モニコンプレックス~時の覇者~

Last-modified: 2014-06-23 (月) 04:01:36

絶望の未来を変える為にあのモニコが再び立ち上がる!〆(・ω・´)
今回のテーマはヒロイックファンタジーもにい!
今日は?回!昨日で?回!合計で?回!何者かの来訪があったようだもにい!
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第一章 ~未来からの使者ふえう~



モニコレクションⅠⅡⅢの冒険を経て、ふえうとイチャイチャしていたモニコモニイでしたが、その平穏の日々も長くは続かなかったのです。
イチャイチャ.jpg


突然としてふえうが失踪してしまい、モニコモニイは途方に暮れてしまいます。
ふえう失踪.jpg


けれども、それも束の間、突如としてモニコモニイの目の前に虹の輪が出現し、その中からふえうが現れました。
未来ふえう登場.jpg


再会を喜ぶモニコモニイに、虹の輪の中から現れたふえうは語ります。
「私は未来のふえうです~。現在のふえう悪い組織に捕まっているのです~。」
未来ふえうの発言.jpg


状況を飲み込めていないモニコモニイが、
おつむの方は大丈夫もにい?
と、訊ねようとするのを地獄突きで黙らせて未来ふえうは更に語ります。
未来ふえうに一突きされる.jpg


未来から来たというふえうの話によれば、
未来の世界では悪い組織によって大規模なモニコ捕獲作戦が行われ、
モニコ人口は激減絶滅危惧種とまで追い詰められ、
代わりにパンダが異常繁殖するという阿鼻叫喚の地獄絵図と化しているとの事です。
未来ふえう説明中.jpg


「このモニイがいる限り、そんな未来は有り得ないもにい!」
と、未来ふえうの言う事を信じないモニコモニイに、
「未来の世界にモニイさんは居ません~。」
「なん・・・だと・・・?そんな馬鹿なもにい!」
モニコ捕獲作戦の一番の障害となるとして一番最初に暗殺されてしまったのです~。」
と、未来ふえうは衝撃の事実を語りました。
驚愕の事実.jpg


そして、更に未来ふえうは自分が時間を遡って現在の時間にやって来た目的は、
近日中に暗殺されてしまう筈だったモニコモニイ運命を変える為と、
この現在の時間極秘裏に進められているモニコ捕獲計画頓挫させる事によって未来を変える為であると話し、
その為には悪い組織の創設者であり、モニコ捕獲作戦の立案者でもあり、
未来の世界を滅茶苦茶にした張本人であるべこられこの現在の時間に始末してしまえば良いという事を告げました。
モニコモニイぽかぽか.jpg


この時代のべこられ既に姿を隠しており、野望の第一歩としてモニコモニイ暗殺を目論んでいます。
果たしてモニコモニイは次々と送り込まれて来るであろうヒットマン達を掻い潜り、
諸悪の根源たるべこられをやっつける事が出来るのでしょうか!?
モニイは再び立ち上がるもにい!全てのモニコンの為にモニイは未来を変えるもにい!
モニコモニイの決意.jpg

第二章 ~深海の魔物さしみ~



べこられをやっつける旅に出る事にしたモニコモニイと未来ふえう。
未来ふえうはモニコモニイからお金をせしめて旅に必要な物資を近場の町へ買いに向かいました。
暇を持て余したモニコモニイは休憩がてら水辺でぽかぽか日向ぼっこをしていました。
そして、そこでスイスイと泳ぐ活きの良いマグロを発見しました。
さしみすいすい.jpg


「そら、下等生物にこのモニイがお慰みをくれてやるもにい。」
と、モニコモニイは戯れにそのマグロに餌を与えました。
さしみに餌を.jpg


すると如何した事でしょう!
ドロローン!
マグロは可愛いモニコに変身しました!
さしみの中身.jpg


モニコに変身したマグロはペコリと頭を垂れると、
「美味しい食べ物を有難う御座います。御礼に竜宮城へと御招待しますよ。」
と、言ってモニコモニイを誘いました。
「いやっふー!こいつはとんだ拾い物もにい!」
モニコモニイはホイホイと人魚モニコについて行きました。
さしみの招待.jpg


しかし、これはだったのです!
「ぎょぎょぎょー!掛かったな!私の名はさしみべこられの依頼により、貴様の命を貰いに来たヒットマンよ!」
海深くまでモニコモニイを誘い出したさしみが正体を現しました!
「なん・・・だと・・・?しまった!息が出来ないもにい!」
ぶくぶくぶく・・・、必死に水面に上がろうするモニコモニイ!しかし!さしみがそれをさせません!
「ふはははは!母なる海に抱かれて悶え死ぬが良い!」
絶体絶命のモニコモニイ!一体全体如何なってしまうのでしょうか!?
さしみの罠.jpg


