国家概要
この国は、北はロッキー山脈沿い、南はユカタン半島を領土とする社会主義国家。
社会主義活動家のトロツキーの指導の元、当時フランスの傀儡国家だったメキシコを独立させ北アメリカ大陸の主要国家の一つとして誕生した。
象徴
国名
正式な国名は「República socialista Mancomunidad de Mexico」であり略称は「Mexico」。
公式英語表記は「Socialism Republic Union of Mexico」。
日本語訳はメキシコ社会主義共和国連邦で通称はメキシコである。
当て字は日中ともに墨西哥で、墨と略する。
国名のメキシコについては、アステカ文明の一言語であるナワトル語で「メシトリの地」を意味する言葉からとったもの。メシトリはアステカの守護神であり「神に選ばれし者」の意味がある。
この神の名に場所を意味する「コ」を入れることで国家の繁栄を込めている。
なお「社会主義共和国連邦」については「ソビエト」、「ソビエト共和国連邦」と他の名があったが最終的に今の名に定着した。
国名の変遷
・メキシコ第一帝国
「Primer imperio mexicano」
(1822年~1823年)
・メキシコ合衆国
「Estados Unidos Mexicanos」
(1823年~1835年)
・メキシコ共和国
「República de mexico」
(1835年~1864年)
・メキシコ第二帝国
「Imperio mexicano」
(1864年~1938年)
・メキシコ革命臨時政府
「Gobierno Temporal Revolucionario Mexicano 」
(1938年~クーデター終結)
・ソビエト=メヒコ
「México soviético」
(クーデター終結~トロツキー死去)
・メキシコ=ソビエト共和国連邦
「México-Unión Soviética」
(1940年~1955年)
・メキシコ社会主義共和国連邦
(1955年~現在)
国旗
旧国旗
国歌
国歌は「Himno Nacional Mexicano」(メキシコの歌)である。
フランシスコ・ゴンサレス・ボカネグラが作詞、ハイメ・ヌノ・ロカが作曲。
歌詞
※Wikipediaより引用
コーラス
Mexicanos, al grito de guerra
el acero aprestad y el bridón,
y retiemble en sus centros la tierra
al sonoro rugir del cañón.
1番
Ciña ¡oh Patria! tus sienes de oliva
de la paz el arcángel divino,
que en el cielo tu eterno destino,
por el dedo de Dios se escribió;
Mas si osare un extraño enemigo,
profanar con su planta tu suelo,
piensa ¡oh Patria querida! que el cielo
un soldado en cada hijo te dió.
(コーラス)
2番
En sangrientos combates los viste
por tu amor palpitando sus senos,
arrostrar la metralla serenos,
y la muerte o la gloria buscar.
Si el recuerdo de antiguas hazañas
de tus hijos inflama la mente,
los laureles del triunfo, tu frente
volverán inmortales a ornar.
(コーラス)
3番
Como al golpe del rayo la encina
se derrumba hasta el hondo torrente,
la discordia vencida, impotente,
a los pies del arcángel cayó;
Ya no más de tus hijos la sangre
se derrame en contienda de hermanos
sólo encuentra el acero en tus manos
quien tu nombre sagrado insultó.
(コーラス)
4番
Del guerrero inmortal de Zempoala
te defienda la espada terrible,
y sostiene su brazo invencible
tu sagrado pendón tricolor;
El será el feliz mexicano
en la paz y en la guerra el caudillo,
porque él supo sus armas de brillo
circundar en los campos de honor.
(コーラス)
5番
¡Guerra, guerra sin tregua al que intente
de la patria manchar los blasones!
¡Guerra, guerra! Los patrios pendones
en las olas de sangre empapad:
¡Guerra, guerra! En el monte, en el valle
los cañones horrísonos truenen,
y los ecos sonoros resuenen
con las voces de ¡Unión! ¡Libertad!
(コーラス)
6番
Antes, patria, que inermes tus hijos
bajo el yugo su cuello dobleguen,
tus campiñas con sangre se rieguen,
sobre sangre se estampe su pie;
Y tus templos, palacios y torres
se derrumben con hórrido estruendo,
y tus ruinas existan diciendo:
de mil héroes la Patria aquí fue.
(コーラス)
7番
Si a la lid contra hueste enemiga
nos convoca la trompa guerrera,
de Iturbide la sacra bandera
¡Mexicanos! valientes seguid:
Y a los fieros bridones les sirvan
las vencidas enseñas de alfombra;
los laureles del triunfo den sombra
a la frente del bravo adalid.
