艦娘紹介/潮

Last-modified: 2023-02-01 (水) 01:02:02
アイコン詳細
潮改二.jpg艦種駆逐艦
艦型綾波型10番艦

艦娘としての特徴

改までは綾波型改に準ずる性能。2014年11月と早期に改二が実装されていた。改装レベルも60と比較敵お手頃。奇しくも実装日11/14は潮の就役日であった。
……なのだが、初期の改二というのもあったのか、長らく改二ステータス最弱レベルの存在になってしまった。でも13年の改二に、同じくらい手頃なレベルで現在も通用する時雨改二や夕立改二がいるんですけどぉ!?

どれだけ控えめだったかというと

耐久33火力50雷装80対空74装甲55対潜72運32/80
……と、耐久面では少し強化こそあるものの、改から火力と雷装が+1という誤差レベルの強化しか施されていなかったのであるあんまり過ぎやしませんか!
これがどれだけ弱かったか、と言われると……
・潮改二(当時)
火力50雷装80対空74装甲55対潜72運32/80
・山風(当時)
火力51雷装82対空49装甲48対潜69運8/59
と、改駆逐ではステータスが高い山風が比較対象とは言え改の駆逐艦に夜戦火力で負けてしまっていた。対潜面でも肉薄されている。運も高めとは言えカットインを狙うには微妙な値だし……。高めの対空も装備依存度が高くて大して意味ないし……
山風以外にも多くの夕雲型改が潮改二と同値の火力/雷装であり、改二のメンツも何もなかったのである。さらに、当時は先制対潜なんてものも存在しなかったし、大発が装備可能になったわけでもないので……当時の戦力的評価はお察しください

徐々に追い風が吹いてきたのは改二実装から1年半ほど経った16年4月以降のことであった。おっそーい!
同じくステータスが残念性能であった初霜と同じように毎年のようにステータスの上方修正が成されたのである。それも8回。どれだけ強化されたかと言うと……

これが……近代化改装……

火力50雷装80対空74装甲55対潜72運32/80

火力59雷装83対空79装甲58対潜75運32/90
原型を留めていないレベルで強化された。伸びしろがあるとかそういうレベルじゃないんですよ

と、こんな感じ。
現在の潮改二に目を向けてみると、火力59雷装83と流石に甲型駆逐艦の改二たちには及ばないものの、殆どの改駆逐艦には違いを見せつけるだけの性能にはなっている。夜戦火力は浦風・谷風の丁改と同等程度。
16年に実装された先制対潜システムが潮の価値を大きく引き上げており、高めの対潜値を生かして早期の先制対潜を実現している。入手容易な三式ソナー装備時に対潜+2のボーナスが付くのもいい感じ。
反面、大発系装備や内火艇は装備不可。初霜やヴェールヌイは後から装備できるようになったのに……火力面もTOP層と比べるとやはり見劣りするのは事実。潮のステータスと向き合って、適切な運用を心得たいところ。
また、近年特型駆逐艦の装備のテコ入れが多く、天霧改二実装の際の三連装後期魚雷のボーナス強化、浦波改二実装時の際のA型改四砲実装などが合わさって潮自身も強化されている。特に魚雷のボーナスは改二でないと恩恵にあやかれないことがほとんどなので、なってて良かった改二というやつである。
更に水雷見張員実装により、頑張れば旧キャップである夜戦火力300オーバーを叩き出せることが可能になった。夜偵で更に伸ばせる。
潮本人の特徴としては特効要員としての出番には恵まれている。終戦まで生き抜いた歴戦の駆逐艦でもあり、レイテ沖海戦では志摩艦隊に属していた。更に終戦生存組の1人であるので、同じく特型の生き残りである響と同様に坊ノ岬関係で少々の特効をもらえることもあった。
任務では阿武隈旗艦の一水戦任務、那智戦隊任務の他に第七駆逐隊関係の任務で出番がある。

おんこれ的解説

第七駆逐隊の一人。おっぱい担当。最近は朧も担当するようになってきた。
後述の性格面とは裏腹に、真珠湾攻撃から始まった太平洋戦争*1を戦い抜いて終戦を迎えた、響と並んで数少ない特型駆逐艦の生き残りである。
緒戦ではスラバヤ沖海戦や珊瑚海海戦に参加しており、一航戦・五航戦の護衛や支援を担当。貧乏くじに泣いた曙とは対象的にツキに恵まれた子。
珊瑚海海戦では限界を超える40ノットを出すつもり*2で追っても何故か全く翔鶴に追いつけなかった*3。というエピソードがあったりする。その後、なんやかんやあって瑞鶴の護衛をしていた曙とポジションをチェンジした結果。瑞鶴と一緒にスコールに紛れて難を逃れる。一方曙は翔鶴姉と一緒に、瑞鶴たちが上手いこと隠れている分貧乏くじを引いていた
その後もアリューシャン方面・ガ島方面の輸送作戦・マーシャル諸島方面を転戦。レイテ沖海戦にも曙と一緒に志摩艦隊の一員として参加している。……しかし、この時被雷した阿武隈を護るために艦隊から離れ、結局沈没してしまったものの、生存者を助けることに成功した。その後の多号作戦でも生き抜いたが、相方とも言える曙がマニラでの空襲で被弾・炎上してしまい、なんとか潮が消火、浅瀬へ曳航したものの、その後の追い打ちもあってここで置いていくことになってしまい、離れ離れになってしまう。
その時に損傷を負った潮は、妙高の護衛の後にヒ船団護衛にも参加したものの、その後は主機の修理のために横須賀に係留。この時、第七駆逐隊で一人となっていたところ、霞と響が編入されて3隻編成になっている。霞はその後別のところに行ってしまうが、響とは第七駆逐隊が解隊されるその時まで同僚であった。
結局、そのまま戦うことなく、最終的には予備駆逐艦として終戦を迎えた。装備も全て外されているが、主砲は響に譲っており、爆撃機を迎撃するために潮の主砲が使われていたそうな。