「やめるもにい!あんこがでちゃうもにい!」
モニコモニイは自らの体内に詰まったあんこを一気に放出しました!
そう、モニコモニイの体内には本人があんこと呼んでいる何やら黒いエネルギー体が渦巻いているのです。
「ぐわ!何だこれは!?目に染みるぅぅぅぅぅっ!」
あんこを出されて面食らってしまったさしみの隙を突いてモニコモニイはそのまま水中から脱出しました!
モニコモニイのあんこ.jpg


形勢逆転で調子に乗ったモニコモニイのスーパー可愛がりタイムが始まります!
「ふはははは!モニイのあんこには凄い毒性があるもにい!この海にたっぷりと流し込んでやるもにい!苦しむもにい!」
「ぎょおおおおおおおっ!?何て環境に優しく無い奴だっ!!」
毒々しいあんこに包まれたさしみが堪らず断末魔の声を上げます。
モニコモニイのあんこ汚染.jpg


あんこによってグッタリとなったさしみを捕まえて、モニコモニイの尋問が始まります。
「さぁ、依頼主の所在をゲロっちまうもにい!早くしないと美味しく焼けちまうもにい!」
「ぎょぎょおおおおおお!!私は依頼を請けたばかりで依頼主の所在までは知らないんだよー!!」
吐かなければ名前をやきざかなに改名する事を余儀無くされたさしみが堪らず白状しましたが、
残念な事にべこられの所在を掴むには至りませんでした。
さしみの焼き魚.jpg


全国のモニコンの皆さん!大変長らくお待たせしました!
モニコレクションからの伝統行事、モニコへのスーパータッチタイムの始まりです!
「ほーれ、タッチしちゃうもにい♪」
さしみお仕置き.jpg

第三章 ~時空の戦士モニコンガー~



べこられから送られて来たヒットマンであるさしみお仕置きして一安心。
疲れたのでお昼寝をして御機嫌な夢を見ているスヤスヤのモニコモニイに、
未来ふえうが何やら細工を施しているようです。
ぎゅいーん.jpg


「こ、このベルトは・・・!?」
目覚めたモニコモニイの腰元には謎のベルトが取り付けられていました。
「モニイさんが眠っている間にモニイさんの事を改造しておきました~。」
「なん・・・だと・・・!?」
「そのベルト未来のテクノロジーの粋を集めたスーパー腹巻です~。改造されたモニイさんのパワー制御が出来るのです~。」
ベルトをまじまじと眺めるモニコモニイに未来ふえうは得意気に説明を続けます。
「ボタンを押すとモニイさんのあんこをエネルギーに変換してモニイさんをパワーアップさせるのです~。」
「それは凄いもにい!超イケてるもにい!
パワーアップという単語に反応して勝手に改造された事も忘れたモニコモニイは飛び上がって喜びました。
「気に入って貰えたようで良かったです~。格好良いでしょう~?」
ハイカラもにい!ふえうも付けると良いもにい!」
「いえ、それは勘弁して欲しいですね~。」
ふwえwうwきwさwまw
改造されたモニコモニイ.jpg


「兎にも角にも、これでモニイは無敵もにい!さぁ、べこられをやっつける旅に出るもにい!」
「その事なのですが、すみません~・・・。私はついて行けないようです~・・・。」
それまでの明るい雰囲気から一転、突然として暗い表情を覗かせて未来ふえうが語り出します。
「えっ!?何を言っているもにい・・・?」
もうあまり時間が無いようなのです~・・・。私に出来るのはここまでです~。」
未来ふえうの告白.jpg


過去へ干渉する事によって起こる未来への影響私が思っていた以上のものだったようです~。」
「私が未来の出来事を話した時点でモニイさんの運命は変わり、未来も大きく変わってしまったようなのです~。」
「どうやら昨日のヒットマンが本来、モニイさんを暗殺する筈であった人物だったようです~。」
「私はモニイさんが暗殺された未来のふえうですからモニイさんが生存する事になった今、私の存在は矛盾する事になるのです~。」
「私自身、感じるのです~。時の流れが整合性を保つ為私の存在や記憶をどんどん書き換えて行っている事を~。」
「だからここに居られる内に出来る限りの事をやっておこうとスーパー腹巻を取り付けたのです~。」
未来ふえうは捲くし立てるように一方的な説明ばかりをしました。それが未来ふえうに残された時間の少なさを物語ります。
「そんな・・・!なんという事もにい!」
未来ふえうの説明.jpg


