草紙会話21~22

担当者不明の場所は荒れやすいといいます。

林黙

　ふぅ、やっと到着した！

須佐之男

　ん？ 見かけない顔だな。

林黙

　あたしは海の王者、林黙だよ。
　…にしても、ここの海は荒れすぎ！
　えらい苦労したよ。

須佐之男

　ンッヒッヒッ！
　海の神様がさぼってんじゃないか？

林黙

　本当そう思う！ これじゃぁ、危ないよ。
　もし会ったらちゃんと注意しなきゃっ！

須佐之男

　そうだなぁ。誰がやってんだか知らないが、
　俺も会ったら言っておくさ。

林黙

　お願いできるの？
　いい人で良かった！
　それじゃまた！

須佐之男

　おう、またな！
　
　………
　はて…そういえばここいらの海の神様って誰だっけ？

 

林黙：ほんと、ここの神様は何してんのさ　　　　　
須佐之男：誰が担当してたっけ。うーん…　　　　　

昔は行儀よくまじめじゃなかったみたいです。

猛虎

　ガルゥゥゥゥ……
　(歯が…歯が痛い…)

玄武

　およ？ 虎さん。
　こんにちは、なのです。

猛虎

　ガル、ガルルルルゥ…
　(こ、こんにちは)

玄武

　えへ…なでなでしても、いい？

猛虎

　ガルゥ…
　(どうぞ。…怖くないのかな？)

玄武

　大人しくていい子なのです。
　いい子いい子。

猛虎

　ガルゥゥゥゥ…
　(昔は、やんちゃしてたものさ)

玄武

　あ、そろそろ行かないと。
　虎さん、またなのです！

猛虎

　ガルルゥゥ！
　(またな。気をつけるんだよ。)
　
　ガルゥ………
　（昔は、こんなに穏やかに過ごす日が来るとは思わなかったな…
　）

 

猛虎：ガルゥゥゥ(気を緩めたら…また歯が痛みだした…)　　　　　
玄武：またあの虎さんに会えたらいいな　　　　　

秋一番の大物とは？

太公望

　さぁて、今日は何が釣れるか…
　秋といえばやっぱ魚だよなぁ！
　
　………お…
　これは…で、でかい…
　ははは、ようやく運が回ってきたな！
　
　一発目から来てる！
　行くぞ！！

-

　大物の予感に興奮気味の太公望。
　力を込め、釣竿を引き上げると──

四不像

　………

太公望

　………
　
　…キャッチアンドリリース…
　するかな…

四不像

　太公望様！
　今日という今日こそ！
　私に付き合ってもらいます！

太公望

　…ったく、ついてねぇ…
　というより、なんでここが分かったんだ？
　秘密の場所だったんだが…

四不像

　私は太公望様のいるところならどこだって！
　……
　へっくしゅん！

太公望

　あぁはいはい、分かった分かった。
　いいからとっとと上がれ。
　季節考えろって、風邪ひくぞ。
　
　ほら、拭く物。
　このかまどで暖でもとってな。
　ったく、本当は魚焼くためのかまどなんだが

四不像

　はい…
　ありがとう…ございます…

太公望

　あぁ…まじで今日はついてねぇ…

四不像

　～♪

 

太公望：最近、マジでついてねぇ…　　　　　
四不像：今日の太公望様は…ちょっと優しい…です　　　　　

草紙説明

名前

　セリフ

名前

　セリフ

 

名前：一言　　　　　
名前：一言　　　　　

草紙説明

名前

　セリフ

名前

　セリフ

 

名前：一言　　　　　
名前：一言　　　　　

草紙説明

名前

　セリフ

名前

　セリフ

 

名前：一言　　　　　
名前：一言　　　　　

草紙説明

名前

　セリフ

名前

　セリフ

 

名前：一言　　　　　
名前：一言　　　　　

普通の人は食べられません

諸聖 趙公明

　趙公明なのだ！
　お菓子をくれたら、金運上昇間違いなしなのだ！

太上老君

　え、マジですか。
　どれぐらい上がるんですか？

諸聖 趙公明

　思いのまま上げるのだ！

太上老君

　マジすか！！
　えーと…お菓子お菓子…
　あぁ…こんな時に限ってない…

諸聖 趙公明

　ないなら帰るのだ。
　失礼するのだ。

太上老君

　あぁ、ちょっと待って！
　このお菓子のような香りのする気がする
　私のお手製申公豹ちゃん抱き枕カバーとか…

諸聖 趙公明

　いらないのだ…

太上老君

　くんくん、すーはーすーは～…
　……ふぅ…
　やっぱりお菓子のような甘い香りが…

諸聖 趙公明

　い、いらないのだ…
　香りがあっても食べられないのだ…

太上老君

　もぐもぐもぐ…

諸聖 趙公明

　し、失礼するのだーー！！

 

