フエリア99

Last-modified: 2014-10-23 (木) 07:26:01

あのモニコが最近読んだ漫画に感化されて妄想した!〆(・ω・´)
今回のテーマはおセンチファンタジーもにい!
今日は?回!昨日で?回!合計で?回!何者かの来訪があったようだもにい!
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プロット
14/10/15 03:01:25: モニコモニイ は言った : フエリア99、そこは地獄の激戦区...〆(-ω- )

14/10/15 03:07:30: モニコモニイ は言った : どがしゃーん

14/10/15 03:08:15: モニコモニイ は言った : ふえう司令「敵のミサイル、防げませんでしたかー、だめだめぷぅですねー、私達の命運もここまでですねー」
14/10/15 03:08:59: モニコモニイ は言った : モニイ「基地にミサイルが!モニイの違法改造ガトリングショットガンで撃ち落とすもにい!ばばばばば!」
14/10/15 03:09:05: モニコモニイ は言った : ちゅどーん
14/10/15 03:09:54: モニコモニイ は言った : ふえう司令の居る基地を狙ったミサイルは新任のパイロット・モニコモニイによって撃ち落とされました
14/10/15 03:10:10: モニコモニイ は言った : これはモニイの着任前の出来事

14/10/15 03:10:55: モニコモニイ は言った : そう、モニイはフエリア99に配属が決定し、自分の戦闘機で基地に向かう際、ミサイルにでくわしたのです
14/10/15 03:11:27: モニコモニイ は言った : モニイ「これがフエリア99、聞きしに勝る地獄もにい、配属される前から基地が大ピンチとは」
14/10/15 03:12:03: モニコモニイ は言った : ぶーん
14/10/15 03:12:28: モニコモニイ は言った : そのままモニイは基地フエリア99へ着陸します
14/10/15 03:12:51: モニコモニイ は言った : モニイ「でも着任早々、手柄を立てたもにい、これでボーナスは確定もにい」
14/10/15 03:13:44: モニコモニイ は言った : ふえう司令「貴方が新しいパイロットですねー?」
14/10/15 03:14:03: モニコモニイ は言った : モニイ「そうもにい!ミサイルも撃ち落としてやったもにい!有り難く思うもにい!」
14/10/15 03:14:10: モニコモニイ は言った : ふえう「生意気ですねー」
14/10/15 03:14:30: モニコモニイ は言った : モニイ「ボーナスをよこすもにい!」
14/10/15 03:15:45: モニコモニイ は言った : ふえう「何か勘違いをしているようですねー、この書類にサインをしていないので、貴方はまだこの基地に正式には配属されていませんー、だからミサイルを落としても報酬はありませんー」
14/10/15 03:15:56: モニコモニイ は言った : モニイ「なんという事もにい!どんだけケチもにい!?」
14/10/15 03:17:36: モニコモニイ は言った : ふえう「このフエリア99において命など安いものなのですー、たかだかミサイル一つをどこぞのとも知れない馬の骨がどうこうしたなど構っていられないのですー」
14/10/15 03:18:32: モニコモニイ は言った : モニイは自らの命すら軽く見るふえう司令を見てゾッと背筋が寒くなるのを感じました
14/10/15 03:18:42: モニコモニイ は言った : つ づ く

14/10/15 03:19:26: モニコモニイ は言った : これくらいハードなネタでいこうかと

14/10/15 03:19:57: モニコモニイ は言った : やれやれー
14/10/15 03:20:18: モニコモニイ は言った : 一話一殺くらいのペースでどんどん死人出そうと思ってたのにー

14/10/15 03:31:09: モニコモニイ は言った : フエリア99 第二話「ロゼリア」
14/10/15 03:31:42: モニコモニイ は言った : ここは地獄の激戦区、何処よりも命の軽いフエリア99
14/10/15 03:31:57: モニコモニイ は言った : そんな場所でも志や野望を持って人は集まるものです
14/10/15 03:32:38: モニコモニイ は言った : そこでの生活にも慣れはじめたモニコモニイは着任から1週間が過ぎていました