「悲しむ事はありません~。私の存在が消える訳では無いのです~。」
未来ふえうがそう言うと同時に未来ふえうを包み込むかのように虹の輪が出現しました。
現在から未来に掛けての私がこれから起こる筈だった嫌な思い出を忘れられるという事なのです~。」
別れを惜しむモニコモニイを宥めるように未来ふえうは語ります。
「この現在の時間、悪い組織に捕まっている私を助け出して上げて下さい。そうしたらまた会えますよ。」
そして、未来ふえうは虹の輪の輝きの中に消えて行きました。
これはきっと良い方向へ未来が変わっていっているという事なのでしょうが、
モニコモニイには失踪した矢先で再会したふえうがまた再び目の前から居なくなってしまうようにも見えてしまいました・・・。
未来ふえうとお別れ.jpg


その直後、突如として謎の叫び声がモニコモニイに向けられて次々と響きました。
「モニコモニイが居たぞ!」
「賞金は俺のもんだー!」
「わー!殺せー!」
モニコモニイが振り向くと、武装集団が迫って来ていました!
「貴様等、モニイの命を狙うヒットマンもにい!?」
「ふはははは!その通りよ!」
「その命、貰ったー!」
「わー!殺せー!」
モニコモニイの命を狙ってヒットマン達が徒党を組んで襲い掛かって来たのです!
「おのれもにい!」
未来ふえうを失って意気消沈としていた所に更にヒットマン達の来襲!果たしてモニコモニイはどうなってしまうのでしょうか!?
ヒットマン達の来襲.jpg


「未来ふえう、モニイに力を与えて欲しいもにい・・・!ベルトを使うもにい!」
モニコモニイはそう呟くとスーパー腹巻に手を添えて、変身と記されたボタンを押しました!
変身もにい!
モニコモニイ変身バンク.jpg


ズォォォォォッ・・・!
次の瞬間!モニコモニイの体内に渦巻くあんこエネルギーに変換されて迸りました!
変身シルエット.jpg


そして、そのエネルギーの奔流の中からヒーロー誕生したのです!
MONICOMGER-PROTOTYPE
「こ、これは・・・!凄いパワーもにい!これならヒットマンの奴等も速攻けちょんけちょんもにい!」
変身したモニコモニイ.jpg


「これでも喰らうもにい!」
「「「ぎゃああああああああああっ!?」」」
変身したモニコモニイの圧倒的なパワーの前にヒットマン集団僅か1コマにして壊滅です!
変身後はこんなにも強くなるんだよという表現であったとしても、
悪役として出演協力してくれたメンバー達への扱いのぞんざいさFS内でのモニコモニイの今後が心配されます!
死屍累々.jpg

最終章 ~時の覇者モニコモニイ~



前回、未来が変わってしまった為矛盾を修正する時間の流れの力によって未来ふえうを失うも、
未来のテクノロジーを搭載した正に時空を越えたパワーを秘めるモニコンガー変身し、
その圧倒的なパワーで襲い来るヒットマン達けちょんけちょんにしたモニコモニイ。
遂に諸悪の根源たるべこられの所在を突き止めて悪の根城へと向かいます!
モニコモニイを確実に抹殺しようと徒党を組んで襲い掛かって来たヒットマン達
そう、あれだけの人数が居れば、その中に暗殺の依頼主たるべこられの所在を知る者も居れば、
モニコモニイのスーパーお仕置きタイムべこられの所在をゲロってしまう者も居たという訳です。
べこられめ!今宵こそが贖罪の刻(とき)もにい!」
モニコモニイの突撃.jpg


「来たか!モニコモニイ!」
「貴様はべこられ!遂に自ら出て来たもにい!?」
「最早、ヒットマン達では埒が明かないようだからな。貴様に引導をくれてやる為に、俺が直々に出て来てやったと言う訳だ。」
遂にその姿を現した諸悪の根源べこられ!いよいよ決戦の時が来たのです!
べこられの出現.jpg


「ふえうを返すもにい!」
「それは出来ない相談だな!」
「何故、ふえうをさらったもにい!?」
「モニコならば誰でも良かったのだ。俺はいずれ、全てのモニコをパンダに変えてパンダ帝国を築くのだ!
「なん・・・だと・・・!?そんなふざけた理由でふえうをさらったなんて許せないもにい!」
俺は至って真面目だ。モニコのような脆弱な生命体が、生命体としての完成度の高いパンダになれるのだぞ。素晴らしい事ではないか。」
べこられ悪びれる様子も無く、さも当然のように言って見せます。彼にとってはこれはむしろ善意ですらあったのです。
べこられ!貴様は狂っているもにい!」
べこられの目的.jpg


