ネンネ式

Last-modified: 2023-09-03 (日) 01:25:59

アンケートの注意事項用に作っていたネンネ式をまとめたリストなのですが、探している人が多かったので独立したページになりました。

アンケートに答える前に見返してもらうために、各話のあらすじ込みでまとめてあります。ただし、各話の繋がりの要素を拾っておく必要があるため文章長めです。


ネンネシナ

ノートにネンネシナって書いてある話

ネンネシナ
2020/07/04ザ・禍話 第十六夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/626355023
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容お客様の声/待受画面/無人家/ひとりうたい/出会い頭/感染するノート/ネンネシナ
備考虫の襲来
「ひとりうたい」の話し中に「ぶっ壊れました」で音飛び、「色んな理屈で」が二重になってる?(ツイキャス側の不調の可能性も有り)


待受画面
ケータイの待受が謎の女性の写真だった男性が、夏休み後に交通事故に遭い大学を辞めた。その人に「彼女がいるなら~」と話しかけるとその記憶が無い。
その話を聞いた人も、一瞬ケータイの待受が全然知らない女の写真になっていた。(モノクロの証明写真?遺影?)


ひとりうたい
大学内を夜裸足で歩き回る女(?)がいた。
とあるゼミから合唱する声が聞こえる。ある日警備員の人が注意するために室内に入ると先生しかいない。「俺はこれでも留まってる。声帯を使ってない。大丈夫」と言い張る。なので入院した。


出会い頭
道路に置いてある交通事故の情報提供風の立て看板に「ここで乗用車と女が出会い頭」と書いてあった。(警察以外の人が立てた看板)
近くに廃墟。運転手が「見るなよ」と言うので話した人は見なかったが、ボロボロの廃墟に女が立ってた。後日看板を確認すると全然違っていた。
近くに住んでいる人が、その時間は点滅である事を補足した


感染するノート
他のサークルの手伝いをした時に面白そうな古いノートを持ち帰った人が居た。その人の家から帰る時に、隣人が「変な女を夜中に連れ込んで遊んでるけど大丈夫か?」と聞かれた。
1ヶ月後には隣人と仲良くなっていた。隣人共々ノートに何か沢山書いていていた。段々その人と会わなくなり、多分その人は大学を辞めたんだろう……


ネンネシナ
とある大学の民俗学研究会が解散する事になり、片付けをしているとノートが出てきて「ネンネシナ」と書いてあった。ノートは手伝った一人が持って帰ってしまった。
先輩に無くなった事を伝えると早く処分するようアドバイスされる。A君がゼミ旅行で持って帰って来た謎のノートで、A君は交通事故で大学を辞めた。そして先生にノートを預けると准教授もおかしくなり退職。
その後ノートを持ち帰った人は隣人を巻き込んでおかしくなってた。
ノートについて知ってる女性が登場し、ゼミ旅行での出来事について語ってくれる……


作られた幽霊

ガムテープとクリーニング店が出てくる、人工的に心霊写真と妹のお化けを作る話

作られた幽霊
2020/10/03ザ・禍話 第二十八夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/644100599
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容「例の女」って?/ぶきっちょさん/夢ばあさん/にぎられる/うしろの予言者/英語はイヤだ!/ガムテープの店/遠くに立ってた子/作られた幽霊/(10月は色々あるらしいぞ!)


ガムテープの店
とある団地の家族経営のクリーニング屋さん(おばちゃん、おじちゃん、お兄ちゃん)
ある日Aさんが行くと呼び出すベルが無く、知らないお兄さんが来た。ベルに付いて聞くと「いらなくなった」と言う。
外には知らない女の人が立ってた。袋からガムテープを取り出し貼り出した。お店の人は止めず女がガムテープを貼り続ける。お兄さんもガムテープを貼り始める。「本当に変な事はね、起きてからもっと暫くしてから気づくもんだよ」と言われる。
気がついたら自宅で寝かせられてた。数日して店に向かうと青いビニールシートで覆われていた。


作られた幽霊
とある大学のサークルが部室が2個あった。(片方は倉庫)掃除するために部員を呼んだら数人しか来ない。掃除をしているとアルバムを発見して、中には合成っぽい心霊写真が入っていた。最後のページに「お陰様で目的を達成する事ができました」と書いてあった。
次の月曜日に大学側に呼ばれて、監視カメラに変な人が写っていると言われ映像を確認すると心霊写真の合成に使われた女の子だった。
OBの人が詳細を語ってくれる。妹を亡くした男性が心霊スポットを周って写真を撮っていて、段々妹の写真と合成するようになってた。「先輩俺ねー、重ねちゃいけない物に妹を重ねちゃったみたいなんすよ……」という電話の後男性は亡くなる。実家はクリーニング店で、行ってみるとブルーシートで覆われてた。
OBの人に話を聞きに行った3人は同じ夢を見た。
(多井さん「妹さんと同じ姿の妹さんじゃないものが出来たんだろうね」)


坂の青い屋根

高校近くに建つ青い屋根の建物が出てくる話

坂の青い屋根
2021/07/24シン・禍話 第二十夜(やや閲覧注意)
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/693691816
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容例の女は羽ばたく/当人と本人/こっくり譚「先に行く」/六文銭の夢/花子さん譚「流れないもの」/坂の青い屋根/あの……そこって……大声で喋るな!!