諸聖 趙公明：怖かったのだ～…　　　　　
太上老君：おいしいのに…　　　　　

丸珠虎は今の扱いにご不満な様子？

諸聖 丸珠虎

　（俺は丸珠虎。
　そんじょそこらのやつらとは違う、
　虎の中の虎だ…猫じぇねぇ…）

諸聖 趙公明

　丸ちゃんのお腹、ふさふさなのだ～。

諸聖 丸珠虎

　（どういうわけか公明のペット、
　と言われているが、そんなんじゃねぇ。
　俺は認めねぇ！）

諸聖 趙公明

　丸ちゃんの分もお菓子もらってきたのだ！
　一緒に食べるのだっ！

諸聖 丸珠虎

　（今は成り行きでこうなってるが、
　その気になればいつだって…！）

諸聖 趙公明

　…公明…お菓子食べたら眠くなってきたのだ…

諸聖 丸珠虎

　お、おい、俺を枕代わりにするなっ！

諸聖 趙公明

　…むにゃむにゃ…

諸聖 丸珠虎

　もう寝てやがる…虎使いの荒いやつだぜ…

諸聖 趙公明

　…丸ちゃん…
　…ありがとなのだ…
　…大好きなのだ…むにゃむにゃ…

諸聖 丸珠虎

　……
　
　ま、こいつが飽きるまで、
　一緒に居てやってもいい、かな

 

諸聖 趙公明：…むにゃむにゃ…ずっと一緒なのだ…　　　　　
諸聖 丸珠虎：べ、別に認めたわけじゃねぇ　　　　　

虎同士の会話

猛虎

　ガルゥゥゥゥ……？
　(なんだその格好？)

諸聖 丸珠虎

　ガルルルルゥ…
　(そういう日なんだよ、気にすんな)

猛虎

　ガルゥ、ガルゥゥゥゥ…
　(そうかい、しかし丸くなったもんだな)

諸聖 丸珠虎

　ガ、ガルルルルゥ…ガルガルゥ！
　(あ？貫禄といってほしいね、
　 ふ、太ってるわけじゃねぇ！)

猛虎

　ガルゥゥゥゥ……
　(見た目じゃなくて、性格の話だよ)

諸聖 丸珠虎

　ガルルゥゥ……
　(それはお前に言われたかねぇよ)

猛虎

　ガルゥゥゥゥ……
　(それもそうだな)

諸聖 丸珠虎

　ガルルルルゥ…ガルルゥゥ
　(そろそろ失礼するぜ。待たせてるやつがいるもんでな。)

猛虎

　ガルゥゥゥゥ……
　(そうかい、平和ボケで体がなまらんようにな。)

諸聖 丸珠虎

　ガルルルルゥ…
　(言われなくても俺の刃は常に研いでるつもりだ。)

 

諸聖 丸珠虎：しゃべれねぇ虎はただの虎だ。　　　　　
猛虎：ガルゥゥゥゥ……(変わるもんだなぁ…)　　　　　

少し仲良くなれたかな？

カーリー

　おいおい、シヴァの格好…
　なんだありゃ。

ガネシュ

　ワタシ、シッテル。
　シヴァカラ、キイタ。デモ、カーリー、オシエナイ

カーリー

　ケッ…どいつもこいつも…

ガネシュ

　デモ、シヴァニ、モンクイワナイ。
　ヤクソク、シタラ、オシエル。

カーリー

　ふん。わかったから、とっとと教えやがれ。

ガネシュ

　カヨウ、イッタ。
　カボチャツケタラ、ナニ、コワシテモ、ダイジョウブ！
　
　シヴァ、カボチャ、スパーン！
　アノカマ、キレル！ ナンデモ！

カーリー

　へぇ～。ずいぶんと面白そうな祭じゃねぇか…
　ちょっくらシヴァんとこ行って見てくるとするか。
　
　…ガネシュ…お前も来いよ。

ガネシュ

　イイノカ、イク！

 

カーリー：早く来ねぇと置いてくぞ！　　　　　
ガネシュ：カーリー、アソブ、ヒサビサ！　　　　　

与えるものには福が来るようです。

諸聖 趙公明

　トリックオアトリートなのだっ！
　お菓子くれれば金運上げるのだ！

アグニ

　へぇぇ。あれ？
　悪戯はしないのか？

諸聖 趙公明

　嫌がることはしないのだ！
　約束したのだ！

アグニ

　お、偉いじゃないか。
　お菓子はやるけど金運は上げなくていい。
　ほら、落さないようにな、気をつけなよ。

諸聖 趙公明

　こ、こんなにいっぱい…
　さすがに悪いのだ…

アグニ

　あっははは。いいっていいって。
　ほんとにいい子だな。よしよし。

諸聖 趙公明

　こ、公明は子供じゃないのだっ！
　あんまりなでなですると、金運下げるのだ！

アグニ

　っと、嫌がることはしないって…

諸聖 趙公明

　それとこれとは話が別なのだ！

アグニ

　はは、そうか。悪い悪い。
　それじゃアタシも嫌がることはしないよ。

諸聖 趙公明

　えへへ。いい人なのだ。

 