(コーラス)
8番
Vuelva altivo a los patrios hogares
el guerrero a contar su victoria,
ostentando las palmas de gloria
que supiera en la lid conquistar:
Tornáranse sus lauros sangrientos
en guirnaldas de mirtos y rosas,
que el amor de las hijas y esposas
también sabe a los bravos premiar.
(コーラス)
9番
Y el que al golpe de ardiente metralla
de la patria en las aras sucumba,
obtendrá en recompensa una tumba
donde brille de gloria la luz:
Y de Iguala la enseña querida
a su espada sangrienta enlazada,
de laurel inmortal coronada,
formará de su fosa la cruz.
(コーラス)
10番
¡Patria! ¡Patria! tus hijos te juran
exhalar en tus aras su aliento,
si el clarín con su bélico acento,
los convoca a lidiar con valor:
¡Para ti las guirnaldas de oliva!
¡Un recuerdo para ellos de gloria!
¡Un laurel para ti de victoria!
¡Un sepulcro para ellos de honor!
(コーラス)
日本語訳
コーラス
メキシコ人よ、戦争の叫びに
車輪と馬勒を用意せよ
大地よ、その中心で震えたまえ
カノン砲の音がとどろく中で
大地よ、その中心で震えたまえ
カノン砲の音がとどろく中で
1番
おお祖国よ、汝は頭上の神々しい平和の大天使によって
オリーブの冠を頂くだろう
なぜなら神の指によって書き綴られた
天上の永遠の栄光ある運命によって、
しかし外国の敵が無謀にも
汝の大地を踏みにじろうとすれば
おお愛されし祖国よ、思いだせ、
天が汝に息子みなを戦士として与えたことを
(コーラス)
5番
戦争、不埒にも祖国の紋章を
汚そうとする者らへの休戦なき戦争!
戦争、戦争!御旗をば
血の波にずぶぬれにせよ。
戦争、戦争!山でも、谷でも、
カノン砲を恐るべき斉射で撃ちたまえ、
そして堂々たる砲声よ響き渡りたまえ
連帯!自由の雄たけびとともに!
(コーラス)
6番
おお祖国よ、無防備の汝の子どもらが、
恥辱のくびきをかけられる前に、
汝の大地が彼らの血潮で濡らされ、
そこに彼らの足跡が残された。
汝の教会、宮殿そして塔は
凄まじいどよめきとともに崩れ、
その廃墟が後に残る、いわく、
幾千の英雄により、ここに祖国が始まる。
(コーラス)
10番
祖国よ祖国よ!汝の子どもらは汝に誓う
汝のために最後の息をすることを、
招集ラッパが血気盛んな音とともに
勇気と一緒に彼らを戦いに呼ぶ。
汝のために、オリーブの冠を!
栄光ある彼らのための記憶を!
汝のために、勝利の月桂冠を!
名誉ある彼らの霊廟を!
旧国歌
・インターナショナル(スパニッシュ)
(1938~1972年)
※現在は、第二国歌、共産党歌となっている。
歴史
メキシコ独立
1810年の9月頃、ヌエバエスパーニャ中部のケレタロ市周辺であるクリオーリョの集団が反乱を企てようとした。そのなかにメキシコ三大英雄の一人でありカトリック神父、ミゲル・イダルゴが存在した。
イダルゴ神父は先住民の農業・労働環境改善に努め、インディオの言葉を覚えるなど人種を差別しない優しきひとであった。
彼は自宅を自由な議論の場とし、社会問題や経済の議論の中からヌエバエスパーニャで武装蜂起し、ヌエバエスパーニャとスペイン人の支配から解放するというアイデアをひらめいた。
1810年9月6日、イダルゴ神父はドロレスの教会の鐘を鳴らし人々を集め、スペインに対する抵抗を呼び掛けた。
~「我らがグアダルペの聖母万歳!悪辣な政府と植民者たちに死を!」~
"ミゲル・イダルゴ"