六文銭の夢
伊賀さんが夢の中で急な坂を登る夢を見た。竹藪の中に青い屋根の家があり、男女が出てきた。男性は知ってる人で山川。女性は知らない人で「六文銭の先生によろしく」と言われた。(登っていた坂道は学校の裏側に住んでる人向けの別ルート)
同窓会で山田がおかしくなっていて、山川もヤバくなっててブログを書いている話を聞く。そして山川に出会ったらおかしくなってた。


坂の青い屋根
小谷さんが高校生の頃に山田と山川にイジメられていたものの、別のクラスの黒田君とラジオ風の音声を録音したりして楽しんでいた。ユニット名を「六文銭」と名付けた。
選択美術の時に時間に余裕があり、学校近くの神社で心霊番組ごっこをした。面白かったので帰り道に学校の裏道で怖い話を考えていると、山田と山川とすれ違い、青い屋根の建物が存在した。ちなみに山田と山川は建物の中に入っちゃった。
ちなみにかぁなっきさんも夢に見ちゃった


あの……そこって……
加藤さんが通っていた中学校には似た感じの建物あったので、偶然の一致が怖い(かぁなっきさんは個人情報保護等のために一部情報を改変しているので同じ場所では無い)


黒い女の山

捨てちゃった心霊写真を返して欲しいと言われる話

黒い女の山
2021/08/07シン・禍話 第二十二夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/695682919
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容夜道の介抱/すごい開閉/欲しい物リストの/イ禍ジナリーフレンド/日曜日のせいか/怪談手帖「山羊のいた家」/黒い女の山


日曜日のせいか
C君が夢の中で寝ていたらドアをドンドン叩く音がする。ドアがベキベキと破られて家の中に封筒が入れられた。
起きてゴミ捨てに行った帰り、集合ポストに夢で見たのと同じ封筒が入っており「日曜日のせいか」と書かれていた。中には廃屋の写真が入っていた。肝試しに行った先輩のイタズラかと思って処分してしまった。
5番目の写真だけ返して欲しいと連絡が入る。「◯◯隧道」


黒い女の山
Aさんが足のくるぶしが痛いからどうしたのかと思っていたら「靴擦れだよ長く歩いたから」という声がして、寸尺のおかしい女が家の中に居た。
土曜日の夜に先輩に誘われて黒い女が出てくる山に肝試しに行った。一人が車酔いで車外で吐いていると介抱する女の声がする。
仲間が見捨てて逃げようとするのでAさんが迎えに行き、タクシーでなんとか帰る。
先輩が行方不明だったが月曜日に帰ってくるが様子がおかしい。「隧道のおじさんの言う通りにしないと助からない」


人形のいる部屋

人形が「まちゃがる」って言ったりする話

人形のいる部屋
2021/09/11シン・禍話 第二十六夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/700752572
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容どーん/清掃入りまーす/確かめること/バラバラおじさん/シンプルに変な人/名傘/くらかったらなぁ/好かれる家/日曜日のみんな/人形のいる部屋


好かれる家
A君が中学の頃に友達の家にゲームをしに遊びに行ってた。トイレは一階を使うように言われていて、トイレを使っていると何かの足音がする。耳を澄ますと「すいません入ってます」と自分が言った事を復唱していたが誰もいない。
家に帰るとその家の子の○○君から「すごい喜んでたありがとうと伝えてくれ」と電話がかかってきてた。最近一緒に遊びに行って無い友達に連絡を取ると、○○君の家が線香の匂いが凄い事を聞く。
○○君から遊び来ないかとしつこく誘われる。「向こうは気に入ってるんだって」


人形のいる部屋
○○君の様子がおかしくなったと聞き寮の部屋を見に行くと、本棚に幼稚園児くらいの女の子の人形が入れられていた。
廃墟に行って拾ったと言う。(実は嘘で実家から持ってきていた)
別の日に様子を見に行くとベッドに移動していた。人形が「窮屈でまちゃがるまちゃがる」と声が聞こえるので○○君が移動させた。仲間内の一人が調べてみても「まちゃがる」と言う方言は無かった。
○○君が中学の頃に家に帰ると線香臭い事があった。仏壇に人形が供えてあり、妹みたいだと思った。(中学の頃友達の事を気に入ったりする出来事があった)他の家族に人形の話をしたらそんな人形は無いと言われた。実家に帰った際に線香の匂いがするので探すと人形が座布団に座っており、持って帰って来てしまった。
「家族旅行に行ってきます」と書き置きを残して失踪してしまった。


くびをひねる

分割ネンネ式。論破厨の彼氏と肝試しの話。

くびをひねる
2021/10/02シン・禍話 第二十九夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/703826749
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容労働の急襲!/くびをひねる/カラコンの理由/中古で売るな!/花子さん譚「外・内」/こっくりさん譚「雨が降らないと」/怪談手帖「ギガ母さん」/子門真人は元気すぎる
備考49:00頃、「ふぅ~ん」か「ぷぅ~ん」か何かの音


くびをひねる
女友達の彼氏が最低の人だったが、友人も影響されて共依存みたいになってた。大学の夏休みに廃墟に肝試しに行った彼氏が首の骨を折って亡くなる。
彼女側が不登校になり11月頃の夜中にメールが送られてきて、本文が「くびをひねる」のみ。翌日電話すると死んだ彼氏が家を訪ねて来るから助けてもらうためにメールを送ってしまったと言う。
他の友達と一緒に家を訪ねると集合ポストがガムテープで塞がれている。
彼女の中では彼氏と別れた辺りで記憶が止まっている。そして話をしているうちに家を飛び出して逃げる。
体験者の人が家に残っていると、玄関と中扉の間に人の気配がある。家の主の彼女から「ごめんなさいもう耐えられません誰でもいいんじゃないかと思うごめんなさい」とメールが来る。
――体験者の人は玄関を通らずベランダ側から脱出して、後は親に任せた。


2021/10/03シン・禍話 第二十九夜おかわり その1 ・その2
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/703989402
https://twitcasting.tv/magabanasi/movie/703997313
語り手かぁなっき
聞き手アサヒ ビアリー(微アルコール)
内容ぬりつぶし/隙間の指/般若面の話/推しすぎはよくない/『本陣殺人事件』の感想がそれか? (ここで謎の音声中断)
怪談手帖「風女」/ない建物の明かり/ペンの音……?/~怖さ中和のためのモノマネコーナー~ 子門真人のつよきす→汽車から降りられない●渕剛→鑑の中の己に問う長●剛→◯島てるのAV物件紹介
備考その2に異音有り
10:34~ 鼻歌か金属音みたいな高い音
15:31~ 足音?机を叩く?音
30:05~ カサカサ、ペンを走らせるような音


