グレートブリテン及びアイルランド連合王国

Last-modified: 2019-08-29 (木) 01:10:15

グレートブリテン及びアイルランド連合王国(英: United Kingdom of Great Britain and Ireland)、通称英国(英: Great Britain, GB)、もしくは連合王国(英: United Kingdom, UK)は、ヨーロッパ本土の北西海岸沖に位置するグレートブリテン島、アイルランド島およびその附属島嶼からなる主権国家である。




グレートブリテン及びアイルランド連合王国
United Kingdom of Great Britain and Ireland
United Kingdom
国旗国章
Flag of the United Kingdom.pngRoyal coat of arms of the United Kingdom.png
国の標語Dieu et mon droit(神と我が権利)目次
国歌God Save the Queen(神よ女王を護り賜え)
公用語English(英語)
Irish(アイルランド語)
カントリーFlag of England.png イングランド?
Flag of Scotland.png スコットランド?
Flag of Wales.png ウェールズ?
Flag of Northern Ireland.png 北アイルランド?
Flag of Southern Ireland.png 南アイルランド?
首都London(ロンドン)
最大都市
政府Monarch(女王)Victoria Ⅱ(ヴィクトリア二世)
Prime Minister(首相)Craig Baldwin(クレイグ・ボールドウィン)
建国Laws in Wales Acts(ウェールズ併合法)1535年~1542年
Union of the Crowns(王冠連合)1603年3月24日
Acts of Union of England and Scotland(1707年合同法)1707年5月1日
Acts of Union of Great Britain and Irelands(1800年合同法)1801年1月1日
面積含海外領土: 942,812 km2
(364,025 sq mi)
本国: 312,768 km2
(120,761 sq mi)
水面積率9.1 %
人口含海外領土: 1億2660万3286人
本国: 7135万7100人
人口密度含海外領土: 147.72 /km2
(382.60 /sq mi)
本国: 240.40 /km2
(596.91 /sq mi)
GDP(PPP)含海外領土: 5兆2142億 1799万 ドル
本国: 3兆4241億7947万 ドル
一人あたり含海外領土: 41,185 ドル
本国: 47,986 ドル
GDP(nominal)含海外領土: 4兆2519億9909万 ドル
本国: 3兆2018億8749万 ドル
一人あたり含海外領土: 33,585 ドル
本国: 44,871 ドル
通貨Pound sterling(スターリング・ポンド)(GBP;£)
時間帯UTC
DSTUTC +1
ISO 3166-1GB/GBR
ccTLD.gb
.uk
国際電話番号+44




カントリー

 連合王国は、5つの非独立国であるイングランド、スコットランド、ウェールズ(これらの3つはグレートブリテンと総称される)、北アイルランドおよび南アイルランド(これらの2つはアイルランドと総称される)よりなる。これらの非独立国は一般にカントリー(country)と言われる。この構成はかつての主権国家であるイングランド王国(征服されたウェールズ公国を含む)とスコットランド王国との1707年の合同法(Acts of Union of England and Scotland)によるグレートブリテン王国(Kingdom of Great Britain)の形成と、それに続くグレートブリテン王国とアイルランド王国との1800年の合同法(Acts of Union of Great Britain and Irelands)に基づくグレートブリテン及びアイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Ireland)の形成という政治的連合によって構築された。

Countries of the United Kingdom
Countries of the United Kingdom.png
カントリー首都面積人口
Flag of England.pngEngland
イングランド
London
ロンドン
130,279 km2
(50,301 sq mi)
5561万9400人
Flag of Scotland.pngScotland
スコットランド
Edinburgh
エディンバラ
77,933 km2
(30,090 sq mi)
542万4800人
Flag of Wales.pngWales
ウェールズ
Cardiff
カーディフ
20,779 km2
(8,023 sq mi)
312万5000人
Flag of Northern Ireland.pngNorthern Ireland
北アイルランド
Belfast
ベルファスト
14,130 km2
(5,460 sq mi)
188万5400人
Flag of Southern Ireland.pngSouthern Ireland
南アイルランド
Dublin
ダブリン
70,273 km2
(27,133 sq mi)
485万7000人

