ベル・アコニタム

「なら、こんなことする理由もないよね」

Velle・Aconitum

外見

[添付]
三つ編み混じりのロングツインテール｡服は白いワイシャツに赤いタイリボン、ダブルベルトに同じく赤いミニスカート。
両脚は根元から白銀色に赤いラインの走る義肢になっている。スカートは扇情的なまでに丈が短いが、義足で戦いやすくする為。基本義足は剥き出しで靴下やシューズは履いていない。

人物

ヴェイルの下町で繊維工場を営む、やや裕福な家庭の生まれ。幼い頃のある日跡を継ぐ者として工場見学をしていたが、機械の巻き込み事故によって両脚を根元から切断される｡突然ベルを襲った悲劇を悲しんだ両親は、アルゼナル・レギールングの試作品である高性能の戦闘用義肢を手に入れベルにプレゼントする。地面を歩ける喜びを取り戻した彼女は折角の義肢を存分に使いこなす為街の自警団に入隊｡鍛錬を重ねつつグリムや強盗などを退治していた。その中での活躍が認められ、自警団の団長からビーコンアカデミーへの入学を勧められる。

性格

基本無表情だが無感情ではなく、むしろ自分の思った事を包み隠さず表現する素直クール。だが時々素直すぎてその場の空気を乱すマイペースな部分も。元々愛情深く育てられた上に、自分の為に大金を払ってまで義足を手に入れてくれた恩がある為両親との関係は良好。長期の休みには帰省して顔を見せることが多い。
何事に対しても躊躇いがなく、実際必要とあらば殺人さえ表情一つ変えず行える。あくまで必要な場合であり、本人自体は｢殺さず更生できるならそっちがプラス｣｢本当にどうしようもないやつだけ手に掛ける｣という主義。
繊維工場の娘なだけあってか、刺繍の腕は天才的で一番の趣味。だが、時々前触れもなく奇天烈なセンスを披露してチームメイトを驚かせる事も

能力

センブランスの｢トランス・エンブロイダリー｣は体の一部分を螺旋状の糸に変えることが出来る。使用するとその部位が解ける様に糸状に変化し、伸ばしたり相手の身体に絡んだり銃弾を避けたりと自由に操作が可能。変化させられるのは一度に1箇所のみだが、体の一部であれば例え胴体でも頭でも糸状に出来るためわざと相手への威嚇として使う事もある。また、腕の一部を糸状にしても手の方は通常通りに使える為、義肢のメンテナンス中で動けない時には積極的に使う。
戦闘スタイルとしては義肢による筋力と骨の制限のないパワー的な足技と、義肢に仕込まれた無数の刃や爆弾や銃を使い分け踊る様に前線で戦う。足裏や脛に当たる部分からブレードが生え、太股の部分にはロボットアームに取り付けられた刃(片方に3本ずつ、計6本)が収納されていて、全て展開すると正しく蜘蛛のような姿になる。
また、粛清モードこと、相手を本気で葬ろうとすると足に当たる部分が変形し槍の様にに鋭い棘となり、無駄のない蹴り技によって容赦無く相手を貫く。しかしこの形態は本人曰く｢歩きずらい｣のと、身体への接続部に大きく負担が掛かり、最悪生身の方が耐え切れずに接続部から大量出血する危険性があるとのこと。