アグニ：暴れてるやつらだけじゃないんだなぁ。感心感心　　　　　
諸聖 趙公明：えへへ。いい人なのだ。実はこっそり金運上げておいたのだ。　　　　　

ポケットを叩くと増えるお菓子もあるといいますが…

諸聖 丸珠虎

　おい、トリックオアトリート…
　恨みがあるわけじゃねぇが…
　お菓子くれねぇと、ちょいと悪戯しちまうぜ…

アグニ

　へぇ、アタシに恐喝たぁ…
　いい度胸じゃねぇか…

諸聖 丸珠虎

　うわっ、あぶねぇ！
　何しやがるんだ！

アグニ

　くらえっ！

-

　アグニと丸珠虎の壮絶？な戦いが繰り広げられた…

諸聖 丸珠虎

　はぁはぁ…ぜぇぜぇ

アグニ

　ふぅ…やるな…

諸聖 丸珠虎

　って、ちょ、ちょっと待て。
　ハロウィンだ…本気で奪うつもりはない。

アグニ

　…あ、そうだったのか？
　…わ、わりぃな。
　てっきり物怪が襲ってきたものかと。

諸聖 丸珠虎

　すまねぇな。
　俺も戦う前に言うべきだった。

アグニ

　えーっと…お菓子だったな
　…あ、あらら？

諸聖 丸珠虎

　どうした？

アグニ

　さっきので…粉々…あっははは…
　まぁ、さっきのが悪戯ってことでお菓子は勘弁な。

 

アグニ：早とちりするとはなぁ…　　　　　
諸聖 丸珠虎：しょうがねぇ…今回ばかりは許してやる　　　　　

老君様、珍しく元気ですね

太上老君

　うへ…うへへへ…
　…今日は久々に申公豹ちゃんと一緒に過ごせる。
　
　何せ今日は…うへへへ…
　じゅるり…

申公豹

　老君さまー。
　お待たせしましたー！

太上老君

　申公豹ちゃん申公豹ちゃん！！
　トリックオアトリート！

申公豹

　はいっ、お菓子ですよ！
　さっき趙公明さんからお菓子、頂いたんですよ。
　なんでも、多くもらいすぎたとかで。
　
　せっかくなんで一緒に食べましょ！
　…って…な、なんで泣いてるんです？

太上老君

　いいの…いいから…
　申公豹ちゃんと一緒に食べられるだけでも
　私幸せだから…

申公豹

　？？

-

　おまけ：太上老君の構想を公開！

太上老君

　申公豹ちゃん申公豹ちゃん！！
　トリックオアトリート！

申公豹

　老君様、お菓子ばかり食べてちゃダメですよ。
　ちゃんと…

太上老君

　イヒッ…
　それじゃぁ、お菓子はいらないから、悪戯させて～！！

申公豹

　ひゃいっ！？ろ、老君様！？
　イヤアアアア！！

 

太上老君：ねぇ、申公豹ちゃん。今度は台本渡すからその通りにしてよ。　　　　　
申公豹：い、嫌な予感しかしてないですけど、元気出してくださいよ。　　　　　

この手の相談にはやはりあの方ですね！

雪姫

　しくしくしく…

須佐之男

　おい、何泣いてるんだ？
　どうしたんだ？

雪姫

　…すみません…
　お恥ずかしい…
　
　はい…。実は…婚約者と
　…別れてしまいまして…
　もう…どうしたらよいものかと…

須佐之男

　う、う～ん…
　そ、それはさすがに俺は…
　力になれそうもないな…
　
　そうだ、知り合いに出雲ってやつがいるんだが、
　そいつに相談してみたらどうだ？
　
　けっこうそういう相談が得意みたいでな、
　俺もよく話を聞いてもらっているんだよ！

雪姫

　そ、そうなのですか？

須佐之男

　あぁ、きっと力になってくれるさ！

雪姫

　ありがとうございます…

 

雪姫：出雲さん…どんな方なのでしょう？　　　　　
須佐之男：そうだ…また今度、出雲にクシナダちゃんの事を話さないとな。ンッヒッヒッ！　　　　　

思わぬ時に名案が飛び出てくるものです。

雪姫

　人を好きになるのって…
　こんなに心が苦しくなるものですね。

蘇妲己

　え～、そうなの～？

雪姫

　あら、狐さん。こんにちは。
　えぇ、そうなの。
　
　どうやったら私に振り向いてくれるかと
　考えていると…
　時に楽しく…そして時に苦しくなるのよ。

蘇妲己

　う～ん。そうなの～？
　それじゃぁ蘇妲己ちゃんも、
　一緒に考えてあげちゃう～。

雪姫

　ふふ。ありがとう。

蘇妲己

　毎日、「好き好き愛してる！」っていうお手紙を
　何百通も送っちゃえばいいんじゃない～？

雪姫

　それは…さすがに迷惑じゃないかしら…

蘇妲己

　それじゃぁ、その人をおうちに誘って、
　扉という扉を凍らせちゃうの～。
　
　そしたらずっと一緒だね～

雪姫

　………
　
　その手が…あったわね…

蘇妲己

　えへへ。蘇妲己ちゃん頭いいでしょ～。

 

雪姫：そしたら私があの方を…独り占め…きゃっ！　　　　　
蘇妲己：蘇妲己ちゃんのこと、もっと褒めて～