艦娘紹介/山風

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	艦種	駆逐艦
	艦型	白露型8番艦

艦娘としての特徴

ダウナーな性格とは裏腹に、駆逐艦の改としては比較的高めの攻撃性能を誇る。短い期間ながら上記の緒戦で功を挙げたのは伊達ではないということだろうか。
21年9月には改二が実装され、更に戦闘能力も跳ね上がった。

改までの山風

運は白露型ワーストだが、火力51雷装82対潜73と、雪風や島風を除く改駆逐艦の中ではトップクラス。対潜値に関して言えば大体の改二を上回るほど高く、レベル80～90台あたりで先制対潜も見えてくる。と、改の中ではかなり強い子。
加えて白露型なので装備によるボーナスが豊富。火力60超えも容易に狙える上に、Ｂ型改四・Ｃ型改二・GFCS電探・火力うｐ機銃と増設も含めて装備をフル活用すれば、なんと普通の性能の駆逐艦の改にもかかわらず火力64雷装88まで上がる。艦これ特有のおとなしい子は実はパターン？おまけにこの主砲はどちらも改修可能なので、一部の改二がヒヤヒヤするほどに昼の実火力が高くなる。
対潜面でも三式ソナーで対潜値+3される装備ボーナスが実装され、対潜10の装備を13へと進化させる。装備面でも先制対潜をかなり行いやすい子である。潜水艦にやられたのに対潜ガチ？といいたいところであるが、逆に潜水艦を砲撃で撃沈させているエピソードも存在する子なのである。
イベント産駆逐の常でドロップ機会には恵まれにくかったが、期間限定で1-3ドロップが追加された。なお、現在もドロップが確認されており、ドロップが恒常化した可能性がある。7-3でもドロップが確認されており、格段に入手しやすくなった。

改二の山風

改二と改二丁のコンバート改装が実装されている。必要なのはレベル83に設計図+戦闘詳報。
改二丁の方が対潜向き……と朝潮や浦風の例から思いがちだが、山風は改二の方が対潜値が高い改装なので注意。つっても改二丁の対潜値も99で82とめちゃくちゃ高いので気にしなくていいレベルではあるが。

改二は夜戦・対潜戦闘向きのステータス。火力は60とそこそこだが雷装が95とかなり高く、夜戦火力は改二水準レベル。加えて99時の対戦値が86とソナー1個でも先制対潜可能な高さにまで引き上げられており、主主ソ・魚魚ソという運用が極めて活用しやすい。
更に内火艇も運用可能で、対地戦闘も可能。改時代からある白露型の恵まれた装備ボーナスとシナジーに加え、改二で獲得した四連装後期魚雷の装備ボーナスもあり、様々な運用が可能である。
ただし改二でも運が10とかなり低め。上限は73と高めなので愛があれば補えるが、そのままでは夜戦火力を持て余しがちである。運を上げることでその夜戦火力を十二分に発揮することができるので、山風ガチ勢の方は是非。

改二丁は対潜面・夜戦火力面を抑えた代わりに、内火艇に加え大発系統や司令部施設の装備を運用可能になった。
ソナー・内火艇・陸戦隊といったような装備で先制対潜をしつつ陸上敵も燃やしにかかるというような運用が可能。道中対潜敵とボスの陸上敵の両面対策がしやすい艦娘なので、輸送連合での適性が高いかも。
火力面では一歩譲るものの、海風改二にかなり近い運用が可能である。同じく大発系を装備可能な江風と同じく、姉妹揃って活躍させてあげたいところ。運改修をしなくても役割を発揮しやすい、という点では改二丁の方が汎用性が高いとも言える。