このドロレスの叫びと呼ばれる演説は人々を熱狂させ、武装した群衆は拠点都市を陥落させ、メキシコシティ目前まで迫ってきた。
しかし政府軍に足止めされ攻略は失敗。再度攻略を始めるも、政府軍の待ち伏せにあい大敗。
この時イダルゴ神父は政府軍に確保され、異端と反逆の罪で死刑が言い渡された。
しかし、彼が処刑されてもヌエバエスパーニャの各地では反乱が度々起こっていた。
そのなかで大きいのは三大英雄の一人、ホセ・マリア・モレーロス司祭である。
彼はイダルゴ神父の時よりも高い支持を得られたがスペインの安定化による弾圧強化で失敗に終わってしまった。
独立運動は絶望的な状況のなか、アグスティン・デ・イトゥルビデが独立運動鎮圧のために派遣された。
彼は鎮圧のために遠征を行ったが、彼も出席の道を閉ざしたスペインに不満を持っており、独立運動に共感していくことになる。
彼の遠征の任務の時期は偶然にもスペイン国王の独裁政治に対するクーデターと一致していた。
クーデターの成功にイトゥルビデはクリオーリョがメキシコの支配権を握る機会でもあると捉え、反乱軍の衝突の後に植民地政府の忠誠心を捨て、反乱軍と会談。
1821年2月24日、イトゥルビデはメキシコ独立三原則である「イグアラ綱領」を発表した。
1 メキシコは、スペインから迎え入れるフェルナンド7世国王か、保守的なヨーロッパ諸国から迎え入れる王子が支配する独立君主国となる
2 土着のクリオーリョと、スペイン生まれのペニンスラールは平等な権利と特権を有する
3 カトリック教会はメキシコにおける特権と宗教的独占を保証される
反乱軍も以上の綱領を承認して、1821年8月24日に反乱軍と副王がコルドバ条約を締結し、同年9月15日にメキシコシティに無血入場しメキシコは独立した。
そして1822年7月21日、イトゥルビデ自らが皇帝「アグスティン1世」と名乗り議会から承認されメキシコ第一帝政が始まった。
共和政へ
米墨戦争、メキシコ出兵
フランス傀儡メキシコ帝国
トロツキー亡命
メキシコ革命
1919年、イトゥルビデの子孫マクシミリアーノ2世が死去し、自由主義的なマクシミリアーノ3世がメキシコ皇帝に即位する。本土を失陥した国粋派のフランス・アルジェ政府は自身の勢力下であるメキシコを手放すことを恐れ、1922年にカトリック過激派のド・カステルノー将軍率いる20万の大兵力を派遣し、マクシミリアーノ3世を退位させ、保守的なアウグスティン2世の親政を確立した。カステルノー将軍はメキシコ総督としてアウグスティン2世を「輔弼」した。
結果、メキシコの資源や生産物はフランス帝国により搾取を受け、都市部と地方とで、また労働者とそれ以外とで、格差が広がっていった。特に搾取が苛烈化した1930年代からは徐々に社会主義運動が高揚した。1936年10月21日、メキシコ最大の油田であるチコンテペック油田で大規模ストライキが発生する。帝政に反対する左翼結社はゼネラルストライキを行い、メキシコシティでは暴徒化した労働者がチャプルテペック城に押し寄せたが、これらは武力をもって鎮圧された。これは後に「サングレネグラ事件」として語り継がれている(一説には死者は1千人を超えるという。)狼狽したアウグスティン2世はカステルノーに全権を譲渡した。カステルノーはメキシコ帝国軍、フランス駐留軍を総動員しこれを鎮圧しようと試みたが、75万を擁するメキシコ帝国軍は半数以上が指揮を離脱し、反乱を起こした。エスコバル将軍率いる「メキシコ独立軍」は、メキシコ北部から占領地を広げ、1937年2月3日に入城、「メキシコ臨時独立政府」を樹立した。社会主義者・労働者からなるメキシコ革命軍は臨時政府への服属を拒否し、メキシコに亡命中のトロツキーはグアダラハラにて「メキシコ革命臨時政府」の樹立を宣言し、労働者の蜂起を促した。
カステルノーとその隷下のフランス派遣軍は臨時独立政府、革命臨時政府双方から攻撃を受け、1938年7月7日に完全撤退。残留するメキシコ帝国軍は同年8月28日の戦闘で全滅した。
革命臨時政府はフランス・コミューンから熱烈な支援を受け、11月2日にメキシコシティを占領し、11月11日にトロツキーを首班とする革命臨時政府の面々は「反帝国主義宣言」「11月憲法(メキシコ社会主義共和国連邦憲法)」を布告し、メキシコ社会主義共和国連邦(当時はソビエト・メヒコ)が成立、メキシコ共産党による社会主義のもと、メキシコは独立した。
第二次米墨戦争
政治
体制
