草紙会話15~16

Last-modified: 2015-07-17 (金) 23:19:51

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15

亀の甲より
これ以上言うと怒られてしまいます
カッサパ
 なんというか…、かんというか…。
夏姫 太上老君
 なんです?
何か問題でも?
カッサパ
 いや…のう…ほれ…。
夏姫 太上老君
 回春ってやつですか?
亀には興味が無いので勘弁してください。
カッサパ
 ……。
ほっほっほ。
カッサパ
 年寄りの冷や水…。
 ピクンッ!
夏姫 太上老君
 もう一度言ってくれません?
カッサパ
 ほっほ、耳が遠くてのぉ。
何言っとるかよく分からんのぉ。
夏姫 太上老君
 ははははは。
老い木は曲がらぬ…。
 ピクンッ! 
 
夏姫 太上老君:歳は取りたくありませんね。     
カッサパ:歳よりが無理をするのは悲しいのぉ。     
(未)暴走特急
草紙説明
夏姫 太上老君
 セリフ
ヴィシュヌ
 セリフ
 
夏姫 太上老君:一言     
ヴィシュヌ:一言     
カワイイネ
スゴクカワイイヨ
夏姫 玉藻前
 どう? どう? どうかしら、
 玉藻ちゃんのハイパー可愛い水着姿は!
天照大神
 ごめん…。
夏姫 玉藻前
 え~、なになに? 聞こえなーい?
天照大神
 ごめん。
夏姫 玉藻前
 もっとはっきり言ってよー。
天照大神
 ごめんなさい!
 まさか、そんな姿になるほど必至だったなんて!
夏姫 玉藻前
 えっ!
天照大神
 いつもの憎まれ口のたたき合いだと思ってたけど、
 そんなに気にしてたなんて思わなくて…。
夏姫 玉藻前
 ちょっと!ちょっと!ちょっと!
天照大神
 普段の玉藻も可愛いんだしそんなに無理しなくたって、
 信仰をくれた人は分かってくれるわよ。
夏姫 玉藻前
 好きでこの格好してるのよ!
 大胆でセクシーでキュートでしょ?
天照大神
 たまには、強がらなくたっていいのよ。
 ほら、玉藻も素直に…。
夏姫 玉藻前
 ちーがーうー!!
 
夏姫 玉藻前:生暖かい目をするなー!     
天照大神:玉藻の水着姿、か、可愛いわよ?     
あげないよ
お供え物は分けにくいもので…
トウテツ
 スンスン…、スンスン。
 美味しそうな匂いがするのぉ。
 
 スンスン…、スン。
 みぃーつけたぁ。
夏姫 玉藻前
 イヤー!!
 って、トウテツじゃない。どうしたの?
トウテツ
 美味しそうな物、食べてるのぉ。
 トウテツにもちょうだぁい。
夏姫 玉藻前
 イヤ!
 これは玉藻ちゃんの信仰の証なの。
 欲しいって言われてもあげないんだから。
トウテツ
 ズルいのぉ。
 少しくらい分けてくれてもいいのにぃ。
夏姫 玉藻前
 イヤなものはイヤ!
 別のを食べてくればいいじゃない。
-
 ──ギュルルルルル。
 トウテツの胃から、凄まじい音が発生する。
トウテツ
 もう…ダメ…なの…。
夏姫 玉藻前
 ちょっ、どうしたの。
 大丈夫?
トウテツ
 ちょ…だ…。
夏姫 玉藻前
 え? なに、どうしたのよ?
トウテツ
 ちょ~だああああい!!
-
 トウテツの目が危険な色を発し、油揚げを睨みつけると、
 その迫力に押された玉藻前が後ずさる。
夏姫 玉藻前
 こ、これは絶対にダメなんだから!!
-
 玉藻前は必死に逃げるが、トウテツは何処までも追って来る。
 振り切る為に、森の方向へと進路を変えるが、
 水着のフリルが、木の枝に引っかかり…。
夏姫 玉藻前
 ちょっと、マズイマズイマズイ!
 こうなったら力ずくでも…。
-
 玉藻前は力を入れて枝を外そうとしたが、
 枝ではなく水着の方が外れ…。
 
夏姫 玉藻前:油揚げ、美味しい~。これも信仰のおかげね。     
トウテツ:はう~、お腹減ったのぉ。     
おだて上手
とある人物を見かねて白虎が動く
夏姫 おつう
 流石にこの格好は少し恥ずかしいと思うのです。
白虎
 そんなことありませんよ。多くの方から信仰を集め、
 期待に応えて、相応しい姿となったんですから
 自身を持ってください。
夏姫 おつう
 そうは言いますが、この水着という物は露出が多いですし…。
 やはり、肌を晒すというのは…。
白虎
 うーん。
 それなら、肩掛けや腰巻を使ってみるのはどうでしょう?
 そうすれば露出を抑えられますし。
夏姫 おつう
 そうですね…。それなら少しは…。
白虎
 なら、そうしましょう。
 多くの方がおつうさんを待っていますよ。
 さっきも言いましたけど、自信を持ってください。
 