14/10/15 03:33:42: モニコモニイ は言った : 乾いた大地の風景は心も乾かし

14/10/15 03:34:13: モニコモニイ は言った : 次から次に出る死人の霊が次の候補者の手を引き
14/10/15 03:34:32: モニコモニイ は言った : しかめっ面のふえう司令官の顔を見る度にげんなりする
14/10/15 03:35:14: モニコモニイ は言った : そんな地獄の中でもモニイが過ごせたのは、ロゼリア、この人のお蔭でしょう
14/10/15 03:35:50: モニコモニイ は言った : ロゼリアは戦地に似合わないきさくさで、初日から色々とモニイにフエリア99でのルールや生き方を教えてくれました
14/10/15 03:36:43: モニコモニイ は言った : モニイ「ロゼリアさんには世話になったもにい、おかげでここでも暮らしやすくなったもにい」
14/10/15 03:37:00: モニコモニイ は言った : ロゼリア「そんな今日で最後みたいな言い方をするもんじゃないよ」
14/10/15 03:37:43: モニコモニイ は言った : モニイ「ははは、笑わせるもにい、ここはフエリア99、地獄に一番近い場所、明日には隣の奴が消えている、そう言ったのはロゼリアさんもにい」
14/10/15 03:38:08: モニコモニイ は言った : ロゼリア「やれやれ、でも、モニイが筋が良い、きっと生き延びられる」
14/10/15 03:39:30: モニコモニイ は言った : モニイ「そりゃ、どうももにい、さて、明日の攻撃作戦は大変そうもにい、モニイは早めに体を休めておくもにい」
14/10/15 03:39:44: モニコモニイ は言った : ロゼリア「ああ、私も寝る事にしよう」
14/10/15 03:39:53: モニコモニイ は言った : ぱちっ
14/10/15 03:40:19: モニコモニイ は言った : モニイは気を利かせてロゼリアの部屋から出る際に、部屋の明かりを消しました
14/10/15 03:40:23: モニコモニイ は言った : ロゼリア「やめろ!」
14/10/15 03:40:27: モニコモニイ は言った : モニイ「!?」
14/10/15 03:40:48: モニコモニイ は言った : ロゼリア「・・・いや、すまない、大きな声を出して」
14/10/15 03:40:53: モニコモニイ は言った : モニイ「どうしたもにい?」
14/10/15 03:41:10: モニコモニイ は言った : ロゼリア「私は寝る時は明かりを付けたままにするんだ」
14/10/15 03:41:30: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・そう、それはすまなかったもにい、勝手な事をしてしまったもにい」
14/10/15 03:41:46: モニコモニイ は言った : ロゼリア「いや、気にしないでくれ」
14/10/15 03:41:53: モニコモニイ は言った : ~次の日~
14/10/15 03:43:30: モニコモニイ は言った : ふえう司令官「・・・作戦は説明した通りですー、今日は20機でA地点の基地を攻撃して貰いますー、繰り返しますが、敵基地には対空装備が充実していますー」
14/10/15 03:44:55: モニコモニイ は言った : ふえう「高度を下げ過ぎるとあっというまに蜂の巣ですー、せいぜい気を付けて下さいねー、成功報酬は生き延びた者達に2000万ルピー、残った者で山分けですー」