ない建物の明かり
宿泊施設建設予定地になかなか建物が建たなかったけれど、ホテルが建つはずの場所に灯りが見えると噂になっていた。別の会社が建設を引き継ぐも会社が夜逃げで頓挫した
その話を聞いた大学生が肝試しに行った。怖いからと一人車に残る。(懐中電灯を渡す)
工事現場の2階建ての簡易宿舎の様子を見ていると、車に残った一人から間違えて懐中電灯を渡してしまったと連絡が入る
自分の足元を照らさない変なやつが、ボッキリ折れてる首や頭を照らしながら近づいてくる。無理矢理車まで逃げると論破厨の男が戻ってこなかったので、宿舎まで探しに引き返すと2階の外廊下に居た。
後ろを振り向いた状態で階段から落ちて……


観なかったDVD

ぼーだーの分母になってしまった人達の話

観なかったDVD
2022/02/05シン・禍話 第四十五夜 新キャラクター誕生?
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/719830326
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容健康と江頭/箪笥の「あ」/つよい友達/返されるディスク/花子さん譚「好きな色は?」/観なかったDVD/甘味さん譚「買い物メモ」/配られた映像/禍渕剛トークLIVE「八尺様」 
★おたよりコーナー
「白いものの動画」「そっちの方が好み」「降りてきておられる」 からっぽの家/禍渕剛LIVE「きさらぎstation」/狂気に厳しいかぁなっき


返されるディスク
(甘味さんではない廃墟好きの人が提供した話)
たまたま結婚式場のような廃墟に裏から入ってしまった。元控室のような部屋にDVDプレイヤーがあり、トレイには白いDVD-ROMの円盤が乗っており、2000年代の日付がマジックで書いてあった。山歩きをする人達に聞いてみると、その人達もそのDVDには関わらないようにしたと言う。
再び何人かで行ってみるとDVDが埃をかぶっておらず、確認してみると、DVDの傷を研磨している跡があった。
新しくコミュニティに入った人に同じ話をすると、そのDVDには日付とお祝いごとを難しい単語で書いてあった。


観なかったDVD
Bさんが夢の中でDVDをレンタル店に慌てて返そうとすると、取り出したDVDが白いDVD-ROMであの人に返さないと……となる
2ヶ月ぐらい前にBさんの大学生のお姉さんが飲み会する時に部屋を貸す。本棚に誰かがDVD-ROM(白い面に日付が書いてある)を残して帰った。
連絡が付かずに困っているとお母さんが捨ててしまった。なので夢↑に見るのかと思った。
帰宅した姉に話す。大学で姉の所に持ち主(中性的な髪の長い男性)が来て急に「置いていったDVD見たか?」と聞いてきた。見てないと答えると不服そうな顔で帰って行った。
次の日Bさんが高校から帰ろうと思ったら校門に持ち主が立っていた。「参考に聞きたいんだけど、どうやって誘惑に打ち勝ったの~?」とグイグイ聞かれて困っていると、ガタイが良い同級生が助けてくれた。何かを渡したそうにしていたが近寄ってこれなかったため、車道を挟んで向こう側で「あの建物にはな、色んな類の奴が出たり入ったりしてるんだー!」と絶叫した。
その人はその後大学に来なかったが、ある日ポストに結束の紐でグルグルにされた荷物が入れられる事があった。


配られた映像
大学で掃除のバイトが募集されてた。(家庭用インクジェットプリンターで印刷したようなクオリティ)面接を受けるだけで5000円程度支給されるという。
雑居ビルに面接を受けに行くと、4、5人集まっていた。(その中に中性的な髪の長い男性も)面接官は私服のオジサンとスーツの男女。バイトの説明を受けDVD-ROMを配られた。
しかしDVDプレイヤーやパソコンで再生ができなかった。友達の家で再生してみると、中身はビデオテープの映像のような画質。狭い控室のような場所で女性達が防護のような服で特殊な掃除をスタンバイしている映像。ただしハッピーバースデーの歌が聞こえる。すると友達のお母さんが突然おかしくなり家に帰る。帰宅後に謝罪の電話がかかってくる。
一週間後面接の時の女性から「外的な要因なので仕方がないですが、今回はご縁がなかったという事で」と言う電話がかかってくる。


赤い隣

赤い家と道の話

赤い隣
2022/02/19シン・禍話 第四十七夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/721609987
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容「ようすけん」です/~禍話は『真・事故物件』を応援しています~/カリカリ文字/ご当地怪談について/赤い隣/指増え/Re:赤い隣/こっくり譚「うけいれるから!」/あいだの道/すごい人からの投稿話「彼が鳴く」/猟奇人「においになる」/投稿話「視線の女」


赤い隣
中部地方の住宅地、二階建ての一軒家、両親、就職2年目くらいの兄、大学受験の妹
ある夜兄の部屋に妹が来て「隣の家が変じゃないか?」と言う。ある時カーテンを開けると隣の家が真っ赤に見えたと言う。さっきも見たら一瞬赤かった。兄は見たことがない。
その日以降妹の事を気にしているとカーテンの開け閉めの音がする。(その日は妹の部屋から音はしていなかった)隣の家の窓を見るとカーテンが開いていて、室内は明かりが点いていた。遮光カーテンに手が見えたかと思うと人が視界に入った。顔に真っ赤な紅を塗りたくった女の人。口を動かし、何かを解らせようとしているのを察しカーテンを閉めた。
すると妹が部屋を訪ねてきて「見た?」と問われ「ああ、見た」と返事すると、女が喋っていた事を兄が理解していないのを察して不機嫌そうに部屋に戻る。
次の日妹のパジャマの柄が記憶と違う事を聞くとその柄は捨てたと言う。兄が出かけて帰ってくると、隣の家との間の通路で何か作業している人が居た。その姿が昨日の夜見た女のようで、手には屑鉄のような金属片だった。
慌てて家に帰ると玄関で妹が待っており、「今日は逃げるなよ」と兄を突き飛ばしドアの鍵を掛けられ閉め出された。庭に周り庭から家に入ると何も起きなかった。だが妹はその後県外の大学へ進学して、実家と距離を置くようになった。