政治

 連合王国は、英国の君主(Monarch of the United Kingdom)を国家元首に戴く、立憲君主制の議会制民主主義の国家である。現在の君主は、ヴィクトリア二世(Victoria Ⅱ)。君主を源とする国家の三権は、「国王は君臨すれども統治せず(羅: Rex regnat et non gubernat)」の原則に基づき、それぞれの統治機関によって代行される。行政権は、国王/女王陛下の政府(His/Her Majesty's Government)によって行使される。連合王国のスペシャル・オートノマス・カントリー(Special Autonomous Country)の地位にある南アイルランドでは、行政は南アイルランド政府によって行使される。立法権は、庶民院(House of Commons)と貴族院(House of Lords)の二院によって構成される連合王国議会(Parliament of the United Kingdom)に付与されている。同様に、南アイルランドでは南アイルランド議会(Southern Ireland Assemblies)が立法を司る。司法は、連合王国政府と連合王国議会から独立している。連合王国最高裁判所(Supreme Court of the United Kingdom)は、英国における最高位の裁判所である。

 連合王国の憲法は成文化されておらず、制定法と判例法及び慣習法など様々な要素を合わせて連合王国の憲法とみなされている。ウェストミンスター・システム(Westminster system)として知られるこの統治形態は、大英帝国の一部を構成してきた他の国家に採用されている。

 連合王国は幾つかの依存関係(Dependencies)の統治にも責任を負っており、これらは2つのカテゴリに大別される; 王室属領(Clown dependencies)と、海外領土(Overseas territories)。

君主

 連合王国君主(Monarch of the United Kingdom)は、連合王国の国家元首である。現在の君主は、ヴィクトリア二世(Victoria Ⅱ)。 君主は政府に多少、直接関与しているが、王冠(The Crown)は依然として政府に対する究極の執行権力の源泉である。これらの権限は、王室大権(Royal Prerogative)として知られており、パスポートの発行や撤回、首相の解任、さらには宣戦布告などといった権利を行使することが出来る。 王室大権は、王冠の名の下に個人的に君主から委任され、これらの権能も憲法を構成する慣習法(憲法的習律)により、首相および内閣により行使される。

 政府の長である首相、週次謁見(Weekly Audience)で君主に内奏を行う。これは週一回程度、首相がバッキンガム宮殿を訪れ、君主と一対一で会談し国政の報告を行うもので、通常は閣議の後に行われる。君主は首相と国政について議論し、質問を行う場合もある。なお、君主は助言や警告を行う権限を有するが、政治的に中立の立場であることが求められ、首相に命令することはできない。

 連合王国の憲法を構成する慣習法によると、君主は以下の大権を有する。


国内における権限

  • 首相を解任し、任命する権限
  • 他の大臣を解任し、任命する権限
  • 議会を召集し、閉会する権限
  • 法案を裁可する権限
  • 軍人を委託する権限
  • 連合王国の軍隊を指揮する権限
  • 御用大律師(King's/Queen's Counsel)の委員を任命する権限
  • パスポートを発行し、撤回する権限
  • 慈悲大権(Prerogative of Mercy)を付与する権限
  • 栄誉・栄典を授与する権限

外交における権限

  • 条約・同盟・国際協定を批准し、締結する権限
  • 宣戦と講和を行う権限
  • 海外に軍隊を展開・駐留させる権限
  • 外国の国家承認を行う権限
  • 外国の大使及び公使を接受する権限

行政

 君主は、連合王国首相(Prime Minister of the United Kingdom)を任命する。慣習に基づき、首相は庶民院の支持をうけて組閣するのに最も適していると思われる人物が任命される。議会において、絶対過半数の議席を有する党が存在しない場合、第一党の党首には連立内閣を形成する機会が与えられる。その後、首相は、さまざまな政府省庁の長として行動する国務大臣(Ministers)を選出し、内閣(Cabinet)を組閣する。約20人の上級大臣が内閣を構成し、閣外大臣を含めると合計約100人の大臣が政府を構成する。慣習法に従い、政府内のすべての大臣は議会の議員もしくは貴族である。