14/10/15 03:48:18: モニコモニイ は言った : モニイ「モニコモニイ、<ブリリアント号>、出るもにい」
14/10/15 03:48:20: モニコモニイ は言った : ぎゅーん
14/10/15 03:48:39: モニコモニイ は言った : ロゼリア「ロゼリア、<ララバイ>、出る」
14/10/15 03:48:42: モニコモニイ は言った : ぎゅーん
14/10/15 03:49:27: モニコモニイ は言った : モニイ「はてさて、今日は何人生き残るのか」
14/10/15 03:50:23: モニコモニイ は言った : ロゼリア「きな臭いな、敵基地は対空兵器が充実してはいるが、それだけだ、ただそれだけで無防備すぎるといってもいい。」
14/10/15 03:50:37: モニコモニイ は言った : モニイ「何か裏があるというもにい?」
14/10/15 03:51:09: モニコモニイ は言った : ロゼリア「そう思って掛かって行くべきだな、自分の命に関わる事だ、慎重過ぎるくらいがちょうどいい」
14/10/15 03:51:49: モニコモニイ は言った : モニイ「じゃあ、モニイはロゼリアさんの勘に便乗するもにい、速度を落として、他の戦闘機の後から続くもにい」
14/10/15 03:52:30: モニコモニイ は言った : ロゼリア「慎重になり過ぎて、せいぜい獲物を先に奪われないようにな」
14/10/15 03:53:20: モニコモニイ は言った : 敵「敵機襲来!」
14/10/15 03:53:53: モニコモニイ は言った : トタン司令官「よし!引きつけて<壁>を出せ!」
14/10/15 03:54:03: モニコモニイ は言った : ごごごごご
14/10/15 03:54:35: モニコモニイ は言った : モニイ達の戦闘機の接近を察知した敵基地司令官は<壁>と呼ばれるトラップを起動しました
14/10/15 03:56:23: モニコモニイ は言った : これは網目に組んだ鉄骨をそのまま壁として基地の外側に配置するだけのものですが、突如として展開すれば、音速で飛ぶ戦闘機を激突させて落とせる効果的な罠でもあります
14/10/15 03:57:08: モニコモニイ は言った : モブパイロット「な!?壁だと!?うわあああああああ」
14/10/15 03:57:12: モニコモニイ は言った : ちゅどーん!
14/10/15 03:57:40: モニコモニイ は言った : 敵の策にハマり、次から次へと戦闘機が壁に衝突して爆散していきます
14/10/15 03:58:12: モニコモニイ は言った : ロゼリア「くっ!こうなったら・・・!」
14/10/15 03:58:16: モニコモニイ は言った : すきゅんっ
14/10/15 03:58:44: モニコモニイ は言った : ロゼリアは機体の羽を閉じ、あえて壁に突撃しました
14/10/15 03:58:48: モニコモニイ は言った : すぽーん!
14/10/15 03:59:19: モニコモニイ は言った : 羽を閉じて面の小さくなったロゼリア機は見事に鉄骨の網目を抜けたのです
14/10/15 03:59:47: モニコモニイ は言った : 敵「壁を抜けた奴がいます!」
14/10/15 04:00:32: モニコモニイ は言った : トタン「なんだと!?対空機銃で落とせ!上空の戦闘機部隊も呼び戻せ!」
14/10/15 04:01:10: モニコモニイ は言った : 敵「そ、それが!上空に待機させていた戦闘機部隊と通信が繋がりません!」
14/10/15 04:01:15: モニコモニイ は言った : トタン「何だと!?」
14/10/15 04:01:30: モニコモニイ は言った : 敵「敵機爆撃、来ます!」
14/10/15 04:01:35: モニコモニイ は言った : トタン「う、うわあああああああああ」
14/10/15 04:01:38: モニコモニイ は言った : ちゅどーん!
14/10/15 04:02:08: モニコモニイ は言った : ロゼリア機から落とされた爆雷によってTotanは基地諸共に爆散しました
14/10/15 04:02:55: モニコモニイ は言った : ロゼリアの決死の大活躍によって作戦は成功しました
14/10/15 04:03:03: モニコモニイ は言った : そして、その帰路・・・
14/10/15 04:03:18: モニコモニイ は言った : モニイ「結局、生き残ったのはモニイとロゼリアさんだけだったもにい」
14/10/15 04:03:24: モニコモニイ は言った : ロゼリア「・・・そうだな」
14/10/15 04:03:56: モニコモニイ は言った : ロゼリア「上空に待機していた戦闘機部隊を引きつけてくれたのはお前だったか・・・」
14/10/15 04:04:37: モニコモニイ は言った : モニイ「そうもにい!だからこれは二人の勝利もにい!2000万ルピーは二人で山分けもにい!」
14/10/15 04:05:08: モニコモニイ は言った : ロゼリア「・・・いや、山分けはないな・・・」
14/10/15 04:05:51: モニコモニイ は言った : モニイ「げっ!基地を落としたのは自分だからって一人占めする気もにい!?なんて奴もにい!ロゼリアさんは友達甲斐が無い奴もにい!」
14/10/15 04:06:10: モニコモニイ は言った : ロゼリア「早とちりするな、バカタレが・・・」
14/10/15 04:06:14: モニコモニイ は言った : モニイ「え?」
14/10/15 04:07:07: モニコモニイ は言った : ロゼリア「お前の援護のお蔭で生き延びたが・・・、腹に機銃を一発貰ってしまったようだ・・・」
14/10/15 04:07:15: モニコモニイ は言った : モニイ「ろ、ロゼリアさん・・・!」
14/10/15 04:07:37: モニコモニイ は言った : ロゼリア「だから、2000万ルピーはお前一人で受け取れ・・・」
14/10/15 04:08:25: モニコモニイ は言った : ロゼリア「友達ってのは良いもんだな、特に生死を共にする友達ってのはそうはいない・・・」
14/10/15 04:09:22: モニコモニイ は言った : ロゼリア「でも、戦場じゃ、そんな友達が消えて行くんだよな、部屋で明かりを消すと、いつも先に逝ったあいつらが顔を出すんだよ」
14/10/15 04:09:34: モニコモニイ は言った : にゃこちー「よぉ、ロゼリア、元気か?」
14/10/15 04:09:45: モニコモニイ は言った : スーレン「そっちの調子はどうだい?」
14/10/15 04:09:56: モニコモニイ は言った : ロゼリア「そんな風にな・・・」
14/10/15 04:10:08: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・」
14/10/15 04:10:41: モニコモニイ は言った : ロゼリア「戻ったら、私の部屋の明かり、代わりに消しておいてくれ・・・」
14/10/15 04:10:54: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・分かったもにい」
14/10/15 04:12:06: モニコモニイ は言った : すると、ロゼリア機は安心して気が抜けたかのように減速、ゆるゆると高度を下げて、地面に激突して爆散しました
14/10/15 04:12:25: モニコモニイ は言った : そして、帰り着いたモニイは
14/10/15 04:13:08: モニコモニイ は言った : ふえう司令官「生き残ったのは一人だけでしたかー、いえ、一人でも生き残ったのが僥倖ですかねー」
14/10/15 04:13:25: モニコモニイ は言った : モニイ「うるさいもにい!黙ってろもにい!」
14/10/15 04:13:46: モニコモニイ は言った : 迎えたふえうを押しのけて、部屋へ戻って行きました
14/10/15 04:14:13: モニコモニイ は言った : その部屋は明かりのついたままのロゼリアの部屋
14/10/15 04:14:33: モニコモニイ は言った : モニイ「おやすみ・・・ロゼリアさん・・・」
14/10/15 04:14:37: モニコモニイ は言った : ぱちっ
14/10/15 04:14:44: モニコモニイ は言った : つ づ く