べこられ!貴様のような善意と悪意の区別の無い狂人はこのモニイが時という流砂の中に埋葬してやるもにい!
モニコモニイは今日この日の為に必死で考えて温めておいた決め台詞と共に、
今まで全く使う機会の無かったモニイソードここぞとばかりに取り出し、
しゃがみ込むように構えてスーパー腹巻のボタンを押しました!
CLOCK-OVER
クロックオーバー.jpg


次の瞬間!モニコモニイの目には静止した別世界が映りました!
クロックオーバー、それはエネルギーの全てをスピードアップに絞って使用する事によって、
その名の如く、時の流れの外側へと移るという恐るべきシステムなのです!
これは全エネルギーを一瞬で使い切ってしまう諸刃の剣とも言えるものですが、
時の流れを越えた状態にあるモニコモニイには僅か一瞬が何秒にも何分にも感じられるのです!
時の流れの外側.jpg


そして、そこから放たれたのは相手に近付いて斬るという単純で地味な攻撃です。
ですが、これらの動作の全てが瞬きにも満たない時間の内に起これば・・・、
時の流れの外側の出来事.jpg


スパッ!
べこられ真っ二つ.jpg


それは音速を超えた必殺の斬撃へと昇華されるのです!
「これぞモニイが奥義ハイパーソニックもにい!」
ラスボスすらもあっさりと瞬殺とっとと今シリーズを完結させて次のシリーズに取り組みたいという気持ちがひしひしと伝わって来ます!
ハイパーソニック.jpg


べこられを倒した後、モニコモニイは監禁されて居るふえうを見つけ出し、無事に助け出す事に成功しました!
捕縛されている事を良い事にスーパータッチタイムと洒落込みたいモニコモニイでしたが、
後で確実にふえうに殺されるのが目に見えていたので、そこはグッと堪えました。
モニコモニイはちゃんとバッドエンドフラグ回避を出来る偉い子です。
ふえう救出.jpg


そして、二人は帰路に着きます。
帰路.jpg


帰り着いた二人はまた、ちょっと退屈だけれども平穏な日々を過ごしています。
「ところでその腰巻は何でしょう?」
モニコモニイのスーパー腹巻に気付いたふえうがそう訊ねて来ました。
「ん?ああ、これは・・・。」
モニコモニイはスーパー腹巻を目を遣ると、この平穏の尊さを噛み締めました。
「ふふっ!やっぱり秘密にして置くもにい♪」
時の覇者ラストシーン.jpg

おまけ ~その後のべこられ~



モニコモニイのハイパーソニックによって冥府へ送られた筈のべこられでしたが、
「う~ん・・・。」
実は生き延びていたのです!
昏睡するべこられ.jpg


「ん?あれ?俺は確か・・・、モニコモニイにやられて・・・?」
目覚めたべこられ真っ二つにされた筈自らの体を確認します。
「・・・、・・・、・・・。」
そして、その五体満足自らの姿を見て驚愕しました。
「!?」
なんと!べこられパンダからモニコへと変わっていたのです!
目覚めたべこられ.jpg


「な、なんだこの姿はーーーーーっ!?」
思わず叫ぶべこられを、
「ふふふ~♪」
その様子を覗っていたふえうが何か知った素振りの笑顔で迎えます。
「き、貴様はふえう・・・!?これは一体どういう事だ!?」
なんじゃこりゃー!.jpg


べこられさんは私が回収してモニコに改造しておきました~。」
「なん・・・だと・・・!?」
戦慄するべこられをよそにふえうは更に続けます。
べこられさんはモニコをパンダに変える計画を立てていたとモニイさんから聞きました~。」
「そんな事をしようとしたのは、きっと、パンダの良さしか知らなかったからなのです~。」
「だから、モニコになってみればモニコの良さも分かるようになると思い、改造させて頂きました~♪」
改造されたべこられ.jpg


「おのれ!ふえう!俺を元に戻せーーーーーっ!
「え~?こんなに可愛いのに勿体無いですよ~?きっとモテモテですよ~?」
「・・・マジで?」
モテモテという言葉に反応してべこられの態度も一変します。
「とても可愛いですよ~♪折角ですから、気持ちも新たにモニコライフ楽しんでみるのも良いと思いますよ~♪」
「ふぅむ・・・。」
ふえうの言う事にも一理あるなという考えと、折角、拾った命なのだからという気持ちも重なって、
べこられは長考の末、ふえうに勧められた通り、モニコライフを送ってみる事にしました!
モニコも悪くないかもな!
満更でもないべこられ.jpg


その新たな気持ちもその日の内に激しい後悔に変わりましたが。
べこられの沈黙.jpg

モニコモニイに対する苦情感想等の受付コーナー

  • 貴様もモニコにしてやろうかっ!?(・ω・´) -- モニコモニイ 2013-07-12 (金) 19:46:18