Re:赤い隣
若い夫婦の話。隣の家との間に細い道がある。旦那さんは働いていて、奥さんは在宅勤務?
晩御飯を食べている時に、隣の家の妹さんの部屋を見ると部屋が赤いという話になる。(夜中の2時、3時の出来事)別の日の夜中、旦那さんが確認のために見てみると、片方の窓がカーテンを開けた状態で真っ赤だった。寝ている奥さんを起こし二人で窓が赤いことを確認しようと見上げると、赤くなかった。するとカーテンの影から、肩車している兄妹が出てきた。お兄さんが口をパクパクとさせて何かを伝えようとしていた。
次の日の夕方に旦那さんが帰ってくると、境目の道で隣の家のお兄さん(私服に裸足)がガリガリと何か作業していた。中庭に居た妹さんとお兄さんから「こんにちは」と挨拶される。二人は金属片を持っていた。家に入ると奥さんは不在で、戸棚を開けると同じような金属片が入っていた。その後奥さんはカルチャースクールに通うようになり、家を開けることが多くなった。


あいだの道
多井さんが「凄い怖い場所って本やネットに載って無いよね」って話をした時に聞いた話。
とある地方の住宅街のそこそこ昔の話。仲の良い夫婦が喧嘩の末の殺人あった。(どっちがどっちを殺したかは不明)そして遺体を引き摺った道があった。近所の人達は、その後夫婦がどうなったか解らなくなった。
道で殺したので、その道で何か見てしまう事が多かった。何故か1階から道を見てしまった人は引っ越し、2階から道を見た人は少しおかしくなる。
道を外から見る分にはいいだろうと見に行く人が出た。袋小路の細い道があり、通路には入らず引き返した。会社でその話をすると同僚が行ってしまった。
夜、道に行くと、壁にチョークで「いますぐに」にバッテンが付けられた物が書かれていた。辺りから人の荒い息の音が聞こえ、上を見ると2階から見下ろされていた。路地から脱出しようとしていると、どちらかの家から洗剤のような物で洗い途中の金属片が投げられカランカランと高い音が響いた。
他の日に一緒に道を見に行った後輩がクレーム対応に出たが連絡がつかなくなった。無理矢理連れて行った人の携帯電話に後輩からメールが届き、2階から通路を撮った写真が添付されていた。(後輩は長期療養でなんとかなった?)

※特定防止のために金属片(フェイク)となっている


鏡のない家

とある個人サイトに届いた話3つ(繋げて考えようと思えば繋がるよね……というニュアンスの投稿主)

鏡のない家
2022/02/26シン・禍話 第四十八夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/722501390
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容布の訪問/鏡のない家/こっくり譚「おおあめ」/いすおとこ/電話の鳴る家/花子さん譚「心音」/悔やみの家/届いたDMの話/万引きはダメ 三題
●おたよりコーナー
「いなくなった子」「来て帰るもの」


鏡のない家
とある山を切り崩して作った地区に鏡が無い家があるという。元々鏡があった痕跡はあったが外されている。その家に鏡を置いておくと、次の日割られていたりした。
夏場に行くと、その廃墟は鏡は無いが家財道具は残っていた。帰ろうと思い玄関に向かうと開いた状態のコンパクトが置いてあった。最後尾の人が覗くと、天井が写っていた。(その人本人が写るはずなのに消えてる)その話を帰りの車内でしている時に運転手が、バックミラーに写っていない事に驚いて交通事故。
当人にはおかしくなってしまったので詳細は聞けない


電話の鳴る家
とある山を切り崩して作った地区に家の中に何も無いが、黒電話の音がする家があるという。その音を聞いてしまうとよくないことが起こる
冬に行った人がいる。家に家具は揃っていたが電話は無かった。(携帯電話はマナーモードにした)なんとなく2階には行かなかった。
「ジリリリリン」と昔の電話の音が聞こえ、引き戸を開ける音と女性の声で「あたし忙しいんだからさぁ~誰か出てくれてもいいんじゃないのぉ?」「わかりました、でます!もしもし~お久しぶりぃ~」と聞こえる。「アキラ君とカナエちゃんとヨウスケ君ね?」とその場に居た人間の名前を呼ばれたので、その家に行った人間は逃げた。
その逃げた人間が話を広めたのでこの家の話が残っているが、行った人達は薬やお酒で現実逃避したので精神的におかしくなってしまった。寝ようとすると耳元で電話の音がする。……なので断片的な話を繋ぎ合わせるとこういう事があったのだろうという話。
鏡の話と同じ場所での話。サイトを運営していた人は、別々の人からこの話を聞いたが、その地域で流行っている噂だと思った。


悔やみの家
上2つはサイトを運営していた人が作り話のような気がして公開していなかった。サイトを閉鎖する時にROM専だった女性から聞いた夢の話
小学生の頃によく見ていた夢。高熱が出た時によく見た。
夕方くらいに山道を歩いていると建物が出てきて、勝手にお屋敷の中に入ってしまう。廊下を歩いていると、とある襖の前で足が止ま理、室内にいる沢山の人の溜息が聞こえる。振り向くと、廊下の角っこに女中さんがおり、人差し指を立てて静かにするように伝える。室内の人(多分喪服)が「山の中に人の住むような場所を作ったのが失敗だった」と噛み締めていると判断する。
女中さんに手招きされ大きな広間に通され、座布団に座ると温かい。目の前の布団から大きな咳が聞こえ、(多分)女性が寝込んでいた。女性に箱の中身を見せられ「で、今日は何を入れてくれるんですか?」と言われる。後ろを見ると畳の上に雑貨が転がっているので箱の中に入れる。すると女性にお礼を言われ、記憶が飛ぶ。お菓子を食べて屋敷を出て振り返ると、女中さんがお腹を抱えて笑っているのが見え夢が覚める。
子供の頃に12回(12ヶ月分)夢を見ている気がする。箱の中にコンパクトや黒電話、コマ、ハサミ、将棋盤を入れた気がする。父親が記者で新しく住宅を作ろうとしている造成地の反対運動をしていた。(祠のような岩があった)