14/10/15 04:15:08: モニコモニイ は言った : やっべ、マジでシリアスになっちゃった
14/10/15 04:28:55: モニコモニイ は言った : くっ
14/10/15 04:29:05: モニコモニイ は言った : ふえう司令め!なんて冷淡なやつもにい!

14/10/15 04:34:06: モニコモニイ は言った : フエリア99 第三話「花」

14/10/15 04:34:53: モニコモニイ は言った : ここは地獄の一丁目、フエリア99
14/10/15 04:35:15: モニコモニイ は言った : しかし、どんな場所でも空は平等なもので
14/10/15 04:35:45: モニコモニイ は言った : 今日は太陽さんさん、雲一つない、綺麗な晴天の日でした
14/10/15 04:36:32: モニコモニイ は言った : モニイ「空はいつ見ても青いもにい、青い筈もにい、でも、モニイには何故、赤く見えるもにい?」
14/10/15 04:37:19: モニコモニイ は言った : ロゼリアの死から既に二週間、怒りの行き所をモニイは敵機を撃ち落とす事で求めていました
14/10/15 04:37:45: モニコモニイ は言った : 青い空も、赤く赤く血で染める日々に
14/10/15 04:37:56: モニコモニイ は言った : モニイの精神は限界に来ていたのです
14/10/15 04:38:28: モニコモニイ は言った : 心をすっかり病んでしまい、青空すらが赤く見える始末です
14/10/15 04:38:32: モニコモニイ は言った : うっぷす
14/10/15 04:38:36: モニコモニイ は言った : ぽんぽん痛い
14/10/15 04:38:38: モニコモニイ は言った : ちょいトイレー

