国鉄生まれの急行電車 2300形
2300系は1957年に国鉄40系電車、42系電車、50系電車、60系電車を譲受、改造して誕生した電車。
元の車両の形態が多すぎるので、様々な形態を持つかね鉄屈指のカオスな形式となってしまった。
1991年にさよなら運転を行って引退し、二年後までに全車が廃車となった。
クモハ2312号のカットボディが南かね丸検車区に保存されている。
概要
1930年代~1940年代にかけて製造された旧型国電を出自とする20m級の電車である。
1957年に国鉄より6両が譲渡されたのを皮切りに、合計36両が譲渡された。
様々な旧型電車を同じ形式に編入しているために、形態が非常に多いのが特徴。
同じ形式だが二扉車と三扉車が混在しているのは、わが社では唯一である。
制御器は運用範囲を広げる(1000系、1300形との混結を可能とする)べく、一部の車両が制御器を交換、特急・急行専用車として整備された。しかし、後年の格下げにより1000系や1300形も国鉄のCS型制御器に交換、結局特急・急行専用車も制御器を元の物に(おそらくCSー5)交換して華々しい専用車の歴史は僅か10年余りで終了することとなった。
制御器を交換されなかった車両は同じ国鉄出身の1010形や2000系との併結運転などで使われた。
運用範囲は普通電車から特急電車まで及び、至るところで本形式を目にすることができた。
主な改造
- 制御器の交換
上記の通りクモハ2303,2305~2309の6両が制御器を1000系や1300形と同じ物に交換、特急・急行専用車として座席をボックスシートから転換クロスシートに交換、華々しい活躍を見せた。その後は上記の通り。 - ドアの増設
旺盛な輸送需要を支えるため、クモハ2300形とクハ2800形のうち42系を出自とする9両が扉を中間に増設、三扉車となった。 - 運転台撤去
両運転台車の一部は固定編成化のために運転台が撤去されて客室の一部となった。
一部の車両はドアカット時の車掌台として運転用の機器が撤去されたまま存置されていた。