おんこれ的解説

艦これにおいて白露型で最後に実装された艦であり、イチソニキが満を持して世に送り出した萌殺最終兵器。
海風・江風・涼風らと共に第24駆逐隊を編制し太平洋戦争緒戦では活躍。太平洋戦争初の洋上砲撃戦と呼ばれる1942年1月のタラカン攻略作戦ではオランダの敷設艦プリンス・ファン・オラニエを共同で撃沈。翌2月にはアメリカの潜水艦シャークを砲撃により撃沈。スラバヤ沖海戦にも参戦するなど、実は口火を切るような戦功を立てている艦である。MI作戦にも参加。
しかし同年6月23日。大湊から、姉である海風と合流するために柱島へ出発して7時間後、単独航行中に消息を絶つ。柱島も連絡を受けておらず、誰もこのことを知らず、日本海軍が山風が行方不明だと気づいたのはなんと7月上旬だった。あのさぁ・・・各地に捜索の報を出したが時既に遅しであった。
彼女に何があったかは戦後に判明する。アメリカの潜水艦ノーチラスの雷撃によって撃沈されていたのであった。場所はなんと東京湾近海、千葉県近くの勝浦沖であった。灯台下暗しとはこのことである。
山風の喪失には海軍も反省したらしく、横須賀鎮守府では行動予定を向かう先にちゃんと知らせよう！と注意喚起戦訓として日記に記されたほどである。

余談だが、名前の見た目の似ている陽炎型駆逐艦の嵐との間で配達物の誤発送が多く起きたらしく、これに関しても注意喚起が行われていたらしい。

艦これでは長らく未実装だったが2016年秋イベのドロップ枠で実装。姉の白露に実質的な駆逐艦型初コンプをプレゼントした。いっちばーん！
海風らと共通する改白露型の制服に長い癖っ毛の緑髪が特徴。性格はどこか自虐的でダウナーで人見知り。「構わないで・・・」とは彼女の言葉である。一人ぼっちのままに沈んでしまったからだろうか
しかし育てて改装することで距離感が縮まり、時報でご飯を作ってくれたり一緒に間宮に行ったり、不器用ながらも可愛さが溢れてくる。本当にかまっていないでいると放置ボイスでかまってほしそうな寂しそうな反応を見せたりする。そして轟沈ボイスは艦娘の中でも一二を争うほどのトラウマメーカー、絶対に聞かないような運用を心がけよう
ちなみに海風のことは「少し好き」で江風のことは「嫌いじゃない」とのこと。そしてイチソニキ曰く『少し好き』＝『嫌いじゃない』＝『大好き』。う～んこのツンデレ
と、とにかく保護欲を凄まじく掻き立てられる艦娘。数多の提督が彼女の虜になり、駆逐艦にすら母性を見出していたダメ提督も「守護らなければならない…」とどっかの柔術家みたいに使命と父性に目覚めさせる、ある意味新手のダメ提督更正機である。別の意味でダメになっている気がするが。
その影響は国境を超え、海外では父性に目覚めた提督たちをDadmiralと呼んでいる模様。PPNKかな？また、使命に目覚めた提督たちが山風教を立ち上げる等、早くもその人気は留まることを知らない。また宗教が増えるのか壊れるなあ…
公式サイドからも早くも正月での限定グラフィックが実装される、桃の節句限定グラ、さらに三越コラボでも起用など早くから大車輪の起用回数で山風提督を悶絶させている。特に桃の節句での巫女衣装は「ヤマテラス」「山照大神」「(被)守護神」などと崇められている。だめだこいつらはやくなんとかしないと…。翌年には水着グラも実装された。表情は満更でもない。
二次ではやはり白露型の姉妹、特に江風や海風との絡みは多い。他にも時報で言及されている那智や羽黒、図鑑で言及される加賀などとの絡みが現状見られる。上記の庇護欲を掻き立てられる性質から飛躍してパパと呼んでくるようになる「パパ風」や、オナモミみたいに提督にくっついて離れないようになるなど、別の意味で暴走気味になっている創作も結構ある。薄い本でも背徳感溢れる本からヤンデレからノーマルまで存在感を発揮。
改二は姉の海風や妹の江風に先んじられていたものの、ようやく実装され追いついた。改二のデザインは他の白露型と比べるとケモ耳っぽい髪のデザインはあまり施されていない。代わりに江風のように髪を編み込むようになった。妹とおそろい
図鑑での艦種の方も、海風と同じく改白露型となっている。こっちは江風が白露型のままでおそろいじゃない、なんでや！
表情も改までと比べ、こちらに微笑みかけてくれるようになり、ボイスの方も少し前向きなものになった。後ろ向きだった子が前を見るようになるのっていいよね……