14/10/15 04:45:40: モニコモニイ は言った : ただーい

14/10/15 04:47:42: モニコモニイ は言った : さて、続き行くか

14/10/15 04:48:23: モニコモニイ は言った : ehu「おい、モニイ、また死にぞこなったみたいだな」
14/10/15 04:48:33: モニコモニイ は言った : モニイ「エフのおっさん」
14/10/15 04:48:58: モニコモニイ は言った : エフ「お前さん、最近は鬼気迫る活躍ぶりだな」
14/10/15 04:49:09: モニコモニイ は言った : モニイ「別にもにい」
14/10/15 04:49:57: モニコモニイ は言った : エフ「まぁまぁ、そんなに邪険にするなって、お前さんの頑張りでこっちも商売っ気が出て来るわけだしな」
14/10/15 04:50:48: モニコモニイ は言った : モニイ「また弾やミサイルの売り付けもにい?それなら、いつも通りに満タンに詰めて、後はモニイのカードから必要な分だけ金をおろすといいもにい」
14/10/15 04:51:17: モニコモニイ は言った : エフ「いやいや、今日はそれだけじゃあない、お前さんの機体の話だよ」
14/10/15 04:51:20: モニコモニイ は言った : モニイ「?」
14/10/15 04:52:10: モニコモニイ は言った : エフ「だいぶ無理をさせているみたいだな、さっき整備してたんだが、中はもうガタガタだ、あと何回の出撃に耐えられるかだな」
14/10/15 04:52:51: モニコモニイ は言った : モニイ「そんな事言って、新しい戦闘機を買わせるつもりもにい?その手には乗らないもにい!」
14/10/15 04:53:43: モニコモニイ は言った : ふえう司令官「それだけではないですねー」
14/10/15 04:53:51: モニコモニイ は言った : モニイ「ふえう司令官!」
14/10/15 04:54:39: モニコモニイ は言った : ふえう「モニイさんは今となってはこの基地の重要な戦力の一人なのですー、より高い性能の機体に乗り換えて貰いたいのですー」
14/10/15 04:54:44: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・」
14/10/15 04:55:48: モニコモニイ は言った : モニイ「そうしてまた、違約金の支払いを遠のかせるわけもにい?」
14/10/15 04:56:05: モニコモニイ は言った : ふえう「・・・」
14/10/15 04:56:59: モニコモニイ は言った : モニイ「後、数度も出撃出来ればここを脱退する為の違約金の額に届くもにい!そしたら、こんな所、とっとと出て行ってやるもにい!」
14/10/15 04:57:44: モニコモニイ は言った : エフ「モニイさんよ、熱くなりなさんな、ふえう司令官はアンタに生き延びられるよう、新しい機体の購入を薦めているのだよ」
14/10/15 04:57:58: モニコモニイ は言った : モニイ「詭弁を言うなもにい!」
14/10/15 04:58:20: モニコモニイ は言った : ばっ
14/10/15 04:58:42: モニコモニイ は言った : モニイはエフの手を払うとその場から立ち去って行きます
14/10/15 04:58:51: モニコモニイ は言った : ふえう「どこへ行くのですー?」
14/10/15 04:59:58: モニコモニイ は言った : モニイ「こんな空気の悪い所に居られないもにい、っていうか、人を死地に追いやるアンタと同じ空気を吸ってたくねぇもにい」
14/10/15 05:00:01: モニコモニイ は言った : ふえう「・・・」
14/10/15 05:00:12: モニコモニイ は言った : エフ「おまえ!言い過ぎだぞ!」
14/10/15 05:00:26: モニコモニイ は言った : と、エフが叫んだ頃にはモニイの姿はありませんでした
14/10/15 05:01:53: モニコモニイ は言った : モニイ「やれやれ、空が赤いもにい」
14/10/15 05:02:08: モニコモニイ は言った : ぶつくさ言いながら散歩するモニコモニイ
14/10/15 05:02:32: モニコモニイ は言った : それは散歩と言うには滑稽な、基地の周りをグルグル回るだけのものでしたが
14/10/15 05:02:53: モニコモニイ は言った : 少しでも戦いから離れた場所にいたいという気持ちがそれをさせていたのです
14/10/15 05:03:22: モニコモニイ は言った : ざっくざっく
14/10/15 05:03:36: モニコモニイ は言った : そんなモニイの耳におかしな音が飛び込んできました
14/10/15 05:04:02: モニコモニイ は言った : おかしな音の方に目をやると・・・
14/10/15 05:04:18: モニコモニイ は言った : ふえう「ふぇー・・・、毎度の事ながら大変ですねぇー・・・」
14/10/15 05:04:32: モニコモニイ は言った : ふえう司令官が穴を掘っていました
14/10/15 05:05:11: モニコモニイ は言った : がらがらがら
14/10/15 05:05:54: モニコモニイ は言った : それから、ふえうは掘った穴に何かを入れて、また、ざっくざっく、そして、穴を埋めました
14/10/15 05:06:05: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・」