 他の議院内閣制の国家(特にウェストミンスター・システムに基づく)と同様に、政府は議会の議員で構成され、議会に対して説明責任を追う。政府に対する不信任決議が成立した場合は、内閣は総辞職するか、議会を解散して総選挙を行わなければならない。

首相と内閣

 首相は内閣で最も上級にある国務大臣である。現在の首相は、クレイグ・ボールドウィン(Craig Baldwin)。 首相は、閣議の議長を務め、閣僚(および国王/女王陛下の政府の他のすべての役職)を選出し、政府の政策を策定する責任を負う。 首相は事実上、連合王国の指導者であり、名目上は王室大権により、君主に与えられている執行機能を代行して行使する。首相(Prime Minister)は、内閣における第一級の役職であるが、理論的には他の閣僚と共同で執行上の決定を下す。内閣は、首相とともに、様々な政府省庁の長である国務大臣や、枢密院議長(Lord President of the Council)、大法官(Lord High Chancellor of Great Britain)、王璽尚書(Lord Privy Seal)、商務庁長官(President of the Board of Trade)、ランカスター公領大臣(Chancellor of the Duchy of Lancaster)らによって構成されている。 閣議は通常、議会が開催されている間、毎週開催されている。

行政機関

 国王/女王陛下の政府は、複数の省 (Departments) を通じて、その執政権を行使する。各省の職員は雇用された公務員で構成され、大臣を通して政治的に説明責任を負っている。

機関名英称大臣
内閣CabinetPrime Minister
連合王国首相
法務長官府Attorney General's Office
(AGO)
Attorney General
法務長官
内閣府Cabinet Office
(CO)
Minister for the Cabinet Office
内閣府担当大臣
ビジネス・エネルギー・産業戦略省Department for Business, Energy and Industrial Strategy
(BEIS)
Secretary of State for Business, Energy and Industrial Strategy
ビジネス・エネルギー・産業戦略大臣
デジタル・文化・メディア・スポーツ省Department for Digital, Culture, Media and Sport
(DCMS)
Secretary of State for Digital, Culture, Media and Sport
デジタル・文化・メディア・スポーツ大臣
教育省Department for Education
(DfE)
Secretary of State for Education
教育大臣
環境・食糧・農村地域省Department for Environment, Food and Rural Affairs
(DEFRA)
Secretary of State for Environment, Food and Rural Affairs
環境・食糧・農村地域大臣
国際開発省Department for International Development
(DFID)
Secretary of State for International Development
国際開発大臣
国際貿易省Department for International Trade
(DIT)
Secretary of State for International Trade & President of the Board of Trade
国際貿易大臣 & 商務庁長官
運輸省Department for Transport
(DfT)
Secretary of State for Transport
運輸大臣
労働年金省Department for Work and Pensions
(DWP)
Secretary of State for Work and Pensions
労働年金大臣
保健・社会保障省Department for Health and Social Care
(DHSC)
Secretary of State for Health and Social Care
保健・社会保障大臣
輸出信用保証省Export Credits Guarantee Department
(ECGD)
Secretary of State for International Trade & President of the Board of Trade
国際貿易大臣 & 商務庁長官
外務・コモンウェルス省Foreign and Commonwealth Office
(FCO)
Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs
外務・コモンウェルス大臣
大蔵省HM Treasury
(HMT)
Chancellor of the Exchequer
財務大臣
内務省Home Office
(HO)
Secretary of State for the Home Department
内務大臣
国防省Ministry of Defence
(MOD)
Secretary of State for Defence
国防大臣
住宅・コミュニティ・地方自治省Ministry of Housing, Communities and Local Government
(MHCLG)
Secretary of State for Housing, Communities and Local Government
住宅・コミュニティ・地方自治大臣
司法省Ministry of Justice
(MoJ)
Secretary of State for Justice & ;Lord High Chancellor of Great Britain
司法大臣 & 大法官
北アイルランド省Northern Ireland Office
(NIO)
Secretary of State for Northern Ireland
北アイルランド大臣
スコットランド法務官府Office of the Advocate General for Scotland&Advocate General of Scotland
スコットランド法務官
庶民院院内総務室Office of the Leader of the House of CommonsLeader of the House of Commons & Lord President of the Council
庶民院院内総務
貴族院院内総務室Office of the Leader of the House of LordsLeader of the House of Lords & Lord Privy Seal
貴族院院内総務
スコットランド省Scotland Office
(SO)
Secretary of State for Scotland
スコットランド大臣
南アイルランド省Southern Ireland Office
(SIO)
Secretary of State for Southern Ireland
南アイルランド大臣
ウェールズ省Wales Office
(WO)
Secretary of State for Wales
ウェールズ大臣

