プーリップ/ボディ

Last-modified: 2013-10-05 (土) 02:11:53

このページについて

主にプーリップのデフォルト(ボディチェンジなど全くしていない)ボディについて取り扱う。
現時点で4種類のボディが出回っている。
プリプ者の内では一番最初の初期ボディを1stボディと言い、以降2nd・3rdと続いている。
2009年1月~は最新の4thボディに変更された。
また、ヘッド部分もボディと同時か多少ズレて変更が行われている。
ヘッド部分に関しては、プーリップ/ヘッドにて説明している。


ページ内目次

ボディの種類と詳細

比較・検証まとめページでは、
写真付きでの詳細なボディの比較がなされています。

1stボディ(2003.7~2003.12)

2003年7月発売「WIND(ウインド)」~2003年12月発売「withered(ウィザード)」までが1stボディとなる。
(2003年発売プーリップの全て。)
マーミット製のボディを採用。
特徴としては、ボディあちこちにあるネジ部分が大変目立つボディで
構造上の欠点として、太もも部分のパーツが段々割れてくる仕様。
また、プラスチック素材なので、プラスチックのものと一緒に置くと溶解・癒着してしまうという
問題が多くあるボディであった。

1stbody1.jpg

公式ページ(AGA)より以下引用

‘マーミット’社ボディ、短い上半身とセクシーな胸が特徴、下半身が長い

2ndボディ(2004.1~2005.6)

2004年1月発売「Venus(ヴィーナス)」~2005年6月発売「paja(パジャ)」までが2ndボディとなる。
(尚、2004年4月発売のエンジョイキャロル(12体限定)のみ1stボディとなる。)
可動部分は首関節・肩関節・肘・手首・腰・足関節・膝関節・足首関節 となる。

オビツ社製のソフトボディと見た目や可動部位がとても似ているのが特徴。
唯一「首かしげ」ができるボディとなり、他のボディと比べ表現力に力を入れている。
胴体部分のみラバー素材なので、座らせていると少しぐにゃっとなる特殊なボディでもある。
また、胴体部分は素材の関係上色移りしやすく、胴体部分が腰からはみ出るといったトラブルも多々あった。

2ndbody1.jpg

公式ページ(AGA)より以下引用

ジュンプランニングボディー、上半身(胸部)がソフトなシリコンになっており、リアル感が特徴

W字型に座ることが可能.

3rdボディ(2005.7~2008.12)

2005年7月発売「Lan(ラン)緋/藍」~2008年12月発売の「Adsiltia(アドシルティア)」までが3rdボディとなる。
可動部分は肩関節・肘・手首・腰・足関節・膝関節・足首関節 となる。
(首部分も可動するが左右に軽く程度)
3rdボディからかなりのフルチェンジがされ、全体的に華奢なボディへと改良された。
このボディ改良のお陰で、1st・2ndと比べて比較的アウトフィット選びが楽になった。
また、今までのボディと比べてポーズを付ける際間接がギシギシ音を立てる傾向がある。(個体差あり)
ネジ部分は背中のみと比較的目立たなくなったが、
特に手首部分に難ありで、もろく壊れやすい欠点がある。

3rdボディ一例:翠星石のボディになります

公式ページ(AGA)より以下引用

ジュンプランニングボディー、美しくスレンダーなシルエットが特徴

4thボディ(2009.1~)

2009年1月発売の「Neo NOIR(ネオノアール)」より4thボディとなる。
可動部分は肩関節・肘・手首・腰・足関節・膝関節・足首関節 となる。
3rdと比べ、より女性らしい綺麗なボディラインになり肩幅が若干狭くなっている。
また、手首と膝の関節の仕様が変更され、腕部分が3rdと比べ若干長くなった。
(手首はダルのデフォルト仕様に近い。)
バッグを持てる「握り手」がオプションで付くが、付属品にバックなどが付くモデルのみの採用となる。
座った時、膝の間が開なかなくなり、ウエストのジョイントがなくなった為見た目と姿勢が綺麗になった。
上半身はアンダーバストの関節で可動となり、3rdと比べ自然なポージングが可能に。
また、背中のネジがなくなったなどの特徴がある。