14/10/15 05:07:00: モニコモニイ は言った : ふえう「・・・見ている暇があったら、手伝って貰えませんかー?女の力仕事は手際が悪くて見てられないでしょうー?」
14/10/15 05:07:03: モニコモニイ は言った : モニイ「!」
14/10/15 05:07:29: モニコモニイ は言った : モニイはいつのまにやら吸い寄せられるように、ふえうの傍に立っていました
14/10/15 05:08:05: モニコモニイ は言った : モニイ「何をしているもにい?」
14/10/15 05:08:24: モニコモニイ は言った : ふえう「・・・」
14/10/15 05:08:40: モニコモニイ は言った : ふえうはモニイの質問には答えませんでした
14/10/15 05:08:55: モニコモニイ は言った : その代わりのように別の話を切り出します
14/10/15 05:09:51: モニコモニイ は言った : ふえう「フエリア99、99箇所にあるこの国の基地の中で最前線の基地、最も人が多く死ぬ場所ですねー」
14/10/15 05:11:02: モニコモニイ は言った : ふえう「とある国の王が亡くなり、それを継ぐのは双子の王女のどちらかという事になり、その争いからこの戦争は起きましたー」
14/10/15 05:12:59: モニコモニイ は言った : ふえう「この戦争で、自国の民を犠牲にしたくないと考えた片方の王女は、外国から兵を募り、その人達を最前線で戦わせる事にしたのですー」
14/10/15 05:14:17: モニコモニイ は言った : ふえう「無茶苦茶な条件下ではありますが、金払いさえ良ければ集まって来る人間も少なからずですし、ここのルールでは途中で死んでしまえば、金を出さずにも済みますしねー」
14/10/15 05:14:47: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・」
14/10/15 05:15:55: モニコモニイ は言った : ふえう「それを実行した王女は何を考えているのでしょうねー、滑稽ですよねー、自国の民の命も他国の民の命も、等しく同じ命であるのにー」
14/10/15 05:16:54: モニコモニイ は言った : ふえう「多分、どうしようもない愚かな人間だったから、後になって気付いて、とても後悔したのでしょうねー」
14/10/15 05:17:44: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・自分の為に死んだ兵達の墓を作るくらいにはもにい?」
14/10/15 05:19:07: モニコモニイ は言った : ふえう「・・・そうですねー」
14/10/15 05:19:12: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・」
14/10/15 05:19:48: モニコモニイ は言った : ふえう「ロゼリアさんの部屋の遺品、ここに持って来て貰えますか?私にはその資格は無いのですー」
14/10/15 05:19:54: モニコモニイ は言った : モニイ「分かったもにい」
14/10/15 05:20:30: モニコモニイ は言った : がらがらがら
14/10/15 05:21:03: モニコモニイ は言った : ロゼリアの遺品を穴に入れ、モニイが土をかぶせて埋めました
14/10/15 05:22:15: モニコモニイ は言った : ふえう「ふぅ、後30個作らないとですねー」
14/10/15 05:22:32: モニコモニイ は言った : モニイ「モニイも手伝うもにい」
14/10/15 05:22:39: モニコモニイ は言った : ふえう「良いのですかー?」
14/10/15 05:23:52: モニコモニイ は言った : モニイ「あんたの事は嫌いだし、これからもずっと嫌いだろうが、死者を悼む気持ちは大切にしたいもにい」
14/10/15 05:24:14: モニコモニイ は言った : ふえう「・・・」
14/10/15 05:24:53: モニコモニイ は言った : モニイ「戦闘機の手配、宜しく頼むもにい、出来るだけ性能が良いのを」
14/10/15 05:25:05: モニコモニイ は言った : ふえう「モニイさん・・・」
14/10/15 05:27:04: モニコモニイ は言った : モニイ「さぁさ、空が青い内に終わらせるもにい!」
14/10/15 05:27:39: モニコモニイ は言った : ここはフエリア99、最も命の軽い場所、弔いの場所。〆(-ω- )
14/10/15 05:27:43: モニコモニイ は言った : つ づ く
14/10/15 05:27:59: モニコモニイ は言った : あ
14/10/15 05:28:12: モニコモニイ は言った : サブタイに花って付けてたのに

14/10/15 05:28:19: モニコモニイ は言った : 墓に花添えるの忘れてた

14/10/15 05:28:55: モニコモニイ は言った : 二話はもろぱくりだったが
14/10/15 05:29:01: モニコモニイ は言った : 三話はモニイのオリジナルもにい