とりかえしがつかない家

黒いゴミ袋を男性だと思ってバットでぐちゃぐちゃにする話

とりかえしがつかない家
2022/04/23元祖!禍話 第一夜(2-1)
元祖!禍話(2-2)完全ノープラン人怖祭
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/729276477
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/729292707
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容禍話はガチ/バケツのしかえし/とりかえしがつかない家/怪談手帖「火車」/こわいコンビニ 三題「クラクション」「外の車外」「つかまれた話」/引き寄せる村/かたつむりが苦手やねん/カットナー「ねずみ狩り」/回収マネキン(回線が切断)
阻まれる夢/やつあたり便所/ストーカーの手紙/麦茶の人/悲しい時ほど/ちぎれる子守唄/道行きの粘土/ぱくぱく女/火が出てる/うしろの赤子/一間だけ
備考ツイキャスの不調により途中接続が切れた・途中紹介があった禍話ファンアート・漫画まとめ


とりかえしがつかない家
九州の廃村もしくは限界集落のような場所にある廃屋を「呪われた家だ」として肝試しへ。社会人だったので、1人(A)は不法侵入だからと入らず、3人中に入った。
車でその家を脱出するが、他の3人は後ろを気にする。「追っかけて来てるか?」「ついて来てるか?」
Aさんが尋ねると「建物に入ると、人が座っていて手に何か持ってて、危ないから逃げてきた」「手に持ってた物がキラッと光ったから刃物だったのかも」と言うが何も追いかけて来ていない。
3日後、運転してた人から1人が仕事にも行ってないし危ないからと連絡が入ったので、再び廃屋へ。「1日中考えたんだけどホームレスに舐められて馬鹿みたいだ。リベンジ。仕返しに行く」と言って行ってしまったらしい。
廃屋に着くと家の中から何かを潰す音がする。バットで黒いゴミ袋を叩いていた。殴って相手を殺したと話すが周りに散乱するのはゴミ袋のみ。
様子を見に来た二人でゴミ袋の中を確認するが、中には服や古い携帯電話などが入っていた。他のゴミ袋も少し昔の衣服等だった。
Aさんが「今回の事が本当によく分からない」と運転してた人と話そうと思ったら、車を運転していた人が「だってオッサンじゃねーもんな」と言い出した。家の中に居たのは若い女だったと言い出した。
また車を運転してた人から電話があり、家の近くに女が出たと言う。助けを求められたのでAさんがその人の家に向かうと、心配した家族が訪ねて来ていた。言動が支離滅裂になっておかしくなってしまった。
残りの1人に1週間ぶりに連絡を入れ事情を話すと大丈夫だと言う。「だって相手はガキだろ?」と言うので電話を切った。こういった事があったので3人とは疎遠になった。


引き寄せる村
学生時代にみんな就職先が決まったのに1人なかなか決まらなかった。特にヘラヘラしてる奴が決まるのが早かった。その年のゴールデンウィークに肝試しに廃墟に。その中の1人が、人の住んでない公民館だから大丈夫だと言う。(車の後部座席に上記の2人が座り作り話を聞いてビビる)
(作り話)殺人事件があった場所で、変なカルト宗教を信じ込んだ家族が、娘を弟(妹)を殺した。なので父親がホームレスになり付近を徘徊している。娘や小さい子供の霊が……
運転手ともう1人が↑2人を建物内の2階に置き去りにする。
2階から「うわ、大変だ!」という声が聞こえ戻ると、就職がなかなか決まらなかった人が窓際でパニックに。チャラいやつが2階の窓から落ちたと言う。呻き声が聞こえ生きてる事が確認できた時、残りの二人も突き落とそうとするので反撃して、落ちた人を助けに行く。
落ちた方と運転手は病院へ。公民館からなかなか出てこないので探すが、落とした方は行方が分からない。
結局警察沙汰になり限界集落の中を捜索する。違う家で発見され、その家の押し入れで発見されたが、何故か下着姿で着ていた服はゴミ袋の中に入れてあった。
その家自体には何も謂れ無い。人死には。
だがその集落に旅回りの一座が来て、次の場所に行くはずが、男性と女性と小さい子が用水路に身を投げて亡くなっているという。


届けられた世界

世界の紙がコピーされてる話

届けられた世界
2022/05/15元祖!禍話 第四夜(お前ら、攻めてんなぁ回)
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/731713876
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容舞台・禍話「禍演」名古屋公演は明日15日です!/公衆スリッパ/隠しておけ!/溶ける家族/こっくり譚「ひとりこっくりさん」/花子さん譚「空いていた教室」/猟奇人「故郷の味」/廃車への配達/怪談手帖「Mちゃんが来る」/届けられた世界