問題点としては、座らせる時に背もたれがないと不安定で倒れやすい点が挙げられる。
(3rdまでは背もたれがなくても楽に座らせられる)

4thbody1.jpg

おおよそのボディサイズ

プーリップ公式サイト(AGA)より引用してあります。
サイズはおおよそで、単位/cmとなります。
公式サイトでの告知サイズですが、あくまで参考程度としてどうぞ。

ちなみにプーリップ公式サイト(AGA)はリンク集にあるので、そちらより
メニュー内のInformationからFAQを選択すると詳細画像が出ます。

1stボディ

参考写真がウィザードなので、恐らく1stボディ+1stヘッドの詳細になるかと思います。

全長(頭含む):31cm

スリーサイズ:B11/W7/H10.5cm

頭周り:24cm

首周り:3.5cm

肩幅:3.7cm

背中(服の長さ):4.7cm

袖長さ(肘):3.3cm

袖長さ(手首):6.4cm

スカート長さ(膝):9cm

スカート長さ(つま先):17.1cm

足の長さ:14cm

足の周り:7cm

足の大きさ:3cm

足幅:0.9cm

2ndボディ

参考写真がプレッツァなので、恐らく2ndボディ+2ndヘッドの詳細になるかと思います。

全長(頭含む):32cm

スリーサイズ:B11.5/W8/H11cm

頭周り:24cm

首周り:4cm

肩幅:4.4cm

背中(服の長さ):4.5cm

袖長さ(肘):4cm

袖長さ(手首):7.8cm

スカート長さ(膝):9.5cm

スカート長さ(つま先):17.5cm

足の長さ:13.2cm

足の周り:7cm

足の大きさ:2.9cm

足幅:0.9cm

3rdボディ

参考写真がアクエルなので、恐らく3rdボディ+3rdヘッドの詳細になるかと思います。

全長(頭含む):30cm

スリーサイズ:B10.5/W6.4/H11cm

頭周り:24cm

首周り:3.6cm

肩幅:4cm

背中(服の長さ):4.2cm

袖長さ(肘):3.5cm

袖長さ(手首):7.2cm

スカート長さ(膝):9.5cm

スカート長さ(つま先):17cm

足の長さ:13.5cm

足の周り:5cm

足の大きさ:2.15cm

足幅:0.8cm

4thボディ

参考写真がカエラなので、恐らく4thボディ+4thヘッドの詳細になるかと思います。

全長(頭含む):31cm

スリーサイズ:B9.6/W6.6/H10.6cm

頭周り:24cm

首周り:3.9cm

肩幅:4cm

背中(服の長さ):4.7cm

袖長さ(肘):3.5cm

袖長さ(手首):7.2cm

スカート長さ(膝):7.6cm

スカート長さ(つま先):16.7cm

足の長さ:13.6cm

足の周り:7cm

足の大きさ:2cm

足幅:0.8cm

デフォルトボディの流用

例えば、1stボディを3rdに変更するカスタムを行う場合もある。

 

pulliphikaku14.jpg
pulliphikaku15.jpg

 

写真のように各々によって、ボディの首周りの太さやフェイスの穴の大きさが違うのでご注意あれ。

 

表で説明すると、

1stフェイス2ndフェイス3rdフェイス4thフェイス
1stボディ××
2ndボディ×
3rdボディ×
4thボディ×

縦列がボディの種類、横列がフェイスパーツの種類となります。

  • ◎…特に問題ないもの(デフォルト×デフォルトなど、全く接続部が気にならない程度)
  • ○…特に加工が必要ないもの(接続部があまり気にならない程度の状態)
  • △…簡単な加工が必要なもの(輪ゴムやパテなど使用の必要あり)
  • ×…大きな加工が必要なもの(輪ゴム程度ではかみ合わせが難しいもの)
     