14/10/15 05:41:30: モニコモニイ は言った : フエリア99 第四話「光のパレード」
14/10/15 05:42:22: モニコモニイ は言った : ここはフエリア99、運命の女神に翻弄されるモニイの戦う場所
14/10/15 05:42:57: モニコモニイ は言った : 女神の贔屓にあずかるモニコモニイは既にそこで一年を生き延びていた
14/10/15 05:43:38: モニコモニイ は言った : エフ「よぉ!モニイ!相変わらず死にぞこなってるな!」
14/10/15 05:44:18: モニコモニイ は言った : モニイ「やれやれ、エフじいさんに言われたくはないもにい、んで、今日も新しい武器の売り付けもにい?」
14/10/15 05:45:14: モニコモニイ は言った : エフ「そんな所だな、お前さんには商売っ気がある」
14/10/15 05:45:34: モニコモニイ は言った : モニイ「やれやれ、搾取される側としては嬉しくない言葉もにい」
14/10/15 05:46:21: モニコモニイ は言った : どんな場所でも一年も過ごせば、慣れるもの、モニイも最初のつんけんとした態度もなくなり、周りに溶け込んでいました
14/10/15 05:47:15: モニコモニイ は言った : モニイ「ところでエフじいさん、べこられの戦闘機がそろそろやばいって話だが」
14/10/15 05:48:12: モニコモニイ は言った : エフ「そうだな、ありゃあ、もうどうにもならんな、新しく買い換えた矢先に被弾してオシャカ、そんなんが立て続けに起こってる、つくづく運に見放された男だよ」
14/10/15 05:48:44: モニコモニイ は言った : エフ「ま、命があるだけマシなのか」
14/10/15 05:49:22: モニコモニイ は言った : モニイ「モニイのカードから金を出して、べこられに戦闘機を用意してやって欲しいもにい」
14/10/15 05:49:51: モニコモニイ は言った : エフ「ええ!?またかい?お前さんの物好きにも呆れるね」
14/10/15 05:50:35: モニコモニイ は言った : そう、モニイはこの一年に至るまでの間、何度も自分の銭を使って、他のパイロット達に支援をしていたのです
14/10/15 05:52:11: モニコモニイ は言った : エフ「とっくの昔に二回は脱退出来るだけの金を集めてる筈だぞ、でも金が溜まるその度に他の奴の修理代や弾代を肩代わりしたり、今回に至っては戦闘機かい」
14/10/15 05:52:54: モニコモニイ は言った : とっくの昔に違約金も揃えてしまったのに、モニイはなんやかやと理由を作ってフエリア99に残り続けていました
14/10/15 05:54:02: モニコモニイ は言った : 一年前、ふえう司令官と一緒に墓を作った思い出が本国に帰りたいとするモニイの後ろ髪を引いていたのです
14/10/15 05:55:31: モニコモニイ は言った : しかし、運命の女神はそんなモニイを弄ぶのがたいそう楽しいようです
14/10/15 05:55:36: モニコモニイ は言った : 三日後の事でした
14/10/15 05:55:52: モニコモニイ は言った : モニイ「それは本当もにい!?」
14/10/15 05:56:59: モニコモニイ は言った : ふえう「ええ、本当です、モニイさんの国は再び戦争になりました。徴兵制度が復活して、モニイさんは一旦、本国に帰還せねばなりません」
14/10/15 05:57:49: モニコモニイ は言った : モニイ「でも、モニイは既にこのフエリア99に配属された立派な兵もにい!今更・・・」
14/10/15 05:58:42: モニコモニイ は言った : ふえう「よほどの状態なのでしょう、国というつながりだけを理由に出来るだけ多くの人間を連れ戻そうとしているのですからー」
14/10/15 05:59:05: モニコモニイ は言った : モニイ「でも・・・」
14/10/15 05:59:39: モニコモニイ は言った : ふえう「既に両国の同意を得ています、後はモニイさんが命令通りに帰還するだけですー」
14/10/15 06:00:00: モニコモニイ は言った : モニイ「でも・・・!モニイはここで・・・!」
14/10/15 06:00:04: モニコモニイ は言った : ふえう「・・・」
14/10/15 06:00:59: モニコモニイ は言った : モニイ「ここには沢山の、沢山の想い出があるもにい!モニイをここに追いやった遠い故郷の事なんてどうでも・・・!」
14/10/15 06:01:11: モニコモニイ は言った : ふえう「それ以上はなりませんー」
14/10/15 06:01:21: モニコモニイ は言った : モニイ「!」
14/10/15 06:02:08: モニコモニイ は言った : ふえう「どんなに嫌な思い出があっても、遠くても、そこはモニイさんの故郷なのですー、だから、それ以上の事を言ってはなりませんー」
14/10/15 06:02:24: モニコモニイ は言った : ふえうの言葉はモニイにずしりとのしかかりました
14/10/15 06:03:24: モニコモニイ は言った : 自国の民の犠牲を出したくない為に他国から兵を募り、その他国の兵に情が移り、死を悼む為に墓を作るふえう
14/10/15 06:03:58: モニコモニイ は言った : そんなふえうの様を美しいと感じたからこそ、モニイは激戦区たるフエリア99にも残り続けていたし
14/10/15 06:04:33: モニコモニイ は言った : ふえうの言葉を跳ね返す事は、ふえうの気持ちも、あの時の想い出も否定する事になるからです
14/10/15 06:05:00: モニコモニイ は言った : ふえう「お別れですねー」
14/10/15 06:05:08: モニコモニイ は言った : モニイ「・・・」
14/10/15 06:05:26: モニコモニイ は言った : モニイはそれに従うしかありませんでした
14/10/15 06:05:40: モニコモニイ は言った : ~帰還の日~
14/10/15 06:06:43: モニコモニイ は言った : 星の綺麗な夜でした
14/10/15 06:07:32: モニコモニイ は言った : モニイは誰とも顔を合わせずに戦闘機に乗り込みました、誰かと顔を合わせると決心が揺らぐからです
14/10/15 06:09:31: モニコモニイ は言った : べこられ「ふえう司令官!モニコモニイが帰国するってのは本当か!?なんで今まで黙ってた!」
14/10/15 06:09:52: モニコモニイ は言った : ふえう「モニイさんから口止めされていましたしー」
14/10/15 06:10:04: モニコモニイ は言った : べこられ「ちっ!話にならん!」
14/10/15 06:10:15: モニコモニイ は言った : きーん、ごごごごご
14/10/15 06:11:05: モニコモニイ は言った : モニイ「この機体の速度なら、そう掛からずして帰国もにい」
14/10/15 06:11:50: モニコモニイ は言った : モニイ「こんな地獄のような場所、とっととおさらばって考えていたのに、どうして、こうも気持ちが揺らぐもにい・・・」
14/10/15 06:12:24: モニコモニイ は言った : そういうとモニイは遥か上空からフエリア99を見下ろしました
14/10/15 06:12:31: モニコモニイ は言った : ちかっちかっ

