Starminx2 解法
外見こそStarminx 1 と全く同じですが、難易度はこちらが圧倒的に高くなっています。
回転の層が深いため全102個のパーツがセンターを持たず自由に動き回り、それでいて1手で大量のパーツ(20 or 41)が移動する鬼畜仕様。Deep-Cutパズルの基礎であり、かつお手本のようなパズルです。
パーツの名前、および中列回しの回転記号は図のように定めます。
その他の回転記号はMegaminxに準じます。
※赤い線で囲まれた面がU面です。
Curvy Starminx についても、このページで解説します。
Sterminx 2 にコーナーパーツを足した構造をしているため、似通った解法が使えます。
コーナーを揃える(Curvy Starminxのみ) 
コーナーパーツの位置と向きを揃えます。手順はMegaminxのコーナーと同様です。
エッジを揃える 
3点交換を繰り返し、エッジをすべて揃えます。
D面から上に上がるように揃えると効率的です。
① R' L R L' /逆:L R' L' R
② R L R' L' /逆:L R L' R'
③ R' L' R L /逆:L' R' L R
※水色の面は水色に、黄緑の面は黄緑に移動します。
※図はF面を手前に、U面を上にしている状態です。
上から2段目 
M' (R' L R L') M のような手順が有効です。
最後の1面 
向きを揃える(水色の位置のエッジが反転します)
① R' L R L'
② R' L R L' U R' L R L'
③ R' L R L' U2 R' L R L'
位置を揃える 
① R' L R L' - L' B L B'
② R' L R L' - B L' B' L - B' F B F' /逆:F B' F' B - L' B L B' - L R' L' R
センターを揃える 
3点交換を繰り返し、センターをすべて揃えます。
D面から上に上がるように揃えると効率的です。
① L' B L Bo L' B' L Bo' /逆:Bo L' B L Bo' L' B' L
② L' B L Bo' L' B' L Bo /逆:Bo' L' B L Bo L' B' L
インナーを揃える 
3点交換を繰り返し、インナーをすべて揃えます。
手順は、手数が少なく安定しやすい以下のものを使います。
① bo2 B2' bo2' M bo2 B2 bo2' M' /逆:M bo2 B2' bo2' M' bo2 B2 bo2'
② B2' bo2 B2 S' B2' bo2' B2 S /逆:S' B2' bo2 B2 S B2 bo2' B2'
この手順は、中列回し(M,E)の回転量を調整することで移動パターンを変えられます。
例えば手順①の場合、図のように変化します。(クリックで拡大)
図の記号は1回目の中列回し。
2回目は1回目の逆手順。
インナーを揃える順番に制限はありません。
しかし長いセットアップは避けた方が良いでしょう。手順の途中で詰まった時に元に戻せなくなるリスクが高まります。
このため、私は図のような順序で揃えています。(クリックで拡大)
D面→3段目の帯状の部分→1段目の1ペア以外→1段目と4段目→U面→2段目の1ペア以外→2段目と5段目
補足 
ある記号が[ ]で囲まれていた場合、その記号の角度を問わない回転を表すものとします。
- 例:[U] = U,U',U2 U2'
「インナーを揃える」の①の手順はMの回転量で移動パターンが変化しますが、これはBの回転量でも同様です。
よって、手順①はbo2 [B]' bo2' [M] bo2 [B] bo2' [M] *1と書き表すことができます。 - bo2 B2' bo2' M bo2 B2 bo2' M'
① L2 D2 L2' R2 L2' R2' L2 [E] L2' R2 L2 R2' L2 D2' L2' [E]
② Lo2 U' Lo2' Bo2' U' Bo2 [E] Bo2' U Bo2 Lo2 U Lo2' [E] 図は、1回目の[E] = E の場合
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