ラクーンシティの地区及び施設など

Last-modified: 2024-02-05 (月) 02:27:14

主要施設

市庁舎

ラクーンシティ中心部に位置する街の心臓部であり、行政の中心。
アンブレラの援助によって建造され、庭には現市長のマイケル・ウォーレンの像が立つ。

1998年9月23日から発生した「ラクーン崩壊事件」に於いても市長が真っ先に脱出した中、残留した市職員等によって25日まで業務が続行され、現場R.P.D.職員と協力しての市民の避難計画を行っていたが、26日のゾンビの大群による襲撃を受け壊滅。市職員の殆どが死亡し、その機能を喪失する。

ラクーン警察 - R.P.D. (Raccoon Police Department)

街の中央部に位置する市警察。署長はブライアン・アイアンズ。以前美術館だった建物を市が買い取り、警察署として改修した。その為、警察署に見合わぬ豪華さとその名残が見られる。また設備の旧式であり中々に不便である、近年においては新しく新式の設備を備えた「ラクーン警察分署」が建設されている、が現在においても中心はこのラクーン警察署であり事件の中においても混乱による指揮系統、権限の所在が不明となる自体が多発し、またラクーンSWATと呼ばれるS.T.A.R.S.の後続となる選抜警官隊を有しており、また資金面の潤沢さから地方警察にしては極めて豪華で有力な装備を備えていたが、度重なる混乱と武器弾薬の分散配置による殆ど有効活用することなく度重なるゾンビの襲撃により最終的には破棄されることとなる。
またラクーンSWATなど人材面でも優秀な職員が多く居たものの多くは署長の無意味な配置計画に基づき、必要な地区に人材が足らず、27日における選抜警官隊の全滅に至るまで殆どまともな組織的行動が行われなかったために24日~市民の避難は絶望的となった。

ラクーン警察分署

ラクーン警察より少し離れた位置にあり、下水道からアンブレラ製薬工場に侵入できる。
新規に建設された為か、設備、構造ともに近代的であり暴徒対策に正面玄関においては頑丈な防火シャッターを備えている。
分署長は「ジョン・アイアンズ」アイアンズ署長の親戚にあたり、署長に比べて無能でやや頼りなさ気な男。
「ラクーン崩壊事件」に於いては、本部とは協調がとれず24日には署長の指示により裏手のアンブレラ製薬工場への調査が計画され、25日に軽武装の調査員が突入するも既にゾンビの巣窟となっており、全滅。
26日には本部と同じく大規模なゾンビの襲撃を受けるが、設備と建物の堅牢さから大きな被害を出さずにこれを防ぐが、署内に匿っていた負傷者(多くは市民)が発症し、その戦闘でほとんどの署員を失いその機能を損失した。

ラクーン総合病院

街の北部に位置する市内に2つある総合病院の一つ。
アンブレラの出資で設立された、最新の医療設備が設けられており高度な医療行為にも対応した近代的な病院。
在籍する医師も優秀であり、独自で奇病の正体をウィルスによる感染症と見抜きウィルス抗体の研究を完成させる者もいた。4FからB4Fまであり、地下には下水道が繋がっている。
9月26日の時点で発症した患者との戦いで医師と職員の大半を失いその機能を実質的に失い、最終的に証拠隠滅を任務とする監視員の手によって爆破された。

ラクーン市病院(ラクーン記念病院)

街の南部に位置する市内に2つある総合病院の一つ。
此方は総合病院とは異なり、アンブレラの出資で設立されていない。また医療設備も旧式であったが、此方も総合病院ほどでは無いものの在籍する医師は優秀であり、バイオハザードの大規模発生に至るまで最善を尽くして医療活動を行った。
構造は4FからB1Fまでである、屋上に掃除用のゴンドラを備えている。
また電子面においては総合病院とほぼ同等かそれ以上であり、必要ならば街中の各機関の情報ページにアクセスすることも可能である。
9月25日の時点で既に病院の機能はパンク寸前であったが、隔離病棟に隔離していた感染者らがほぼ同時に発病し、午後の時点で病院のほぼ全ての職員、医師を失いその機能を完全に喪失する。

ラクーン消防署 - R.F.D. (Raccoon Fire Department)

ラクーン市内を管轄とする消防署。バイオハザード発生後、市内各所で発生した火災に対処した。
9月25日の時点までは正常に機能していたものの、キャパシティを超えた事態を前に組合としては崩壊した。

組織として崩壊した後も僅かに生き残った職員らによる救助活動は継続された。

セントミカエル時計塔

路面電車の沿線に位置し、ラクーン総合病院の隣にある大きな時計塔。街の名所として、絵葉書にもなっている。塔内には礼拝堂のほかに寝室や食堂も併設され、修道士や修道女が住み込みで詰めており、教会としての役割も担っていた。

U.B.C.S.による救助計画における集合地点とされ、わずかに生き残ったU.B.C.S.隊員らが命からがらたどり着いている。
9月27日の時点までは僅かに生き残っていた市民達の避難場所とされていたものの度重なる襲撃により殆どが散り散りになるかゾンビの餌食となった。

ラクーン市立公園

セントミカエル時計塔の裏手に位置する市営公園。墓地も存在する園内は豊かな水に溢れて整備が行き届いているが、林道の奥には閉鎖された鉄門が存在し、立ち入り禁止となっている。
バイオハザードの発生後(9月24日~9月27日まで)避難民の避難場所として利用されていたがラクーン総合病院が9月26日にその機能をほぼ喪失、またセントミカエル時計塔が9月27日の未明に大規模な襲撃を受け、市立公園も27日の午後には感染者の襲撃を受け、避難民の殆どが死亡または感染した。

ラクーンスタジアム

ラクーンシティ唯一のスポーツ施設のスタジアムでアップタウンの西に位置する。
9月24日の昼に観客の1人がゾンビ化して50人余りを負傷させた結果、皆がその場で暴徒化。被害者の中には市外から試合観戦に訪れたファンも多数存在したため、アンブレラの予想をはるかに上回る感染爆発に繋がってしまう。これが、ラクーンシティ最初のバイオハザードとなった。

ラクーン大学

ラクーンシティの唯一の大学で、数々の優秀な卒業生を輩出している。建物は第二次世界大戦前に日本人建築家が設計した館であり、構内にはラクーンシティ出身の芸術家の作品などが飾られている。また、構内の実験室では同大学のグレッグ博士の手で密かにT-ウィルスや独自B.O.W.の研究が行われていた。河川に隣接しており、簡易な桟橋がある。地下には、下水施設や地下鉄の旧引き込み線も存在しており、排気塔へ繋がっている。
4年前に大規模な改装がされており、事件発生当時もまだ一部改装途中で、機材が残ったままであった。
市内から比較的離れた立地である為に、襲撃をほとんど受けなかったもののハンターαなどの危険度の高いB.O.W.が闊歩している。

民間・商業施設

ケンド銃砲店 (KENDO)

フラワー通りに面し、警察署の隣にある銃砲店。店主はロバート・ケンド。S.T.A.R.S.隊員達との親交が深く、カスタムハンドガンの納入なども行っている。
災害発生時には善意で銃火器を市民に無償配布を行い9月26日には人脈を生かして自警団を組織し、現地のR.P.D.職員と協力して周辺地区の制圧、安全維持の為のバリケード構築、市民の救助活動などを行っていた。