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はじめに この記事について
このリプレイは、他の方のもののように要塞を一から作り上げるストーリーのレポートではなく、単に自分でつくった要塞を紹介するSS集にすぎません。
個人的には、みなさんの要塞をたくさん観てみたいので、簡単なSSでもどしどし上げてもらえると嬉しいと思っています。
要塞内部
空撮です。
今回は、U字型の半島地形に要塞を作ってみました。外部からの敵やキャラバンの進入方向が北に限定される、かなり守りやすい地形です。
入り口は付け根のほう。先端のほうにあるのは、遊びでつくったピラミッドです。
入り口。
半島の付け根に堀切を設け、大陸から半島を分離しています。キャラバンが来たら中央に跳ね橋をおろし、南のスロープから招き入れます。
招かれざる客は左右の階段から地下の防衛施設へ誘導します。
B1F。
地上入り口から続く通路にトレードデポ。念のため分断用の跳ね橋あり。周囲は掘削し地下植林地にしています。地表に近い土や砂の層は、このように思い切って掘っておくと、数年経てば地上の木は不要になるほど十分な木材が手に入ります。
B2F。
工房その1。周囲は掘って地下植林地と放牧場に。
右の池は釣り用に掘って海から水を引いているのですが、なぜか魚がおらず釣りができません。せっかく命を賭して掘ったレジェンド坑夫の命を無駄にしてしまいました。
ちなみに池の水面はつながっている海面よりも低いのですが、DF世界ではなぜか池から水があふれることはありません。マグマでも同じ現象が起こります。
B3F。
工房その2。周囲は地下植林地。右のほうに池を掘った坑夫の死体があります。
B4F。
倉庫。
B5F。
食堂と食料庫。黄金テーブルで飯を食うドワーフたち。
B6F。
一般人居住区。北の橋の先には防衛施設があります。
彫刻が掘ってある中央通路には、罠や跳ね橋の各種レバーがたくさん。南は原子粉砕ゴミ処理場。
B7F。
貴族居住区。成金趣味の貴族たちがいます。とりあえず全面に彫刻したらもうわけがわからんことに。
B8F。
水源と病院。水は南の帯水層から取って池に溜め、地下空洞へ流し込んでいます。
海の直下にはたいてい真水の帯水層があり、海のある地形では、実は真水には困りません。
B10F。
動物園 兼 第二食堂 兼 アダマンタイト作業場。
ゴブリンをはじめ、満月の夜にイグアナに変形する半魚人、満月の夜にネズミに変身する人間、アホウドリ人間などよりどりみどり。こいつらを見ながらパーティをするドワーフどもの趣味の悪さは異常。
B102F。
金属職人居住区。
B103F。
金属工房。世界構築の際に金属豊富な設定にしたので、金は山ほどあります。すぐ下はマグマだまりです。
要塞防衛
この要塞の防御システムを、ゴブリンさんたちに犠牲になってもらいながら見てみましょう。
闇の軍勢が襲来。攻囲がはじまりました。
侵攻してきたのは、ゴブリンの2個部隊と、トロル1個部隊(画面外にいます)。地上は堀で分断されているので、彼らは左右の階段から地下へ向かいます。
ゴブリンたちが誘導された、地下防衛施設。ここは市民居住区の北にあたります。3つの回廊、その先に軍が待機する兵舎群があります。
先陣をきってきたトロルたちは武器罠で壊滅。続くゴブリン隊が、右の回廊に侵入してきました。
ここでレバーを入れ、罠発動! 跳ね橋が回廊の前後を塞ぎ、天井から水が流れこみます。
ちなみに回廊入り口にあるプレッシャープレートは、何ともリンクしていません。警報装置がわりになるかなと思い設置しましたが、意味はなかった模様。
次々に溺死するゴブリンたち。片付いたら、地面の橋を上げて、水と死体を奈落へ落とします。
で、もう一つの部隊も……。
ボッシュート!
罠回廊から6F下のB12F。ゴブリンたちが落ちた先です。水は床の格子を通って地下空洞へ。あとで死体と遺品を拾います。
ちなみに6Fも下だと、健康体でも落ちたらだいたい死ぬか、瀕死になります(それなら水攻めいらないんじゃね?とか言わない)。
おわりに ヌルゲーのすすめ
てな感じで、そろそろこの要塞にも飽きてきたので、次に移る前にせっかくだから、ということで上げさせていただきました。
ちなみに、たいてい私は、最初はd_init.txtの設定でINVADER:NOにして要塞を作ります。そうすると、軍勢はおろか、泥棒も誘拐もこない(野生動物だけは来る)ので、思い描く要塞を好きなだけ作ることができます。そして4~5年かけて要塞を作り込み、防衛システムも万全!というところでYESに変えます。するとゴブリンたちが襲来するようになり、つくった要塞の力を存分に試すことができます。
これは要塞をつくる、というおもしろさをじっくり味わうことができるので、防衛が整わないうちにゴブリン襲来でいつもグダグダになる、という特に初心者の方にはおすすめのやり方です。
それでは、次の要塞でお会いしましょう。