ゲーム内では、コミュニケーションを取ろうとしたら悲鳴を上げるし、初対面で挨拶も早々に下がろうとするなどなんとも臆病な子。一方、補給をしたら近代化改装と勘違いするなどの天然さもある。
そして中破すると、駆逐艦でも屈指のロリ巨乳が解き放たれる。隠れ巨乳ってレベルじゃねーぞ! その一方で戦闘中は頑張って戦っており、仲間のことも守ろうと結構勇ましく、心優しい子でもある。
追加ボイスでようやく補給が近代化改装ではないことに気づき、改二で追加されたボイスでは幾分か自信がついたのか、前向きなボイスも増えた。
そして改二ではついに隠れ巨乳ではなくなり常時巨乳になった。そらこっちのほうが自然よ。でも成長した分ロリ巨乳成分は減った
改二実装後は、水着・秋服・晴れ着・桃の節句・バレンタイン・秋刀魚・周年お祝い・クリスマス・梅雨の時期に、季節グラが実装されている。それも早期に改二が実装されたのもあって、改までと改二で別の差分であるのが基本なくらいである。季節によっては、未改造・改・改二で全部別の限定グラなんてこともある。至れり尽くせりかな?
その結果、元々限定グラ実装数が多いのに加えて差分実装もあるので、曙と並んで艦娘の中で限定グラ数が最も多い艦娘になっている。
さらにdrewネキの絵力の成長や、潮本人の成長?もあり、年々駆逐艦らしからぬ色気を持つようになってきている。個人的にとんでもない色気を醸し出してると感じるのはバレンタイン中破グラ。おっぱいもでかい。あまりにも平均的に色気があるので最近若奥様みたいになってね?とか言われたりする。
ちなみに、第七駆逐隊には漣のうさぎや朧のカニなどマスコットがついてくる事が多いが、潮の場合は主砲である連装砲。単に顔が書いてあるだけかと思いきや中破するとちゃんと目を回すなど、表情が変わる。貴様、生きてるのか……
響に主砲を譲ったというエピソードからか、改二ではいなくなってしまうものの、クリスマスグラでは改二でも健在であり、白ひげを生やしている。
絡みの多いキャラクターはもちろん第七駆逐隊の3人。特に相棒である曙とは鏡のような関係*4で、二次創作でも第七駆逐隊の中でもコンビで描かれることが多い。
基本的にキャラクターの強い曙や漣と比べると、ブレーキ役であることが多いが、強く言えないことも多い。しかし芯はかなりしっかりしている風に解釈されることも多く、怒らせると七駆で一番怖い・強い立場の子だったりすることも結構ある。
その他、割とストレートにツッコミを入れることもあれば、天然をかますポジションだったりもする。
他にはレイテ沖海戦で共に戦い、最期を看取った阿武隈や、緒戦で護衛していた五航戦の二人、同じ特型の生き残りであり、第七駆逐隊最後の同僚でもあった響とのお話が多め*5
提督のことを一途に慕っているお話もあったり、近年獲得した妙な色気も相まってそっち方面でも強め。おっぱいが大きいのでもちろんそっちも運用されている。その一方、押しが弱い性格というのもあり、なし崩しックスや無理やりックスとかも結構あり、結構かわいそうな目にも割と頻繁にあっている。

余談であるが、「潮」という名前の影響で、ちょっとした弊害も起こってしまっている。というのも、このゲーム……というか実際の駆逐艦の艦名に「潮」と名がつく艦が山ほどいる
そもそも駆逐艦型に朝型というのがいるし、他の艦型も含めると朝・大・満・荒・黒・親・早と潮被りを起こしてしまっている*6
この影響で、pixivなどのサイトで二次創作を探そうとして「潮 艦これ」と入力して検索したら、朝潮とか大潮とかの名前被りの艦や、朝潮型などの艦型用のタグが検索で引っかかってしまう
じゃあ、これを回避しようと「潮(艦隊これくしょん)」で検索しても、黒潮(艦隊これくしょん)とか親潮(艦隊これくしょん)などのタグが引っかかってしまうどないせーっていうんですか!


*1 この時、漣と一緒にミッドウェー島を砲撃したのが潮だったりする
*2 最大でも38ノットと言われているが、そもそも改修した結果34ノットが関の山だったそうな
*3 実際は荒れた海で速度が出ず、最大34ノットの翔鶴にどんどん引き離されていった、という話だとか
*4 臆病な面もあるが、心優しく素直な潮と、強気で根は良いやつだが素直じゃない曙、という感じ
*5 この二人に加えて、わずかながら所属していた霞を含めた3人は「末期七駆」と呼んだりするそうな
*6 さらに、未実装の駆逐艦に夏もいる