導入
エピロスで開始するといきなりディアドコイ戦争の導入メッセージが表示されます。
日本語化MODでも翻訳されておりませんが、内容的にはこんな感じ。
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18年前、アルゲアス朝の王アレクサンドロス3世はバビロンにて急死し、その32年間の生涯に幕を閉じた。
彼が没するまでの5年間に成し遂げた軍事的快進撃はギリシャ世界を変容させ、彼の帝国はエジプトからインダス川に至るまで間断なく続く広大な領域をその版図とした。
アレクサンドロスが後継者を指名することなく早逝したことは、彼に従属していたサトラップや将軍たちに衝撃を与え、帝国はそれらの権力者が統治する地域ごとに分裂し、彼らは「ディアドコイ」となった。
それ以来、ディアドコイとそのまた後継者たちは彼らの影響範囲内に存在するあらゆる国家を巻き込みながら、帝国の覇権をめぐって長く苦しい戦いに明け暮れている。ディアドコイ戦争は未だ決着を見ない。
あるいはその趨勢を決めるのはエピロス王国かもしれない。
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ディアドコイと言っても、エピロスは他のディアドコイより国力的に大きく劣っています。
開始時点のPOP数
セレウコス(バビロニア、イラン高原、バクトリア):2,789
アンティゴノス(シリア、小アジア):2,363
プトレマイオス(エジプト):1,757
カサンドロス(マケドニア):658
リュシマコス(トラキア):236
ピュロス(エピロス):108
加えて従属国が1つもないという切ない状況。
そんな苦しいスタートですが、果たしてディアドコイ戦争に勝利してアレクサンダーの後継者になれるのでしょうか。
ひとまずの方針
エピロスはかのハンニバルをしてアレクサンダー大王に継ぐ戦術家と言わしめたピュロスが国王です。
14歳ながら軍事12と、能力値は他のディアドコイに負けていません。

とは言え動員可能な兵力はたかだか4,000。
これではマケドニア奪取なんて夢のまた夢。
まずは周辺諸国を平らげ、国力増強を図ります。
勢力を伸ばす方向はいくつか考えられますが、まずはアドリア海沿岸を北上して小国を併呑。
ギリシアの都市国家群は極力封建国化し、隙を見てマケドニア進出を狙います。

ポーズ解除前に
パンテオンでハーデースを選択(税収UP)
アイデアは戦争の精神(陸軍士気UP)、認められた特権(腐敗DOWN)、軍政(忠誠UP)を選択。
輸入品は鉄と戦象。
初期の革新ポイントで弁舌、軍事技術を解禁しつつ、役職の空席を埋めてから戦争評議会を召集します。
戦争評議会では選択した国に対する請求権を獲得できますが、今回は請求権ではなく上級将軍であるGelonの忠誠UPが目的なので、
Gelonの主張するAkarnaniaをターゲットに選択。

上級将軍の忠誠UPはミッションツリー「MOLOSSIAN CONSOLIDATION」の「Tribal Command」を実行するためで、
忠誠60以上にすることで条件を満たします。

これに続くミッション「Lean on Korlyra」を完了させると隣国Korlyraを封建国にすることができます。

初期の艦隊は維持費が勿体ないので解散しました。
これで0.45/月の増収です。
外交ではKorlyraの友好度を上げつつ、ApolloniaとTaulantiaの北にあるAbriaに対して請求権の捏造を開始します。

後、忘れてはいけないのはピュロスの教育です。
人物コマンドの一番下にあるTutorを実行して軍事教育を選択、特性獲得を狙います。

一通りやることをやったのでポーズ解除です。
雌伏の時
最初の狙いは請求権捏造中のApolloniaです。
ゲーム開始時点でTaulantiaから独立保証を受けており、Korlyraと防衛同盟を結んでいます。
この状態でも勝てるかも知れませんが、兵の損失が激しそうなので、ここは無理をせずミッション完了を待ちます。
南のAkarnaniaにも戦争評議会で得た請求権がありますが、ここはマケドニアの従属国なのでまだ手が出せません。
451年3月
アンティゴノスがマケドニアに開戦。
ディアドコイ戦争が始まりました。

451年10月
ミッション「Tribal Command」完了。

続けて「Lean on Korlyra」を実行。これは180日で完了します。
452年1月
ピュロスが成人しました。
Tutorを繰り返した成果か、特性「戦術家」が追加されています。

そのままピュロスの結婚も手配します。
相手はKadmeia Aiakid。

ピュロス16歳に対して31歳とかなり年上ですが、国内で特性「アルゲアスの血筋」を保持している女性は彼女しか居ません。
もし二人の間に子供が生まれたら、フィリッポス2世に連なるアルゲアス朝の継承権を持つことになります。
452年3月
イベント「モロッソイ族の最後通牒」が発生。
ネオプトレモスを統治者にするか、ピュロスのままとするかを選択することになります。
ここでネオプトレモスを選択すると史実のようにピュロスが追放され、ネオプトレモスが国王になります。

一方、ピュロスを選択した場合は正統性や安定度に大きなペナルティを受けることになります。

さて、このネオプトレモス。
先ほどピュロスと結婚させたKadmeiaの兄にあたり、こちらも「アルゲアスの血筋」を有する筋金入りのサラブレッドです。

そもそもこのネオプトレモスやKadmeiaが何故アルゲアスの血筋持ちなのかと言うと、
下の図のように二人の母親であるクレオパトラがアレクサンダー大王の妹なんですね。

正統性の観点から言うとネオプトレモスの方に軍配が上がりそうですが・・・
能力的には圧倒的にピュロスが優れているため、ピュロスのままで進める事にします。
同月
アンティゴノスがセレウコスとの衝突を避け、領土の一部を割譲しました。
シリア方面での戦乱は回避されたようです。残念。

最初の戦争
452年4月
ミッション「Lean on Korlyra」完了。Korlyraが封建国となりました。
それと関係があるのか、Apolloniaに対するTaulantiaの独立保証も解除。孤立無援の状態に。
いよいよ最初の戦争です。

452年5月
トラキアのリュシマコスがアンティゴノスに殴りかかりました。
(トラキアがディアドコイの中で最弱と言われていますね。それ以下のエピロスはディアドコイですらないのでしょうか?)

楽勝ですね。
452年8月
残った砦を包囲している最中にイベント「Throne of Jackals」が発生

ネオプトレモスを国王にするか改めて選択肢が提示されますが、ここはやはりピュロスで行きます。
すると続けてイベント「Necessary Evils」が発生。
ネオプトレモスが死亡し、王位継承の争いに終止符が打たれます。

さて、Apolloniaの砦を包囲するだけなら2,000の兵で足りるので、ピュロスの部隊を首都方面へ戻します。
本来であれば内戦は避けたいところですが、
国土が狭いこのタイミングでは、あえて反乱させて、鎮圧時のボーナスを狙いに行くのも有効です。
南端のKassopeにて挙兵したようです。
直ちに鎮圧に向かいます。

ボーナスおいしい。
453年3月
Megaklesが抜けた研究者の穴を誰で埋めるか悩んでるうちにApplloniaの砦が落ちました。

Apollonia領は併合。
有力一門は全員エピロスに移住させました。

次へ
こうしてピュロスは無事初陣(の間に内戦もありましたが)を終える事が出来ました。
流石この時代の主人公の一人。立ち上がりからイベント連発です。
ですが手に入れた領土はまだたったの1区域。
千里の道も一歩からとは言いますが、このペースで進んでいたらどれだけかかるのやら・・・











