スレン【すれん】
- ピルボル族の戦士。逞しい肉体に戦いのタトゥーを施し、顔に走る大きな傷痕からも相当の戦士であることがうかがえる。
- 第一次モイトゥラ戦争でヌアザの腕に深い傷を負わせる。
- このときスアザに移植された義腕がアケトラボ。
- 「年代記ミッション」として「上演」されているエイヴォンの演劇では、第一次モイトゥラ戦争の末期に対話のために訪れたヌアザと対峙し、その腕を切り落とした描写になっている。
防御障壁を張ったヌアザに刃が立たず、闇のエルグの力を使うことでその守りを破るというかたちになっていることから、スレンの強さよりも闇のエルグの脅威性のほうが強調されていまっている。- この時すでに戦争の勝敗は決しており、障壁で防御はしていたもののヌアザは最後まで武器を持つ事はしていなかった。つまりどちらかというと(貴いことではあるが)ヌアザの油断であったともいえる。
- 彼が投降を拒否して敗れたことでピルボル族は崩壊、そのまま歴史の闇へと消え去ることになってしまった。
- ラニエルによると、年代記ミッションはあくまでも「作家」の意思を反映した「お話」であるため、事実このような出来事であったのかは疑わしいのだという。年代記ミッション中では腕を失ったヌアザをミレシアンが救出する展開となっているが、史実では誰がこれほどの戦士を倒したのかという疑問点が残されている。
参照:「石になった女神の話」