14/10/15 06:13:13: モニコモニイ は言った : すると点灯するライトが目に映りました
14/10/15 06:13:20: モニコモニイ は言った : モニイ「え・・・?あれは・・・」
14/10/15 06:13:27: モニコモニイ は言った : ちかちかちかちか
14/10/15 06:13:36: モニコモニイ は言った : ライトは一つや二つではありません
14/10/15 06:14:01: モニコモニイ は言った : 10とも20とも光を放って、こちらを追っています
14/10/15 06:14:06: モニコモニイ は言った : ぴーがががっ
14/10/15 06:14:24: モニコモニイ は言った : べこられ「おいこら!この水臭野郎!黙って行く事はねぇだろ!」
14/10/15 06:14:31: モニコモニイ は言った : モニイ「べこられ!?」
14/10/15 06:15:02: モニコモニイ は言った : 突如として入った通信
14/10/15 06:15:33: モニコモニイ は言った : べこられのみならず、沢山のフエリア99の仲間達がやって来ていたのです
14/10/15 06:17:03: モニコモニイ は言った : 「見送りくらいさせろよ!」「あばよ!こんなところ二度と戻って来るなよ!」「おめぇ格好付け過ぎだろ、エフじいさんから聞いたぞ、俺の弾代とか肩代わりしてたって!」
14/10/15 06:17:33: モニコモニイ は言った : モニイ「皆、有難うもにい」
14/10/15 06:18:41: モニコモニイ は言った : 夜空に輝く戦闘機のライトの光は、空を奔る流星、それはまるで光のパレードのようでした
14/10/15 06:19:07: モニコモニイ は言った : そんな光のパレードを見上げるふえう司令官
14/10/15 06:19:39: モニコモニイ は言った : ふえう「やれやれ、皆して顔に似合わず、乙女チックな人達ですねー」
14/10/15 06:20:51: モニコモニイ は言った : ここはフエリア99、地獄の一丁目にして、友と過ごした第二の故郷...〆(-ω- )
14/10/15 06:21:12: モニコモニイ は言った : 第一部、完!(・ω・´)

14/10/15 06:21:50: モニコモニイ は言った : 割とシリアスだったな

14/10/15 06:22:39: モニコモニイ は言った : 早速モニコンテンツに追加だな
14/10/15 06:23:08: モニコモニイ は言った : いつも一味違うヨゴレ役のふえう司令官も魅力的もにい!



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