自己矛盾☆

概要

正式名称は『【クッキー☆ボイスドラマ】魔理沙とアリスの自己矛盾☆』（2020年2月15日）。自己矛盾が企画した作品。
2020年3月24日に自己矛盾によって投稿された動画によって正しい読み方は（じこむじゅんほし）であることが明らかになった。
完成度の高さから☆☆の記憶とともに「最高級クッキー☆」と呼ばれることもある。

東方Projectではなく、「クッキー☆」のボイスドラマとして制作された。
シナリオは2015年から2018年のクッキー☆界隈（特にニコニコ動画やニコニコ静画）の情勢をベースとしている。本作品が公開されたときは衰退しつつあったが、当時のクッキー☆界隈は賑わっていた。
舞台は幻想郷（東方Projectの舞台）ではなく、インターネットを表象する空間である。クッキー☆界隈は地下空間に広がる繁華街として表現される。
登場人物も大半が東方Projectのキャラクターではない。東方キャラの皮を被ったクッキー☆厨という設定である。

また、ほとんどのシーンがアニメーションとなっている。キャラクターの動きがパーツごとに分割された素材を動かすことで表現されている。
この表現手法は自己矛盾が得意とするもので、本作品以前に投稿したクッキー☆MADでも度々用いられた。

公開から3日後の2月18日、企画者である自己矛盾自ら本作品で使用された絵の素材や声優の音声を配布した。同時に絵コンテも公開している。

2021年夏ごろから年末にかけて本作の世界観などアイデアがサトーマリアによるものであったことが判明し、新たな火種となりつつある。

作中の主なクッキー☆ネタとその由来

項目	元ネタ
主人公	主人公の作品として、過去に制作された不明によるイラストやMAD、自己矛盾によるMADが引用される。このことから、不明と自己矛盾の両名を反映したキャラクターとも言える。 ピエロに唆されて描いたうどんげ（HSI）の絵は、担当声優のゆゆすが描いたイラスト（im9606055、現存しない）とよく似ており、親作品登録もされていた。
レミリア・スカーレットアバターのクッキー☆厨	絵コンテで「HSK」と明記。 HSKがクッキー☆原理主義者として登場したのは、おそらく香る寿司騒動が由来と思われる。
咲夜アバターのクッキー☆厨01	絵コンテで「HSKY」(HSK姉貴が描いた咲夜) と明記。両腕がしなる鞭のような形状になっている。
養殖企画者	絵コンテで「KZY」と明記。
ピエロ	直接の由来はホラー映画『IT』に登場するペニーワイズというキャラクターと思われる。 本作の脚本が執筆された2018年当時のニコニコ動画では、ペニーワイズが排水溝から語りかける場面に嘘字幕をつける動画が流行っていた。ただ、本作が公開された時点では既に流行は廃れていた。 絵コンテには「ATUD準拠で目がロンパリ」という記述があり、阿刀田阿子もモデルとしていたようだ。
しりり	2016年から2018年にかけて活躍したMAD投稿者。アバターはオリキャラであるこんにゃくゼリー桃子。 しりりの代表作として、Undertaleの音MAD、ノンケタン、イチゴョの奇妙な冒険などが引用された。 本作ではクッキー☆原理主義者により凍結されて、クッキー☆界隈から排除されたと描写される。 現実のしりりもクッキー☆凍結祭りの被害を受け、2018年6月19日にTwitterアカウントが凍結された。本作の脚本が完成したのが2018年7月頃であることから、この事件を反映した描写であると考えられる。 ただし、とどめを刺したのはハセカラ民のようだ。しりりの完全消滅は脚本完成よりも後に起きた出来事である。
しりりのボイスドラマ	ゴルゴンゾーラ☆のこと。 出演声優であるYYS、JUN、ZRKL、MCYも声無しで登場。 この4名もしりりとともにクッキー☆凍結祭りで被害を受けた。YYSは本作の主人公も演じている。
サニーミルクアバターのクッキー☆厨 ルナチャイルドアバターのクッキー☆厨 スターサファイアアバターのクッキー☆厨	絵コンテでは「モブABC」と表記されており、3人にこのアバターが選ばれた理由は明確にされていない。 SUSHIのしくぢり先輩シリーズに同じ東方キャラが登場することから、このシリーズに由来する可能性がある（ルナチャイルドが眼鏡を掛けているという共通点がある）。 ただし、2020年2月現在、それを裏付ける証言はなく、単なる偶然の可能性もある。
売名失敗で有名になった男	満月（まき）のこと。
「おっ新人か?」 「新人はリランちゃんを……」 「春画を描いたら……」	ニコニコ静画でクッキー☆絵を初めて描いた人に対して送られるコメントの典型。
UDK姉貴	イワナの姫であり、一生ネットのしゃべる笛。クッキー☆を代表する声優である。 そのためか、本作品でも、絵や像の題材として登場する場面が、他の歴代クッキー☆声優よりも比較的多い。作中冒頭および最後の場面で原理主義者たちが主人公を監視する場所もUDK像の上である。
主人公のお気に入りの声優	絵コンテでJOKERと明記。 不明自身もJOKERを主人公とした漫画などを投稿していた。
主人公の描いたUDKの絵にいちゃもんをつける人物	絵コンテで「赤くらげ」と明記。
紫が養殖企画として紹介したボイスドラマ	カス☆、ザッパー☆、ゴボウ☆、クッソー☆☆☆、ハロウィン☆、クソクリ
主人公が養殖企画と批判したボイスドラマ	クッキー☆☆、カス☆、ゴルゴンゾーラ☆、クッソー☆、ザッパー☆、ハロウィン☆、イースター☆

それ以外にも、クッキー☆や真夏の夜の淫夢に登場するキャラクターや関連するアイテムが、小物や背景として登場している。
台詞もクッキー☆や真夏の夜の淫夢などの語録に由来するものが多い（一部、ネットで界隈を問わず広く有名な漫画の台詞に由来するものもある）。
また、著明なクッキー☆MAD投稿者もモブキャラクターとして登場している。

ニコニコでの扱い

"「クッキー☆10周年」に突如として登場した超弩級クオリティのクッキー☆のボイスドラマ企画」"
詳細な扱い・評価に関してはニコニコ大百科の自己矛盾☆とは(マリサトアリスノジコムジュンホシ)の記事・掲示板を参照。

人気の集中に際して多くの登場人物へのキャラ付けが横行し、その結果彼らは命名され独立した存在になりつつあるのも特徴。以下に登場人物におけるクレジット上の正式名称とニコニコなどで一般的に使われる通称の対象表を記載する。

本スレでの扱い

クオリティは度々評価されるものの、本スレでは投稿者が作ったボイドラや養殖声優自体を嫌う習慣があることに加えて投稿当初自己矛盾☆の話題でレスが埋まったことなどからあまり好まれていない。
また、自己矛盾☆の演出の解釈を長々と書き込んだり、人間の屑だらけのクッキー☆に身を置きながら長文で自己弁論やガン掘り批判などを行う者を「自己矛盾☆キッズ」と呼ぶ。

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