FAQ

Last-modified: 2022-08-30 (火) 16:11:21

あなたの悩みはなんでしょう :)


新たな疑問が解消したらぜひFAQにupしてください

 

IchigoJamの名前の由来は

 

ダンブンって誰?

PCNの販売するソフトに登場するダンブン。最近はIchigonQuestで冒険を始めたらしい。
ダンブンって誰なんだろう。

 

FAQのリンク

その他tips

特記していない場合、IchigoJam BASICに関してです。

単独使用するには

キーボードとモニタを接続せずに単独使用することもできます。ボタンを押しながら電源をonにすると、save 0でセーブしたプログラムが起動します。
もしボタンを押すことも自動化したいなら、管理人はコンデンサをボタンにはんだ付けして強引に実現しました。ピンソケットのBTN端子とGND端子をリード線で直結すると自動起動しますがボタンはプログラム中では使えなくなります。

  • モバイルバッテリを使う場合:普通のモバイルバッテリだと、IchigoJamの消費電力が少ないので、保護回路が働いて自動的に給電が切れてしまいます。「IoT機器対応」と謳ったモバイルバッテリを使ってください。

2019年10月現在、GitHubで公開されているファームウェア1.4βでは、save 0で保存したプログラムの最初の行に「@ARUN」と書かれていると自動起動するようになりました。ボタンやBTN端子がそのまま使えます。

 

MixJuiceで他のIchigoJamと通信できないの?

 

IchigoJamの実行速度ってどのくらいなの?

IchigoJamは教育用途。そう割り切ると速度なんてどうでも良いのですが、
はたと気が付くと、皆少しでも速いマシンが欲しくて、CPUクロックが気になって仕方がなかったことを思い出します。

Ichigojam BASICは基本的にバージョンが新しい程最適化されて処理速度が速くなっています。(上記はあくまでその時点のベータ版での速度)IchigoJamの種類はすべてLPC1114なので変化ありません。

IchigoJam BASIC RPiは機能追加により新しいバージョンになる程遅くなっています。ただしRaspberry PiのCPUによって速度は変わります。

 

プログラムを保存できますか?

IchigoJam BASIC の場合4つまで本体に保存できます。それ以上保存する場合は、外付けのEEPROMを購入してください。EEPROMの容量により32個から128個くらいまで格納できます。

USBシリアルアダプタを購入すると、パソコンと通信が出来、この方法でパソコンに保存ができます。ファームウェアの書き換え以外に、ターミナルソフトを用いてIchigoJamとやり取りできます。パソコンでプログラムのやり取りが可能なソフトウェアを発表されている方が居ます(topページの非公式リンク参照)。

IchigoJam PCは保存されません。RS-232C接続で転送する事で保存する方法があります。

Ichigojam webはexportボタンで下のテキストエリアにプログラムを表示します。これをテキストエディタへコピーしファイル保存する等します。

IchigoJam apは通常実行ファイルのフォルダ内のfiles/内に保存されます。(オプションで保存先を変更可能).bin はIchigoJam BASIC RPi共通のプログラム領域が保存されたバイナリーデータ、.txtはテキストファイルでそのままテキストエディタで参照・編集可能です。

IchigoJam BASIC RPiはSDカードのfiles/内に保存されます。SDカードをパソコンで読み書きしてプログラムの保存が可能です。ijbconvwebでテキストファイルへ変換できます。

IchigoLatteは本体保存は1つのみです。EEPROMで最大64個保存できます。

IchigonQuestはぼうけんしょを本体に8つ保存できます。EEPROMは非対応です。

 

オリジナルの表示文字を作るには

メモリのキャラクタデータ部分をPOKE命令で書き換えて変更することができます(いわゆるPCG)。書き換えできるキャラクターは224~255・#E0~#FFが有効です。

 

電子部品のスペックが知りたい

IchigoJamの3.3Vは拡張基板でどの程度使えるの?

