エファンタジー/第十三話「アニエッタさんが復活したょぅですょ」

Last-modified: 2023-03-15 (水) 13:03:16

第十三話「アニエッタさんが復活したょぅですょ」



暗く哀しい過去を更新し続ける運命にあるアルカー!
前回、アルカーの家に謎のコソドロエルモニーを登場させておき、
その正体とは!?とか煽っておきながら今回は全部丸投げして場面転換!
時間はアルカーがEselinが柄にも無いシリアス展開しちゃってた時期に巻き戻る。〆(・ω・´)


様々な人々の想いが交錯し、ぶつかり合っている熊の山だが、
ヒュゥゥゥゥゥ!
一合下の場所でそんな事は御構い無しといった感じの一陣の風が穏やかに吹いた。
灰が風に吹かれて巻き上がり、そのまま町に流れて行く。
そして、黒いローブを纏った男の前にまで灰が集まると生の光がそれを包み込む。
灰はみるみる人の形になって行き、最後には若い剣士風の女の子になった。
そう、何を隠そう、彼女は熊に食い殺され、ゾンビになり、斬り殺され、灰となった若き剣士アニエッタだ。
彼女はソウルバインダーに頼み、死体を引き寄せて貰ったのだ。


さて、人は変わるものである。
昔からよく聞く使い古された言葉であるが、
未だ人間はこの言葉の範疇におさまる存在である。
時、場所、場合、いたる所に変わる切っ掛けはあるものだ。
散りばめられた切っ掛けを拾い集めながら今日も人は変わって行く。
そう、良くも、悪くも・・・。


「んもぉぉぉぉぉっ!!(゚皿゚♯)」
復活を遂げた彼女は何かが劇的に変わっていた。
「あのアバズレ共め~!絶対に許さないっ!(-皿-♯)」
以前からは想像だにも出来ない横柄な荒々しい態度で彼女は言った。
彼女が言うのは自分を灰にしたアバズレ、ゾンビにしたアバズレ、そして、素手で熊と戦えと言ったアバズレである。
「復讐だ!復讐してやるんだぁぁぁぁぁっ!!(゚皿゚♯)」
町に人目もはばからぬ絶叫が響く。


「ぅるさぃですね。」
後頭部が地面に付きそうなくらいに体を反らせながら吠えるアニエッタに涼やかな謗りが水をさした。
「あ~ん!?(゚皿゚♯)」
気分を削がれたアニエッタが横柄な態度で振り返ると、
「ぉ陰でぉ客さんが逃げちゃったじゃなぃですか。」
沢山の武具を詰めたリュックを背負った女が立っていた。
「・・・。(-皿-♯)」
復讐に眼を眩ませていて気付かなかったが看板が立っており、
それには【ここで商い中です。うぃんみりあ】と書かれていた。
「商売ぁがったりじゃなぃですか。」
うぃんみりあがアニエッタを責めると、
「ふんっ!文句はアバズレ共に言うべきだね!(-皿-♯)」
アニエッタは忌々しげに吐き付ける。
「ぁばずれ?」
「そちらの知った事じゃないでしょうけどね!
こちとらは素手で熊と戦わされ!死体をゾンビにされ!
挙句、ソンビ化した体を灰にされた!ソウルバインダーで死体を引っ張ってスキルが下がった!
私はここ最近で酷いアバズレ共にそんな目に遭わされたんだよ!
憎しみと怒りで叫びたくもなるよ!(゚皿゚♯)」
怒りに打ち震えながらアニエッタが叫ぶと、そんな彼女の悲痛さを感じ取ったのか、
「なんと!それは酷ぃ!」
うぃんみりあも親身になってアニエッタに応えた。
「だしょ?だしょ?」
「そぅぃえば、復讐するとか言ってましたね。」
「そうよ!八つ裂きにしてやるつもりよ!(゚皿゚♯)」
「その復讐、加勢しましょぅ。」
「マジで?貴女、意外と良い人なんだね?(゚皿゚*)」
「その憎悪に誂ぇて、私の作ったこれをぁげますょ。」
うぃんみりあはそう言うと、リュックから剣を取り出して渡した。
「【ソード オブ インフェルノ<うぃんみりあ>】です。
この剣で斬り付ければ、貴方のその憎悪の炎をそのままに現してくれるでしょぅ。」
「マジ!?よーしっ!あのアバズレ共!丸焼きにして食ってやるわ!(゚皿゚*)」
「御武運を。」
「ありがとね!礼は後でアバズレ共の首と一緒に持って来るわ!┗(゚皿゚♯)┓」


