お約束/止まるんじゃねぇぞ・・・

Last-modified: 2022-01-31 (月) 09:45:50

俺は止まんねぇからよ……お前らが止まんねぇ限り、その先に俺はいるぞ!
だからよ……止まるんじゃねぇぞ……!


鉄血のオルフェンズ

第48話においてヒットマンの銃撃からライド?を庇い、致命傷を負ったオルガが、今際の際に遺した言葉。彼の指は地面に伏してもなお『前』を指し、その血は彼の意志を表すかごとく、一筋の流れとなって前へと進み続けた。
団長の突然の訃報に動揺を隠せず、中には自棄になる者もいた団員たちに対して、進むべき道を示した最期の団長命令となった。

英語では”Don’t you ever stop.”と表現される。

異世界オルガシリーズ

このセリフなくして異世界オルガシリーズは存在し得なかったと言うべき、すべての元凶であるセリフ。何かと突っ込みどころが多かったオルガの死亡シーンと、それを代表する、サタデーナイトフィーバーを想起させるポーズとともに放たれたこのセリフ(+このシーンでサビが流れていたために巻き込まれたフリージア)がネット上でネタにされた結果、異世界オルガがネタ動画の一つとして誕生したという経緯がある。

死亡シーンがネタにされすぎたゆえに、異世界では死を引き寄せるようになり頻繁に死ぬようになってしまったオルガ。そのオルガが死ぬたびに口にする言葉である。
オルガの基本的なお約束であり、銃弾に当たっては止まるんじゃねぇぞ…、爆発に巻き込まれては止まるんじゃねぇぞ…、盛大にすっ転んでは止まるんじゃねぇぞ…、と、星の数ほどの死に方が存在する。いつしかオルガには死んでもいくらでも生き返る能力のほかに、飛び道具を引き寄せる「矢受けの加護」、某ヤムチャを想起させる虚弱体質などの特性が備わるようになってしまった。今日でも異世界オルガ界のギャグシーンを支えている。無限蘇生によって無敵の耐久力を獲得している*1ため、一部の作品ではオルガが盾役として活躍している。

変化球として「泊まるんじゃねぇぞ・・・」も存在する。
初代異世界オルガなどでは、死因が武器による刺突である際に、死亡シーンのオルガの体に武器を刺さらせる編集が行われていた。しかし、武器を切り抜く手間がかかるからか後の作品にはあまり定着しなかった。

中にはオルガがなかなか、あるいは全くと言って良いほど死なない作品があり、途中で作風が固まった作品では「気づいたらオルガが死ななくなっていた」という現象が発生することも。オルガを生かすか殺すかは、作者の好み次第である。時間とともに作風が遷移していったのか、後期の作品になるにつれてオルガの死亡頻度が減少する傾向にあるようだ。

このセリフはオルガの信念そのものであり、多くのシリーズ作品においてオルガは原作以上に止まらないこと、進み続けることに執着する。

素材として

このセリフのときのオルガのポーズは素材として汎用性がかなり高く、死んでいるとき以外にも、決めポーズや後ろ向きの立ち絵、BB素材の元素材として活用されている。

48話のセリフであるが、49話冒頭でも回想としてこのセリフが出てくる。こちらはBGMがほとんど重なっていないため、音声素材単体としては49話版の方を使われることが多い(音声自体は使いまわしであるため、セリフそのものに差異はない)。
『Gジェネレーション クロスレイズ』にて本セリフが再録されている。シナリオパートでのオルガ死亡シーンや、オルガの被撃墜時のセリフとして聞くことができるほか、ゴッドフィンガー特殊セリフの没セリフと思しきものもある。原作版に比べて勇ましい演技になっており、決めゼリフのような印象になっている。こちらの音声素材も出番は多い。


*1 普通なら当たれば消し飛ぶような高威力の攻撃を受けても肉体の形を保つほど