2ndボディが使われたプーリップを、3rdか4thに変更する場合
2ndボディの元の首の太さある為(ヘッド側の穴が大きいため)かくかくしやすいです。
気になる様なら、はめ込む部分に布やティシュを巻いたり輪ゴムを填めたりし太さ調整してあげれば
かくかくしにくくなります。

反対に、3rd・4thボディが使われたプーリップを、2ndに変更する場合
3rd・4thボディ元の首のが細い為(ヘッド側の穴が小さいため)そのままだと入らず拡張する必要がでてきます。

ボディ単体の入手方法

ボディのみ必要だったり、欲しい場合も出てくるかもしれない。
そう言った場合の参考程度にどうぞ。

0.オークションで探す。3rdなら一番手に入りやすいかも。

1.店舗でのバラ売り探し。

2.大規模なドールイベントなら販売されている可能性あり。

3.知人から譲り受ける。

4.2ch取引スレやフリマなどで募集かけて個人で取引。ただしオークションよりリスクは高い。

5.新品買って追いはぎ。

NEW! 6.公式オンラインショップ等で購入(2013年9月~)ただし4thのみ。色数は現状少なく値段も高い。

ボディの色移り・黄変

デフォルト及び他のOFや靴などを長時間プーリップに着させることによって起こる現象。

白や淡い布地では余り無いが、黒や紺などの濃い色のOFだと色移りすることが多い。
特に数年前に発売された子を、未開封新品で手に入れたり
オークションなどで一切着替えていない子を落札しお迎えする場合は注意。

 

簡単にだが、パッケージ段階(未開封)で色移りしやすい箇所などを箇条書きにしてみました。
参考までに。

  • 濃い色のOF
    黒や紺などの色が一番の危険因子。
    布自体は染色により色を付けているので、白以外の色ならば色移りする可能性はあるので
    黒や紺のOFではないからといって色移りしない訳ではないので注意。
  • 肩や脇の下~腰にかけて、股付近、足など
    ここ1年ほどに発売されたものは、パッケージ時より色移りしやすい箇所に
    ビニールを巻く・靴下などは別にパッケージされているなどの工夫はされているが
    それ以前のもの(大体2007年頃まで)は上記の箇所に色移りする危険性がある。
    肩や脇下~腰にかけては、固定時にどうしてもOFが密着しやすい場所になり
    股付近は、ドールにより黒のパンツや色ものタイツなどを穿いているものがいるため
    そういったドールは色移りしている可能性がある。
    また、足に関しても靴下が穿かされたままパッケージされているもので
    濃い色のものは色移りはほぼ確実にある。
  • 針金部分
    パッケージされている時に、固定されている針金の部分も
    実はデフォルトのOFが密着し易いために比較的色移りの可能性が高い。
    余り色移りしないような色でも、針金部分は色移りすることもある。
 

また、お迎えしてある程度年が経つとドールの色が黄ばんだり、色が変わってしまったといった状態になることもある。
(経年変色や黄変)
そういった場合にも下記の内容(色移りした際の対処方法の欄)を実行するとマシになる場合もある。

色移り防止、予防方法

  • 買ったらすぐOFを脱がせる
    基礎中の基礎。
    ついでに色移りもチェックできる。
    箱に入っている時間が長い程、色移り率は高くなる。
    色移りが気になるなら、箱入り娘にする前に一度箱から出すこと。
  • 濃い色のOFは長期間着せない
    デフォルトOFであっても、既製品や手作りであっても長期間の着用は色移りの危険性は高い。
  • OFに裏地を付ける
    既製品のOFや個人制作のOFに裏地を自身で付ける方法。
    面倒かもしれないが、ボディをダメにするよりマシかも。
  • 前身タイツ・下着を着用する
    どうしても濃い色のOFを使って長期間飾りたいと言うのであれば
    前身タイツ(ボディスーツ)などのOFをOF下に着用後、着せる方法がある。
    白などの下着などを作ったり購入して着せる手も。
  • ボディにラップを巻く
    OFに裏地をつけたり、タイツや下着を着用するよりか楽な方法かもしれない。
    台所用のラップで良いので色移りしそうな所に先に巻いておくという手。
    余談だが、4thボディが出始めた頃からドール出荷時にラップのようなものがぐるぐる巻きにされている個体もある。
  • つや消しスプレーなどのスプレーを吹き付ける
    あくまで予防策でしかない。気休め程度と言われている。

