ティグリス・リー・ジェン

「危ないところだった……」

Tigris Lee Zheng

外見

金と黒のメッシュの長い髪を後頭部で結う。
タイガーオレンジの瞳を持つ目は鋭く、滅多にその苛ついているような表情を変えない。
首にはチョーカーの形をした高性能爆薬を巻いている。虎化の効果をフルに活かすため、布そのものがある程度の耐久力をもつ服を着用する。
ブラウンで右腕が山吹色のタートルネックの長袖シャツとジーンズを着用し、ジーンズの左側のベルトと左大腿部に武器であるシャン・ユエの鞘を固定している。

人物

虎のフォーナス。
RWBY本編開始の５年前にあったホワイトファング構成員による誘拐事件の被害者であり、また犯行首謀者である同構成員の生体実験の被験者でもある。
実験は、フォーナスのもつ高い身体能力を限界まで引き出すもので、その影響で彼はセンブランスに覚醒、人虎とでも言うべき風貌と、非常な怪力、捷さを手に入れ、実験施設にいた、その時点で施設にいた首謀者を含む犯行グループと被害者を、憎悪と衝動のままに喰い散らかした。
正気に戻った彼が見たのは、自分が喰い散らかし皆殺しにした施設内の惨状であった。
当該虐殺の３週間後、警察及びハンツマンによる同研究施設の捜索により発見され、発狂し空腹を被害者の肉片で補っていた彼が発見され、誘拐事件の被害者であると確認された。
保護された彼は精神病院で社会復帰への道を歩み出すが、激昂すると虎と化し対象とその周辺にいる者を喰い殺そうとするセンブランスを抑制することはできなかった。
結果、コミュニケーションと戦闘による対処のできるハンツマンが社会復帰を担うことになる。
その道は非常に険しかったが、戦闘が一段落するとその事を非常に後悔する彼自信に戻る。
当該ハンツマンによるその際の心の支えがあったことで、彼はセンブランスを制御できるようになっていった。
現在では、完全ではないにしてもほぼ制御できるようになっている。ビーコンアカデミーには、師である当該ハンツマンの勧めで入学した

性格

常に苛ついているような表情をしており、その表情と、必要事項を短く言うのみのコミュニケーションなので、怒っているように捉えられるが本人は全くそういうことはない。基本的に内向的であるだけである。また、彼は狷介な一面もある。マタタビに弱い。

能力

センブランスは獣化。一時的に猛虎になる。
現在ではほぼ制御できているが、激怒することにより制御不能に陥り、周囲の者を殺傷する恐れがあるので、そうなったときのために、自分の武器の鞘に爆弾の起爆スイッチを備えており、正規の方法以外で大腿部の固定部品が外れたり破れたりすると、首に巻かれた高性能爆薬が起爆することになっている。
当該爆薬は起爆スイッチ起動後30秒以内に正規の解除方法で解除すれば起爆しない。
虎化はおよそ数分から数時間内に解け、一定ではない。
体全体だけでなく、部分的に虎化することもできる。
全身であっても部分的にであっても、次回に虎化するまでに、虎化していた時間ほどのインターバルを必要とする。