情報
「人というのは成功や勝利よりも、「失敗」から学ぶ事が多い…。」
異能対策課の一人。
常に冷静で理知的。
ただし、一度こうだと決めたら中々折れようとせず、忠告を無視して単身で仲間を助けに行ったり、皆で休息している時も一人だけ警戒していて休もうとしなかったりと頑固な一面を持つ。
一番欲しているものは「希望」である。希望さえあればどんな所にでもたどりつけると決心している。
2歳の頃に母から育児放棄されており、普通の赤子なら泣き叫ぶものだが、幸か不幸か彼女は頭が良かったため「そんな事をしても無駄だ、いないものはいないし泣いても状況は好転しない」と理解してしまっており、かと言って自分でどうにかすることもできずただ怯え、震えて静かに待つことしかできなかった。
そうこうするうちに4歳の頃、母が再婚し、再婚相手の義父からの虐待を受ける。これが原因で常に人の顔色をうかがう臆病な性格となり、さらに不良たちから虐めを受ける日々を送る。そんな日々が続き、6歳になった頃、「私はこの世のカスなのだろうか?」と考えていくようになっていった。だが、そんな自分を保護し、両親と不良たちから自分を助けてくれた警察官の「仁」の姿が彼女にとって「正義」であり、「希望」となった。やがてその警察官の援助によって全寮制の中高一貫校に通学し、学生寮で生活を始めた。
中高一貫校を卒業した後、その警察官を追うように警察学校に入学。警察学校を卒業し、今に至る。
台詞
- 「暗闇に道を開くのは「覚悟」のある者だけだ!」
- 「1度でいい事を2度言わなけりゃあいけないってのは......そいつが頭が悪いって事だからです」
- 「やばいな...一般人を巻き込まないとキッパリ言ったばかりなのに......」
異能【儚日造花】
触れた物体に生命力を注ぎ込み、生命を生み出す能力。
生み出した生き物は翡翠の意思で生き死にが決められ、死ぬと元の物体に戻る。ただし、その場の環境に適応した生物しか生み出すことができない(絶対零度の状態で生物が生まれることはできない、低温の環境では植物も短い草しか育たない等)。能力によって生み出されたものには距離的な制限は無い。
動物を生み出した場合は基本的にその生物は「ベースとなった物体由来の場所に帰巣する」という習性を持ち、例えば、折れた歯から生み出された蝿は元の歯の持ち主へ、石碑の破片から生まれたテントウムシは石碑のもとへそれぞれ帰っていく。
また、生物に対して翡翠が簡単な命令を仕込むことも可能。
ウィルスが散布された場所の物体に生命を与えて生まれたヘビからウィルスへの抗体を採取する、ブローチに生命を与えたものを敵の衣類にくっつけて発信機代わりにする、銃弾に生命を与えてヘリコプターへの着弾後に木の根を張り巡らせて身動きを封じるなどといった使い方もできる。
この能力で生み出された生物は物理攻撃に対して無敵であり、生物自体に一切ダメージが入らないばかりかその衝撃が反射されて攻撃を仕掛けた人間に丸々返ってくる。
生命に更に生命力を注いだ場合、過剰になった生命力によって意識が加速し、動作やものの見え方が非常にゆっくりとなり、受けた感覚も非常に長びく。
ただし、これはあくまでも意識だけが超加速した状態であり、その加速には肉体は勿論、異能の発動も付いてこれない。
意識はいくらでも動くのに肉体も動かせず、異能も発動できずにむしろ拘束されているようにすら感じてしまうという、まさに暴走状態。
もしこの状態で攻撃を受けると、ゆっくりとダメージを受けて行き必要以上の痛みを感じることになる。
能力を応用して手や舌、内臓など部分的な体組織を他の物体から生み出し、これを移植することで肉体が欠損する程の外傷も治療できる。
しかし、部位によっては部品を作るのに時間がかかる場合がある。自分自身も治療できる。ただし、所詮『麻酔無しの臓器移植手術』なので、治療時に激痛を伴う。
生み出した生き物の場所や状態を正確に感じとることができる。前述の通り、探知の射程範囲は無制限。
また、能力で生み出した生物以外でも地面など媒体を介して生命力を探知することができる。これを応用し周辺に敵がいないか探ることができる。生物に直接触れれば生死の確認や魂の探知も可能。
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Tag: 異対課 すーぷとまと