廃車への配達
Aさんが高校3年生の頃、先生、家族が注意出来ないくらいの不良が居て、カツアゲやパシリが日常茶飯事になっていた。そしてAさんも被害者の一人だった。
ある日その不良に呼び出され、ほとんど人が住んでないほぼ廃マンションの地下駐車場のとある車に乗ってる先輩に食べ物などを持って行くように言われた。(バブルの頃に辺鄙な場所に建てられたデザイナーズマンション)ナンバーは外されているけど、車のフロントガラスに貼り紙が有り、何か記号がマジックで書いてあるという。
地下駐車場に行くとそれらしい車があったが誰も居ない。貼り紙には苗を逆さまにしたような字と、fを2つ並べたような記号が書かれていた。人が居なかったので、運転側の地面に荷物は置いておいた。
遠くから振り返ると、何故か車が揺れているように見えたので近づいて確認したが、揺れていなかった。
4、5日後。また頼まれたので廃マンションへ向かうと、点いている照明の数が減っていた。そして、誰も居なかったので、前回と同じ場所に袋を置いておいた。今度は、帰ろうとしていると「ドンドンドン」と音がした。不審に思いながら家に帰った
2、3日後、食堂で同じくパシリをさせられてるB君に話しかけられた。B君も同じようにお使いを頼まれていると言う。しかも他にも複数人頼まれていて、毎日誰かが訪ねて行っていた。
B君が「中から布やガムテープでフロントガラスの貼り紙以外を目張りしてあって気持ち悪い」と言っている。記号は一致する。記号について話しているとクラスの女子が話しかけてきたがその日はそれで終わった。
夕食前に中学生の弟に話しかけられ「何か悩み事ないか?」と聞かれ、昨夜の奇行についての話を聞いた。「いやー、参ってるんだよ~」「押し付けてきたんだよグーッと」を連呼していた。
その二日後にお使いを頼まれたが、仮病を使って断った。
夕飯前に家にBから電話が掛かってきた。(お互いの携帯電話の番号は交換済み)
Bが聞きたい事があると言うが、電波状況が悪く、音がノイズ混じり途切れ途切れでとても聞こえ辛い。「――置いてた?」と聞かれたと思ったので、運転席を開けて足元に置いてた事を伝える。すると「そっかー、分けたのはそこかー」と聞こえて電話が切れた。
夕食のときお父さんに話すと「運命を分ける」「命運を分ける」みたいだなと言う話になった。
夜学校から電話があり、お父さんに○○マンションに行ってないか確認される。「何回くらい行ったんだ?」「2回……」「あそこは建物が危ないんだ。もうマンション行くなよ」と言われる。頼まれる事は無いからもう行くなと。
翌日学校に行くと先生達は会議をしている。その後担任の授業の時に、マンションに行かないように注意される。不良の人がどうなったか聞くと、学校にもう来ないと言う。しかも不良が屯していた場所が清掃される。
食堂でB君が居ない事に気づく。クラスの女子と話していると、↑を解読したと言う。反転させると凄く汚い字で書かれた「世界」じゃないかと言われた。
学校生活が平和になったものの、Aさんは寂さと憤りを覚えた。帰り道、普通に下校したはずがマンションの前に立っていた。地下駐車場を見ると下り坂が真っ暗だった。熱に浮かされたように歩みを進めると、車がほとんど無くなっていたがあの車は停まっていた。中を観察するとB君が言っていた通り中は目貼りしてあった。フラフラと車を観察していたが、我にかえり車から走って逃げようと思った瞬間、運転席側の布が剥がされB君がガラスにビターンと張り付いた。
弟の肩を掴んで「押し付けてきたんだよグーッと」と、騒いだらしく気がついた時には家族に介抱されていた。そしてお父さんにマンションに行った事を問い詰められた。「あそこは危ないから」結局、B君は休学になりその後どうなったか分からない。


届けられた世界
Aさんが大学生の頃、ゴールデンウィークにやる事がなく、所属しているサークルの部室に集まってゲームをしていた。すると5、6歳年上のOBの人が訪ねてきたのでその人も交えて一緒にゲームをしていた。そしてどこかに出掛ける話になり、その場に居た4、5人で車で遠出した。
行きはワイワイ楽しかったが、先輩が「昔住んでたマンションが変で、まだあるなら行ってみたい」と言う。「映画とかで流行ってる感じ?長澤まさみとかの……」「元々変な所にバブル期に建ったマンションでね~」「今はもう1フロア1、2世帯くらいじゃない?」
地下に駐車場があったが、何か言われても面倒なので他の場所に車を停めた。先輩が住んでいた4階のフロアを見に行こうと建物に入ると、管理人室は白い布が粘着テープで貼られていて、閉まっているようだった。
散策しているとガスの契約の紙がぶら下がっており、空き部屋が多い事が分かった。先輩が「開くかなー」とドアを開けると鍵がかかっておらず、部屋の中に入れた。玄関にはその先輩家族が引っ越しの際置いて行った、玄関マットが置いたままになっていた。
他の部屋も鍵が開いていたので入ってみると、花瓶や子供部屋などそのままになっている物が残っていた。
子供の学習机の勉強マットを捲ると、習字の時間に書いたような「世界」の紙がコピーされて挟まっていた。手が洗えないかと部屋の中をフラフラしながら洗面台の引き出しを開けると、縮小コピーされた「世界」の紙が入っていた。
先輩に詳細を聞くと、「当時住んでいた時に、実際に住んでいるかは不明の親子がコピーした大小の紙を渡すって事があった」と言う。Aさんが「宗教っぽいですね」と言うと、先輩がシリアスな感じで「それは違うよ。――もうちょっと見ていくから」と、ふらりとどこかに行ってしまった。
後輩達はもう見るものは無さそうだと、車に戻り待っていたが先輩が戻ってこない。仕方なくみんなでマンションに戻るが姿が見えない。どうしようもないので車に戻ろうという話になった。ふと「こんな足拭きマット置いたままなんておかしいよねー」と捲ると、ラミネート加工された小さな世界の紙が沢山が入れられており、絨毯も同様だった。
慌てて部屋から出ると、先輩がわざとらしく廊下でタバコを吸っていた。先輩に宗教じゃないか?と聞くと不機嫌そうに「いや、信じてないから宗教じゃない」と、訳が分からない事を言う。「周りがやれって言うからやっただけで宗教に飲み込まれてない。ねぇ?○○さん」と誰かを呼ぶと、ドアが少し開いたので慌てて階段でマンションを出て、タクシーを捕まえて逃げ帰った。
先輩は実はあのマンションに住んでいて、何らかの機会の時に人を招いていたのではないかと推測された。だから先輩は長澤まさみと言っていたのではないかと。当時世界系が流行っていたから。


