香港城邦國總統(President of the HongKong Citystate)は、香港城邦国の国家元首である。アメリカの制度にならい、国民の直接選挙によって選出され、任期は4年間。再選は1回まで。国家元首としては香港の独立と民主主義の象徴であり、国防軍の統帥、法律・総統令の公布発布、戒厳令の宣告、立法院の解散、政府高官の任免などを行う。外国では大統領や統領とも訳される。国内では単に総統と呼び、敬称には閣下を用いる。
香港城邦國總統 President of the HongKong | |
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總統旗 | |
總統統帥旗 | |
現職者: 呂志偉 (5代) 就任日:2016年7月1日(1期目) | |
担当官庁 | 香港城邦國總統府 |
任期 | 4年(最長2期) |
任命者 | 直接選挙による選出 |
職務代行者 | 李逸海(副總統) |
初代 | 江博明 |
創設 | 1997年7日1月 |
香港城邦國總統府 |
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概要
国民による直接選挙によって選出される。被選挙権は30歳以上の国民で、総統候補と副総統候補が必ずペアで立候補する。
第一回香港城邦国総統選挙では、香港国民党、労働党、無所属の3ペアが立候補し、国民党の候補が圧勝した。
総統や次期総統が正副共に病や一身上の都合、弾劾などによって辞任またはその機能を失った場合は(1)国務院総理 (2)立法院長 (3)司法院長 (4)考試院長 (5)監査院長 (6)国務院副総理 (7)国務委員 が総統の責務と権限を継承することができる。継承時は現職を辞任しなければならず、副総統以外の継承者は “政府主席” と称し、「総統」に昇格することはできない。現時点まででは李駿総統と虞依霖副総統の失政による突然の辞任により、選挙を行うまでの間臨時に政務を行うため、当時の汪麗白国務総理が政府主席に就任し総統の責務と権限を継承した例がある。政府主席の任期は制度上2年間は有効で、次期総統選挙にも出馬できる。この制度をうまく利用すれば、政府主席2年間、総統8年間の計10年間在任することができる。
主な権限
- 香港城邦国国防軍の統帥権
- 条約の締結及び宣戦・講和
- 法律の公布及び緊急命令の発令
- 総統令の発令(各国の勅令や大統領令に相当し、独立命令であるが立法院の立法権に干渉することはできない。)
- 戒厳令の宣布(立法院の可決、追認、要請が必要)
- 法に基づき大赦・特赦・減刑及び復権を行う権限
- 国務総理(首相)の指名・任命権(立法院の同意不要)
- 司法院正副院長の指名・任命権(立法院の同意が必要)
- 考試院正副院長の指名・任命権(立法院の同意が必要)
- 監察院正副院長の指名・任命権(立法院の同意が必要)
- 立法院の解散権(立法院で国務総理不信任案が通過した場合に限る)
- 立法院に相応しいとされる施策を講じるよう意見する勧告権(総統書簡と呼ばれアメリカ大統領の教書に当たる。)
護衛軍
総統府の警衛は国防軍憲兵が行っている。
憲兵のワッペンには中華の伝説動物で、法治精神の象徴である獬豸(カイチ)がデザインされている。
歴代総統
代 | 氏名 | 政党 | 就任日 | 退任日 |
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1 | 江博明 | 香港国民党 | 1997年7月1日 | 2001年7月1日 |
2 | 江博明 | 香港国民党 | 2005年7月1日 | 2009年7月1日 |
3 | 李駿 | 香港国民党 | 2009年7月1日 | 2013年3月12日 |
4 | 顔明峰 | 労働党 | 2013年5月30日 | 2016年7月1日 |
5 | 呂志偉 | 香港国民党 | 2016年7月1日 | (現職) |
歴代政府主席
代 | 氏名 | 政党 | 就任日 | 退任日 |
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- | 汪麗白 | 香港国民党 | 2013年3月12日 | 2013年5月30日 |