 ほら、おつうさんが笑ってくれないと
 みんなが心配しますよ。水着になってしまったんですから、
 後は思いっきり楽しみましょう。
夏姫 おつう
 そう…、ですね。
白虎
 ほら、笑顔笑顔。
 折角なんですから、楽しまないと損ですよ。
 ねっ?
夏姫 おつう
 ……。
 分かりました。私も思いっきり楽しんでみます!
白虎
 (恥ずかしそうにしてるから励ましてこいだなんて
  朱雀、恨みますよ…)
 
夏姫 おつう:折角ですし、やはり皆様にお見せしたほうが…。でも、この格好で人前に出るのは…。  
白虎:僕にお鉢が回って来るとは…。
素敵な?人
そう、あの人の事です
申公豹
 ふう、ふう、はぁ…。
 何とか逃げ切ることができました。
-
 ドン。
 申公豹が慌てて物陰に駆け込むと、そのにいた人物と
 ぶつかってしまう。
申公豹
 あっ、ごめんなさい!
 慌てていたもので…。
夏姫 おつう
 いえ、こちらこそ注意不足で申し訳ございません。
申公豹
 そんな、こっちの不注意でぶつかったんですから
 貴女は悪くありませんよ。
夏姫 おつう
 私も注意していればぶつからなかったでしょうし、
 貴女だけのせいでは…。
申公豹
 いえいえ、そんなことは…。
 って、お互いに謝ってばかりですね。
夏姫 おつう
 ふふ、そうですね。
申公豹
 そうだ、挨拶がまだでした。
 私は申公豹と言います。
夏姫 おつう
 申公豹さんですね。
 私はおつうと申します。
 よろしくお願い致します。
申公豹
 これはご丁寧に。
 おつうさん、こちらこそよろしくお願いします。
夏姫 おつう
 そう言えば、急いでいた様ですけど
 時間の方は大丈夫なんですか?
申公豹
 老君様から逃げてきただけなので、時間は大丈夫ですよ。
 老君様ってば私も水着を着ろ着ろって…。
夏姫 おつう
 私も一度、お会いしたことがありますよ。
 あの方も素敵な方ですね。
申公豹
 えっ! そ、そうでしたか…。
 その素敵な方ではあるかもしれませんが…。
夏姫 おつう
 ええ、初めてお会いした時に優しくして頂きまして。
 親切な方だなと。
申公豹
 (うう。老君様、その優しさ私にも見せてください…)
 
夏姫 おつう:また素敵な方に出会うことができました。   
申公豹:いい人でした…。また会えるかな?
雨宿り
突然の雨は大変です
須佐之男
 っとっとっと、いきなり降ってきやがたな。
-
 小走りで雨に濡れないよう、木陰に駆け込む須佐之男。
 そこへ、大慌てで小さな影も走り込んでくる。
火龍
 グルゥウ。
須佐之男
 ん、なんだ。お前も雨宿りか?
火龍
 グオゥ!
須佐之男
 そうか、お前らは濡れると大変だろうしなぁ…。
 よし、こっちへ来い。俺が拭いてやるよ。
火龍
 グルゥ?
須佐之男
 おら、遠慮すんなって。
火龍
 グオオオ。
須佐之男
 オラオラ。どうだどうだ。
 おっと、こっちも濡れてんな。
-
 乱暴な手つきだが、丁寧に火龍の体を拭く須佐之男。
須佐之男
 まっ、こんなとこだな。
火龍
 グオウ! グオウ!
須佐之男
 にしても、この振り方じゃ当分はやみそうにないな。
 しばらくはここで一緒に大人しくしてるか?
火龍
 グオ!!
 
須佐之男:おいおい、そんな引っ付くとまた濡れちまうぜ。   
火龍:グォォオゥ!(お前、良い奴だな!)
悪いなモモ
ピンク色の美味しい季節
太公望
 ついに桃の季節がやってきたな!
 …ん? お前もこいつが欲しいのか?
ナタク
 あったり前だろ!
 なぁなぁ、早く剥いてくれよ。
太公望
 しょうがねぇな。こっちこいよ。
 もぎたての冷やしといたやつだぜ。
ナタク
 へっへっへ。ありがとよ!
太公望
 おっと、気を付けろよ。
 よくこいつを盗むやつもいるって話だ…。
ナタク
 へぇ~。
 でも、そういう太公望はどこから取ってきたの?
太公望
 そいつは企業秘密だ!
 もっと大きくなってから、だな。
ナタク
 ケチー。
 (ちっ、教えてくれてもいいじゃないかっ)
太公望
 ははは、そんなことより、せっかく冷えた桃がぬるくなっちまう
 ぜ?
 早く食べな。
ナタク
 もぎゅっもぎゅっ
 うめえええ!!
 
太公望:こいつは最高の一品だな。   
ナタク:こいつから、桃の在り処を聞き出してやる!      