IchigoJamに使われているレギュレータは、LDOタイプ(+160mV@100mA)の三端子レギュレータです。スペックは最大250mAで500mWとなっています(IchigoJam T以降)。5Vで使用した場合、250mA流すと(5.0-3.3)*0.25=425mWの電力使用になりますから、電流スペックの最大値250mA流せることにはなります。しかしながら周囲温度も絡みますので、あまり無理をしない方が良いと思います。
IchigoJamの消費電流は、LPC1114のデータシート見ますと約0.1mA/MHzとあります。内部で48MHzで動いていますから、0.1*48=4.8mAとなりますが、実際は15mA程度使っているとの事(I/O分?)。LEDが2-4mA程度使用します。ビデオ出力分はマイコンに加算されてますので、計15+4=約20mAとなります。この値を引いて250-20=230mAまで使用できます。PanCake込みだと15mA減って215mAまで使用できます。案外少ないですね。もし結構消費する部品を使うのなら、5Vから独自に降圧するレギュレータを付けた方がよさそうです。

MapleSyrupのモータードライバは何A流せるの?

MapleSyrupで使用されているモータードライバは、TI社のSN754410、その名もモータードライバです。常時1A、瞬間的には2A流せます。電源は5Vから取っていますので、IchigoJamのレギュレータを経由せずに使用します。データシート見ますと、100mA程度流した時点で1V程度電圧が乗ります。つまり5Vの電源の場合は1V引いて4Vがモーターにかかります。カムロボに使用する電池が3本の場合、電池が1.2Vであれば3.6-1.0=2.6Vがモーターにかかります。4本では3.8Vです。カムロボに使用されているモーターに定電圧電源で電圧を与えてみましたところ、1.2Vの時点で110mA、4Vでは180mAと電圧の変化のわりに電流の変化が少ないモーターでした。結果、カムロボ全体の消費電流としては、前進、後進ともに3.6Vの時0.4A、6Vの時0.45Aと、ほぼ一定の値でした。その代わり電圧が上がれば速度は上がります。3.6Vのときキャタピラを手で止めるとモーターあたり0.4A程度増します。つまり両方のモータが回転を始めた時、1.2A程度の突入電流が流れることが分かりました。電池4本の時はもう少し多いと思います。カムロボとしては乾電池3本でも4本でも動作することが分かりました。

 

キーボードは何Vまで使用できるの?

IchigoJam Get Started Tセットで使用されている、フレキシブル(折り畳み可能な)キーボード(通称:ふにゃキーボード)が下限何Vまで使用できるかまとめました。
これは、乾電池でIchigoJamを駆動する際に、乾電池を何本で利用すればよいか参考になると思います。

 

No.1 3.27V
No.2 3.26V
No.3 3.25V
No.4 3.36V

 

以上から、乾電池3本で起動する場合、乾電池1本あたり1.13V以上あればキーボードが認識できることになります。少し電池が減ってくると認識できなくなります。乾電池4本なら電池の寿命の最後まで問題なく認識できるでしょう。

 

マイコンの入出力端子の特性は?

IchigoJamに使用されている、NXP社のLPC1100シリーズマイコン、LPC1144のI/O端子入出力特性についてまとめました。

 

Ioh max. -4mA
Iol max. 4mA
Vih min. Vdd*0.7, max. 5V
Vil min. 0, max.Vdd*0.3

 

以上から、
I/O端子を出力として使用していて(OUT命令)、'1'を出力しVdd電圧になっている時に取り出せる電流は4mAまで。
I/O端子を出力として使用していて(OUT命令)、'0'を出力し0Vになっている時に流し込める電流は4mAまで。
I/O端子を入力として使用していて(IN命令)、'1'として入力できる最低電圧はVddの0.7倍=2.31V、最高電圧は5V。
I/O端子を入力として使用していて(IN命令)、'0'として入力できる最低電圧は0V、最高電圧はVddの0.3倍=0.99V。
となっています。なお、Vdd(3.3V)より大きな電圧を入力できる入力端子、この場合5Vを許す場合を俗に'5V tolerant(5Vトレラント)'と言います。
細かくは、
4mAを取り出している時はVddから最大0.4V電圧が下がります。
4mAを流し込んでいる時は0Vから最大0.4V電圧が上がります。
データシートに記載のあるhigh-current output driver(20mAまで使える)は、パッケージあたり1pinしかなく、IchigoJamの場合キーボードに割り当てられているため使用できません。