忌魅恐NEO「気まずい写真の話」

甘味さんが聞いた学校の廃墟の話2つが同じ場所だったもの。
学校の廃墟で写真を撮ったらおかしくなった人が出た話と、学校の廃墟で財布を見かけたら色々おかしな事が起こった話。

気まずい写真の話
2023/04/15禍話アンリミテッド 第十四夜 (後半三十分は創作ドラマ?企画)
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/764558100
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容金縛りの隣/日替わり幽霊/ふつうの少女/箒の異音/謝るべき名前/こっくり譚「利き手ではない方」
忌魅恐NEO「気まずい写真の話」「財布の中を一緒に確認する話」
(新企画)蝙蝠亭奇談・パイロット版「アズキニンゲンの話」


忌魅恐NEO「気まずい写真の話」
甘味さんが廃墟を巡る仲間内で聞いた話。
知人からとある学校の廃墟について聞かれた。(甘味さんは遠いからそこには行っていなかった)「あそこで写真撮るとよくないんだってー」
別のコミュニティ(廃墟に寝泊まりしている事を隠している相手)で「あいつやばいんだってー」「学校の廃墟に関係しておかしくなった」(甘味さんが一回見かけたことがある程度の人)という話になった。
その人と仲が良かった先輩が話してくれた。5、6年前にその廃墟に行って写真を撮って、車に戻って写メを見てみたら午後3時に撮った写真なのに薄暗く暗く写ってて、その中の一枚に「教室の後ろ側の壁に、子供くらいの背の影がずらりと並んでいる」ものがあった。怖くてその場で写真は消した。
その出来事はそこで終わったと思い、他の人に怖い話として話したりしていた。その中でA君だけやけにビビっていた。
しばらく経ってA君と会った時に、「男女の子供達が実家に遊びに来て走り回る夢をずっと見る。これはあの話が先輩がしたせいだ」と言われ先輩は困惑した。行ったのが小学校の廃墟ではなく高校だったからだ。でもA君が話す特徴は、小学生。
そんな話をA君としてから数日後、家の周り、外で騒ぐ声が聞こえた。その声が、高校生くらいから段々幼稚園児のように幼くなった。そしてしばらくすると高校生に戻り、そういった状態が続いた。
次の日も似たことが起こったが、「待て待て、これ昨日もあったぞ!」と、その状態に気がついた。すると、頭をゴシゴシと撫でられた。
その後A君は疎遠になった。
先輩と一対一で甘味さんが話せた時に、お互いの実家を知っているので年賀状のやり取りをしたそうだ。
見て欲しいと先輩が年賀状を取り出したのだが、物凄く下手くそな幼い字で文章が書かれていた。
先輩が「いやー、こいつ全然成長してないなw」と笑いながら話すのが甘味さんはとても怖くて、流石にここには行きたくないな、となった。


忌魅恐NEO「財布の中を一緒に確認する話」
男二人でドライブに行った。廃墟に行ったことがなかったが、すんなり辿り着いてしまった。(昼~夕方)
建物に入ってすぐ、事務室の前に黒い財布が落ちていた。冗談で何枚か財布の写真を撮った。
帰ろうと思ったら車の前に、背が高い人が居た。自分達より年上の人で、財布を落としてしまったと言う。
財布の事を告げるとその人はお礼を言って走って行った。ただ、その人が乗ってきた車が無く、行動も違和感があった。
翌日の昼間に財布を確認に行くとそのまま置いてあった。扉は開いており、そこを入ってすぐの場所なのでおかしい。
人の気配を感じ中庭の方に歩いていくと、背が高い男が居た。「すいません、分かんなくなっちゃって~」と話しかけてくるが追いかけては来ない。
この話を職場で話すと、周りに凄くウケた。
そしてこの話をする時に、毎回話すたびに聞かされる南(仮名)と言う男が居た。
一緒に行った同僚が「良心咎めるよねー、作ってるから」と言う。一切誇張せずに話しているが「居もしなかった男の話もしてさー、南なんてめっちゃビビってんじゃん」と、話が食い違う。その同僚の人が「明日確認に行こう」と言い出したはずだからおかしい。
夜寝ていると夢の中で、昼間に廃墟に行った時の情景が再現される。嫌な汗をかきながら飛び起きた。
写真を撮った事を思い出しスマホを確認するがデータが残っていない。しかし、動画が残っていた。動画を見てみると、車の中でパニクってる。自分が運転していると、後ろを見ながら友人が「速い!速い!速い!」と言い、何かに追っかけられている。
自分が映っており、友人も映っているので撮っているのは誰だ?と思ったら、「俺、目悪いから、南!南!南見ろ!」と、友人が言う。南は「いやー、やっぱり追っ掛けて来てますよー」と答える。
南さんと一緒に行った事を覚えていなかったので、翌日南さんに電話した。
「⚪︎月⚪︎日にドライブ行ったじゃん?」と聞くと、南さんは「はい」と答えた。
その事について話し合うために南さんに自宅に来てもらう事にした。
けれど、南さんに家に上がってもらおうとすると「いいです、いいです。他にも寄るところがあるので」と外に居る。
立ち話になることを謝ろうと思ったら、南さんが先に「僕も先に聞きたいんですけど、これ……」と手に黒い長財布を持っている。長財布を開けてレシートやポイントカードを普通に見せてくる。「ね?」って言うので、「うん」しか言えなくなる。
「学生証なんて無かったですよね?僕ら取ってないですよね、学生証」「そうですよね?」
そうやって話していると、右側からスッと手が出てきて財布を手に取った。南さんが右側に向かって「無いですよー」と言うので、とりあえず玄関の扉を閉めて厳重に施錠した。「無いですよ学生証なんて。そういうのがあったらちゃんと届けてるんで」とずっと喋っている。「そういう個人情報が分かるものがなくて、分かんないからそのままにしたんですからしょうがないですよ」と、エレベーターに乗って帰って行った。
高校か何かの廃墟らしいが、↑の甘味さんが聞いた場所と同じらしい。


