高科支社/芳鉄本線

Last-modified: 2011-06-11 (土) 11:47:37

本線

  • 管轄:芳槻電鉄
  • 軌間:1067mmか否か
  • 駅数:12(起終点含む)
  • 複線区間:島宮~温泉津・増毛高原~桂町
  • 単線区間:温泉津~増毛高原
  • 電化区間:全区間
  • 閉塞保安方式:
    • 島宮~温泉津・増毛高原~桂町:複線自動閉塞式(ATS-P)
    • 温泉津~増毛高原:自動閉塞式(ATS-P)
  • 運転指令所
    • 青木町司令所
  • 最高速度:110km/h

概要

開業当初から存在していた路線であり、高科#11にてさくらメトロおよび曾明鉄道との相互直通運転開始に伴う路線区分の再編で、芳槻電鉄本線となった路線である。
阿久比(あくび)駅は芳槻電鉄の本社最寄駅であり、温泉津(おんせんしん)駅の近くには阿高市の名所にもなっている「山肌の大文字」があるなど、芳槻電鉄にとって重要な路線である。

なお、芳鉄本線のほぼ全駅において実在の難読駅名を鉄分のあまりない人に漢字のみを見せ、それに対して返って来た読みをそのまま充てたので、このような読みになっています。

島宮~阿久比間

島宮(しまみや)駅周辺は、相武地区の南の玄関口として成長を遂げている地区である。
相武開発鉄道自体で当駅まで鉄道を通す計画があったこと、そして島宮延伸当時の芳槻電鉄に、それ以上の延伸を行う資金的余裕がなかった*1ため、芳槻電鉄は当駅を北端のターミナルとしている。
芳槻電鉄としては、中心部である琴姫までの延伸*2を諦めていない様子が相武6話にて語られたが、芳鉄の駅は始発型駅舎を採用しているため、延伸を行うことになった場合は大規模な改修工事を行う必要がある。

島宮を出て、進行方向左手に車庫を見つつ南進したところに北川内(きたかわうち)が、さらに南進したところに川内(かわうち)駅がある。
普通電車のみが停車するこの両駅周辺は住宅地となっており、駅から離れたところには畑も散見されるなど、のどかな風景が広がっている。

川内を過ぎる頃からビルが目立ち始め、中規模都市を形成している阿久比地区の中心と言える場所に阿久比(あくび)駅がある。
阿久比駅は芳槻電鉄の本社最寄駅であり、また駅の北西には芳槻電鉄で最大規模の車庫があるなど重要な駅となっている。

阿久比~温泉津間

芳槻電鉄の本社最寄駅である阿久比(あくび)を出ると、徐々に阿久比周辺のビル群が少なくなってきたあたりで南風崎(なんぷうざき)駅となる。
普通電車のみが停車する当駅周辺は「ビル街」というほどでもなく、それでいて田舎というよりは程よく発展しているため、非常に住みやすい町であると思われる。

南風崎を出て一段上がると前方に山がそびえたち、その山をぶち抜くトンネルの手前に学文路(がくもんじ)駅がある。
当駅は学文寺への最寄駅となっているが、徒歩では約25分ほどかかるうえに路線バスもなく、芳槻電鉄も普通電車以外は通過するため正月以外は利用者数もほどほどである。

#16
学文路の先の山をトンネルでぶち抜きつつ高度を一段上げ、トンネルを抜けてすぐの地に小牛田(こうしだ)駅がある。
当駅には急行も停車し、特急停車駅である阿久比・温泉津へ急行で1駅という利便性もあって、当駅付近は阿久比周辺と遜色ないほどに発展している。

小牛田を出た後は進行方向右手の川が徐々に近づいて来つつ、台地となっている周辺の端にあたる位置に撫牛子(なでしうしこ)駅がある。
当駅は特急停車駅である温泉津(おんせんしん)の隣駅であり、また前後の駅が急行停車駅でもあるため、近年は都市化が進行しつつある。

撫牛子を出るとすぐに高度を下げつつ川を渡り、温泉街が見えてくると特急停車駅である温泉津(おんせんしん)駅に到着する。
駅周辺は古くからの温泉街となっており、また近くの山肌には観光名所ともなっている大文字があるため、街の規模の割に利用者数は多めである。
当駅から先、五獨谷線方面は単線となっており、高科#11で普通電車の系統分離が行われるようになってからは、両路線を直通する種別は特急あたかのみとなった。

温泉津~桂町間

温泉津から南は、元より芳鉄本線を延伸する計画が存在していたが、A9での車両枠の上限が逼迫しているため保留となっていた区間であり、調査の結果ほぼ現状どおりの使用車両枠数で運用が可能であることが判明したため、#16にて延伸された区間である。
温泉津を出ると単線の五獨谷線と分かれ、こちらも単線となって川沿いを進み、大文字のお膝元のあたりに半家之道(なかやのみち)駅がある。
当駅周辺は山が川の近くまで迫っている地形であるため、建物自体は温泉津からの続きといった様子であまり多くない。また川の対岸に五獨谷線の線路を目視できるが、あちらは山登りの真っ最中であり駅はない。

半家之道駅を出るとすぐに川の対岸へと渡り、完全に山にへばりつくような形となっているところに増毛高原(ぞうもうこうげん)駅がある。
この駅は上りと下りのホームの位置が離れており、そもそも駅周辺には何もないような場所であるが、温泉津~当駅間が単線ということもあり、ダイヤ面では非常に重要な駅となっている。

増毛高原駅からは複線に戻り、周囲が開けた位置に終点の桂町(かつらまち)駅がある。
桂町周辺は小規模の町が形成されており、橋を渡った対岸への路線バスも走っているため、そこそこの賑わいを見せている。

歴史

  • #04 阿久比~温泉津まで開業済み
  • #12 島宮~阿久比の延伸発表(延伸自体は#11で完了済み)
  • #16 温泉津~桂町が延伸・芳鉄本線としての計画された路線が全通

駅(#16現在)

駅名読み特急あたか無料特急急行普通元ネタ・備考
島宮しまみや相鉄線乗り換え
北川内きたかわうちせんだい(JR九州・鹿児島本線)
川内かわうち
阿久比あくびあぐい(名鉄河和線)
南風崎なんぷうざきはえのさき(JR九州・大村線)
学文路がくもんじかむろ(南海高野線)
小牛田こうしだこごた(JR東・東北本線)
撫牛子なでしうしこないじょうし(JR東・奥羽本線)
温泉津おんせんしん五獨谷線に直通(特急あたか)
ゆのつ(JR西・山陰本線)
半家之道なかやのみち五獨谷線半家(はげ/JR四国・予土線)
増毛高原ぞうもうこうげん増毛(ましけ/JR北海道・留萌本線)
上毛高原(JR東・上越新幹線)
桂町かつらまちかつらちょう(〒247-0005)
カツラ待ち…

運行車両

特急あたか:小田急60000形
無料特急:京阪8000系
急行:近鉄3220系
普通(島宮~温泉津):京王8000系・6両
普通(阿久比~温泉津):京王8000系・4両


*1 時系列としては、高科中心部への自力乗り入れを諦め、工事免許をさくらメトロに譲渡したのが高科#08の直前、島宮延伸計画の初出が高科#09
*2 相鉄との「直通」でなく「延伸」となっているのは、相鉄と芳鉄で規格が異なっているため