超兵器ガ壱號

Last-modified: 2008-10-08 (水) 14:35:35

超兵器ガ壱號/藤子・F・不二雄

347 名前:超兵器ガ壱號[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:17:17 ID:???
うろ覚えだからセリフは微妙に違うかもしれないけど筋は大丈夫とオモ


 舞台は太平洋戦争の時代。軍人の主人公はある特別な任務を受けて南方の島に呼ばれた。
そこにはガリバー物語のような巨人が地面に貼り付けられていた。ある日空から降ってきたのを
捕獲されたらしい。主人公は外国語ができるため、この巨人と意思疎通を図る任務を受けたのだ。
巨人はガ壱號と名づけられていた。


 どうもポリネシアの言葉に近い、ということがわかってからはほぼ会話が成立するようになってきた。
主人公から日本の話を聞いたガ壱號は日本の為に戦うことを決意。その巨体を持って連合国の艦隊を
撃沈など、連戦連勝。そして新聞には「超巨大兵器大活躍」「巨人の偉大なる戦果」などの活字が舞い躍る。
ガ壱號は日本語が読めないため、主人公に読み聞かせられると大喜びするのだった。
 広島と長崎に飛来したB29はガ壱号によって捕まえられ、搭載していた新型爆弾は2発ともガ壱号によって
カリフォルニアに落とされた。連合国は降伏し、ニューヨークに旭日旗が舞った。


 ここで新たな問題が生じた。戦争に勝ったはいいが、まだまだ復興には時間がかかる。ガ壱號に与える
食料で何万人の国民が救えるかわからない。またガ壱號が日本を裏切らないとも限らない。結局ガ壱號を
処分することに決定し、毒の入った食料を主人公に持っていかせることになった。憤る主人公だが、軍人は
命令に逆らえない。主人公は食料を持っていくが、ガ壱号が食べる寸前に泣きながらすべてを話す。
ガ壱號はすべてを聞いた上で「ソレガ オクニノタメナラバ」と食べようとする。


そこに一台の宇宙船が飛来。中からガ壱号の仲間と思われる3人の巨人が現れた。
「オーイ コンナトコニ イタノカ チビ」
「サガシタゾ チビ」
「ジャア カエルカ チビ」