色移りした際の対処方法

  • ボンドパック
    一番簡単かつ、軽い色移りなら取れる方法。
    普通のボンドを色移り箇所に塗り、2日ほど放置。
    固まった所でボンドを取るという方法。
    1度では取れない場合もあるので、何度も根気よくする必要がある場合も。
    これで取れれば安心。
  • 削る
    色移り箇所を削る行為。
    カッターやヤスリなどで削り、ヤスリやメラミンスポンジなどで整える。
    比較的浅い色移りなら、メラミンスポンジを擦る程度で取れる場合も。
    メラミン<ヤスリ<カッター
    と行った具合で使えばいいかも。
    削った後はつや消しスプレーなどでスプレーをすると綺麗になる。
    削るため、最悪手足の場合細さが左右非均等になったりする。
  • うすめ液、プラモ用リムーバーなど
    メイクを落とす際のうすめ液を使って落とす方法。
    こちらもどちらかと言うと浅い色移りに有効。
    リムーバーもプラモ用なら使える。(ネイル用はドール自体が溶けるので注意)
  • サーフェイサー
    模型などの下地塗り用のスプレーのこと。
    肌色系の色が多い為、肌色変えに使うことも。
    2~3種類色があるので、大まかだが色は選べる。
    色移りが深く、削っても色が落ちない場合などの最終手段と言っていいかもしれない。
    問題点としては、種類が少ない為元の色と同じ肌にはならないことと
    ボディには扱いづらい(可動部分にかかると動き辛くなったり、一度分解して吹き付ける必要がでてくる)
    ことが上げられる。
    どちらかと言えば、ヘッド部分の肌色変えや色写り消しのみの使用が好ましい。

上記方法でも取れない場合は、ボディならボディ交換がお勧め。

その他Q&A

簡単に纏めてみました。

  • Q:スタンドなしでも自立できる?
    A:実はプーリップシリーズは自立できます。
    スタンドが付いており、頭が大きいので難しいと思われますが
    元々は自立できる使用になります。
    ただ、3rdボディからはボディが大変華奢になり色々と不良品が多くなった為か
    中には自立が難しいドールもあるようです。
    底がしっかりした靴を履けば足が安定して自立できる場合もあるようです。
    1st・2ndボディは比較的楽に自立できます。
  • Q:ボディの関節がギシギシ言います(3rd)
    A:一言で言えば仕様。
    個体差もあるが、間接を動かす際にギシギシ音がなったり
    間接が固いのは仕様としか言いようがない。
    どうしても気になると言うなら、一度パーツを引っこ抜いて曲がる角度を把握するなど方法がある。
  • Q:ボディの間接がとってもゆるい
    A:こちらも仕様としか言いようがない。
    プーリップの場合、間接の固さにはかなり個体差がある。
  • Q:ボディの一部分(足・手など)が折れた
    A:大まかな方法は以下。
    ・固定する
    元々上下に少し動く位で稼動範囲広くないから、固定してても問題ないない。
    ボディはどこまで動くか、曲がるかを個体差も含め、
    あらかじめ把握しておけば、怪我させる危険が減ると思うよ。
・他のデフォルトボディや、他社ボディに変更する
ジャンク品だと安く手に入る場合も。
初期不良の場合のみ、販売元に電話すると対応して貰える。
(ただし購入を証明するもの(レシートなど)が必須。)
オビツの場合だと、一部分のみ(足首や腕のみなど)を変更するカスタム方法もある。
  • Q:2ndボディの胴体部分(ソフビのような柔らかい部分)が出てしまった
    A:直立状態ではめこんで、瞬間接着剤を爪楊枝の先に少しつけて
    隙間から数カ所とめてあげればなんとかなる。
    胴体が腰からはみ出てしまうのは2ndの特徴・仕様とも言えるかもしれない。

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