この国の政治体制はメキシコ共産党(以下、MCPに略す)によるヘゲモニー制国家である。
また共産党内でも3つの派閥に分かれておりそれぞれの派閥がひとつの政党としての機能を持ち合わせており党大会や党旗開き以外では独立して行動することがある。
共産党以外でも「緑の党」「社会民主党」があるが、2つとも共産党による許可の元存在しているため政権交代はまずない。
政党
与党 | 野党 |
MCP三和主義派閥 | MCPトロツキー派閥 |
MCPマルクスレーニン派閥 | |
緑の党 | |
社会民主党 |
歴代主席
代 | 人 | 人名 | 任期 | 辞任事由 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | レフ・トロツキー | 1938年11月11日~1940年8月21日 | NKVDによる暗殺 |
臨時 | 2 | マヌエル・アビラ・カマチョ | 1940年8月22日~1940年11月29日 | 任期満了 |
2 | 1940年11月30日~1950年11月29日 | |||
3 | 3 | ミゲル・アレマン | 1950年11月30日~1960年11月29日 | 任期満了 |
4 | 4 | ボニファシオ・ソラ | 1960年11月30日~1970年11月29日 | 任期満了 |
5 | 1970年11月30日~1976年2月18日 | 失脚による解散 | ||
6 | 5 | レガス・ゴンザレス | 1976年2月19日~1986年2月18日 | 任期満了 |
7 | 1986年2月19日~1991年2月18日 | 急死 | ||
臨時 | 6 | プロスペロ・ラバル | 1991年2月18日~1991年4月30日 | 臨時役職終了 |
8 | 7 | セニョール・ブリオ | 1991年4月31日~1999年7月12日 | 失脚による解散 |
9 | 8 | シモン・カツラ | 1999年7月13日から2009年7月12日 | 任期満了 |
10 | 2009年から7月13日~2014年7月12日 | 選挙に敗北 | ||
11 | 9 | ガブリエラ・ニコ | 2014年7月13日~ | 現職 |
人民連邦議会
人民連邦議会(人連議)は立法の長であり国家の最高機関。
法案の決議や、国家主席不信任案を提出を行う。
議席数
政党名 | 議席数 |
---|---|
メキシコ共産党(三和主義) | 223議席 |
メキシコ共産党(トロツキズム) | 107議席 |
メキシコ共産党(マルクス・レーニン) | 91議席 |
緑の党 | 18議席 |
社会民主党 | 10議席 |
内閣
内閣は我が国の行政の長。
内閣は国家主席をトップに、首相をナンバー2にして各国務大臣によって構成されている。
国家主席や主席、各国務大臣は主席官邸・公邸で人民代表会議をおこない閣議決定する。
司法
軍事
詳しくはメキシコ社会主義共和国連邦/メキシコ連邦軍を参照 |
---|
外交
国交樹立国
経済
ケツァルコスの街並み |
観光収入はメキシコ財政の柱となっている。 |
市場経済導入後、国家の威信をかけて造られたロサンゼルスのIR |
メキシコの旧首都、トロツグラード |
ユカタン州のカンクンビーチは世界からの観光客で賑わっている |
一次産業
メガロポリス
レッドパシフィック
メキシコ経済の大動脈といえるべき存在。太平洋に面している都市又は太平洋に近い都市のなかで経済面、人工的に発展している帯状の都市圏。
北は、ケツァルコス、中央はロスアンゼルス、南部はトロツグラードで構成されている。
文化
国民の祝日
太字は軍事パレードを行う日
1月1日 | 元日 | 一年の初めての日 |
---|---|---|
1月7日 | 憲法記念日 | メキシコ社会主義共和国連邦憲法の制定を祝う。 |
2月24日 | 国旗の日 | 国旗を愛し、世界革命の使命を感じる日 |
5月1日 | メーデー | 労働者の団結を世界にしろしめす日。 |
9月15日 | ドロレス・デー | 英雄イダルゴのドロレスの叫びを後世に伝える日。 |
9月16日 | 祖国独立記念大祝日 | スペインからの独立を宣言した日。 |
10月27日 | 党結成記念大祝日 | メキシコ共産党の結党を祝う日。 |
11月11日 | 国慶節 | 今のメキシコ政府の建国を祝う日。 |
12月25日 | クリスマス | キリストの生誕を祝う日。 |