる隠れキリシタンがいると
聞いた青年が、その村を訪れたら殺人事件が起こってた。
死んだのは隠れキリシタンがいる”はなれ”の住人、善次。
カソリックの神父さんに案内されて青年が”はなれ”に
行ってみたら、重太という爺さんと、たまたま調査に来てた
稗田しかいなかった。”はなれ”の住人全員池沼なので、
重太に話を聞いても意味不明。三人で色々考えてたところへ、
善次の死体が消えたという知らせが。それを聞いた重太逃亡。
重太を追っかけていった先の洞窟には、深い穴でうごめいてる
たくさんの池沼が。
稗田と青年は”はなれ”の住人は生命の実を食った
”じゅすへるの”の子孫で、善次は”じゅすへる”のキリ
スト、重太は”じゅすへる”のユダじゃないかと言ってたら
キリストとして復活した善次登場。
「主を冒涜するな」と激昂して攻撃してきた神父をあぼーん
した善次は「おらといっしょにぱらいそさいくだ」と言って
”じゅすへる”の子孫と一緒にでっかい光の十字架となって
消え、「おらもつれていってくだせ」と泣いていた重太は
おいてけぼりになって、神父と一緒に崩れた洞窟の下敷きに。
稗田と青年はかろうじて脱出。
”じゅすへる”の子孫はぱらいそに行けたのかな?って話。


詳しく書いてみたら、結構長くなってしまった上、
あの雰囲気を上手く紹介できないことに気付いてしまったので
簡易版のみ。必要なら詳細版も投下します。