新天地 リフェアスの発見

Last-modified: 2019-04-30 (火) 12:47:37

超飛躍ロケットの開発 1

新ポード暦(憶暦)2145年、第1惑星資本国家スェクトの研究者が星系連合からの資金援助を受け超飛躍型ロケットの開発に乗り出す。超飛躍型ロケットとはファリグ力のエネルギーを核爆弾で増大させるという古典的な方法が採られていた。理由としては核爆弾に必要な物質を資本各国が多く保有していたからである。2100年頃は第一次星系戦争からn百年経っていたものの、戦争後にとられた経済選択によって資本を選んだ国家の一部は未だポードで発展しない経済市場体制の煽りを受けて体制が崩壊したため、戦争後の復旧が遅れた。共闘勢力や軍国勢力、生産第一主義などのポードで馴染みのある思想と並んで、経済選択によって誕生した新たな思想の共産主義や権威主義という思想の国家が覇権を争っていた。
そんな中、星系総会は主義と思想の違いによる経済格差に危機感を持ち、当時共進主義に反対的な思想を持っていた星系総長
(共進主義は資源を多く保有していたものの、大戦後の混乱から自国を引き離す為資源の輸出を避けた。)は、大戦後から躍進する共産主義と権威主義に目をつけた。両勢力は共進各国から圧力を受けたり、資源の輸出を渋られるなど共進と関係は悪かったため、反共進派であった星系トップに協力した。2143年から2年間、星系総長と星系総会の共産党とポード総力党の党首による極秘会談が行われた。しかし、前述の通りどちらの党も誕生から間もない為議会での力も弱く、共進から資源を輸出させ星系全体の経済を回す為の決定打となる方法を見出せなかった。そこで星系総長は経済が発展していない資本主義に華を持たせることで共進主義に資源輸出を促すという方法を発案し、三者は合意に至った。
2145年、第1惑星の資本国家スェクトに多くの資源などが引き渡された。これらは全て共産圏などから分けられたものであった。資本勢力で最も強く、科学立国であったスェクトには華を持たせるのに最適だと考えた。

超飛躍ロケットの開発 2

超飛躍ロケットは共産各国の援助がありわずか5年で完成した。最初のロケットの出力計測は第1惑星チェード汗国の砂漠で行われ、これまでにない値を叩き出した。
超飛躍ロケットはこれまでの三者密談の中ですでに使用先が決まっていた。超飛躍ロケットの開発理由には、共進各国の説得と数年前に発見された新たな惑星への訪問探査だった。これまでポードの惑星間移動技術は惑星間の重力を調節しながら移動する磁力船、コロニーに建設された宇宙港を利用していたが、それだと一気に2つの星を超える移動などはできなかった。しかし、今回開発された超飛躍ロケットを使用すれば星系外への移動も可能になる。ということで探査に使用されることとなる。

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