疾風の如く走るアニエッタ、彼女は既に熊の山の麓に到達していた。
しかし、それと同時に彼女は大きな疑問を抱えていた。


「勢いで突っ走っちゃったけれども、この剣、本当に使えるのかしら・・・?」
そんな事を言いながらアニエッタがふと足元に目をやると、
何故か大きな魚が活き良さそうにピチピチと地をのたうっていた。
「これも天の思し召し!?
あのアバズレ共に復讐する前に試し斬りしてやるわ!
私の憎悪の炎よ!出でろーーーーー!(゚皿゚♯)」
ザシュッ!ボワァァァッ!
アニエッタが勢い良く斬り付けた次の瞬間、灼熱の炎が魚を包み上げる。
「ひ、ひひひっ!素晴らしい・・・!素晴らしい力ね・・・!(゚皿゚*)」
魚を焼き、香ばしい匂いを発しながら彼女は力に溺れたやばい笑みを浮かべた。
「ぁっ!なんて事を!」
後頭部が地面に付きそうなくらいに体を反らせながら笑うアニエッタにヒステリックな謗りが水をさした。
「あ~ん!?(゚皿゚♯)」
気分を削がれたアニエッタが横柄な態度で振り返ると、
「せっかく大物が釣れたから魚拓を取ろうとしてたのに!」
釣竿と魚拓用の紙を背負った女が立っていた。
「・・・。(-皿-♯)」
復讐に眼を眩ませていて気付かなかったが看板が立っており、
それには【ここで釣り中です。うぃんくらん】と書かれていた。
「ぁぁもぅ、美味しそうに焼けちゃってる・・・。」
うぃんくらんがアニエッタを責めると、
「ふんっ!文句はアバズレ共に言うべきだね!(-皿-♯)」
アニエッタは忌々しげに吐き付ける。
「ぁばずれ?」
「そちらの知った事じゃないでしょうけどね!
こちとらは素手で熊と戦わされ!死体をゾンビにされ!
挙句、ソンビ化した体を灰にされた!ソウルバインダーで死体を引っ張ってスキルが下がった!
私はここ最近で酷いアバズレ共にそんな目に遭わされたんだよ!
憎しみと怒りで叫びたくもなるよ!(゚皿゚♯)」
怒りに打ち震えながらアニエッタが叫ぶと、そんな彼女の悲痛さを感じ取ったのか、
「なんと!それは酷(ry」
うぃんくらんも親身になってアニエッタに応えた。
「だしょ?だしょ?」
「そぅぃえば、復讐す(ry」
「そうよ!八つ裂きにし(ry」
「その復讐、加勢し(ry」
「マジで?貴女、意外と良(ry」
「【エンチャントリスト(サンダー)】です。先程、たまたま釣れたものですが、
これを持って攻撃すれば、貴方の怒りの稲妻をそのままに現してくれるでしょぅ。」
「マジ!?よーしっ!あのアバズレ共!黒焦げにして食ってやるわ!(゚皿゚*)」
「御武運を。」
「ありがとね!礼は後でアバズレ共の首と一緒に持って来るわ!┗(゚皿゚♯)┓」


疾風の如く走るアニエッタ、彼女は既に熊の山の半分に到達していた。
しかし、それと同時に彼女は大きな問題に直面していた。


「また勢いで突っ走っちゃったけれども、生き返ったばかりで何も食べて無かったわ。」
そんな事を言いながらアニエッタがふと足元に目をやると、
何故か大きな鍋が美味しそうにグツグツと煮だっていた。
「これも天の思し召し!?
あのアバズレ共に復讐する前に腹ごしらえね!
私のアイアンストマックよ!全てを飲み込め!(゚皿゚♯)」
バクッ!ムシャムシャッ!
アニエッタが勢い良く食いついた次の瞬間、迸る食欲が鍋を空にする。
「ゲフゥ!素晴らしい・・・!素晴らしい味だね・・・!(゚皿゚*)」
鍋を平らげ、お下品にゲップを発しながら彼女は美食に溺れたやばい笑みを浮かべた。


「まぁ!なんて事を・・・!」
後頭部が地面に付きそうなくらいに体を反らせながら笑うアニエッタに憎々しげな謗りが水をさした。
「あ~ん!?(゚皿゚♯)」
気分を削がれたアニエッタが横柄な態度で振り返ると、
「せっかく、贅沢な材料を使って作ってぃたのに。」
メイド服を着た女が立っていた。
「・・・。(-皿-♯)」
復讐に眼を眩ませていて気付かなかったが看板が立っており、
それには【ここで料理中です。うぃんりるむ】と書かれていた。
「ぁぁもぅ、汁の一滴すら残ってなぃ・・・。」
うぃんりるむがアニエッタを責めると、
「ふんっ!文句はアバズレ共に言うべきだね!(-皿-♯)」
アニエッタは忌々しげに吐き付ける。
「ぁば(ry」
「そちらの知った事じゃ(ry」
怒りに打ち震えながらアニエッタが叫ぶと、そんな(ry
「なんと!それは酷(ry」
うぃんくらんも親身にな(ry
「だしょ?(ry」
「そぅぃえば、復讐(ry」
「そうよ!八つ裂(ry」
「その復讐、加(ry」
「マジで?貴女、意外(ry」
「【フグの切り身】です。先程の鍋に入れようとしてぃた食材ですが。
これを食べれば、満ちる精力が貴女の怨念をそのままに現してくれるでしょぅ。」
「マジ!?よーしっ!あのアバズレ共!呪い殺して食ってやるわ!(゚皿゚*)」
「御武運を。」
「ありがとね!礼は後でアバズレ共の首と一緒に持って来るわ!┗(゚皿゚♯)┓」


疾風の如く走り出すアニエッタだったが、ふと、振り返って言った。
「さっきから色々な人に会ってるんだけれども、
なんか皆、同じ変な喋り方なんだよね。母音が小さいって言うかさ。
どういう事なの?(゚皿゚ )」
ちょっとした疑問を投げ掛ける。
「同じ喋り方・・・?
ぁぁ、なるほどなるほど、それはうぃん族とぃう部族です。
私達うぃん族は全員同じ喋り方をしますょ。」
「そ、そう・・・。(゚皿゚;)」
アニエッタはちょっと引いた。


遂に復活を遂げた若き剣士アニエッタ!彼女は復讐の鬼と化していた!
うぃんシリーズによって強力な武器を得る!
彼女のアバズレ共に対する復讐は果たされるのか!?
てか、うぃんってキャラ多過ぎだろ!次回!乞(ry〆(・ω・´)