+ANIMA

Last-modified: 2008-09-20 (土) 12:36:34

+ANIMA

720 :「+ANIMA」1/2:2007/12/12(水) 22:26:14 ID:???
未解決リストから「+ANIMA」 全10巻

体の一部を動物の持つそれへと変化させる能力『プラスアニマ』を得た少年少女達の物語。
主人公クーロはカラスのプラスアニマ。サーカスで見せ物になっていた魚のプラスアニマ
ハスキーと出会い、一緒に旅に出る。
途中、熊のプラスアニマであるセンリ、コウモリのプラスアニマであるナナを仲間にして、
4人は各地を回る。
物語が進むにつれ、プラスアニマとは何か、どのようにしてプラスアニマになるのかが示され、
4人がいかにしてプラスアニマになったのかが明かされていく。
アニマの力を得ることは、決して幸福なこととはいえない。過酷な状況でなおも生き延びよう
とする意志に呼応して目覚めるものだからだ。
たとえばナナは、先も見えない暗い森で追いかけられたとき。
たとえばセンリは、我を忘れた実父に殺されかけたとき。
たとえばハスキーは、泳げないことを知りながら池に突き落とされたとき。
価値観の違いこそあれ、アニマの力にやや否定的だった仲間達は、旅を続ける中でその力を
受け入れ、共に生きていこうと考えるようになる。
やがて4人は、クーロが育った孤児院のある町へ辿り着く。そこで、プラスアニマの研究をして
いる一人の男と出会う。クーロのことも昔から知っているらしい彼は、クーロにプラスアニマを
連れてきて欲しいと頼んでいたという。



721 :「+ANIMA」2/2:2007/12/12(水) 22:27:33 ID:???
自分たちを仲間にしたのはその為かと驚きを隠せない2人(+1人)に、彼は望めばアニマの力を
取り除いてあげようと持ちかける。一度は心揺れるナナとハスキーだが、結局は思いとどまること
にした。
一方3人と分かれたクーロは、1人町外れにいた。彼は研究員の男にかつて約束していたとおり、
自らのアニマを譲り渡してしまっていた。何事にも執着らしい執着をみせない彼は、ついに自らの
命すら投げだそうとしていた。
そこへかろうじて到着する3人。もっと自分たちに甘えて見せろ、わがままを言ってみろと叱咤する
仲間達に、また一緒に旅がしたいと泣き出すクーロ。その心に呼応するように、一度失った彼の
アニマも戻ってきた。


えーと一応研究員の男(名前失念)に関してはなにかアレやらコレやらあった気がするけど、開始
当初からあんだけいろいろ意味ありげにちらちら登場してたくせに、(確か1巻の第1話からすでに
登場してた)いざフタをあけてみればわりとしょーもない奴だったのでがっつり割愛。
死因は多分墜落死。


その後、旅の途中で出会ったある夫婦の元へ身を寄せ、仕事の手伝いをしている4人。ずっとここに
いていいという夫婦の申し出を断り、もう少ししたらまた旅を始めるという彼らの日常が描かれる。
おしまい。