 

立法

 連合王国議会(Parliament of the United Kingdom)は、連合王国の立法府であり、本国及び海外領土と王室属領の最高機関である。それ自体が立法府優位を有しており、その結果、本国とその領土における他の全ての政治的機関を上回る最高権力を有する。首相を含む全ての大臣は、庶民院議員であるか、貴族院議員であるかであり、これらの大臣は、それにより立法府の各部門に対して説明責任がある。議会は両院制で、庶民院(House of Commons)と貴族院(House of Lords)から構成されている。

庶民院

  庶民院(House of Commons)は、公式には選定された議会におけるグレートブリテン及びアイルランド連合王国の名誉ある庶民院(Honourable the Commons of the United Kingdom of Great Britain and Ireland in Parliament assembled)であり、連合王国議会の下院(Lower House)である。 グレーター・ロンドンに位置するシティ・オブ・ウェストミンスターのウェストミンスター宮殿にある。庶民院は、5つのカントリーの境界委員会(Boundary Commission)によって、人口がほぼ同等になるように制定された選挙区で、単純小選挙区制(First Past the Post electoral system)に基づいて選挙で選出された750人の議員(Member of Parliament, MP)で構成される。 議員は、議会が解散されるまで議席を保持する。
 1911年の議会法(Parliament Act 1911)の下で、庶民院の優越が定められている。国王/女王陛下の政府は庶民院に対して単独で責任を負い、連合王国首相は庶民院の過半数からの信頼を保持している間のみ、その任を行う。

貴族院

  貴族院(House of Lords)は、公式には選定された議会におけるグレートブリテン及びアイルランド連合王国の極めて名誉ある聖職貴族および世俗貴族(Right Honourable the Lords Spiritual and Temporal of the United Kingdom of Great Britain and Ireland in Parliament assembled)であり、連合王国議会の上院(Upper House)である。庶民院と同様に、グレーター・ロンドンに位置するシティ・オブ・ウェストミンスターのウェストミンスター宮殿にある。選挙によって議員が選出される庶民院とは異なり、非公選制であり、終身任期である貴族で構成される。庶民院に議員定数が定められている一方で、貴族院の議席は固定されていない。貴族院の議員は、連合王国の貴族(Peerages in the United Kingdom)から引き出され、聖職貴族(Lords Spiritual)および世俗貴族(Lords Temporal)から出される。聖職貴族は、国教会の高位聖職者であるカンタベリー大主教、ヨーク大主教、ロンドン主教、ダラム主教、ウィンチェスター主教の5人と、そのほかの21名の教区主教をあわせた計26名で構成される。世俗貴族は、一代貴族(Life Peers)、軍務伯(Earl Marshal)、式部卿(Lord Great Chamberlain)の下で選出された世襲貴族(Hereditary Peers)で構成される。

司法

 連合王国は、1707年の合同法(Acts of Union of England and Scotland)の条件により、スコットランドの別個の法制度の継続的な存在を保証しているため、単一の法制度を有していない。 現在、連合王国には、イングランド法アイルランド法スコットランド法という3つの異なる法体系が存在する。2005年の憲法改正(Constitutional Reform Act 2005)で連合王国最高裁判所(Supreme Court of the United Kingdom)が設置された。イングランドおよびウェールズ法域とアイルランド法域における刑事訴訟、連合王国全土の民事訴訟の終審裁判所である。スコットランド法域の刑事訴訟の上訴はスコットランド最高法院(High Court of Justiciary)の管轄となる。

