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「一個人の幸せに関わる問題では無いのだ。」
異能対策課の一人。本人曰く異能の影響で老化が軽減されているらしい。
元NBCテロ対応専門部隊。
核兵器や生物兵器等といった大量破壊兵器の無力化、及び被害の拡大防止措置の実行及び被害者の救出や救助、避難誘導などを行っている。体感で被害予測を行ったり、その発生源を器用な手際で無力化する。
圧倒的なパワーがある訳ではないが、手癖の悪さが異常であり、またその人体は核汚染や毒物等にも耐え得るある意味頑丈な肉体を持ち、被災地の救助にも最低限の装備のみで救助を行える程の力も有り、また十文字槍を用いた槍術には、非常に硬い金属で出来た防壁に大きな風穴を開ける程の刺突力を持つ。
子供の頃から廃棄されていたジャンク品は小型大型問わず分解していたので、年代物の構造物の内部構造を理解する事ぐらいなら容易いとのこと。元々芸術家を目指してきただけあってその手の想像力にも長けている。
その他に目測外の対象を認識する程の直感と認識能力を有している。
コオロギが引く程に苦手と公言しているが、目にしても表面上の動揺は少ない。但しその際、急激に体温が上昇し、大量に嫌な汗をかく癖がある。
台詞
- 「この悲劇を悲劇のままでは終わらせん。ここで放棄してしまったら、今まで多くの犠牲を払ってきた人達に仇で返すようなものだ。」
- 「誰にも犠牲にしたくない大事なものが有る。しかし、人間の命に代えられるものがあるのか?」
- 「ほんとに、近ごろの警察も質がおちたと思われるだろうな。」
- 「…気を引き締めてくれ。貴方はまだ若いのだから。」
強化異能【名乗磨進】
超高密度のナノマシンで構成されたキューブ状のブロックから使用者のイメージ次第で自在に変形する夢のウルテク構造材を生み出す。
その用途は建築部材に留まらず、通信機器として信号を送受信したり、エンジンやジェット等の動力機関として駆動したり、あまつさえ暖房器具やビーム砲として放出可能な程のエネルギーまで内包されており、ともすれば改築以後の光熱費がロハになっている可能性さえある。また、破壊されても使用者の想像力さえ逞しければ驚異的な即時修復機能を発揮する。
使用者の承認がいるとは言え誰でも手にとって扱える気軽な使用感に比べ、使いこなす為には想像力にかなりの作り込みを要求される点が最大のネック。
知的生命体の手指から望む形状・物性の情報入力が行われる設計になっているらしく、想像力の貧困な者が触れた途端に造形の設定が粗雑なイメージに上書きされ、文字通り崩れてしまう。
加えてデザインセンスと適切な素材強度をセレクトするセンスは別口扱いなようで、洗練されたフォルムを持ちながらも現物の兵器に求められるタフさが実感として不足していれば、簡単に打ち砕けてしまう等といった事態も招く。
あと、当然ながら腕や指がないと使えない。
使用者への依存度が高く、扱う難易度が高いという点では、まさしく彼女にしか扱えない異能である。
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Tag: 異対課 エルラルドの人