16

水着と秘密と
お二人もなかなかでしたよ
蘇妲己
 みんな水着かわい~い。
 蘇妲己ちゃんも水着~。
渾沌
 信仰の力なので、仕方ないと思いますよ。
蘇妲己
 かわいい水着いいなぁ~
渾沌
 あなたも前に花嫁衣装を着ていましたよね?
蘇妲己
 あれぇ~?そうだっけ~?
渾沌
 …もう忘れたんですか…
蘇妲己
 渾沌ちゃんだって~きっと似合うよ~。
 もっと脱いじゃえば、信仰だって集まるよ~。
渾沌
 いえ、私は…って、ペタペタ触るのをやめてもらえますか?
蘇妲己
 ほらほら~、じっとして~?
 今脱がすから~。
渾沌
 それを聞いてじっとするわけにもいきません。
 私はそろそろ失礼します。
蘇妲己
 え~、けち~。
 
蘇妲己:脱いで~?   
渾沌:お断りします。               
暑さ我慢
それが忍者の道
カーリー
 おい、そんなナリで暑くねぇのかよ?
忍者
 フフフ、拙者とて忍者。暑くはござらん
カーリー
 本当か?夏なんだぜ?
 こっちはこんな格好でも暑いってのによ。
忍者
 心頭を滅却すれば火もまた涼し。
 正に忍びのためにある言葉でござる。
カーリー
 なら試してみようじゃねーか!
-
 そう言ったカーリーの手が炎に包まれる。
 そして、その手を忍者へと近付けた。
忍者
 フフフ、それしきのこと…
カーリー
 なかなか頑張るじゃねーか。
忍者
 フフフ、見くびらないでほしいでござる。
カーリー
 ん? なんだ、このふくらみ?
-
 カーリーが思いきり服をつっつくと、
 とけかけた氷や水がぼろぼろと出てきた。
忍者
 フフフ、忍者服を破壊するとは卑怯な…フフフ、卑怯な…
 さ、さらばでござる!!
 
カーリー:あれが、タネってやつか。   
忍者:フフフ、忍者たるもの、どのような状況にも備えて準備するものでござる。  
お茶をどうぞ
熱中症にご注意
座敷童子
 (…………)
月読
 見つけましたよ、ここに隠れておりましたか。
座敷童子
 う~…悔しいの!
 今度は絶対見つからないと思ってたのに!
月読
 ははは。
 残念、帯やリボンが見えていましたよ。
座敷童子
 えぇ~…もう一回、お願いなの!
 今度はちゃんと隠れるの!
月読
 何度でも承りますよ。
 でも、そろそろ少し休憩しましょうか。
座敷童子
 童子元気なの! 大丈夫なの!
月読
 はい。お茶をどうぞ、よく冷えてますよ。
 これだけ外で遊んだら喉も乾いたでしょう。
座敷童子
 童子は大丈夫なの!!
 …ごくっ…ごくっ…
 
 …で、でも、おかわり、ちょっと欲しいの…
月読
 はい、承知いたしました。
 
月読:あまり飲み過ぎないように気をつけてくださいね。   
座敷童子:次はちゃんと隠れるの!  
(未)冴えない誘い
草紙説明
白娘子
 セリフ
太公望
 セリフ
 
白娘子:一言     
太公望:一言     
(未)可愛いけど…
草紙説明
白娘子
 セリフ
ヴィシュヌ
 セリフ
 
白娘子:一言     
ヴィシュヌ:一言     
(未)お手伝い
草紙説明
小青
 セリフ
刑天剣姫
 セリフ
ナタク
 セリフ
 
小青:一言
刑天剣姫:一言
ナタク:一言
(未)一人二役
草紙説明
小青
 セリフ
月読
 セリフ
 
小青:一言     
月読:一言     
二人っきりで…
天照に着いていかなかった二人は…
須佐之男
 ンッヒッヒッ! 今日も暑いな。
 その、クシナダちゃんは暑くないか?
奇稲田姫
 はい、大丈夫です。
 あ、あの、良かったのでしょうか?
 天照さんについていかなくても?
須佐之男
 まぁ、クシナダちゃんが行かないならなぁ。
 その…、なんだ。
 天照もなんだかんだ楽しんでるみたいだし、
 
 そ、その…だな…お、俺たちも…
 ぴぴぴ、ピクニックでも行く、か、い、一緒に。
奇稲田姫
 二人で…ピクニック…
須佐之男
 あ、ああ、いや、く、クシナダちゃんが忙しいならいいんだ!
奇稲田姫
 そんな…いえ、嬉しくて…
 須佐之男様とならどこででも!
須佐之男
 ん、ンッヒッヒッヒヒ!!!
 …
 す、すまん、お、俺も、その…、嬉しくて…。
奇稲田姫
 なら、早く行きましょう。
 ほらっ!
-
 そう言うと、奇稲田姫は須佐之男の手を取り
 駆け出していく。
 
須佐之男:(クシナダちゃんが、く、クシナダちゃんと手、手っ!!)     
奇稲田姫:(夏…素敵な季節ですね!)