2021/10/03シン・禍話 第二十九夜おかわり その1 ・その2
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/703989402
https://twitcasting.tv/magabanasi/movie/703997313
語り手かぁなっき
聞き手アサヒ ビアリー(微アルコール)
内容ぬりつぶし/隙間の指/般若面の話/推しすぎはよくない/『本陣殺人事件』の感想がそれか? (ここで謎の音声中断)
怪談手帖「風女」/ない建物の明かり/ペンの音……?/~怖さ中和のためのモノマネコーナー~ 子門真人のつよきす→汽車から降りられない●渕剛→鑑の中の己に問う長●剛→◯島てるのAV物件紹介
備考その2に異音有り
10:34~ 鼻歌か金属音みたいな高い音
15:31~ 足音?机を叩く?音
30:05~ カサカサ、ペンを走らせるような音


ない建物の明かり
宿泊施設建設予定地になかなか建物が建たなかったけれど、ホテルが建つはずの場所に灯りが見えると噂になっていた。別の会社が建設を引き継ぐも会社が夜逃げで頓挫した
その話を聞いた大学生が肝試しに行った。怖いからと一人車に残る。(懐中電灯を渡す)
工事現場の2階建ての簡易宿舎の様子を見ていると、車に残った一人から間違えて懐中電灯を渡してしまったと連絡が入る
自分の足元を照らさない変なやつが、ボッキリ折れてる首や頭を照らしながら近づいてくる。無理矢理車まで逃げると論破厨の男が戻ってこなかったので、宿舎まで探しに引き返すと2階の外廊下に居た。
後ろを振り向いた状態で階段から落ちて……


夢の寝室

「山田(仮)」という一家を巡るお話。

夢の寝室
2023/09/02禍話インフィニティ 第十夜
アドレスhttps://twitcasting.tv/magabanasi/movie/775743845
語り手かぁなっき
聞き手加藤よしき
内容お知らせ三連発!!!(※東京・錦糸町でイベントやります)/つつむ?/おたより「ノミヤのおばさん」「感染っていく話」/山田のおっさん/夢の隣室/(再)お知らせ/キレてないですよではないですよ
備考緑色の文字はおたより&質問箱


つつむ?
とある男性が、寝ている最中に「つつむ?」と囁かれる。その中年とは、かぁなっき自身である。


山田のおっさん
とある女性が、スーパーマーケットの店と客の交流掲示板コーナーで「山田(仮)、山田(仮)」と呟く男性を目撃する。好奇心から、女性は掲示板を覗く。
しかし、掲示板に「山田(仮)」という名前の店員はいなかった。女性は単におかしな人だなと思い、その日はそれで終わる。女性はその後に何度も「山田(仮)」と呟く男性を目撃する。
少し経って、女性は家に帰る途中の道で「山田(仮)」と呟いていた男性と出くわす。そして男性は廃墟のようなアパートの奥に消えて行った。
その後、女性はふらふらと、例の男が消えた「廃墟のようなアパート」に足を運ぶ。そして、あの男がいる部屋の前で我に返る。
冷静になった女性は、周囲を見渡す。するとある事に気が付く。そのアパートは男性の部屋以外、すべての部屋の名札が「山田(仮)」だったのだ。
そして「山田(仮)」は、その女性が絶縁し、飛び出した実家の苗字でもあった。


夢の隣室
ある男性が、時々、しかし定期的に見る夢がある。「何処かの旅館のような場所で、何か嫌な体験をする」という夢だ。
しかし、夢の中身は起きて数時間もすると忘れてしまうし、肝心の「嫌な体験」の中身に至っては起きた直後にも思い出せない。
ある日、男性は再びその夢を見る。夢の中で会社の後輩と共に旅館を出ようとしていると、隣の部屋で襖を激しく開け閉めする音がした。
男性がその部屋を覗き込むと、部屋の中央に家族らしき集団が座っていた。すると後輩が彼の手を取り、言った。
「死んだ連中が構ってほしくてやってるんです。相手にしちゃいけません」その言葉で男性は目を覚ました。いつもと違い、夢の中身を忘れることもない。
会社に出社した男性は、夢の中に出てきた後輩が何やら落ち込んでいることに気が付く。それとなく話を聞くと、後輩は答えた。
「昨夜、夢の中で先輩が何かしようとしているのを止めた。その途端に先輩が泣き出してしまい、何だかとても悪いことをしたように思った」
「そのことは気まずくて、何となく落ち込んでしまっていた」
「その夢に出てきたのは、和室というか、旅館のような場所だった」
話を聞いた男性は、奇妙な感覚を覚える。そして男性は、夢の中に出てきた家族がいた部屋に、人の名前が書かれていたと気が付く。
その名前は「山田(仮)」だった。男性は実家に連絡をとって、「山田(仮)」まつわる話を聞く。
姉が言うには、近所に「山田(仮)」という家族は確かに住んでいた。
元からおかしな一家だったが、娘が家出してから本格的に奇行が目立つようになってしまった。そして勝手に家出した娘の葬式を開いた。
近所の誰も行かなかったが、「山田(仮)」家の人間が一方的に男性の家にもやってきて、「娘の葬式に来てくれてありがとうございました」と挨拶をした。
そして香典返しのように何かが入った箱を残していった。中身はペラペラの札のようなもので、まだ幼かった男性だけがそれを見たという。
その札は気味が悪いとクシャクシャにして捨てた。
これらの話を、かぁなっきは「山田のおっさん」を目撃した女性から聞いた。どう語るべきか悩んでいたが、やがて切り口が見えた。
そして禍話で語ることにしたが、その日に「つつむ?」と何者かの声を聞いた。この話を聞いた人物が、かぁなっきに指摘した。
「つつむっていったら、普通は香典のことじゃないの?」