このページについて
自作アウトフィットを扱うページとなる予定です。
主に初心者向けな内容で、既に型紙が掲載されている本を所持している人向けの説明になっております。
(理由としては、編集者が自身で型紙を作れるほどの力量を持っていないことと、
型紙を持っている前提での説明の方がより初心者向けだと判断した為です。)
ですので、プーリップやダル専用とは行かなくとも、何かしらの1/6ドール向け型紙本を所持していることを
前提としての内容になりますこと、先にご理解頂けると幸いです。
ページ内目次
自作する前に必要なこと(道具編)
最低限必要な道具を列挙します。
自作する前に必要なこと(用語編)
一度でも本などの作り方説明を見た方はわかるかもしれませんが、洋裁などの専門用語などが良く出てきます。
作る気があっても、まず「用語がわからないから作り方がわからない」人が多いかと思うので、
この項目では主に良く出てくる専門用語の説明が中心となります。
- ギャザー(ギャザーを寄せる)
主にスカートを制作する際に必ずといって良いほど出てくる用語。
布を縮める(くしゃっとさせる)作業の事を指す。
ギャザーの寄せ方は、ギャザーを寄せたい部分に糸を通し、その糸を引っ張って布をくしゃっとさせる。
糸は1本では上手く行かない事が多いので、2本通して2本共引っ張って寄せる方がお勧めかもしれない。
初心者さんにお勧めな本・雑誌やサイト
お勧め本
当ページは何かしらの型紙本を所持されている方向けで、あくまで補完程度の内容となるので
やはり当ページだけでは色々と説明が難しい点が多々あるかと思います。
ですので、一生モノ?にもなるお勧めな本をこちらの項目で紹介させていただこうと思っております。
ドール用の型紙本で、かなり丁寧な本は非常に少ないのが現状ですので
そう紹介できる本は多くありません。
また、ドール関連本は型紙本に限らず、再版がなく絶版になりやすい傾向があります。
一部絶版本も取り扱っているのでその点ご注意下さい。
※括弧内の年数は発売年となります。
- はじめてのドール・コーディネイト・レシピ~お人形服作りの基本とコツ~(2008)
2008年12月末に発売した、比較的新しい雑誌。 タイトル通り、初心者向けの内容となっている。 プーリップシリーズ専用ではないが、ドール向けのわかりやすい書籍や基本向けの本自体が少ないので かなりお勧めする。
比較的サイズが近いドールの型紙も載っているので、全く使えない訳でもない。 (微妙にサイズが違うので、型紙通りに作ってもしっくり来ない可能性もある。ご注意を。) また、専用ではないが「掲載型紙を訂正する」ことでダル用のアウトフィットが制作できる という説明がほんの少しある。 (あくまで掲載型紙のみで有効な話なので、あまり期待はしないで下さい。) ------------- 書籍データ ------------- 出版社:グラフィック社 サイズ:B5変形判/並製版 本体価格:1,500円 (税込)
- リカちゃん (No.12) (Heart warming life series―わたしのドールブック)(2003)
タカラトミー社から発売されている「リカちゃん」向けの型紙本シリーズ。 このNo12の他に様々なテーマで型紙本が出されているが、このNo.12が一番初心者向けでわかりやすい。 各工程を写真で説明があるので、大変丁寧な内容となっている。 プーリップにも使えなくもないが、どちらかというとドール本体サイズが近いダル向け。 現時点で絶版になっている残念な本。 ------------- 書籍データ ------------- 出版社:日本ヴォーグ社 サイズ:単行本 本体価格:1,200円
ちなみに、プーリップ専用の雑誌であるラブリープーリップマガジン(現在絶版)や
特集として型紙が掲載されたKERAマニアックスなどの、過去にプーリップ専用の型紙が掲載された本や雑誌の
型紙は初心者向きとは言い難い内容です。
これら雑誌を初心者さんが手にとっても、意味がわからない可能性が高いので
上記初心者向け雑誌を参考・応用して制作することをお勧め致します。
※過去に型紙が掲載された書籍や雑誌は書籍類ページにある程度紹介があります。
お勧めサイト
- お人形服制作講座*手作りぬいぐるみ服
http://ameblo.jp/neo-c/
漫画や写真もあり大変わかりやすいサイト。
初心者向けの洋裁講座になるので、1/6向けの型紙などは掲載されていない。
どちらかと言えば、全くお人形服を作ったことのない超初心者より
ある程度作ったことがある人や、作り方のコツを知りたい初心者(作り始めた方)向け。
Q&A
- Q:手芸は苦手な私でもできますか?
A:愛があれば問題ないと思います。 カスタムにも言える事だが、自作アウトフィットもある程度作るとどういったものかわかるもの。 経験者としては、あーだこーだ言ってやらないより、 下手でもいいから思い切ってやってみる事が大事だと思う。 ミシンが無くて全て100円ショップで買った道具で作ろうが 手芸がとっても苦手で、中学の家庭科の点数が低かったとかそういった御託は関係ありません。 兎に角人形に対する愛と、作る気力さえあればなんとかなるもの。 特にプーリップやダルは服難民(既製品などで合う服が殆ど無いドールのこと)ではないので 専用の型紙でなくても何とかなります。 そう言った意味でもOFを作りやすいドールに入るので、折角やる気があるならやらないでどうする と言いたいです。
- Q:ミシンを買った方がいいですか?ミシンのほうが綺麗にできますか?
A:時間がかかるという欠点はありますが、手縫いでもきちんと作れます。 縫い目などもある程度やってると綺麗な縫い目になってくるので、 細かいことはあまり気にせずどんどん作ってみてください。 経験者から言わせて貰うと、正直手芸なぞ「慣れ」が一番大事かと思います。
- Q:型紙が無くても作れますか?
A:出来を気にしない、あくまで練習用にと言うのであれば、人形本体から適当に型紙を制作する方法も。 知識もなく適当に作って、服を作ると言うことはどういうものかを自身で体験できる。
- Q:ジェニー(リカ)ちゃんなどの、同じ1/6ドール用の型紙は使えますか?
A:プーリップならジェニー、ダルならリカちゃん向けの型紙がお勧め。 リトルダルプラスならプチブライスもいける。 (旧リトルプーリップやリトルプーリッププラスだと厳しいかも。補正の可能性が大変高い。) あくまでボディサイズが近いだけであって、細かいサイズは違うので デザインなどにより作ってもしっくり来ない場合や、多少の補正が必要な場合もあります。 ジェニーやリカちゃんと比べてプーリップやダルは華奢なので、型紙通りに作ると 胸や腰がブカブカだったり、袖の丈が長い・短いといったことがあるかもしれません。 そう言った場合、気にしないか自分で補正して再度作るなどといったことが必要になるかもしれません。
- Q:他のドールの型紙でいいデザインがありました。コピーで縮小(拡大)して使えますか?
A:拡大縮小するだけではそのまま使えません。 例えばSD向けの型紙を1/6サイズに縮小してそのまま洋服を作っても、細かい所のサイズが合わなかったり 不格好になってしまうので、ある程度の補正(型紙修正)が必要になってくる。 特に大きいものを極端に小さくしたり、小さいものを極端に大きくしたりするほど、補正箇所が多くなる。 例えば、リカちゃん向けの型紙を拡大してジェニー向けへ流用するといった多少の違いでも 補正は必要になってくる場合もあります。(デザインにもよるし、好みなども影響してくるかも) 安易に、「拡大縮小で完全に使えるものになる」といったことは考えない方がいいかもしれません。