イングランド・ウェールズおよびアイルランド

 イングランド法とアイルランド法の両方は、慣習法の原則に基づいている。イングランド法におけるコモン・ローの本質は、法廷に座する裁判官によって、判例(先例拘束性)を目の前の事実に対して適用することで創られるという点である。イングランドおよびウェールズの裁判所は、控訴院(Court of Appeal)、高等法院(High Court of Justice)(民事訴訟の場合)および刑事法院(Crown Court)(刑事事件の場合)で構成されるイングランド・ウェールズ高等裁判所(Senior Courts of England and Wales)を最上位としている。連合王国最高裁判所は、イングランド・ウェールズおよび北アイルランドの刑事事件と民事事件の両方で最高級の裁判所であり、最高裁判所が下す決定は階層内の他のすべての裁判所を拘束する。

スコットランド

 スコットランド法は、慣習法と民法の両方の原則に基づく混合的法体系であり、スコットランドのみ適用される。主な裁判所は、民事事件の場合は民事上訴裁判所(Court of Session)であり、刑事事件の場合は刑事上級裁判所(High Court of Justiciary)である。連合王国最高裁判所は、スコットランド法に基づく民事訴訟に対する終審裁判所である。

南アイルランド

行政

 南アイルランド政府(Southern Ireland Government)は、南アイルランド首席大臣(First Minister of Southern Ireland)を長としており、その責務は、政策の立案と南アイルランドの議決した法律の実施である。南アイルランドがその議員の中から指名した1名が連合王国君主により首席大臣に任命される。首席大臣を補佐するのが、それぞれの担当と権限を有する様々な閣内大臣(Cabinet Secretaries)であり、議会の承認を得て首席大臣により任命される。南アイルランドの閣外大臣(Junior Ministers)は同様に閣内大臣の職務を補佐するために任命される。首席大臣および閣内大臣は、南アイルランド政府の構成員である。彼らを総称して南アイルランド諸大臣(Southern Ireland Ministers)という。

立法

 アイルランド法の多くの分野は、連合王国議会から委譲を受けた事項について南アイルランド議会(Southern Ireland Assembly)によって立法されている。南アイルランド議会が管轄権を有するアイルランド法の分野としては、とりわけ、保健、教育、刑事司法、地方自治、環境および民事司法がある。しかしながら、一定の権能は連合王国議会に留保されており、例えば、防衛、国際関係、財政・経済政策、薬物法および放送がそうである。南アイルランド議会もまた、限定された増税する権能を有している。連合王国議会は南アイルランドのための立法を行う完全な権能を有しているが、委譲事項については南アイルランド議会の合意なく立法を行うことはない。

軍隊

 王冠軍(Armed Forces of the Crown)、通称女王陛下の軍隊(Her Majesty's Armed Forces)は、3つの軍種で構成されている; 王立海軍(Royal Navy, RM)および王立海兵隊(Royal Marine, RM)(女王陛下のネイバル・サービスを形成)、英国陸軍(British Army, BA)、王立空軍(Royal Air Force, RAF)、連合王国の軍隊である。部隊は国防省(Ministry of Defence)によって管理され、国防大臣が議長を務める国防評議会(Defence Council)によって運用されている。最高司令官(Commander-in-Chief)は連合王国君主、即ち王冠(The Crown)であり、軍の兵員は王冠に忠誠を誓う。王冠軍は連合王国と王室属領および海外領土、さらには連合王国の庇護下にある国々を保護し、英国の世界的な安全保障上の利益を促進し、国際的な平和維持活動を支援する責任を持つ。王冠軍は、18世紀、19世紀、20世紀初頭に大英帝国を支配的な世界大国として確立する上で重要な役割を果たした。世界中の紛争に介入し、勝利することで、大英帝国はしばしば世界の出来事に決定的な影響を与えた。現在、王冠軍はアンティグア、バーレーン、ブルネイ、カナダ、ドミニカ、ドイツ、グレナダ、ケニア、ネパール、オマーン、カタール、セントクリストファー・ネイビス・アンギラ、セントルシア、セントビンセント、シンガポール、トンガ、トルーシャル・オマーンおよびアメリカ合衆国に基地と施設を有し、部隊を駐在させている。




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最終更新2019-08-29 (木) 01:10:15
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